エクセリア・思い出
エクセリア・クルス cv.丹下 桜 ドラグナーにして<竜の国>王家の王女。 相棒は白竜ラピュセル。 | ||
2015/07/17 |
メインストーリー
思い出1
ふぅ~、ここは風が気持ちいいわね、ラピュセル♪
こんにちは、エクセリアさん。
空のお散歩から帰ってきたところですか?
はい、ここには見たことないものがたくさんあって、つい遠出してしまいました。
私はずっと<竜の国>から出たことがなかったので、こうしてラピュセルと空の旅をするのが夢だったんです。
ふふ、よかったですね♪
はい!
最初はほんと驚いたわよ。いきなりドラゴンに乗って現れるんだもん。
……あ、ごめんなさい!もしかして、迷惑でしたか?
いやいや、ウチの飛行島は、誰でもウェルカムだから、好きなだけいてオーケーよん。
よかった……ありがとう、キャトラちゃん!ほら、ラピュセルもお礼を言って?
あ、ラピュセル! 待ちなさい!
あら……もしかして嫌われちゃったのかしら……
ご、ごめんなさい!
ラピュセルは大人しくていい子なんだけど、ちょっと人見知りするところがあって……
人見知りするドラゴンって……ドラゴンにもイロイロいるのねぇ。
本当にごめんなさい……
あの子にはちゃんと言って聞かせるから……
エクセリアさん、まるでラピュセルさんのお母さんみたいですね。
違いますよ、アイリスさん。ラピュセルは私の『妹』です♪
え……イモ、ウト……?
ラピュセルは、私が生まれた頃からずっと一緒にいるんです。
だから私にとっては家族も同然なんです!
あ、そういうことね……
えっと……もしかして、
ラピュセルさんは、女の子ですか?
はい!
というか、アイリスさん。
ラピュセルが女の子なのは見ればわかるじゃないですか。もう、いやですねぇ~。
わからんわっ!
え……ええええ!?そんな……嘘でしょう……?
ちょっと待って。ここってそんなに驚くとこ!?
これじゃまるでアタシらが非常識みたいじゃない!
あ、あはは……
思い出2
よいしょ、うんしょ……
どう、ラピュセル、気持ちいい?
<エクセリアが、大きなブラシを使ってラピュセルの体をブラッシングしている>
ラピュセルさんのお世話ですか、エクセリアさん?
はい、これもドラグナーの務めですからね。
……あ、動かないで、ラピュセル。
うんしょ、よいしょ……もう少しで終わるから、じっとしててね。
こうして見ると、ドラゴンも可愛いもんよねぇ。
うん、ちょっと、なでてみたいかも……
……みなさん、もしかして竜に興味がありますか?
え? あ、うん。なんか珍しいっていうか……
そうですね、私もラピュセルさんたちのこと、もっとよく知りたいです。
あら、どうしたの、主人公?
やっぱり男の子ってこういうドラゴンとかに憧れるものなの?
主人公も興味あるそうですよ、エクセリアさん。
ほ、本当ですか!?そう言ってもらえて嬉しいです!
それじゃあ早速、竜についてくわ~しく教えてあげますね!
あ、うん……
(なんかテンション変わった?)
まずはお腹です!
お腹は竜の体で一番柔らかいところなんですよ。
まあそれでも、並の武器程度じゃ傷一つ付きませんけどね。
ちなみに、撫でるとスベスベしてとても気持ちいいんですよ!
それから背中全体を覆う甲殻!
竜は体温がとっても高いので、いつもほんのり温かいんです。
こうやって甲殻に体を当てると、いいかんじにポカポカしててすごく落ち着くんです……はぁ~……♪
ナ、ナルホド……
ふぅ……ほかにも魅力はたくさんあるんですが……
どうです? こうしてみると、竜に親近感がわいてきませんか?
はい、なんだか竜さんが身近な存在に感じられました。
ほんのり温かい、ねぇ……ためしにさわってみてもいい?
ええ、もちろんです!好きなだけどうぞ!
……かみついたりしない?
まさか!
ラピュセルは今まで一度だってそんな粗相をしたことありません。とても大人しい子ですから。
そうなんだ。じゃあ、シツレイして……
あ、逃げちゃった……
えええ!アタシでも逃げちゃうのぉ~?
