メシエちゃんを愛でるためのメシエちゃんすこすこスレッドR-18版
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原チャリライダー
52019年02月05日 20:14 ID:i5sednciトラオムくん「モノによるが…殻を割ると、栗の中身は確かに脳に似ていたりするよな?」
…困惑するキズナちゃん。
キズナちゃん「え…私に聞かれても…」
メシエちゃん「見た事ないよね?」
ボクは苦笑する。一応、研究者の端くれだったボクは知っていたけれど〈キズナちゃんを助けなければ!〉という使命を感じた。
トラオムくんは焼栗を1つパリっと割って話を続けた。
トラオムくん「ふむ…どっちを見た事が無」
メシ&キズ『脳に決まってるじゃない!』
トラオムくん「そ、そうか。いや、今食べているのはさほど似ていないと思っ」
メシ&キズ『だから、分からないって‼︎』
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原チャリライダー
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原チャリライダー
32019年01月28日 08:34 ID:i5sednci塔の頂上…とはいえ元々ここは最上階だった。俺は以前、ここに天文台を作った。"ひたすら耐える様に過ごす長い夜"は、研究に没頭する時間に変わった。
「この世界に至って意味を失った」
…事実だし確かにそう言った。しかし「メシエちゃんの鳥がとまる場所にして良い」とは言っていない。崩れ去る振動と音に思わず眼を覆った。。「構わないよね?」…順序が逆だ。
それから、大した目的も無くやってくる2人と1羽に取り憑かれる事となった訳だが。
[何万年も前に放たれた光を観る]…そんな感動はもう無い。だが、それに劣らない小さな輝きを、自らの心の中に見つけたりもする。
──トラオムの■■
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原チャリライダー
22019年01月21日 02:19 ID:i5sednci繋がって…ないよね、やっぱり。
初めて謎の鳥に乗せてもらった。メシエちゃんと会って、初めて美しいという感覚を知った。それ程の人だから、憧れの中に空虚な自分が居て…私は怖かった。
雲が…下に見える…!情けなく座り込んでしまった。私は無言のまま問いかける。私は君の近くに居ていいのかな?…返答は勿論無い…ただ不意に声が聞こえた。
「大丈夫だよ、落ち着くまで座っててね」
…驚いて声が出ない。精一杯、心の中で頷いた。
「風が気持ちいいね」…うん
「塔までもうすぐだよ」…うん
「…少しは支えになるかな?」…?
メシエちゃんの手が差し出され、私の手は自然に繋がった。
──キズナの夢