【白猫】シロー(6周年)・思い出
運命を変える少年 シロー・メナス cv.菊地燎 クロカと一緒にアピスに鍛えられて育った少年。 心優しく、頭をつかうことはクロカよりも得意。 |
2020/07/14
メインストーリー
後日談 注意
思い出1
シロー・メナスです。よろしくお願いします。
いらっしゃい、シローくん。それと……
シロー様の従者のペルマナです。
先の戦では、大変お世話になりました。
いえいえ、こちらこそ。お互い無事でなによりだわ。
それにしても、島が飛んでるなんて男のロマンだな。
まさに自由……今の俺を象徴するかのようだぜ。
ふーん。アンタ、自由なのね?
興味なさそうっスね。
そんなことないわよ。事情を聞かせて。
ドミティア島は、オズマさんの傘下に入り、<アテル・ラナ>は解体され……
イズネさんが責任者になったことで、俺とクロカが統領になるって話はなくなったんです。
なのでこれからは、自分の足で未来を切り開く所存です。
その未来とは?
男たるもの、夢はでっかく。
具体的には?
わかりません。
ズコッ。
いい仕事ないっスかね……
それなら、冒険家ギルドに行ってみる?
前に話してた通り、アンタのライセンスもすでに発行してあるしね。
さすがっス。これでジュダさんのお世話にならずにすみそう……
でしたらまず、これを読んでください。
なにこの分厚い本?
冒険家ギルドのマニュアルです。
げげっ……なして?
シロー様はすぐ調子に乗りますから。
変な依頼を受けたり、3つくらい掛け持ちしたり……
依頼料をピンハネされたり、キャンセル料が雪だるま式に膨れ上がったり……
とまあ、そういったことが起きないよう、しっかりと予習をしておかないと。
……俺って、そんなに信用ない?
はい。
即答かよ!?
マニュアルを読み終えるまで、逃がしませんからね。
鬼……
もしかして、長くなりそう?
洗濯物、干してこようかな……
思い出
ここが冒険家ギルドよ。
うおー……冒険家がいっぱいだ……
シローくん、目の下にクマが……
徹夜でマニュアルを読んでいましたからね。
でも、もう大丈夫です。ギルドの雰囲気にテンション上がってきました!
それじゃ、仕事の依頼を受けにいきましょう。
あら、いらっしゃい。
こんにちは、ラーレッタさん。
どんな仕事を、ご所望かしら?
とにかく、でっかいのを。
え?
この子が、例のシローよ。
今回、私たちは彼の付き添いなんです。
そうだったのね……けど、彼はまだ登録して間もない。
仕事はこっちから、選ばせてもらうわ。
そりゃないっスよ。こちとら勉強して……
ペシッ。
痛っ。
社会には社会のルールがあるんです。順応していかないと。
へい……
ペルマナさんって、シローくんのお母さんみたい……
失礼しました。仕事をください。
……今すぐ可能なのは荷物運びに、海岸のゴミ拾いに、迷子探しってとこかしら。
なんか地味だ……
不満かしら?じゃあ、どういったのがお好み?
森の調査とか!俺、森が好きなんで、もりもり働きますよ!
残念だけど<森マイスター>がいるから、森は間に合ってるのよね……
<森マイスター>って、なんスかそのカッケー称号。
ああでも、ひとつだけあったわ。
ほんとっスか!?
依頼、受けてみる?
おなしゃス!
ふふ、契約成立ね♪
よかったですね、シロー様。
初仕事か……燃えてきたぜ!
思い出3
雑草抜き終わったら、次は石拾いね。
へい。
いやー、助かるよ。キミみたいな若い子がきてくれて。
おじさん、腰を痛めちやってね。かがめないのなんのって。
残りの作業はやっておきますので、おじさんは休憩してきてください……
ほんと?それじゃあ、あとは頼んだよ。
…………
どう、初仕事は?
