TFT解説② 基本の考え方
TFTの基本的な考え方について解説します。どのSetでも通用する考え方の解説を目指してます。
目次
用語集
- 1-1,1-2...→ステージ1の1ラウンド目、ステージ1の2ラウンド目の略。
- 寿司→ドラフトラウンド=アイテムとチャンピオンを取るラウンドのこと。
- 利子→所持ゴールドに応じてもらえるボーナスゴールドのこと。10~19で1ゴールド、20~29で2ゴールド、50~で5ゴールドのボーナス。
- 連勝/連敗ボーナス→ラウンド開始時に連勝/連敗に応じてもらえるボーナスゴールドのこと。2,3連勝/連敗が1ゴールド、4連勝/連敗が2ゴールド、5~連勝/連敗が3ゴールド。
- ★1、★2、★3→チャンピオンのスターレベルのこと。スターレベルが上昇すると攻撃力と体力が1.8倍されてスキルも強化される。
- 重なる→チャンピオンのスターレベルがあがること。
- 〇コス→1コス=1コストのチャンピオンの略。チャンピオン購入にかかるゴールドによる分類。正式名称はティア1のチャンピオン。
- 自然ロール→ラウンド開始時の自動リロールのこと
体力の考え方
このゲームは体力が1になっても上振れて最強の盤面を完成させればそこから全勝して1位をとることもできます。しかし他のプレイヤーも同様に最強盤面を完成させる可能性があります。そうなるとそのプレイヤーが全員の体力を減らすので上位に残るプレイヤーは基本的に体力が多い順になります。
なので体力有利を作ることは誰かがとんでも上振れをしてもtop4を狙いつつ7,8位を回避できるのでランクでは安定した基本の立ち回りとなります。
受けるダメージを減らす
最終盤に4コス★3に轢かれてギリギリ体力負けした時は運ゲーじゃんと萎えると思いますがもしかしたら序中盤の盤面次第で順位を上げられたかもしれません。
ステ2、ステ3ではステージ別の基礎ダメージが低いので負け自体はそこまで問題ではありません。重要なのはチャンピオンの数を減らしダメージを軽減することです。
ステ2で毎回1体減らせていれば体力差が10点にもなるので意識しましょう。
攻撃対象を合わせる
横に並べるよりも一体に攻撃を合わせるほうが数を減らしやすい。
柔らかい敵を狙う
★2の硬い前衛を狙うとずっと倒せずにターゲットが切り替わらないため数が全く減らせないため重なってない方を狙うようにする。
重なりが同じならシールドや回復などのタンクスキルを持っていないチャンピオンを狙いましょう。
単体攻撃のチャンピオンを使う。
最低限の前衛で時間を稼ぐ間に敵の数を減らしやすい。
スキルが範囲攻撃、サポート系のチャンピオンを避ける
範囲攻撃はチャンピオンの数が増える終盤で効果的に機能するが序盤だと重なりも悪く装備も前衛も整わずスキルを打つ回数も少ないため敵全体を削るが誰も倒せずに大ダメージを食らう可能性が高まる。勝つために選択するなら良いが、重なりが悪く負けると分かっているならなら一体でも多く倒せる盤面の方が良い。
アサシンで柔らかい後衛を狙う
アサシンを使うならば卓に1体だけの後衛が多いか、左右のどちらに配置しているか、後ろに寄せた配置をしていないかを確認しよう。
レベル上げのタイミング
序盤はレベルを上げることで盤面の体力や攻撃力、特性ボーナスが増えるため簡単に盤面を強化できます。終盤はチャンピオン排出率が変わり強力な高コストの排出率が上がるためリロールの価値が上がります。
基本的なレベル上げタイミング | ||||
2-1 | 2-5 | 3-2 | 4-1 | 5-1 |
---|---|---|---|---|
レベル4 | レベル5 | レベル6 | レベル7 | レベル8 |
いろんな戦略があり常にこの通りにレベルを上げる必要はありませんが、最初はこれを基準に自分や周りが連勝を狙っているか、利子を優先してあとから捲くってきそうかを判断できるようになります。
レベル6が3-1でない理由
ゴールドを使ってレベルを上げているのでもちろん勝ちたい、勝ちにいくタイミングです。勝つためにリロールすることを考えると経験値の関係上3-2でレベル上げをする時よりも4ゴールド多く必要になり、1ラウンド分の5ゴールド、利子ボーナスなどを考えてリロールに使えるゴールドは10ゴールドくらいの差がでます。レベル6リロールで特に欲しい3コスを重ねるにはリロール回数もチャンピオン購入ゴールドも多いため中途半端なリロールだと3体目が引けずにベンチで役に立たない3ゴールドになり利子も取れずに盤面も強くならない最悪の状態になるリスクがあるためリロールする場合は3-2なほうが無難になります。
リロールをせずに盤面に6体出すだけだと自然ロールで強い相手や3-2でリロールして強くしたプレイヤーに当たると勝てないため1ラウンド早く上げるメリットがあまりない。
