【白猫】アピュト(バレンタイン)・思い出
アピュト・ブーゲンビリア CV: 大人の恋愛テクニックを学んだサキュバス。 夢の中に入り込む術を使う。 | ||
2017/02/13 |
メインストーリー
思い出1
ぱぁ~、ひほふ~ひほふ~。
<アピュトがパンをくわえて走ってきた。>
またしょうもないことを……って鳥に囲まれてるし!
やめて!痛い痛い!パンはあげるからつつかないで!
アピュトさん、大丈夫ですか?
キッキッキイ。いきなり飢えたケモノたちに襲われちゃったわ。
アンタ相変わらずズレたことしてるのね~。
主人公くん、久しぶりね。元気だった?
アイリスちゃんも久しぶり。やっぱりかわいいわね。さすが私のライバルだわ。
だけど主人公くんとアイリスちゃんは進展ナシって感じね~。
ちょっとおー!アタシにアイサツはないわけ?
あら、おしゃまなキャトラは私の甘~い恋の話が間きたくて仕方ないのね。
聞きたい聞きたい!あれからどんな恋をしたわけ?
あ~んなことからこ~んなことまで経験済みよ。
へえ~。じゃあファーストキスはもう済ませたの?
当たり前よ。とーっても濃厚だったわ。
で、どんな味たったの?
そ、それは……とっても濃厚な……濃厚な……レモン味よ。
すっごい酸っぱそう。絶対嘘ね。
アンタ全然成長してないじゃない!
じ、自分の恋は進んでないけど、恋の手伝いをする夢魔としてはすっごく成長したの。
そう、私は自分の恋を犠牲にして修行に打ち込んでいたのよ!
本当かしらね~?
男の人と付き合う暇もなかったから人肌恋しいわ。
もともと付き合ってないでしょ。
と、とにかく!厳しい修行の末、とんでもない恋愛テクニックをあみ出してしまったの。
まー期待してないけど一応聞かせてもらおうじゃない。
乱用厳禁、大人の恋愛テクニック。それは……素直になること!
…………
レベルが高すぎてついてこれないって感じね。
でも安心して。手取り足取り教えて……あ・げ・る!
思い出2
恋に大事なのは素直な気持ち。まずは自分の気持ちに対して素直にならなくちゃ。
そこのところがわかってない乙女や坊やが多すぎるのよね。
アンタこそ素直に見えないけど。
そうなの。素直になれと言われて素直になれるなら、もうとっくになってるわ。
そんな、背伸びしたがりの乙女と坊やにもってこいの術があるの。
厳しい修行をして習得した、<スウィーティースウィートドリーム>よ!
とりあえず甘さがくどいことだけは伝わったわ。なんなのよその術って。
悩める乙女や坊やの夢の中で、私が恋のカウンセリングをしたり愛のアドバイスをしたりするの。
夢の中なら背伸びする必要はない。みんな素直になれるってわけ。
そんなことで現実の恋がうまくいくのかしらね~?
夢が現実に影響を与えるの。恋の答えは、夢の中にあるのよ。
そこにたどり着けるのは、恋をするその人自身と、夢魔である私たちだけ。
恋する乙女と坊やにそっと寄り添ってあげる……百戦恋魔が一恋托生ってわけ。
アピュトさん、すごい術を身につけたんですね。
というわけで、主人公くん、一緒に寝ましょう?
イケナイ夢の中で……あなたの心、裸にしてあげるわ。
<アピュトは主人公の手を引き宿屋に連れ込んだ!>
嫌な予感しかしない……アイリス、追いかけるわよ!
……そうね!
<キャトラとアイリスが宿屋に飛び込むと――>
はい、主人公くんはこのベッドで寝てね。私は床で大丈夫だから。
なんか思ってた光景と違う!
さあ、この秘伝の愛眠薬で……みだらな気持ちと眠気を誘発するわ。
どんな感情なのよそれ……
主人公、今寝ると夜眠れなくなって、明日の冒険に響くわよ?
さすがアイリスちゃん。主人公くんのことをよく考えてるわね。
キッキッキィ。アイリスちゃんの夢に入ったら、深い女子力が学べそう!
そんな、学ぶだなんて。私の夢は普通ですよ。
怪しいわね!実はイケナイ夢をみてるんでしょ!のぞかれたら恥ずかしいんでしょ!