詐欺っス。
え?庭の手入れて。これのどこが森っスか!確かに生い茂ってはいますけど……
シロー様が仕事内容を確かめないのがわるいんです。
それを言っちゃあ、おしメェよぉ。
依頼を受けた以上、最後までしっかりやってください。
でないと今後、仕事をもらえませんよ。
そいつは困ーリング・クレイドル。
きつかったら、手伝ってあげますので。
だーれがそんなダサい真似できるかーい。
こんな庭。俺ー人で十分だ。
ナイス決め台詞。
だろ?
シローくんがやる気に……!
ペルマナの手のひらの上ね。
ふふふ♪
さっさと終わらせよう。次は石拾いだっけ。
そうです。丁寧に拾って、それから……
食う。
!?
みんな、なに引いてんスか?
それ以外の反応あります?
……わかりましたよ、食わずに捨てます。えっと、ゴミ捨て場は……
待ってください。石は捨てるのではなく、組み直すんです。
え?誰?
フローリアじゃない。どうしてここに?
以前、こちらの庭の手入れをさせていただきまして。
通りかかったついでに、様子をうかがったのですが……
それなら心配ご無用。俺がきっちり仕事したんで。
そう……ですか……
プロの庭師に向かって、よくもまあ。
ちょ、それを早く言ってくださいよ!鼻っ柱折られるっス……
……ふふ、自信を持ってください。草花たちが言ってます。庭を綺麗にしてくれて、ありがとうって。
はへ?
フローリアさんは草花の<声>を聞くことができるの。
パないっス……
あの……あとのことは任せてもらえますか?
は、はい。どうそ……
石はここに並べて、この木はこっちに植え直しましょう……
俺がここにきた意味……
シロー様が頑張ったからこそです。
初仕事、お疲れ様。
……おう……
思い出4
早くも森の調査の仕事が舞い込んだ。
魔物退治か。はたまた秘境探しか。腕が鴫るぜ……
さ、野鳥観察を始めましょう。
なんスかそれー!?
森の中の鳥の調査。そういう依頼ですよ?
もり……とり……もり……とり……なるほどね。ややこしいわ!
森は森なんだいしいじゃない?
……そうっスね。切り替えて、鳥を探します。
熊っ!?
カムイ?
ヴボォオオオオオーーーッッ!!!
kこの声は、威嚇!?
熊が喋った!?
カムイはアタシと同じしゃべる部類よ。気にしないで。
カムイさんは、ここでなにを……?
kソロキャンプの帰りなんですけど、うっかり迷子になっちゃいまして。いやーお恥ずかしい。
熊がソロキャンプ?
kこう見えてシティボーイなもので。それより、帰り道を教えていただけると。
北にまっすぐ進んで、突き当りを西に、そしたら木と木の間にタケノコが生えてるので、そこをさらに北に進めば森から抜けられます。
アンタ、よく覚えてるわね……
シロー様は記憶力がいいんです。好きなものに対してだけ……
kそれではここらで、お暇させていただきますね。
今度一緒にキャンプしましょう。シンパシーを感じたので。
kはい、喜んで。
……さて、仕事に戻りましょう。
でも、どうやって鳥を探せば……
そんなときは<精霊降ろし・一魂スピリットブレイク>です!
なんて?
うおおおおっ!!!
周囲のソウルが、シローくんに集まってる……?
まだ足りない……近くに精霊でもいれば……
そんな都合よく……
きゃー!?なによこれ!ソウルが吸い取られてる!?
いるのよねえ。
シルフィー?どうしたのシルフィー!
ソウルはー時的に借りてるだけなので、すぐ元に戻ります。
それならいいけど……
おかげで自身の能力が向上し、感覚が研ぎ澄まされたっス。
今なら森のすべてがわかる……例えば……
キャトラさんの足元!ドングリ!
アラ、ほんとだわ。
nおおっ、そいつは俺の落としたものだ。
また動物が喋ってる……
リスネズミのねず吉よ。
nドングリを見つけてくれて、ありがとな。
今日からお前は友達だ。
は、はあ……
ドングリもいいけど、鳥はどうしたの鳥は。
そう焦らずとも、すでにとらえて――
そこだ!
あの鳥はハクセキレイ。黒昧が乏しいので雌ですね。
そこだ!
ツグミやアカハラに似てますが、シロハラですね。
シローの探知能力より……
ペルマナさんの知識のほうに驚きが……
そこだ!
