【白猫】ライフォード・思い出
誉れある騎士 ライフォード・エバンス cv.高塚智人 連邦加盟国<嵐の国>の騎士にして軍人。 人間と冒険を愛してやまない。 | ||
2016/05/17 |
思い出1
たまには空を思い出すのもいい。この広大さを――
地上には数え切れぬ夢がある。空には何もない。
だが人は――いつかは空に帰るのだ。
いいではないか――つまらぬ人生よりも、冒険を志す。それでこそ人だ。
<ライフォードの瞳は、好奇心に輝いている……!>
***
連邦加盟国<嵐の国>。
数十の島と多くの民を抱える、大国の一つ――
この国は今、静かに燃えていた。
発端は国王の崩御である。後を継ぐのは幼い王子。
だが王子の即位に不満をもつ王の弟と貴族たちはこれに異を唱える。
そんな情勢下。多くの陰謀に加担したと噂されるこの男――
ライフォードは、行方をくらませていた。
思い出2
ならば行こう。支度をしたまえ。
***
<たどり着いたのは、小さな島だった。>
<砂浜には足跡がある……>
<足跡は、波にさらわれて消えた。>
思い出3
<主人公たちとライフォードは、とある村にやってきた。>
このままでは島のものは干上がってしまいます。
***
どうした魔物たちよ。これが人間の本気というものだ!
<ライフォードの目前には、できたばかりの木の柵がある。>
彼らもまた学ぶ。環境との折り合いをつけるためにな。
***
国王の崩御以降、<嵐の国>の王位を狙う野心家たちは、疑心暗鬼に駆られていた。
誰それが寝首をかこうとしている。足を引っ張ろうとしている。裏切りを考えてる。
懸念は広がり、疑いは悪意となる。
彼らは最後まで足並みをそろえることができなかった。
その原因を作ったのは、――この男であるといわれている。
だが時は動く。野心家たちの利害はようやく一致する。
<嵐の国>に戦の炎が吹き上がろうとしてた。
思い出4
<ライフォードは、剣を手にする。
――風に吹かれ、木の葉が舞い飛んでくる。>
<瞬間、木の葉は二つ……いや、数十に分断される!
我が悪友のように、腕だけで騎士の位をもぎ取ったものもいないではないがな。
そういえば、あのへんくつの顔をしばらく見ていないな。寿命の前に会いにいってやるか。
***
老人は、いつも通う酒場で、
いつもの苦みのある、くせの強いエールを注文する。
「……えらいことになってきたな。このおいぼれが、王家の頼みの綱とはよ。
いつもの店。いつもの酒。棺桶に入るまで、こんな日々が続くと思っていた――
あの世に行く前に……最後の一花ってところかねえ。
……ライ……戻ってくるなよ。
こんな国にこだわることはねえ。お前は生きろ……!!」
思い出5
あいつは、誰が見ても疑うことなき騎士でありながら、まだ騎士道を追い求めている。
そして<姫>を見たら途端に目の色を変える。どうしても姫と結ばれたいらしい。
***
老騎士は、目を疑った。
金髪をたなびかせ、不敵に笑う騎士の姿を目にして――
「どうしたおいぼれ。何を驚いてる。」
何をしに来た――老いた騎士は問う。
「この剣を振るいに来た。国を守るため。務めを果たすため。そしてあんたのために。
どうした。策を伝えろ。俺はこの日のために動いてきたんだ。あんたなら、この国を救える。……元帥殿。」
老騎士は、若者の言葉に、怪物の如き笑みを見せた。
そしていくつか策を伝える。
「敵にこちらを包囲させるように誘い、そしていくつかの隊に別れた敵を各個撃破か。
悪くないじゃないか、おいぼれ。安心したぞ。俺の策は、あんたが勝つのが前提だからな。」
若者は、颯爽と去った――
老騎士は、運命を呪う。勝ち目のない戦であった。敵の士気は高く、戦力は数倍。
味方は老兵と新兵ばかり。生き残る者はおるまい。かつての従者もまた、ここで散る運命――
***
主人公は感じていた。浜辺についた足跡の意味を……
冒険は――まだ終わらない!
