ギア比 チューニング指南
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カーパーキングにて無限の可能性を秘める奥の深いギア比チューニングについての記事です。
目次 (ギア比)
カーパにおけるギア比とは
ギア比(gear ratio)とは、2つの歯車(ギア)の歯数の比率のことである。歯車比ともいう。自動車では、タイヤを1回転するのに必要なエンジン回転数のことで、このギア比を変えることで変速することができる。
ギア比が低い(大きい)と、1つのギア(歯車)で出せる力は少ないが、加速はしやすい。一方、ギア比が高い(小さい)と、1つのギアで出せる力は大きいが、加速はしづらくなる。
ギア比を理解するための例として、自転車が挙げられる。
自転車ではギア比が高いほど、楽な力でペダルを漕ぐことができる。逆に、ギア比が低いとペダルを漕ぐのに大きな力が必要になるが、その分、速度も出る。
ギア比が2.00:1の場合、ペダルを2回転させることでタイヤが1回転する、ということである。
車におけるギア比は、速度段が1速~3速では高く設定され、4速では1:1のギア比(直結)に、5速~は低く設定される。つまり、ハイギアになるほど、少ないエンジン回転数でタイヤを回転させることができ、速度も出るという訳である。
カーパーキングではギア比というと、主にこれらトランスミッションのチューニング、セッティングのことを指す。
ギア比のセッティングを見直すだけで車は劇的に速くなったりするので是非ともマスターしたい項目だ。
ギア比を弄るメリット
速くなる
車の馬力をただ上げただけでは、有効なパワーバンドやトップスピードを使えていない場合が発生する。ギア比に調整するだけでパワーを無駄なく使うことができ、車の加速力もしくは最高速を上げることが出来る。
街乗りへ最適化できる
カーパーキングではゆったりドライブして流す人も多いだろう。
しかし、高馬力車などでは巡航回転数が高かったり、発進時にホイールスピンしてしまうなど様々な問題が発生する。
ギア比を少し調整するだけでこれらを簡単に解決し街乗り走行への最適化や燃費向上をすることができる。
駆動系の調律
ファイナルギア比
エンジンパワーを最高速重視にも加速重視にも振り分けられるのが、ファイナルギアの歯車の比率を変えること。つまりファイナルレシオの変更だ。とくにファイナルレシオをローギアード化すれば、ピーキーな高回転・高出力型エンジンのパフォーマンスを引き出しやすくなり、格段の加速性能アップが期待できる。
↑ファイルギアはセッティング画面最上段に位置している。
ファイナルギア比は比較的簡単にセッティングでき、初心者にもおすすめだ。まずはファイナルギアを弄ることから始めるのを勧める。
↑ファイナルを少し弄るだけでここまで速度の差が出る。
<Tips>
ファイナルギア比の数値を0.00にすると車は動かなくなる。
オフラインミッションのドラッグレースなどで裏技として使える。
ハイギアード化
低いエンジン回転数で車速を伸ばすことができるため、トップスピードを重視するようなシチュエーションでは有利に 作用する。また、燃費面でのメリットも大きい。反面、エンジン回転を上げてパワー/トルクバンドに入れるまでにタイム ラグを生じるため、加速が緩慢になることは否めない。タイトコーナーからの立ち上がりなどでは、有効なパワー·トルクを引き出しにくく、十分な加速力を得るのは難しくなる。
ローギアード化
3速や4速といった比較的高いギアポジションでも高回転を維持しやすいため、最高速は犠牲になるが、有効なパワー。 トルクを引き出しやすく、加速性能を高めることができる。 また、コーナリングでもエンジン性能をフルに生かした立ち 上がり加速が可能で、とりわけタイトコーナーが主体のテクニカルコースとのマッチングは申し分ない。ただし、アクセル操作に対するエンジンのピックアップが鋭くなる分、オーバーレブに対する注意が必要になる。
ミッションギア比
