【白猫】ゲオルグ・思い出
竜騎士団の団長 ゲオルグ・ランディル cv.中村悠一 竜騎士団の団長を務める歴戦のドラグナー。 相棒は火竜カグツチ | ||
2015/07/17 |
メインストーリー
思い出1
<カグヅチに乗ったゲオルグが、ドシンという地響きとともに、飛行島に降り立った。>
あれ、ゲオルグ、どこいってたの?
周辺の空を巡回していた。この島で世話になる以上、せめて警戒くらいはと思ってな。
そんなことしなくても、ここは空の上なんだから、誰も襲ってきやしないわよ~、
能天気な奴め。われわれがどうやってこの島に来たのか、もう忘れたのか?
誰がノーテンキよ!!
ところで、キャトラ君。姫様を知らないか?
エクセリアなら、向こうの木陰でラピュセルとお昼寝タイムよ。
む。そうか……
<竜の国>を離れてから、いささか気の緩みが見られる。ここはお諫めしなくては……
別にいいじゃない。王女さまだって休みたいときは休むべきよ。
自分は、陛下より姫様の指南役を仰せつかっている。
姫様を一人前のドラグナーにすることは、自分にとって至上命題なのだ。
よし、早速、槍の鍛錬の準備を……
おつかれさまです、ゲオルグさん。
ア、アイリス君!?お、おおおつかれさまだ!
……?(ずいぶんな慌てようね……)
あの……これ、ヘレナさんからの差し入れです。新しいお仲間の方に、だそうです。
あ、ああ、感謝する。わざわざすまない……
いえ、お気になさらないでください。
…………
…………
……あの、ゲオルグさん?
な、なんだ!?
えっと、私、そろそろ、いきますね。
あ、ああ! 行くといい!
は、はい! それでは……
…………はぁ~…………
……ん~?
思い出2
えい! せあ! たあ!
もっと体を前に出すのです!今の突きでは敵に届きませんぞ!
エクセリアさん、槍の修行中みたいね。
うわぁ、キツそう……エクセリアも汗だくじゃない。
やあ!せい!はあ!はぁ……はぁ……
ゲ、ゲオルグ……少し、休憩させて……
姫様、この程度で音をあげては、一人前のドラグナーには程遠いですぞ。
で、でも……前より厳しくなってるような……
この鍛錬は、姫様の気の緩みを正すためのものですからな。
さあ姫様、あと1万本いきますぞ!
えええーーっ! もう無理よ!!
竜騎士団では、この程度、当たり前にこなします!さあ、姫様!
…………
……む、姫様?
…………ふぇっ……
――っ!!!!
うわ、エクセリア、泣きそうになってるじゃない……
あの、ゲオルグさん!
ア、アイリス君!?
エクセリアさんも十分がんばっていると思います。だから、ここは……
いや、その、しかしだな……むむむ……
ふぇっ……ひっく……
ううっ!あ……あ……あ……
ひ、姫様! 今日の鍛錬はここまでとします!
じ、自分はそろそろ巡回の時間なので、失礼します!
んん……?あんなにやる気だったくせに、あっさり引き下がったわね……
ええ、助かったぁ……ありがとうございます、アイリスさん……
いえ、そんな……
……もしや、ゲオルグって……
思い出3
アンタ、女の子が苦手でしょ。
なっ! なななななにを言っているのだ、キャトラ君!じ、じじじじ自分はだな……
わかりやすすぎる……
見え透いた虚勢を張るな。かえって見苦しいぞ、ゲオルグ。
今ならアイリスもエクセリアもいないし、正直に話してみなさいよ。
ならば話してやろう。このゲオルグは情けなくも……
カグヅチ! ……わかった。ここまできたら、包み隠さず話そう……
ふん、最初からそうしろ。
自分は、その……女性とどう接すればいいのかわからないのだ。
それはわかってたけど……なんでまた?
ゲオルグはこれまで、我ら竜とドラグナーの男たちに囲まれた日々を過ごしていたからな。
ああ……竜騎士団にいた頃は、そういう機会などまったくなかったのだ。
まさに灰色の青春というやつだな。クックックッ……なんとも情けない話よ。
くっ! そんなこと、お前に言わなくてもわかっている!
でも、よくそれでエクセリアの指南なんかできるわね。
ああ……まさにそれが悩みの種なのだ……
姫様は王族のご身分だが、同時に年頃の娘でもある。
自分は、そんな姫様にどう接したらよいのか、わからなくなるときがあるのだ。
……もしかして、この前の鍛錬のときも?