3-1でレベルを上げる状況は基本的にステージ2で連勝してほかプレイヤーよりもゴールドが多く、更に連勝を狙う選択である場合が多いです。
レベル7,8に上げるタイミングが4-1,5-1なのは4コス、5コスが強いこと、その時間帯に負けると体力が大きく減らされるなど理由にレベル7、8でリロールして強くすることの価値が高く、そのためにゴールドを貯めて備えておくことができるという違いがあります。
連勝/連敗を意識する
連勝/連敗ボーナスは最大3ゴールドで30利子と同じボーナス量ですが序盤のステージ2ではレベルを上げていると20利子ですら取るのが難しいため非常に強力なボーナスです。連勝/連敗ボーナスで所持ゴールドが増え、そこから利子ボーナスもどんどん増えていくので誰よりも圧倒的なゴールドを生み出せます。
つまり最初から最後まで連勝し続けるのが最強ということになりますが毎回そんなことはできないため、自分の盤面が弱いなら素直に連敗して捲る準備をする。重なりがいいならレベルを上げたり、アイテムを作って連勝を狙うというメリハリを付けましょう。
このボーナスはPvEラウンドでも受け取れるため特に○-5,○-6ラウンドの勝敗を合わせることができると効果的です。
ステージを2つ連続で負けない
連敗ボーナスは強力ですが体力は有限なため極端な話負けるたびに10ダメージ受けるならステージを2つ連続で全敗すると死にます。そうでなくとも体力が大幅に不利だと7、8位率が高まるため危険です。特定の構成(1コス★3のスローロール、3-5レベル7オールインなど)では連敗し続ける選択をすることも多いですがそれは序盤から決め打って最大限利子を取り完璧なアイテムを作ってコアチャンピオンを引ければそこから勝ち続けられる、引けなきゃ負けると分かってやるから成立するものです。次のステージで勝つために連敗をしてゴールドを貯めているということをしっかり意識しましょう。
リロールするときは10ゴールドは残す
最終盤や死にそうな時を除いた場面では最低でも10ゴールドは残しておいたほうが無難です。○-1ラウンドで10、○-2ラウンドで16ゴールド、○-3ラウンドで22ゴールド,○-5ラウンドで29ゴールドとなり寿司で拾ったチャンピオンを売ることで30利子に到達できます(途中でチャンピオンを購入しない場合)。
正確に利子を考えながらリロールするよりも自分の盤面の強さや状況判断に注力して体力を守るほうが大切なのでなんとなくで大丈夫です。
もう一つ重要なのは寿司終わりの○-5ラウンドで30ゴールド持っていること。○-6で38ゴールド○-7のPvEラウンドで46ゴールド、次のステージの○-1で50ゴールドあるためレベル上げを無理なくできます。
PvP勝利ボーナスや連勝/連敗ボーナスが組み合わされば更に獲得量を増やせるため合わせて覚えておきましょう。
アイテムをこだわり過ぎない
MetaTFTなどでどのアイテムを作るかを参考にする思いますが特に序盤はこのアイテムを作っても大丈夫なのかとわからなくなると思います。
重要な考え方はアイテムは作って持たせない限りなんの役にも立っていないということです。例えばステージ3までアイテムを作らないならステージ2をアイテムなしで乗り切ろうとしているということになります。これならステージ3で90点のアイテムを作るよりもステージ2から70点のアイテムを作って体力有利を作るほうが効果的です(連敗して下から捲るための選択なら別)。
まず特定の理想装備を作ろうとする理由は最終盤面で最も強い盤面を作りたいと考えるからです。しかし最終盤面で最も強い盤面とはチャンピオンが全て重なっている、理想装備がある、対戦相手の構成と相性がいい、うまく配置するなど様々な要素がうまくいった時に初めて完成して一位を取れるものです。どんなに完璧な装備を作っても相手が4コス★3を作ったら勝負はわからなくなります。
それに対して序盤からアイテムを作る理由は連勝をしたい、ダメージを減らしたいなど体力有利を作るものです。
なので序盤に連勝して余裕がある時に1位を狙うために少し待つ、連敗展開でも理想装備を作れば捲れるなどの状況では100点のアイテムを目指し、それ以外では最終盤のアイテムが多少弱くても体力有利で5コスチャンピオンを重ねるなどの上振れがあればたまには1位を取れるし、下振れても5位くらいで抑えられる70点のアイテムをとっとと作ったほうが安定した立ち回りになります。
基礎的な考え方の記事紹介
上記以外にも重要なことはありますし、いろいろな人の考え方を見ることも必要だと思うので紹介します。
以前のSetの記事もありますがSetを跨いだ基本的な考え方が記載されています。それぞれ参考にしましょう。
参考にしたもの
- プレイヤーダメージを減らす
- リロールするときは10ゴールドは残す