【リバリバ】円環世界と白昼夢-竜王編-の性能
リバリバのスクリプト「円環世界と白昼夢-竜王編-」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (円環世界と白昼夢-竜王編-の性能)
「円環世界と白昼夢-竜王編-」のステータス
| レア | SSR | ロール | ブレイカー |
|---|---|---|---|
| 実装日 | - | ||
| 初期値/最大値 | |||
|---|---|---|---|
| HP | - | 攻撃力 | - |
| 物理防御 | 15.0 | 特殊防御 | 0.0 |
「円環世界と白昼夢-竜王編-」のスキル
| 1 | 装備騎士の攻撃力がが33.00%増加する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の属性が爆発なら、装備騎士のBLADEゲージをためる量が33.00%上昇する |
| 3 | 装備騎士がハルなら、装備騎士が出撃するときコスト8回復する |
| 1 | 装備騎士の攻撃力がが16.50%増加する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の属性が爆発なら、装備騎士のBLADEゲージをためる量が16.50%上昇する |
| 3 | 装備騎士がハルなら、装備騎士が出撃するときコストx回復する |
「円環世界と白昼夢-竜王編-」の内容
円環世界と白昼夢 - 竜王編 -
「ですとろーい」
吐き捨てた自分の声が、まるで他人のもののように聞こえる。
血の気が通っていない。冷たく、か細い響き。ハルはほとんど気力だけで立っている。膝が勝手に震える。視界の端は滲み、焦点が定まらない。ハルは普段、こんな風に起きて戦うことなんてほとんど無かった。いつだって眠っている間に戦いは終わる。けれど今は、起きていなきゃいけない。ちゃんと目を開けて、戦わなきゃいけない。
歯を立てる。手の甲を噛む。腕を、噛む。痛みが走るたび、かすかな目覚めが体に戻る。それでなんとか意識を保とうとする。そうでもしないと起きていられない自分が嫌になる。
「ハルちゃん、駄目だよ!そんなに噛んだら、身体にキズついちゃう…血がいっぱい出ちゃうよ!!!」
バハムートの声が響いた。泣きそうな声で、ハルを呼ぶ。うるさいな、とハルは心の奥で思う。血なんて大したことじゃない。
それよりも、今は起きていることの方が大事だった。「だったらバハムートちゃんのこと噛んで!」とバハムートは辛そうに叫ぶけれど、バハムートを噛んでもハルの目は覚めない。だったら、自分の肉を噛むしかない。
「バハムートちゃんが全部やってあげるから。ね?任せて?」
バハムートは必死にハルを宥めようとする。ハルはその声に応えなかった。バハムートはいつだってハルの味方で、ハルを大事にしてくれる。それに甘えて悪態を吐くような自分も、ハルは嫌だった。眠っていないと、自分の嫌なところがいっぱい見えてくる。嫌なところ──弱いところ。泣きたくなる。
でも泣いている場合じゃない。
(シオン、ねぇねぇ…)
心のなかでその名前を呼んだだけで、ハルは泣きそうになる。
自分の苦しみなんて、痛みなんて、全然たいしたことない。取るに足らない。ずっとひとりで戦い続けているシオンと比べたら、こんなもの。
「ハルちゃん、少し休もう?ね?お願いだから…」
「さくりふぁーいす」
バハムートの声はだんだんと懇願の様相を帯びてくる。その声にハルは言葉を返さない。聞こえないふりをしている。聞きたくないから、聞こえない。「ハルちゃん……」と、悲しげなバハムートの声に耳をふさぐ。まるで子供の駄々っ子だ。それでも、ハルはどうしてもバハムートのお願いを聞けなかった。ごめんね、と小さく心で呟いて、バハムートから顔を背ける。バハムートはどうしたって『ハル』のことを守ろうとする。そんなバハムートの声を聞くわけにはいかない。
いつだって、にぃにとねぇねに頼ってばかりで。
ハルちゃんだって、家族を守りたいのに。
ずっとそう思ってきたのに。そう思ってきたんだから。
今ここで、眠るわけにはいかない。
ハルはぐっと唇を噛み締めた。口の端が切れ、鉄の味が口内に広がる。痛みでしか繋ぎ止められない意識を、それでも繋ぐ。
足は震え、視界は霞み、心は悲鳴をあげているけれど。
口の端を袖で拭う。バハムートの気配を背後に感じながら、ハルは前を向いた。