もう、ラピュセルったら……
せっかくキャトラちゃんが興味を持ってくれたのに……
あんな調子で、戦うときとか大丈夫なの?
あの子は、私の指示はちゃんと聞いてくれるので、戦うときは勇敢に立ち向かいます。
だから私が、じっとしてなさいってあの子に命令すれば、キャトラちゃんにさわらせてあげることもできたんですけど……
それは……なんだかかわいそうな気もしますね。
はい、できれば無理強いはしたくないんです。
ま、そんな気にしないでよ。また今度でいいからサ。
はい……
思い出3
はぁ……ねえ、ラピュセル。
私、どうしたらいいのかな……
どしたの~?もしかして、ホームシックとか?
キャトラちゃん……うーん……まあ、似たようなかんじかも……
ありゃ、ほんとにそうなんだ。
もう、キャトラ、茶化さないの。
エクセリアさん、よかったらお話、聞かせてもらえませんか?
……みなさんは、竜が怖いですか?
え、えーっと、ラピュセルは可愛いと思うけど……急にどうしたの?
……ごめんなさい、みなさん。突然、変なこと聞いて。
私、ずっと<竜の国>で暮らしていて、竜と人が一緒にいることが当たり前だと思っていました。
でもこの地では、竜と人はとても遠い存在で、お互いが歩み寄るのを避けている、……そう感じるんです。
なるほどねぇ。いわゆるカルチャーショックってやつかしら。
確かに私たち、竜のこと、あまり知らなかったわ……
だから私、みなさんに竜のことをもっとよく知ってもらおうと思ったんです。けど……
……みんな、竜を怖がっているんですね……
はい……この地では、竜といえば粗暴なレッサードラゴンを思い浮かべる方が多くて……
……あ、だったら、みなさんにラピュセルさんを紹介するっていうのはどうですか?
ラピュセルを紹介……ですか?
はい、ラピュセルさんみたいな大人しい竜がいることを実際に見せて教えてあげるんです。
なるほどね、ラピュセルとふれあって竜のことを直接知ってもらうってわけね。いいじゃん、いいじゃん。
……そうですね、ラピュセルなら人を傷つけることは絶対にないですし、いい案だと思います。
それじゃあ……!
ただ、その……肝心のラピュセルが……
あ……そういえば、ラピュセルって結構人見知りするんだったわね……
はい……せっかく提案してもらったのに、ごめんなさい……
いいて、いいって。まあ、とはいえ、どうしたもんかしらねぇ……
<…………>
…………
主人公……?
主人公、一体なにしてるのかしら……
思い出4
……なるほど。
<竜の国>の文化をこの地に伝搬しようというわけですな。
ええ、私たちの国のように竜との共存ができることをみなさんに教えてあげたいの。
ご立派な志です、姫様!
このゲオルグも微力ながらご助力いたします!
といっても、実際ノープランなんだけどね。
ゲオルグ、なにか妙案はないかしら?
む、そうですな……むむむ……
困りましたな。なにから始めたらよいものか。
ふん、未開の野蛮人どもに、我らの思想を理解するなど無理に決まっている。
誰が野蛮人よ!
最初はラピュセルさんを紹介して竜のことを教えようと思ったんですが……
確かに、気性の穏やかなラピュセルなら、人々に受け入れられやすいだろう。
よい案だと思うのですが、それではだめなのですか、姫様?
あなたも知ってるでしょう。
ラピュセルは人見知りなんですよ。
いくらなんでもラピュセルには荷が重すぎます。
……それはいささか過保護ではありませんか?
そんな、過保護だなんて……私はラピュセルのためを思って……
どうですか、これを機にラピュセルを自立させてみるというのは。
自立させる……?
私にラピュセルを突き放せというの?
毎日一緒のベッドで寝て、お風呂だって一緒に入るくらい仲がいい私たち姉妹に、離れ離れになれっていうの!?
い、いえ、そういう話ではなくですな……
っ! 大丈夫よ、ラピュセル!
私はどこにもいかないからね。お姉ちゃんはずっとあなたのそばにいるからっ!
