【白猫】ライフォード(翠聖)・思い出
閃光の騎士 ライフォード・エバンス cv.高塚智人 嵐の国の気高き騎士。 己の理想のために、さらなる野望に燃える。 |
2020/02/28
メインストーリー
思い出1
<金髪の男が、空を見上げている……>
旅を続けているようだな。主人公。
<ライフォードは、金髪をかきあげた……>
このキザな仕草。ライフォードだわ!
いらっしゃい。ライフォードさん。
アイリス。これを君に。
私に……!?
花束……!
<アイリスは花束を手に取った。>
この花を抱いた君を見たくてな。
ありがとうございます。ライフォードさん。
どうだ?主人公。まるで女神だ。
ー生分歯が浮いたわ!
楽しんでもらえて何よりだ。小さなレディ。
君にも贈り物を用意している。
……行き届いてるわね!!ありがたくもらっとくわ!
ああもうリボンとかついてるし!どうせ開けるのに、ラッピングなんかいいのに!
どうせ力二カマでしょ!ほうら力二カマだわ!超嬉しい!!
また、休暇ですか?
心が空を求めていた。
むしゃりこむしゃりこ……普通に言えないのかしらね……
しばらく野心に生きていたが、それにも飽きてな。
世界征服……!!とかいってたわね!!
覇道だよ。少年が追い求める夢だ。
俺もただの子供ということだ。夢を追うということに関してはな。
アタシは青空とお日様があればそれで十分だわ……
君のあり方は美しい。
あ、アタシをほめても、何もでないわよ!!
心のままを述べたまで。俺が覇道に生きるのも、俺がそうしたいからだ。
そこに引け目を感じたことはない
だが、覇道の先にあるものは……ー体何なのだろうな……
……
…………
「あなたが野心に生きれば、あなたは血みどろの勝利を得る。
他のすべてを滅ぼして、ただー人生き残る。」
「…………ほう。」
「でも、理想に生きれば……あなたは道半ばで死ぬ。あなたの理想があなたを殺す。」
思い出2
<嵐の国の首都……嵐の島。>
<騒乱相次ぐ嵐の国にあって、嵐の島は要塞の如き無骨さで知られていたが……>
何なのだ。この派手さ……!!毒々しい絢爛さは……!!
<島は変貌していた。
行き交うのは騎士ではなく、派手に着飾った女性たち。
歓楽街からは、怒声ではなく享楽的な音楽が鳴り響く。>
魔都バビロンか……あるいはゼメキアのようだな。
そのくせ行き交う兵士に、気の緩みはない……
派手な見た目の裏側に、毒牙を隠しているか……!!
思い悩む様も実に魅力的だな、君は。
腸をぶちまけてやろうか?ライフォード卿。
棘のある花は美しい。こと嵐の国ではな。
この悪趣味ぶり、貴殿の差配だな?
かいかぶりだな。俺はただの軍人に過ぎん。
陛下に取り入って、権勢をほしいままにしているというが?
<……嵐の国の現国王は、かつてライフォードが守りぬいた、年若き王子である。
戦いの功により、ライフォードは王家に重く用いられていた。>
王子には忠告を差し上げたまで。民を豊かにすることこそ、王の為すべきことであるとな。
王家を私物化するつもりか……
まだこの島だけだ。
どこから金を引き出している?エバンス家の財力だけではあるまい。
友人が鋼の島の私掠船を残らず沈めてくれてね。
エバンス家の家業は、ご存知とは思うが、海運業だ。
(制海権の争いにも、こいつが絡んでいたか。得体が知れん奴め……!)
嵐の国を、どうするつもりだ?
どうしてこの国で、争いが絶えなかったと思う。
質問に質問で返すな。
この問いこそが我が答えだ。
……野望を語る男が、争いを憂うのか?
怒りを感じたならば、ただちに剣を取る。嵐の国では誰でもそうする。
己の名誉のために、命を賭ける。俺もそういう男だ。
名誉か……嵐の国では、死神の別名だ。
我らは死神の寵愛を競っている、されど、大義なき名誉は、独善に遇ぎん。
嵐の国は大義を失った。故に我らは争い合う。死神の意のままに。
それでいいのか。レディ。
……貴殿の理想は美しい。だが、その理想は、多くの犠牲を要するものだ。
(この男……少なくとも我欲だけの男ではない……)
中将殿、こちらでしたか。おや、アンジェラ殿もごー緒とは。
中将だと?