ファイナルギアを理解したら次は各それぞれのミッションギア比を調整しよう。ゲーム内では上記画像で四角く囲った部分がミッションギア比の項目だ。車両によってギアの段数は変わってくる。
一般的に、ミッションのチューニングといえばギアのクロスレシオ化(隣り合うギアの比率を接近させること)を意味し、有効なパワーバンドの維持がしやすくなる。加速性能も大きく向上するが、ファイナルとの組み合わせによってはオーバーレブさせやすくなり、頻繁なシフトチェンジが求められる。
〈Tips〉
カーパーキングではギア比を0.00にするとそのギアはAT時に省略される。そのため1速を0.00にするとATだと自動的に2速発進になり6AT風になる。この特性を活かして低いギアを0.00にすることで4ATや5ATを作ることが可能だ。
クロスレシオ
マニュアルトランスミッションの各ギアの比率を接近させたものがクロスミッション。比率を狭めるほど、シフトアップ 時のエンジン回転の落ち込みが少なくなり、パワーを効率よ く引き出せるようになる。特にハイカムを組むなどして、 パワーバンドが狭められた自然吸気式エンジンに適したギアリングといえる。コースレイアウトなどに応じ、ファイナルレシオとのマッチングも含めて設定するのが一般的だ。
ワイドレシオ
ハイギアード化と同様、一般的な市販車は燃費を重視し、エンジン回転を低く抑える目的で各ギアの比率を大きく設定する。その結果、シフトアップしてもエンジンパワーがマイルド に路面に伝わるようになり、加速力が犠牲となってしまう。通常、 1速から5速、ないし6速すべてをワイドレシオに設定することは考えにくく、発進·加速で使う1速·2速はクロスレシオ、3速以上をワイドレシオというように、エンジン特性やコースレイアウトなどに応じて、クロスとワイドを組み合わせることが多い。
ドライブトレイン実践編
基本を抑えたら実践編。最適なセッティングを見つけ出そう。
クロスレシオとワイドレシオ
コーナーの連続するワインディングから長いストレートを持つサーキットまで、クルマが走るステージはさまざまだ。そんな時、ドライブトレインのギア比を変更することで、エンジン特性をそのステージに最適な形で取り出すことが可能となる。ギア比の変更にはトランスミッション自体のギア比とファイナルギアのギア比が影響する。 たとえば低中速コーナーが連続するコーナーでは、トップスピードの伸びよりもコーナーからの加速力を重視したい。そんなときはクロスレシオにしてパワーバンドを維持しやすくする。
逆に長いストレートが勝負を決めるようなサーキット なら、ワイドレシオで最高速が伸びるセッティングにすればいい。一方ファイナルギアのギア比は、トランスミッション全体の性格を左右する。同じトランスミッションでもファイナルギアを低くすれば加速重視の性格となり(到達最高速度は落ちる)、高くすれば最高速度を高める性格になる (加速性能は落ちる)。最初のうちは個々のギア比は変えずに、ファイナルギアだけを変更しよう。 サーキットなどのストレートの終わりで最終ギアがきちんとレッドゾーンに達する(吹け切る)かを目安にするといい。
〈Tips〉
少し話がそれるが、同じパワー・同じギア比でもパワーウェイトレシオ*1の影響で車によって加速力が違ったりする。課金エンジンが積めて尚且つ車重が軽いハコスカやゴルフ2などがパワーウェイトレシオが優れているため、サーキットのタイムアタックなどでも好成績を残すことが多い。
[初心者向け] おすすめギア比
読んでも理解できない!数値はよ!って方のために汎用性の高いギア比テンプレートを記載しておきます。
- ギアボックスのチューニング必須。
- あくまで参考値です。車両の車重などによって最高速や加速感は変わります。完全再現するには足回りなどその他のセッティングも必要です。各自で最適設定を見出して下さい。
- ファイナルギア比はお使いの車両によって各自調整願います
- 今後のアップデートによる仕様変更などで挙動が変わる場合があります。
- まだまだ研究が不十分なためガチ勢からツッコミがあるかもしれませんが、もっと良いギア比があればコメント欄にお願いします。
