Set5.5 理解力を高めるための考え方解説①
TFTの基本的な考え方についての記事です。Set5.5と書いてありますがなるべく全Setに共通する考え方を紹介する記事を目指しました。
はじめに
この記事はランクを上げるためではなくTFTの理解力を上げる為の記事です。なるべくどんなSetが来ても対応できるような知識の紹介を目指しました。
筆者の実力はたまにチャレンジャーになるグランドマスター
※10/15の画像 LoLCHESS戦績リンク
目次
用語集
- 1-1,1-2...→ステージ1の1ラウンド目、ステージ1の2ラウンド目の略。
- 寿司→ドラフトラウンド=アイテムとチャンピオンを取るラウンドのこと。
- 利子→所持ゴールドに応じてもらえるボーナスゴールドのこと。10~19で1ゴールド、20~29で2ゴールド、50~で5ゴールドのボーナス。
- 連勝/連敗ボーナス→ラウンド開始時に連勝/連敗に応じてもらえるボーナスゴールドのこと。2,3連勝/連敗が1ゴールド、4連勝/連敗が2ゴールド、5~連勝/連敗が3ゴールド。
- ★1、★2、★3→チャンピオンのスターレベルのこと。スターレベルが上昇すると攻撃力と体力が1.8倍されてスキルも強化される。
- 重なる→チャンピオンのスターレベルがあがること。
- 〇コス→1コス=1コストのチャンピオンの略。チャンピオン購入にかかるゴールドによる分類。正式名称はティア1のチャンピオン。
- 自然ロール→ラウンド開始時の自動リロールのこと
強い構成を知る
最初の頃はチャンピオンやアイテムの使い方を覚えれば覚えるほど強くなるので情報サイトを駆使して調べましょう。
チャンピオンの組み合わせの中で特性や前衛後衛のバランスがよいものを強い構成になります。もちろん状況や引きに応じて変化しますが様々な雛形を覚えておくと立ち回りの幅が増えます。
Set毎に大まかな構成の形は決まっているがパッチによってそれぞれの強弱がコロコロ変わるため最新の情報を追いましょう。
MetaTFTのComps
Avg PlacementとPick Rateを見て強そうな構成を確認しましょう。ランク帯やサーバーでフィルターすることもできます。
上位プレイヤーのTierリスト
チャレンジャー帯での主観も入るがそれぞれに説明が入っているので参考になります。
戦績サイトを見る
上位プレイヤーの戦績を見てよく狙っている構成を確認できます。
戦績サイトはLoLCHESSが一番人気で使い勝手も良い。tactics.toolsは少し重いが現パッチ中のLP増減などLoLCHESSよりも詳細な戦績データが見れるしMetaTFTのようなデータも乗っている全部盛りサイト。
TFTのポイント
体力の考え方
このゲームは体力が1になっても上振れて最強の盤面を完成させればそこから全勝して1位をとることもできます。しかし他のプレイヤーも同様に最強盤面を完成させる可能性があります。そうなるとそのプレイヤーが全員の体力を減らすので上位に残るプレイヤーは基本的に体力が多い順になります。
なので体力有利を作ることは誰かがとんでも上振れをしてもtop4を狙いつつ7,8位を回避できるのでランクでは安定した基本の立ち回りとなります。
レベル上げのタイミング
序盤はレベルを上げることで盤面の体力や攻撃力、特性ボーナスが増えるため簡単に盤面を強化できます。終盤はチャンピオン排出率が変わり強力な高コストの排出率が上がるためリロールの価値が上がります。
基本的なレベル上げタイミング | ||||
2-1 | 2-5 | 3-2 | 4-1 | 5-1 |
---|---|---|---|---|
レベル4 | レベル5 | レベル6 | レベル7 | レベル8 |
いろんな戦略があり常にこの通りにレベルを上げる必要はありませんが、最初はこれを基準に自分や周りが連勝を狙っているか、利子を優先してあとから捲くってきそうかを判断できるようになります。
レベル6が3-1でない理由
ゴールドを使ってレベルを上げているのでもちろん勝ちたい、勝ちにいくタイミングです。勝つためにリロールすることを考えると経験値の関係上3-2でレベル上げをする時よりも4ゴールド多く必要になり、1ラウンド分の5ゴールド、利子ボーナスなどを考えてリロールに使えるゴールドは10ゴールドくらいの差がでます。レベル6リロールで特に欲しい3コスを重ねるにはリロール回数もチャンピオン購入ゴールドも多いため中途半端なリロールだと3体目が引けずにベンチで役に立たない3ゴールドになり利子も取れずに盤面も強くならない最悪の状態になるリスクがあるためリロールする場合は3-2なほうが無難になります。
リロールをせずに盤面に6体出すだけだと自然ロールで強い相手や3-2でリロールして強くしたプレイヤーに当たると勝てないため1ラウンド早く上げるメリットがあまりない。
