ドリフト講座

車探し

まず、ドリフトは車選びから始まる。

勿論自分の好きな車を優先してもよいが、先ずは練習用の車

いわゆる「ドリ車」を購入する事をおすすめする。

カーパーキング内でドリ車と言われて真っ先に出てくるのが、「シルビア S15」や「スカイラインGT-R BNR34」だ。正直この車はとても滑るしほとんどの場所に対応している。練習用に買うならまずはこの辺りだろう。※もちろん他の車でも良い

車のセッティング

さて、車を選べた所で次はドリフトチューンについて解説しよう。

まず、ドリフトには最低限の馬力が必要だ...といっても高馬力の車の方が大体は乗り易い。

なので最初は思い切って高級なエンジンを買ってみよう！

もちろん課金エンジンにしなくてもいい。

タイヤ

タイヤはツーリングタイヤをおすすめする。バーンアウトなどをしてタイヤの溝をなくす(=メーター横のインジケーターを前後ともに0%にする)のも忘れずに。

さて、それ以外をフルチューンすれば925hp(課金エンジン搭載の車両は1695hp)になっているはず。そこまで来たら次は重心設定だ。

重心

個人的にはドリフトにとって1番重要だと考えるのが重心だ。

まず重心とは、車の重さの中心、要は1番重い部分のこと。それをカーパでは自由に動かすことができる。それを使ってドリフト向きの重心設定にしてみよう。

まず重心の高さから車に合わせてみよう。重心の高さによる挙動の変化はドリフトにおいて重要なカーブの質を大きく変え、物によっては使い物にならなくなってしまったりもする。ここまで言われると難しそうに聞こえるかもしれないが、実は意外と単純で簡単だ。

今からそのセット方法を紹介しよう。

重心のセットアップ

まずはとにかく重心をどう変えるとどう動くのか理解しなくてはならない。

重心が極端すぎる場合の例を出そう。

極端な重心設定をすると...

このBMWは、重心が高すぎてカーブした時に遠心力に負けて今にも横転しそうになっている。

重心が高すぎると、遠心力によって車が横転してしまうのだ。

このシボレーは、重心が低すぎて地面より下になっているため、タイヤを軸に重心が振り子のようになり、地上の車体のバランスがめちゃくちゃに崩れてしまっているのだ。

　このような例を見て重心に対する理解が出来たなら早速重心の高さを決めてみよう。感覚的にはほんの少しだけ高いくらいが運転しやすい。

大体終わったと思ったら確認として、ドリフトしなくて良いのでシティやサーキットを少し走ってみよう。

ドリフトはずっとくねくね走っているように見えるが、真っ直ぐ走り、カーブが安定する車にする事は意外と大切だ。

　次に、重心の前後について。重心の前後は主にドリフトの距離、スピード、安定性を大きく変える。

これに関しては後述する。

ニ種類のドリフト

まず重心の前後に関しては魅せるドリフトをしたいか速いドリフトをしたいかによって異なる。

重心をやや前よりにすると魅せるドリフトがしやすくなる。具体的には長く、大振りで滑らかなドリフトになる。

だが、安定性が悪くなり、慣れていないと壁に激突することになる。それと、直進安定性が悪くなり、スピードを出しすぎると操作がかなり困難になる。

相対的にやや後ろにすると、安定性が高くなり、素早くキリッと角度を付けたドリフトが可能になる。

しかし、長い距離のドリフトがやりにくくなり、灯台や峠を走る事が困難になる。

どちらのドリフトを取るかは貴方次第。

足回り

足回りのセッティングは車によって変わってくる。参考画像のセッティングを少し弄ってもドリフトの挙動に大きく影響はないので使用している車ごとに最適なセッティングを探そう。

↑参考画像。車高やオフセット等は車によって変わってくるので参考にしなくてよい

足の硬さ等について詳しく書きたかったが文章では伝わりにくいのでこちらの検証動画を参考にすると良い。

ギア比

ドリフトの難易度を左右する一番のセッティング項目がギア比だ。一定のギアを保ったままスムーズにドリフトをするためにはその速度域に合わせたギアセッティングにする必要がある。

ここでは標準的なドリフトセッティングを紹介する。

アシスト設定

車の挙動をアシストするABSやTCSといった電子制御はすべてオフにしよう。

また挙動は今回紹介したセッティングではAWDにすることをお勧めする。

ドリフトの仕方

ここまでセッティングが完了すれば車両はかなりドリフトしやすい挙動になっている。

固定ギアでドリフトできるようにセッティングしたので走行中は基本的にMTモードで一定のギアにしたままにするのが良い。

ステアリングを少しきると車が滑り出すのでカウンターをあてて(進行方向と逆向きにステアリングをきる)ドリフト姿勢に入ろう。ドリフト中、姿勢を保つためにアクセルは踏み続けるのではなくこまめに抜こう。初心者はステアリング設定を『Arrow』にすると操作しやすいのでおすすめだ。

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