街乗りオススメ ギア比
基本的に街乗りATのみの人向けで速さを求めないマイルドなセッティングです。適正馬力以上でも使えますがその場合は5段以上のギアセッティングのほうが良いです。
3AT仕様
小型・低馬力車におすすめの3速セッティング。
ギア | 数値 |
1~4 | 0.00 |
5 | 2.47 |
6 | 1.53 |
7 | 0.88 |
馬力 | ~250hp |
4AT仕様
ワイドでマイルド。一昔前のAT車にも多く採用されていたため、実車の数値を探して設定するのも良い。
ギア | 数値 |
1~3 | 0.00 |
4 | 2.78 |
5 | 1.54 |
6 | 1.00 |
7 | 0.69 |
馬力 | ~350hp |
600馬力クラス
発進時の加速重視です。
ギア | 数値 |
1 | 5.00~6.00 |
2 | 4.30 |
3 | 3.10 |
4 | 2.43 |
5 | 1.85 |
6 | 1.26 |
7 | 1.00 |
最高速度 | 約400km/h |
900馬力クラス
バランス型
トップスピードの伸びを重視。
ギア | 数値 |
1 | 5.00~6.00 |
2 | 4.15 |
3 | 3.10 |
4 | 2.40 |
5 | 1.70 |
6 | 1.26 |
7 | 0.95 |
最高速度 | 約460km/h |
ゼロヨン・ドラッグレース向け
車両によっては1695馬力の純正に勝てるかも…
ギア | 数値 |
1 | 2.18 |
2 | 1.30 |
3 | 0.10 |
4 | 0.62 |
5 | 0.45 |
6 | 0.35 |
7 | 0.30 |
Final | 3.00 |
最高速度 | - |
1695馬力・2000馬力クラス
バランス型
汎用性・扱いやすさ重視。
ギア | 数値 |
1 | 5.00~6.00 |
2 | 4.30 |
3 | 2.95 |
4 | 2.30 |
5 | 1.50 |
6 | 1.20 |
7 | 1.05 |
最高速度 | 約500km/h~ |
ドラッグレース型
初動と4速以降の伸びを重視
ギア | 数値 |
1 | 2.70 |
2 | 1.55 |
3 | 0.80 |
4 | 0.66 |
5 | 0.45 |
6 | 0.27 |
7 | 0.15 |
Final | 2.80前後 |
最高速度 | 約550km/h~ |
加速+トップスピード型
中間加速が乏しいが初動と450km/h以降の速度伸びが良いタイプ。
トップスピードを重視したい場合におすすめ
CD値、車重が軽い方が良い。
ギア | 数値 |
1 | 6.00 |
2 | 4.05 |
3 | 2.60 |
4 | 1.80 |
5 | 1.12 |
6 | 0.60 |
7 | 0.15 |
Final | 0.75前後 |
最高速度 | 約500km/h~ |
700馬力 F1向けギア比
Type1
そこそこ出ればよい方向け。
ギア | 数値 |
1 | 2.70 |
2 | 2.13 |
3 | 1.66 |
4 | 1.10 |
5 | 0.60 |
6 | 0.46 |
7 | 0.20 |
Final | 6.00 |
最高速度 | 約600km/h |
Type2
トップスピード重視
伸びるがストレート道路が足りない()
ギア | 数値 |
1 | 3.70 |
2 | 1.91 |
3 | 1.53 |
4 | 1.27 |
5 | 0.90 |
6 | 0.60 |
7 | 0.45 |
Final | 4.00 |
最高速度 | 約620km/h~ |
実車のギア比を参考にする
主要諸元表やサイトなどから実車のギア比を見つけてエンジンの大きさや馬力と一緒にセットすると、実車と同じような加速になるかもしれない。
(例)トヨタヴェルファイア30系前期
- 実車(30系ヴェルファイア諸元表を加工)
- カーパーキング
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