思い出6 (友情覚醒)
……まばゆいな。なるほど、俺の旅は、ここで終わりか――
終わってみれば、悔いの一つもありはしない。そんなものか。
だが、これは……俺の中にうごめく、この衝動はなんだ!
***
「むっ……?」
泥の中から、金髪の騎士はゆらりと立ち上がり、あたりを見回す。
「無様をさらしたか。なるほどこれも戦場の醍醐味。
それにしても、これは面白いな……」
陣形を見る。残存する味方を見る。
殺到する敵軍を見る――そして吠えた。
「正規軍、我に続け!!敵軍にくさびを打ち込む!!」
敵軍はうろたえ、ライフォード隊の突破を許した――!!
「まだ死ねんな。この国も、この俺も。
さあ賊軍ども。汝らも踊るがいい!」
「なんて奴だ……あいつ……このまま勝っちまうつもりか……
いいねえ……一度でいいから……
お前みたいな奴に仕えて……戦ってみたかった……ぜ……」
***
<嵐の国>の内戦は終わった。
足並みそろわぬ賊軍側は、王子擁立派の反撃に瓦解。
数倍の戦力差をひっくりかえした采配の妙。人々は思い出す。
生涯不敗の名将の名を。
「見ているか、おいぼれ。」
島に戻ったライフォードは、空を見上げた。
「王子を庇ってくたばるとは……最後の最後まで、戦略家だな。」
「それはそうと、主人公。どうもお前に助けられた気がするぞ。」
「……。」
そして人は知る。<嵐の国>に現れた、新たなる英雄の名を。
「さあ行こうか! まだ見ぬものを見に!
誰も知らぬ世界の果てへ!」
絢爛たる稲妻 ライフォード・エバンス
その他
画像 | 説明 |
---|---|
ライフォード・エバンス cv.高塚智人連邦加盟国<嵐の国>の騎士にして軍人。人間と冒険を愛してやまない。 | |
●未来は誰が為に誉れ高き騎士ライフォードが、暗雲の未来を切りひらく――! | |
ライフォード(翠聖)嵐の国の騎士であり軍人。階級は大佐。アンジェラとともに翠聖の島に潜入する。 | |
ライフォード(探偵)嵐の国の大佐。幼い王子を擁立し、一国を牛耳りながら覇業に乗り出す。 |
![]() | フォースター19th トモエvsミカン |
![]() | フォースター20th ベアトリスvsトモエ |
![]() | 未来は誰が為に Story 誉れ高き騎士ライフォードが、暗雲の未来を切りひらく――! |
白猫ミステリーランド! Story![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
画像 | 詳細 |
---|---|
ライフォード・エバンス cv.高塚智人連邦加盟国<嵐の国>の騎士にして軍人。人間と冒険を愛してやまない。 | |
アンジェラ・ベイリアル cv.小清水亜美蒼炎の島・ウルドの第三公女。窮地も運命も、大声で笑い飛ばす女傑。 | |
エクル・リル cv.徳井青空かつて『嵐の鳥』と呼ばれ奉られた古き霊鳥。その羽根には、強い風の力が宿る。 | |
ラヴィ・ピンク cv.山岡ゆりギャル語で会話する理容師。オシャレで世界を革命しようとしている。 | |
デクスター・ベイリアル cv.橋詰知久 | |
エスカ・オルハイム cv.市ノ瀬加那ティファレスを治めるオルハイム一族の娘。父親の遺言により、島の<遺産>を受け継ぐ。 |
<嵐の国>王子 | |
元帥 | |
ベルナール中将 | |
暗殺者 | |
ネモ | |
ラクア |