……アタシ、ラピュセルがなんで人見知りになったのか、わかっちゃった気がするわ。
う、うん、そうだね……
<…………>
ラピュセル……?どうかした?
…………
思い出5
ファ~……
<早朝、目を覚ましたラピュセルは、大きなあくびをしながら、自分のかたわらに目をやる。
<しかし、いつも一緒に寝ているはずのエクセリアの姿はなく……>
――っ!
――っ!!
<ラピュセルは慌てた様子で周囲を見回すのだった。>
ああ……ラピュセル……うう、どうしてこんなことに……
まあ、これで人見知りがなおれば、ラピュセルのためにもなるじゃない。
でも、いきなりこれはあんまりです!お姉ちゃんは心配で心配で……
そんなオオゲサな……
なんだか、転んだ子供が一人でちゃんと立てるか見守るお母さんの気分ね。
! ラピュセルに動きがあったわ!
…………
<首を回してあちこちを見渡し、エクセリアを探すラピュセル。>
…………
<エクセリアが消えた。
それがわかったラピュセルは、うずくまるように首を落とし……>
クゥ~……
あら、動かなくなったわね。
なんだか落ち込んでいるみたいね……
ちょっと荒療治だったかしら……
エクセリアはどう思……あれ?エクセリアはどこ?
……あそこ。
ラピュセルゥ~~!!
ごめんなさい!つらい思いをさせちゃって……
もう大丈夫だからね!私はここにいるから!!
う~ん、よしよし♪なんて愛らしい子なの!ふふふ!
……だめだこりゃ。
…………
主人公?
ん? 主人公?一体なにをする気……?
……あ、キャトラ。もしかして<アレ>じゃない?
アレ……?
はっ! そうか、アレね!その手があったわ!
思い出6 (友情覚醒)
え! この光は……あなたは、一体……?
<主人公は、少しずつラピュセルに近づいていき……
<ラピュセルの首元をそっと撫でた……>
……!…………
おっ、いつもみたいに逃げないわ!
これならいけるかも……?
…………
あら、いっちゃった……あ、でも、遠くからこっちを見てるわ。
…………
うーん、もうヒトオシなのかしら……ん?
…………
ど、どしたの、エクセリア?ポカーンってかんじの顔しちゃって……
す……す……
す?
すごいですっ!ラピュセルをあんなに簡単に手懐けちゃうなんて!
え!?
え、なんで!?ちょっと撫でただけなのに?
ちょっとだなんてとんでもない!<竜の首元>を撫でたんですよ?
ど、どゆことー?
竜の首元……性格にはアゴの下なんですけど、そこには<逆鱗>と呼ばれる逆さに生えている鱗があるんです。
逆鱗の生えているところは、竜にとって、とてもデリケートな場所でして、信頼した相手にしか決してさわらせないんですよ。
ということは、ラピュセルさんは主人公に心を開いたということなんですね。
ええ、それは間違いありません。もしそうでなかったら、今頃、頭をかみちぎられているはずですから!
ゾォ~~…………命拾いしたわね、主人公。
……まあでも、これをきっかけにラピュセルの人見知りも少しずつなおるんじゃない?
そうですね……いつかこの子も、自然に人とふれあえるようになれると思います。
ふふ、それにしても本当に驚きましたよ。
もしかしたら、あなたにはドラグナーの資質があるのかもしれませんね。
それで……あなたさえよければこれからも竜のよさを広める活動にご協力いただけませんか?
っ! ありがとうございます!では<竜の国>の親善大使として、あなたを現地秘書官に任命します!
あらら、なんだかすごい役職もらっちゃったわね。
…………
……あら?どうしたの、ラピュセル?
<ラピュセルは、主人公の服の袖を啄ばむように引っ張った。>
あらあら~?もしかして、構ってくれなくてヤキモチ焼いてるかしら。
えええ! あのラピュセルが……ヤキモチを……?ああ……なんて……なんて……
なんていじらしい子なの~!ラピュセルかわいいよラピュセルゥ~! よしよし~♪
ふふ、なんだか微笑ましいね。
……こりゃ人見知りがなおるのも当分先ね。
ふふ、みなさん、これから私とラピュセルともども、よろしくおねがいしますね♪
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