【リバリバ】エバーブルーガーデン・3の性能
リバリバのスクリプト「エバーブルーガーデン・3」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (エバーブルーガーデン・3の性能)
「エバーブルーガーデン・3」のステータス
| レア | SSR | ロール | アタッカー |
|---|---|---|---|
| 実装日 | - | ||
| 初期値/最大値 | |||
|---|---|---|---|
| HP | / | 攻撃力 | / |
| 物理防御 | 15.0 | 特殊防御 | 0 |
「エバーブルーガーデン・3」のスキル
| 1 | 装備騎士のBLADEゲージをためる量が30.00%増加する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の攻撃力が30.00%上昇する |
| 3 | 装備騎士の属性が爆発なら、装備騎士の攻撃力が30.00%上昇する |
| 1 | 装備騎士のBLADEゲージをためる量が15.00%増加する |
|---|---|
| 2 | 装備騎士の攻撃力が15.00%上昇する |
| 3 | 装備騎士の属性が爆発なら、装備騎士の攻撃力が15.00%上昇する |
「エバーブルーガーデン・3」の内容
エバーブルーガーデン・3
——世界はとうに終わっていた。
そしてまだ、世界は終わっていなかった。
花束を胸に抱え、シオンは屋上にやってきた。
誰もいない。どうやら今日は貸し切りのようだ。
ふふん、と満足げに鼻を鳴らし、シオンは一番お気に入りの場所へ向かう。
屋上の、一番日当たりのいい場所。
それがシオンの一番お気に入りの場所だ。
そこで、猫に姿を変えて丸くなるのがシオンの楽しみだった。
けれど、今日だけはそれをしない。
代わりに、シオンはそこに花束を置いた。
「……きれい、ね。」
ぽつりと、誰にもともなく咲く。空に溶けるような、鮮やかな青の花。
その色は、今シオンの頭上に広がる空とよく似ていた。
手向けるならこの花がいいとシオンは思った。
守ろうとした世界も、滅ぼしてきた世界も…空だけはいつもこんなふうに青かった。
そのことを、シオンはよく覚えていたから。
かつて、自分たちの守るべきもののために、何度も世界を滅ぼした。
数え切れないほど、世界を終わらせてきた。
それは自分が選んだ道。だから後悔はない。
けれど、それでも——たまには、こうして花を手向けたいと思うことがある。
シオンは花束の隣に腰を下ろした。
祈るような素振りはない。
ただ、軽く花びらを指先でつんと触れて、
それから——何かを託すように目を閉じた。
世界は壊れたままだけれど、それでも何かを手向けることはできる。
だからシオンは花束を持ってきて、日向ぼっこの特等席を譲った。
たとえそれがただの自己満足でも、誰にも届かない祈りでも——花はきれいだから。
力及ばず、たくさんの仲間を失った。
世界を滅ぼされた。
守るべきもののため、何度も世界を滅ぼした。
この手で助けられなかった人たちの顔。
この手で日常を終わらせた人たちの顔。
そのすべてをシオンは覚えている。
後悔はない。
あの日戦うと決めたのも、魔王になると誓ったのも、
すべて自分が選んだことだから。
ただ、ふとこうして花を手向けたい気持ちになることもあるのだ。
シオンは魔王である前に、気まぐれな猫であったので。
「……ふぅ」
大きく伸びをして、陽の光を身体いっぱいに受けとめる。
それから、シオンは黒猫へと姿を変えた。
しなやかな動きでくるりと丸まり、花束の隣にぴたりと身を寄せる。
日を浴びた黒い毛並みがほわほわとあたたかくなっていく。
世界が何度滅んでも特等席を譲っても、日向ぼっこは気持ちいい。
シオンは鼻先をくすぐる花の香りを胸いっぱいに吸い込みながら、そう思う。
守れなかったものがある。
けれど、まだ守れるものもある。
帰る場所があって、守りたい人がいる。
だからシオンは、これからも魔王であり続ける。
(……けど、今はもう少しーーこのまま、ね)
シオンの黒いしっぽがゆらりと揺れて、陽だまりの中へ溶けていく。
『エバーブルーガーデン・3』より抜粋