……来週には元帥になる。
そんな話があるか!!
軍団を好き勝手するには、元帥府を作らねばならんのだ。
だが五階級特進という前例を作るわけにもいかん。
よってー週間ごとに、階級を上げることにした。面倒なものだよ。
やはりお前は毒虫だ!ライフォード!!
思い出3
<現国王の即位以来、内戦は激化している。
<緋霜の島>は、当初より王家を見下していたが……
先日前触れもなく、王家の船を沈める暴挙に出た。
……わかりませんね。どうして連中、襲ってきたんです?
舐められたと思っているのだ。それで憤っている。
何かしたんですか、元帥殿。
何もしてない。無視していた。……理由はそれだな。
無視していたのに、その態度が気に入らなくて、戦争を!?
君は、峰の国の出身だったな。嵐の国ではこれが普通だ。
わかっちゃいましたが、……恐ろしいところですね。
鋼の国でさえ、開戦の理由くらいは考えるというのにな……
無茶苦茶ですね。
だが手強いぞ。
舐めないでください。こっちだって、訓練を積んでいるんです。
その意気だ。では俺も、元帥の位を有効に使うとしようか。
まさか……このために、元帥の地位を……!?
こういう戦は、老人たちには荷が重いからな。
<ライフォードは、己が率いる軍を見渡した……>
元帥の位とはいうものの、率いる兵は3000。
今の国力ではこの数が限界。だがこれで勝たねばならん。
王家には、ウルドとか……諸侯を動かせるだけの力はないってことですよね。
それもあるが……諸侯はこうも思っている。
この程度の敵を倒せない王家に、存在意義は無いとな。
元帥殿!!敵軍が書状を送ってきました!
読み上げてくれ。
いや、それが……
どうした?
元帥殿が罵倒されております。
かまわない。読みたまえ。
国王陛下をたぶらかし、国民を虐げる黄金の毒虫よ。
嵐の鳥がお前の目を潰し、腸を食いちぎるだろう。怯恨なる振る舞いを悔いよ!
……無視された程度で、どうしてここまで相手を憎めるんだ!?
……なってないな。誹膀というのはこうやるのだ。
…………
……
敵軍が返信を寄越しました!
フン、読み上げろ。
我が宴にようこそ。黄金の雷は、貴殿らを歓迎する。
踊るがいい。俺の手の上で……!!
はははは……そうか、踊れとな……!
皆殺しだ!!毒虫どもを皆殺しにしろ!
思い出4
これからの戦いは、飛行艇同士の決戦で決まる。
わかってますよ。だから鍛えてきたんです。
期待しているぞ。
だったら後方に下がっててください。
勝機を掴まねばならん。それは誰にでもできることではない。
…………
……
<敵軍、緋霜の島の飛行艇は、横ー列に並んだ……
緋霜の島の飛行艇の艦首には、衝角が装備されている。
体当たりで敵船を沈めるための、突起物であった>
我軍の伝統的布陣だ。これで踏み潰してやる!
……
…………
<対して王家の軍は、縦ー列の布陣である――>
陸の戦と勘違いしているな。
でもあの衝角ってやつは、侮れませんよ。
……だが恐れることもない。単縦陣で突撃し、敵軍を分断する。
<単縦陣とは、縦一列に艦船の陣形のことである。>
……信じてますよ!元帥殿!!
黄金の毒虫め……お前を引き裂いてやる!
敵艦……縦隊を組んだまま、こちらの横隊に突っ込んできます!
返り討ちにしてやれ!!
……巡洋艦中破!!攻撃が集中できません!!
何だと!?
…………
……
現在の飛行艇は、船と似た形状が多い。
もっとも火力が強いのは、側面だ。ー横ー列に並んでたんじゃ、火力が活かせませんねえ。
こちらは火力を敵のー隻に集中できる。
<戦いは終わった。
敵の横隊を分断した王家軍は、そのまま敵艦隊を蹂躙し、殲滅。
王家軍、損傷なし。緋霜の島、撃沈4。大破3。
地上戦を残していたが、もはや大勢は決している>
見事な勝利です。
貴殿らの操艦があっての勝利だ。
ここまで育てたのは元帥ですよ。
この戦いは始まりだ。嵐の島を統ーするためのな。
ゆくゆくは連邦も、ですか。
……さあな。
元帥殿……緋霜の島の領主が、自刃したと……
勝手に戦って勝手に死ぬか。民を殺しておきながら……
醜いものだな……戦というのは……
思い出5
大きな戦いがあったんだってね。……無事で何よりだわ。
心配しました……本当に良かったです。
俺が死ねば、姫君たちが嘆き悲しむ。
そうなったら、誰が姫たちの涙を拭いてやるのだ?