別に恥ずかしくはないです。イケナイ夢っていうのも、どんな夢なのかちょっと……
夢の中まで清純ってわけね。いいわ、アイリスちゃんの夢に入らせてもらおうじゃない。
そして、キレイな夢を……なんか、こう、すごいみだらな感じにしてあげるわ!これを嗅ぎなさい!
こらー!人の夢に入ってなにやろうとしてんのよ!
<小瓶が割れてむせかえるような愛眠薬の香りが部屋いっぱいに広がる!>
甘くて……眠い……
思い出3
あれ……どうしてみんなもいるの?夢の中に入れるのは夢魔だけのはずなのに……
変な薬のせいで全員眠っちゃったからじゃない?
まあ、この術を実際に使うのは初めてだから、なにが起きるかわからないのよね。
無責任な夢魔ね!
ここが……私の夢……?
キッキッキィ!これを見て!恋愛教則本がたくさん落ちてるわ!
すました顔して、裏でいろいろやってるのね。
おかしいわ……私そんなの見たことないのに。
ここは夢の中。つまり、現実で見たことなくても、心の底では見たいってことよ。
アイリスが……意外だわ!
あっちに誰かいるわ!
誰かしら……って、ええっ!?どうして私がいるの!?
もしかしてここ……アピュトさんの夢の中なんじゃ。
アイリスの夢に入ろうとして自分の夢に入ったってわけ?ややこしい失敗ね……
つまり、あの私が見ている夢にこの私が入ったってことね。
おーい!もうー人のアピュトー!
みんな……ってええっ!?なんで私がいるの!?
落ち着いて。ここはあなたの夢の世界。私は夢魔の術で夢の中に人ったの。
怪しいわね。<告白のルーン>の力で本当のことを吐かせてあげる!
ムッサエロサイム!
一族秘伝のナイスバディになる薬、塗り薬だって知らなくて最近までずっと飲んでたの!
相変わらずとんちんかんな告白をさせる呪文ね……
そ、その恥ずかしエピソードは……確かに私だわ!
もう!なんてこと言わせんのよ!こっちからもお返しよ!ムッサエロサイム!
この前、修行の一環でゼロキスくんと投げキッスの遠投対決をして……負けたわ!
キッキッキィ。ゼロキスくんに負けるなんて恥ずかしいわね~。
……って向こうも私なんだから恥ずかしいのは結局私じゃない!
そもそも投げキッスの距離を競ってる時点でおかしいでしょ!
夢の中に入ってきたあなたは確かに私みたいね。だったら……夢を見ている私は誰なの?
……私、疲れてるんだわ。おやすみなさい。
夢の中で寝るなー!
思い出4
あなたの恋の相談に乗るわ。
相談なんて……私は恋を助ける夢魔なのに。
あなたは夢魔だけど、恋する乙女でもある。
今は私が夢魔をやるから、あなたは恋する乙女に専念なさい。
これって……自問自答ってやつ?
……恋ってよく分からないの。好きもよくわからない。
前も主人公のルーンの光を浴びて、初恋だって勘違いしてたわね。
恋っていうのは、無理して知ろうとするものじゃないの。
恋ってね、気づいたときには落ちてるものなの。特に、初恋は。
知ったふうなこと言うのね。アンタも初恋まだなのに。
背伸びせず、一歩ずつ進めばいい。恋とか愛とか関係なく、あなたはどうしたいの?
主人公くんと一緒にいたい。アイリスちゃんやキャトラともお話ししたい。
だったらそうすればいいわ。一緒にいるうちに、その気持ちが友情か愛情かわかるはずよ。
さあ、背伸びしないで一歩ずつ、素直な気持ちでいきましょう?
……手料理を食べてもらいたいの。力二カマ料理もあるわ。よかったら、みんなで……
わーい!食べましょ食べましょ!
アピュトさんの料理、楽しみです。
……私も、やればできるじゃない!一人前の夢魔に一歩前進ね!
さあ、夢から出て、現実でも頑張っていかないと……
……えっと……どうやって夢から出ればいいの?
思い出5
<アピュトは夢の中をひとりさまよっていた――>
みんなどこいっちゃったの……?