3-1でレベルを上げる状況は基本的にステージ2で連勝してほかプレイヤーよりもゴールドが多く、更に連勝を狙う選択である場合が多いです。
レベル7,8に上げるタイミングが4-1,5-1なのは4コス、5コスが強いこと、その時間帯に負けると体力が大きく減らされるなど理由にレベル7、8でリロールして強くすることの価値が高く、そのためにゴールドを貯めて備えておくことができるという違いがあります。
連勝/連敗を意識する
連勝/連敗ボーナスは最大3ゴールドで30利子と同じボーナス量ですが序盤のステージ2ではレベルを上げていると20利子ですら取るのが難しいため非常に強力なボーナスです。連勝/連敗ボーナスで所持ゴールドが増え、そこから利子ボーナスもどんどん増えていくので誰よりも圧倒的なゴールドを生み出せます。
つまり最初から最後まで連勝し続けるのが最強ということになりますが毎回そんなことはできないため、自分の盤面が弱いなら素直に連敗して捲る準備をする。重なりがいいならレベルを上げたり、アイテムを作って連勝を狙うというメリハリを付けましょう。
このボーナスはPvEラウンドでも受け取れるため特に○-5,○-6ラウンドの勝敗を合わせることができると効果的です。
ステージを2つ連続で負けない
連敗ボーナスは強力ですが体力は有限なため極端な話負けるたびに10ダメージ受けるならステージを2つ連続で全敗すると死にます。そうでなくとも体力が大幅に不利だと7、8位率が高まるため危険です。特定の構成(1コス★3のスローロール、3-5レベル7オールインなど)では連敗し続ける選択をすることも多いですがそれは序盤から決め打って最大限利子を取り完璧なアイテムを作ってコアチャンピオンを引ければそこから勝ち続けられる、引けなきゃ負けると分かってやるから成立するものです。次のステージで勝つために連敗をしてゴールドを貯めているということをしっかり意識しましょう。
リロールするときは10ゴールドは残す
最終盤や死にそうな時を除いた場面では最低でも10ゴールドは残しておいたほうが無難です。○-1ラウンドで10、○-2ラウンドで16ゴールド、○-3ラウンドで22ゴールド,○-5ラウンドで29ゴールドとなり寿司で拾ったチャンピオンを売ることで30利子に到達できます(途中でチャンピオンを購入しない場合)。
正確に利子を考えながらリロールするよりも自分の盤面の強さや状況判断に注力して体力を守るほうが大切なのでなんとなくで大丈夫です。
もう一つ重要なのは寿司終わりの○-5ラウンドで30ゴールド持っていること。○-6で38ゴールド○-7のPvEラウンドで46ゴールド、次のステージの○-1で50ゴールドあるためレベル上げを無理なくできます。
PvP勝利ボーナスや連勝/連敗ボーナスが組み合わされば更に獲得量を増やせるため合わせて覚えておきましょう。
アイテムをこだわり過ぎない
MetaTFTなどでどのアイテムを作るかを参考にする思いますが特に序盤はこのアイテムを作っても大丈夫なのかとわからなくなると思います。
重要な考え方はアイテムは作って持たせない限りなんの役にも立っていないということです。例えばステージ3までアイテムを作らないならステージ2をアイテムなしで乗り切ろうとしているということになります。これならステージ3で90点のアイテムを作るよりもステージ2から70点のアイテムを作って体力有利を作るほうが効果的です(連敗して下から捲るための選択なら別)。
まず特定の理想装備を作ろうとする理由は最終盤面で最も強い盤面を作りたいと考えるからです。しかし最終盤面で最も強い盤面とはチャンピオンが全て重なっている、理想装備がある、対戦相手の構成と相性がいい、うまく配置するなど様々な要素がうまくいった時に初めて完成して一位を取れるものです。どんなに完璧な装備を作っても相手が4コス★3を作ったら勝負はわからなくなります。
それに対して序盤からアイテムを作る理由は連勝をしたい、ダメージを減らしたいなど体力有利を作るものです。
なので序盤に連勝して余裕がある時に1位を狙うために少し待つ、連敗展開でも理想装備を作れば捲れるなどの状況では100点のアイテムを目指し、それ以外では最終盤のアイテムが多少弱くても体力有利で5コスチャンピオンを重ねるなどの上振れがあればたまには1位を取れるし、下振れても5位くらいで抑えられる70点のアイテムをとっとと作ったほうが安定した立ち回りになります。
基礎的な考え方の記事紹介
上記以外にも重要なことがあるのでいろいろな人の考え方の記事を紹介します。
以前のSetの記事もありますがSetを跨いだ基本的な考え方が記載されています。それぞれ参考にしましょう。
次のステップ
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