あのときは、姫様に良かれと思ってやったことだった。
だが、まさかあそこで泣かれてしまうとは……
それであんなに動揺してたのね、アンタ。
くっ! なんと不甲斐ない!これでは姫様の指南役など……!
……ゲオルグよ、我に一つ策がある。
えっ!
ほ、本当か、カグヅチ!?で、その策とはなんだ!?
……それは、然るべきときが来たら見せてやろう。ではな。
??? ど、どゆこと?
あのカグヅチの言うことだ。ここは信じて「とき」とやらが来るのを待つとしよう。
信頼してるのね。
ああ、カグヅチは自分にとって半身も同然――かけがえのない相棒だからな。
ふ~ん……
思い出4
前から気になってたんだけど、ゲオルグってどうやってあのカグヅチを手懐けたわけ?
ああ、それはだな……少し長くなるが、構わないか?
オーケー!すっごい気になるし!
……そもそも昔の自分は、ドラグナーを目指してなどいなかった。
え! いきなり衝撃の事実!?
当時の自分は、己の力を過信していた。
竜に乗って戦うなど、己一人で戦えない軟弱者のすることだと断じていたのだ。
にわかには信じられないわね……それで?
そして自分は、己が力が竜に勝ることを証明するために、様々な竜に挑みかかった。
え、ちょっと、それって……
そうだ。命こそ奪っていないが、やっていることは<竜狩り>とそう変わらなかった。我ながら愚かの極みだった。
そんなときだった。当時、凶暴な火竜としてその名をとどろかせていたカグヅチと出合ったのは。
カグヅチもまた人間を見下し、竜こそが地上最強の種族であると己の力を誇示していた。
……アイツは今も昔も変わっていないのね。
カグヅチとは何日もの間、戦い続けたが、今までの竜とは比べ物にならないほどの強敵だった。
それで、勝負はどうなったの?
実は、それどころではなくなった。
えっ?
自分たちの決闘の場に、当時の竜騎士団が駆けつけ、カグヅチを取り押さえようとしたのだ。
頭に血が上っていた自分は、獲物を横取りされたと激昂し、彼らに矛先を向けた。
な、なんかもうめちゃくちゃね。
そうして自分とカグヅチは、背中合わせになり、ドラグナーたちをひたすら倒していった。
だが浅はかだった。我らはその勢いで、当時の団長に戦いを挑んでしまったのだからな。
結果は惨敗。自分とカグヅチは完膚なきまでに打ちのめされてしまった。
あらら……やっぱり団長さんは強かったわけね。
そして我々は団長に延々と説教された挙句、竜騎士団に入団させられたのだ。
なによそれ!?わけがわからないわ!
ああ、まったくだ。だが逆らえば再び制裁される。自分もカグヅチも団長に頷くしかなかった。
そのときからだったな。カグヅチとの奇妙な連帯感が生まれたのは。
はー、アンタたち、とんでもない問題児だったのね。で、問題児同士、仲良くなったと。
まあ、そのあとも紆余曲折はあったが、結果として我らはドラグナーとなった。
なるほどねぇ。アンタたち似たもの同士だし、お似合いだと思うわよ。
ああ、自分でもそう思う。まったく、本当にな……
…………
思い出5
……ゲオルグ、ついに「策」をなすときが来たようだ。
おお、ついにか!待ちわびたぞ、カグヅチ!
で、一体どうするわけ?
……まあ、見ていろ。
おい、小娘。
あら、カグヅチ。あなたから話しかけるなんて珍しいわね。なにか用?
一度しか言わん。よく聞け。
? ええ、わかったわ。
ゲオルグは、お前と話すことを不得手としている。
……え?
なっ!?カ、カグヅチ!お前、なにを……!!
少しは態度を改めることだな。泣けば済むなどという甘い考えも捨てることだ。
………っ!
カグヅチ!今すぐその口を閉じろ!
……ゲオルグ……私……
姫様! 違うのです!今のはコイツが勝手に……!
っ! ごめんなさい!!
ひ、姫様! 姫様―――!!
ええい、カグヅチ、貴様、姫様になんてことを言うのだ!
ふん、今の調子ではいずれバレることだろう。速いか遅いか、それだけだ。
言い方というものがあるだろう!小言か皮肉しか言えんのか貴様は!