無理して難しい術なんて使うんじゃなかった……もうやだ……怖いよ……
誰かー!いないのー?
……誰もいない。私には、誰もいない。
恋の相手も、恋を応援してくれる夢魔も、助けにきてくれる王子様も……
――大事な誰かを忘れてないかい?
ゼロキスくん!どうしてここに……
アピュ卜のことを助けにきたのさ。
まだ使いこなせない術を使うなんてアピュトは背伸びしたがりたね。僕がいなかったら一生夢の中だぜ?
頼りないゼロキスくんがかっこいいなんて夢みたい……あ、夢か。
おいおい、僕を夢の登場人物にするなよ。
夢魔の術を使って夢の中に入ったんだから、今のアピュトと同じ立場さ。
じゃあ、ほんとにかっこいい、ゼロキスくんかっこいい!
自分で言うのもアレだけど、今の僕はマジでかっこいい。
女の子の前でそれくらいかっこよくできれば、きっとモテモテよ。
じゃあ、帰ろうか、アピュト。
うん!
……で、どうやって帰ればいいの?
やっぱりゼロキスくんはゼロキスくんね……
なんだよ!アピュトだって帰り方わからないくせに!
でも安心した。かっこいいゼロキスくんなんて、ゼロキスくんじゃないよ。
待ってよ!これもう術のシステムが悪くない?
僕たち二人とも夢に入ることはできたのに出ることはでさないなんて。
そういう魚獲りの仕掛けってあったよね。入れるけど出れないやつ。
小さい頃、近所の小川でアピュトと魚獲りしたな……あの頃は楽しかった……
見て!向こうの川で魚が飛ぴ跳ねてるわ!
よーし、気分転換に魚獲りでもしよう!
<小川に近づいてみるとそこには水浴びをする女性が――!>
ゼロキスくん!見ちゃダメ!
…………
ゼロ秒で気を失っちゃった……ほんとダメダメなんだから。
こんなゼロキスくんの恋をお手伝いできるのかな……
……昔みたいに、恋する2人の仲を引き裂いちゃったらどうしよう。
ゼロキスくんが絶望するところなんて……耐えられない……
<アピュトが不安に駆られると、呼応するように辺りが深い闇に包まれる。>
……誰か……助けて……
思い出6
主人公くんの気持ち……あったかい……
ほら、ゼロキスくんもしっかりして。あったかいよ?
あったかいっていうか……まぶしい……
確かに……まぶしい……
う、うぅん……ここは……現実?
主人公くんの光が私を夢からさましてくれたのね。
やーっと目を覚ましたみたいね。アンタひどかったわよ。叩いたって起きやしないんだもの。
みんなはいつ目がさめたの?
私たちは眠りに落ちる前に部屋から抜け出せたんです。
ってことは私が一人で自分の夢の中に入ってただけ?うう、恥ずかしい。
恥ずかしいのはもう一人いるわよ。
……あれ?ここは?一瞬だけすごく刺激的なものを見た記憶が……
ゼロキスったらアピュトのこと助けるって息巻いてたくせに、ぐーすか寝てるんだもん。
しょーがないから、主人公の力で二人を目覚めさせたってわけ。
アピュトさんはうなされてたけど、ゼロキスさんは幸せそうでしたね。どんな夢をみてたんですか?
アイリスさんにだらしない寝顔を見られるなんて……今日はもうダメだー!!
……今回の失敗は勉強になったわ。私、夢魔として背伸びしてた。あの術はしばらく封印する。
恋も仕事も背伸ぴせず、地に足つけて一歩ずつ。素直な気持ちでいきましょう。
アタシたちはアンタの寝顔見てただけだからよくわかんないけど、なんかよかったみたいね!
ということで、夢の中で出会ったもう一人の私みたいに素直になるわ。
……うぅ。
アピュトさん、顔真っ赤。
背伸びをやめて素直になると……この格好、恥ずかしい!
そーいう恥じらい、失ってなかったのね。7
ああん、よそ見しないで!私のことを見て!
どっちなのよ……
首から上だけ見て!首から下は見ちゃダメ!
じっと見つめられると恥ずかしい!首から上だけチラ見して!
背伸びをやめて素直になっても、先は思いやられるわね~。
覚めない夢の乙女 アピュト・ブーゲンビリア
その他