あの鳥は……ニワトリ?
j霊鳥だと言っているだろうが!!!
ああっ!?ジェガルの怒号で……
森にいる鳥が、ぜんぶ逃げていきました……
鳥の調査は……
思い出
お、おっス……
調子の方はどうです?
それが……
ぼ、ぼちぼちだ!ぼっちぼち!シ、シローのほうは?
順調に決まってんだろ。
やりたいことも見つかったし、出世街道まっしぐラリアットって感じだ。
そ、そうなのか……
てなわけで、俺は忙しいんだ。
ペルマナ、次の仕事に向かおうぞ。
あ、待ってくださーい。
**
見栄張っちまった……
見栄?お仕事は順調じゃないですか。
どこが?庭の手入れに、野鳥の調査……
それからさらに、卵の運搬、壁の修理、指輪探しなんてのもやったけど……
こんなんじゃ、でっかくなんかなれねーよ!
なる必要あります?
クロカに負けたら、どうすんだ……
こっちにもプライドってもんがあんだよ……
小さなことからゴツゴツと。これがー番だと思いますけどね。
男なら、大きくドカンだ。
…………
そうだ!<メンズシュヴァルツ>のモデルになるってのは……
正しくは<ヴァ>ではなく<バ>です。
……その雑誌なら廃刊になってますよ。
ウソッ!?じゃ、じゃあ、プロレスラーだ。
<おばけの島>などの特有の文化でもありますので、世界的に有名になるのは……
なら役者!
あのですね、シロー様……
えっと、他には……
アンタたち、そこでなにしてんの?
kいえ、シローさんをキャンプにでも誘おうかと。
n俺はドングリのお返しに、チーズでもと。
kしかしながら、お取り込み中なようなので、出直そうかと。
nじゃあな。
アタシらはアタシらで、シローに用があるんだけど……
ミュージシャン!
シロー様、冷静に……
なにやらトラブってるわね。
主人公!
思い出6
カッケー……光だ……
俺には決して届かないって……現実を突きつけられてるような……
なんかネガティブに……
あれでいいんです。
ペルマナ……俺……
まだ、でっかくなりたいですか?
…………
現実を知って、あきらめました?
…………
バカバカしい。
え……?
シロー様は少し勘違いをしています。
偉人と呼ばれる方々は、生まれながら偉人というわけではありません。
みんな、小さな努力を重ねることで、ようやくその頂に立つことができる……
……シロー様だって、統領になるために頑張ってきたじゃないですか。
自分に、誇りを持ってください。
…………
あれこれ考えるのは、俺らしくねえわな。
今も、この先も、目の前の試練を乗り越えていく……
そんだけだ。
はい。
話はすんだかしらね。
すんません。愚にもつかない男で。
そんなシローに朗報よ。
ギルドから、シローくんへの依頼が殺到しているの。
ど、どうして……
小さな仕事が、大きな仕事につながる……
シロー様の努力が認められたってことです。
…………
喜びのあまり、声も出ませんか?
へっ、冗談。
さあ、仕事にいくぞ!
…………
……
シローよ。
ああ、クロカ。
見えるかあの地平線が。
あれは俺たちの未来だ。
ゴールはまだ決まってねえけど。
走り続ければ、きっとたどり着ける。
ふたりとも、いい顔してるね~。
子供の成長は早いですから。
いつか、私たちも必要なくなるくらい……
親のさだめだね~。
おい待て、なんで師匠がここに!
帰って来いよーとか言ってたくせに、自分から来るんスか……
いいじゃん、いいじゃん。細かいことは。
それよかせっかく来たんだし、師匠らしい言葉を贈らせてよ。
二人とも、自分の道を突き進め!
はい!
競争だー!
負けるかー!
やれやれ……
ふふ。ああいうところは、子供のままですね。
あっ!?なんか踏んだ……
泥か?
違う。アレだ。
アレか。
…………
えーんがちょ!
こら、ズリーぞ!
というか、成長しとらん……
でも……
ぎゃははは!ビバ青春!
こっちだよー!
持てー!
覚醒絵・覚醒画像
白き英雄 シロー・メナス
その他