我は真実しか言わん。お前たち人間と違ってな。
減らず口を……!
なんだ、我とやる気か?今ここで「あのとき」の決着をつけてもいいのだぞ?
上等だ!今度こどねじ伏せてくれる!
ふん、ならば消し炭にしてくれる!
ぎゃああ!やめんかー!飛行島が火の海になるわ!
うおおおおーー!!
グルァァァーー!!
ひいいい! お手上げだわ!主人公、止めてぇ!
思い出6 (友情覚醒)
む! これは……!?
ルーンの光、か……?
――ゲオルグさん。
…………
アイリス君、姫様!
さ、エクセリアさん、ゲオルグさんに言いたいことがあるんですよね。
っ!?
ゲオルグ……えっと、その……
さっきはなにも言わずに逃げ出したりして……ごめんなさい!
そ、そんな!顔を挙げてください、姫様!そもそもこれは自分が……!
私がゲオルグの負担になってたこと、ずっと気付かなくて……本当にごめんなさい!
いえ、ですから違うのです、姫様! 自分は、その……
もうさ、正直に言おうよ。でないと、どんどん話がこじれるわよ。
ぬうう! ……そうだな……もうそれしかあるまい……
姫様、聞いてください。その、実は自分は……
…………
……
ー―ということなのです。姫様。
そういうことだったのね、ゲオルグ……
本当に申し訳ありません、姫様!すべては自分の未熟が故のこと!
かくなる上は、団長の座を辞し、しかるべき処分を……!
落ち着いてゲオルグ!あなたはなにも悪くないわ!
で、ですが……!
安心して、ゲオルグ。
私はゲオルグのこと、なんとも思ってないから!
…………
…………
……あっ、違うわ!そのままの意味じゃなくて!
えっと、私にとってゲオルグは、一番尊敬するドラグナーで、私を導いてくれる大切な人。
その事実だけはなにがあっても変わらないわ。
だからゲオルグ、そんなに気負わないで。たとえなにを言われても私は大丈夫だから!
……って言いたかったわけね。
姫様……!もったいないお言葉です……!
それからカグヅチもありがとう。あなたのおかげで、ゲオルグの気持ちに気付くことができたわ。
ふん、小娘が知ったような口をきくな。
それじゃ、話も済んだことだし、みんなでお茶会しましょ!
賛成です♪もちろんゲオルグも来るわよね?
は……はっ!このゲオルグ、姫様にどこまでもお供いたします!
ゲ、ゲオルグさん、相変わらずですね……
まあいいじゃん、ゲオルグらしくてさ。さっ、早くいきましょ!
……礼を言うぞ、カグツチ。
なんのことだ。
頭の回るお前のことだ。こうなるとわかった上での「策」だったのだろう?
考えすぎだ。我はただ、グズっているお前に喝を入れたかっただけだ。
だがその結果、自分は姫様に本心を打ち明け、姫様はそれを受け入れてくださった。
……まったく、これだから人間というのは……
ゲオルグ~、カグツチ~!早くいきましょう~!
いくぞ、カグツチ。姫様がお呼びだ。
むう、不本意だが、無視するとうるさそうだ。……たまには付き合ってやるか。
覚醒絵・覚醒画像
燃え盛る闘志のドラグナー
思い出7
グルゥアァァァ!!
はああぁぁーーー!
ちょ……! またケンカ!?
いや違うぞ、キャトラ君。これも鍛錬の一環だ。
それにしては、なんだか鬼気迫るものが……
当然だ。隙あらは頭を噛み砕くつもりでやっているからな。
お前こそ、角の2、3本は覚悟することだな。
…………
…………
ウオオオォーーー!!
やっぱケンカでしょコレ!?
思い出8 (神気解放)
……腕をあげたな、カグツチ。
貴様こそ、昔に比べてしぶとくなったものだ。
――♪
む? 君も自分たちと鍛錬したいと?
うむ、いい心がけだ!ならば、ともに高みを目指そうじゃないか!
ほう……ならば、その言葉に偽りがないか試してやろう。
カグツチ相手なら遠慮は無用だ。思いきり打ち込んでやれ!
その他
01. Divine Dragon’s Saga | |
02. 大願成就! お正月を取り戻せ!inワイハの島! | |
03. 私立茶熊学園2016 Story | |
フォースター☆16th(10/31) | |
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茶熊学園2017 Story |