アンタ死にそうにないわね!
俺もいつかは死ぬぞ。
……エッ?
どのように死ぬかも聞いた。未来を知る乙女よりな。
……未来を……?
……
…………
<未来樹リラニスウルスノ。過去や未来に枝や根を伸ばす樹。
その精霊であるラクアより、ライフォードは予言を受けた。>
「君の予言は絶対だったか。」
「……あなたが、あなたである限りはね。」
「どれだけ堕ちようとも、俺が俺以外になることはない。」
…………
……
あの子の予言って、必ず当たるって……
俺には2つの道があるらしい。
野望に生きる道と、理想に生きる道だ。
アンタはどっちがいいの?
俺が俺であれば、それでいい。
たったー人の玉座で、朽ち果てるのもいい。
道半ばで、泥にまみれて息絶えるのもいい。
……と、思っていたが……今はなぜか、どちらの道も虚しく思える。
どうして?
いかなる死に方であろうとも、俺は納得するだろう。……だがそこに意味はない。
意味が無いなんて……
世を儚んでいるわけではない。
俺はその先があると思っているのだ。
おのれの人生を越えた先がな……
思い出6
なんともまばゆい輝きだな。
そうだ、これは俺の……心が輝かせているのだったな。
そうね……
俺の理想だけではない。
俺の野望もまた、この焼け付くような光だ。
この光が消えた時、ライフォードという男は死ぬ。
アンタ……
そのとおりだ。俺にとって全ては見果てぬ夢だろう。
だが俺の人生は無意味ではない。
俺はこの理想を人に伝えていく。
理想を……ね……
この身が朽ちても、理想は死なない。
戦いに身を焦がす人生もいい。だがそれよりも俺は、心を震わせる何かを求める。
俺の理想はそれだ。新しい世界、新しい誰かだ。
俺のようなやり方でなくてもかまわない。
人に大いなる野望を。大いなる理想を見せるために……
この俺は生まれたのだろう。
ライフォードさん……
小さな島にこだわることはない。世界に出るのだ。
嵐の国は、世界を動かさねばならん。
そういえば、主人公ヘの土産がまだだったな。
冒険にゆくぞ。支度をしろ。
行き先はどこなの?
まだ見ぬ場所だ。目星はつけてあるが……
何があるかはわからん。どうする?
お前ならそういうと思っていた!では征くぞ!!
覚醒絵・覚醒画像
黄金の雷 ライフォード・エバンス
その他
画像 | 説明 |
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ライフォード・エバンス cv.高塚智人連邦加盟国<嵐の国>の騎士にして軍人。人間と冒険を愛してやまない。 | |
●未来は誰が為に誉れ高き騎士ライフォードが、暗雲の未来を切りひらく――! | |
ライフォード(翠聖)嵐の国の騎士であり軍人。階級は大佐。アンジェラとともに翠聖の島に潜入する。 | |
ライフォード(探偵)嵐の国の大佐。幼い王子を擁立し、一国を牛耳りながら覇業に乗り出す。 |
画像 | 詳細 |
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ライフォード・エバンス cv.高塚智人連邦加盟国<嵐の国>の騎士にして軍人。人間と冒険を愛してやまない。 | |
アンジェラ・ベイリアル cv.小清水亜美蒼炎の島・ウルドの第三公女。窮地も運命も、大声で笑い飛ばす女傑。 | |
エクル・リル cv.徳井青空かつて『嵐の鳥』と呼ばれ奉られた古き霊鳥。その羽根には、強い風の力が宿る。 | |
ラヴィ・ピンク cv.山岡ゆりギャル語で会話する理容師。オシャレで世界を革命しようとしている。 | |
デクスター・ベイリアル cv.橋詰知久 | |
エスカ・オルハイム cv.市ノ瀬加那ティファレスを治めるオルハイム一族の娘。父親の遺言により、島の<遺産>を受け継ぐ。 |