【白猫】カルディナ・思い出
情熱の女海賊 カルディナ・オマリー cv.井上喜久子 七つの海を渡る女海賊。 善人からは略奪しない主義。 | ||
2014/08/29 |
思い出1
えらく立派な船じゃないか!アンタが、ここの船長?
<海賊帽をかぶった勝ち気な女性が、満面の笑顔で現れる。>
あなたは……?
アタシはカルディナ。自由を愛する海賊、よ。
か、海賊って……!この飛行島を狙ってるんじゃないでしょうね!?
ハハッ! 確かに略奪してあげたいくらい良い船だけど、アタシにはもっと欲しいものがあるの。
――カルディナさんは、何を探していらっしゃるんですか?
それは――
それは?
また、気が向いたら教えてあげる!
なによ、気になるじゃない!そっちから言い出しといて!
ふふっ。海賊は海風と同じで……自由で気まぐれなの!
思い出2
ふふふ、まぁまぁの成果ね……
<カルディナは、何かを大事そうに箱から取り出している……>
カルディナ~!なにしてるの……って、その宝石、どうしたのぉ!?
そんなに大きな宝石を、何十個も……!
ま、まさか……誰かから奪って来たんじゃないでしょうね!?
もちろん奪ってきたモノよ!アタシは海賊なのよ?
そ、そんな……カルディナはやっぱり極悪人……
アハハッ、この財宝は、数百年も前に強欲な海賊が孤島に隠していたモノよ。
奪われた財宝を奪い返しただけ……ふふっ!
そ、そうだったんだ……それにしても、よく見つけるわねぇ……!
その財宝が、カルディナさんが探していたもの、だったんですか?
ハハハッ!こんな財宝を見つけるなんて、アタシにかかれば楽勝よ!
本当に探してるモノは、こんなカンタンには見つからないの……
思い出3
うーん、この海域にもない、か……
<カルディナは、飛行島から身を乗り出すようにして海を眺めている。>
カルディナ!!
わわわっ、わあああ!!
おっはよ~!って、そんな所で遊んでたら危ないわよ?
いきなり大声で話しかけないでよ、海に落ちるとこだったじゃない!
カルディナさん、一体何を探してるんですか?
……はははっ、なんだろうね?
<カルディナは話をはぐらかすように笑うと、立ち去ってしまった。>
カルディナの探し物は、海に関係があるのかしら……?
……?
思い出4
うーん、この空にも無い、か……
<カルディナは双眼鏡で、辺りの空に浮かぶ雲を調べている――>
<その時――カルディナの視界の中に、巨大な二つの目玉が現れる!>
わわわあわっ!?
なによ~っ!この可愛いキャトラちゃんを見てひっくり返るなんて!?
なんだ、キャトラか……とんでもない魔獣が空から降りてきたのかと……!
誰がとんでもない魔獣よ!!
カルディナさん、今度は空を探しているんですか……?
この前は海を探してたのに……変なのぉ!
……そうねぇ、まったくよ。何年も探し続けているのに、何の手がかりも見つからない。
<カルディナは寂しそうに笑うと、また主人公たちの前から立ち去ってしまった。>
あ、アタシ、言っちゃいけないこと言っちゃったかな……
カルディナさん……?
どこに、いるの……?父さん……!
思い出5
はぁ……!
<カルディナは肩を落とし、暗い顔でうつむいている。>
カルディナ、ここにいたのね?
アンタたちか……全く、アンタたちも物好きね。
カルディナさん。どうか教えていただけませんか。あなたが何を探しているのか。
いっつも寂しそうな顔して……アタシたちにも、何か手伝わせてよ!
…………
アタシが探してるのは、父親の幽霊よ。
幽、霊……!?
気高い海賊だった父さんは、ある事件をキッカケに、闇の呪いをその身に宿し――
幽霊船に乗りながら、世界のどこかで永遠に終わることの無い旅をしているの。
そんな……!
アタシは、父さんを探し出して、救ってあげたいの。
でも、何年かかっても手がかりさえつかめない。どこにいるのかもわからない。
どうしようも、ないでしょ……?
思い出6
……! この光……温かくて、懐かしい……!?
主人公、あんたが見せてくれた輝きなの……?
カルディナぁ……元気出して?
カルディナさんのお父さんは、この世界のどこかにいるんですよね?
だったら、探しましょう。海の果てへでも、空の果てまでも。
アタシたちも、協力するからさぁ!
…………ははっ、本当にあんたたちは、変わりモノね。
<カルディナは顔を隠すようにうつむくと、少しだけ震えた声で、笑った。>
アタシったら、カンタンに見つけられるモノを探すのに慣れ過ぎてたかも――!
絶対に見つかりっこないモノを探すのが、本当の冒険なのにね!
か、カルディナ……!
さぁ、主人公、今日はどこへ旅をする?
さぁみんな!ワクワクする冒険へ、旅立とうよ!
……はい、行きましょう!
<カルディナの自由な瞳は、はるかなる水平線のその先を見つめていた。>
きっと、この旅の果てで父さんに会える。そんな気がするの……!
大海を駆ける女海賊
思い出7
zははっ、遠く見えてた水平線の向こうに……なんだかうっすらと見えてきたよ。
c何が?
z新しい冒険が、ね――
海賊のカンってやつかしらね。とてつもないお宝が……見たこともない何かが……
アタシを、アタチたちを待っているのよ。
xカルディナさん……!
z今こそ帆を上げるときかもね。誰も見たことのない明日に向かって……!!
思い出8
そう、アタシは……水平線の先に用があるんだ。
海賊ってのは、誰にも縛られないもんさ。
父さんのことを、忘れたわけじゃないよ。いつか必ず……
でもアタシは、見つけたいんだよ。この海のどこかにある、アタシだけのお宝をね。
さあ行くよ主人公! ついてきな!
その他
その他