【白猫】レザール（クリスマス）・思い出
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| 演劇魔王 レザール・グランジュ cv.浪川大輔 元魔王という経歴を持つ劇団員。 売れない期間が長く続いている…… |
2016/11/30
メインストーリー
思い出1
小劇場界には。俺より変人などそれこそ掃いて捨てるほどいるぞ。
――いいえ！ それはアホではないわ！ 立派な役作りじゃないかしら！？
――売れた！ 役者の鑑だと言えるだろう。
キャッキャキャッキャ♪
思い出2
隣にいるのはシャグラン。俺の相棒。
俺たちは少し前、魔王業界から足を洗い。小劇場界へと飛び込んだ。
演劇界が、〈灰色の世界〉だと思ったからだ。以上！
前回わからんかったことは依然わからんままだけど、まあ良いでしょう！
「あの頃は怖いと思ってた」とちょいちょい言われてな。
まあ、『話してみたら案外怖くなかった』とも言われるのだが。
ぎにゃー！ ソレ、魔王カンケーナイでしょー！？
思い出3
ｗお世話になっております。わたくし、こういうものです。
ｗいえいえ。構いませんとも。レザール座長とキャトラ様の頼みとあれば、どこへなりとも。
じゃあさっそく、ブレストベースで始めましょう。
ｗどうも、みなさま。実はですね、レザール様目身の本格的なプロデュースに、わたくしも協力する運びとなりまして。
ｗ先日の『ほわいときゃっつ』の公演は、見事大成功を収めました。
レザール様にはいま、追い風が吹いているのです。
いまレザール様は、小劇場界でのし上がっていくチャンスなのです！
ねえウォルター。あの公演でレザールが評価されたのってどこなのかしらね？
ゆーてもレザール、役者としてはそんなに出てなかったじゃない？
ｗそうですね。あの公演では、レザール様の演出能力を世に知らしめましたね。
たしかにいい経験にはなったが……俺はもう一度、役者をやってみたいんだ。
ｗふむ、なるほど。
本人の意思もこうだし、役者として売り出してあげたらどうかしら？
ｗかしこまりました。
ｗでは、早速ですが、レザール様に客演のオファーが来ております。
ｗ恐れ入ります。
ｗそれがですね――
思い出4
＜レザールが客演として呼ばれたのは『あたらしい箱物』という老舗の劇団だった。
それこそ、演劇人で、その名を知らぬ者などいないというほどの……
客演を承諾したレザールは、はじめはたいそう喜んだのだがその本番のステージで――＞
イリ準備。
――はいっ！
＊＊＊
ｗ台詞つきの役だったはずでは？
『まったくだ、まったくだ！』だけだ！
ｗなんと……
俺の台詞も、別のアンサンブルが言っていたさ！
ｗとはいえ。台詞は台詞……契約上、虚偽はありません……
それに、もう一つ！ やりきれないことがあるんだ！
――これまでで一番、ギャラがいいッ！！！
演劇ってホントに……なんなんだろうなぁ……？
思い出5
彼の名はレザール。
『元魔王』という肩書きを持つ、演劇人。
客演の仕事を終えた彼の心は、懐の温まり具合に反して冷えきっていた……
演劇って、ホント。なんなんだろうなあ、シャグラン……
思うようには、いかないなあ……
元魔王、って経歴も、そんなにフックにもならないし……
魔王がフックってなんだよ！ なんて、目分でツッコんだりしてな。フフフ……
フフフ……！ 心配するな、シャグラン……俺は正気だよ……
正気で……途方に暮れているのさ……
ただ、疲れただけさ……
思い出6 (友情覚醒)
偉大なる俳優が、こんなことを言ったわ……
＜ルーンの力を借りた、キャトラの言葉はレザールの胸に響いた……！
――そして――＞
＊＊＊
＜泥で顔を汚したレザールが、大根を高々と掲げる――＞
＜ああ、レザールよ――お前は一体、どこへ行くのか――＞
シャグランも！ 畑をたがやしてんじゃないわよ！ 邪竜でしょ！
＊＊＊
これ……は……あの舞台の……再演……？
まったく……アンサンブルが嫌だなんて、ぜーたく言うんじゃないわよ、
たとえ端役でも、観てるひとはいてくれて――
こうしてもう一度、お声がかかるんだからさ……♪
くさらず、地通に。一歩一歩進みなさい、レザール……！
演劇界の深淵に堕ちし魔王 レザール・グランジュ
その他
| クリスマス公演への軌跡 Story | |||
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| 画像 | 説明 |
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 | レザール・グランジュ cv.浪川大輔邪龍を駆り、人々を震撼させた魔王。だったが、劇団員へと転向した。 |
 | レザール（クリスマス）元魔王という経歴を持つ劇団員。売れない期間が長く続いている…… |
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