【白猫】エレノア(シェアハウス3)・思い出
エレノア CV:石見舞菜香 ケーキ屋で働くことになった少女。 華やかな都会での日々は、驚きの連続。 | ||
2018/12/14 |
メインストーリー
思い出1
こんにちは、皆さん。
やっほー、エレノア。可愛いおべべじゃないの♪
変じゃありませんか? ―応、店員さんに逮んでもらったんですけど……
大丈夫。すごく似合ってるわ、エレノア♪
ありがとうございます……
以前にグラハムさんと出かけたときに、買っていただいたんですよ。
あらあら。すっかり孫をかわいがるおじいちゃんねぇ。
今度、あらためてお返しを贈ろうと思います。
それがいいわ♪
エレノア、こっちの冬にはもう慣れた?
はい、すっかり。
こちらの世界の冬は、街を包む光が綺麗で、笑顔があふれていて……
こんなに心穏やかな冬を遇ごすのは、生まれて初めてです。
そう……よかった。
ところで、その手提げ袋にはなにが入ってるのかしら?
ええと、まだ秘密です。
少しだけ、お台所をお借りしてもいいですか?
なにか作るの?
はい。ちょうどいい時間ですし、よろしければおやつでも、と思って。
ありがとう。それなら私も手伝うわ。
いえ、大丈夫です。私がアイリスさんたちにごちそうしたいんです。
わかったわ。楽しみにしてるわね♪
ふふ、エレノアったらずいぶんハードル上げるじゃない!
い、いえ……そんなつもりは……
さっそくアジトに戻りましょ♪ キャトラさんの舌は甘くないわよ!
緊張してきました……
思い出2
はい、どうぞ。
おー、ストロベリーケーキね! これホントにエレノアの手作り!?
はい、一応……
すごいわ、飾りつけも綺麗で、お店で売ってるケーキみたい……
エレノアの料理っておいしいけどどれも素朴な感じだったじゃない?
それがこんなオシャレなケーキを作れるようになっちゃって……
すっかり都会っ子になってからに!
そ、そんなことありませんよ……
ケーキ屋さんで働いたときに、少し教えてもらったんです。
それじゃあ、いただきます。はむっ……
おーいーしー!!
見た目だけじゃなくて、お味も絶妙じゃない♪
大げさですよ、キャトラちゃん……
大げさなんかじゃないわ。本当にすごく美味しい……♪
お口にあってよかったです……!
この間、グラハムさんにも作ってあげたんですけど、すごく喜んでくれて。
アレ? 主人公ったら、反応薄くない?
私のケーキなら、主人公さんには何度か食べてもらいましたから。
なんですってー! ずるーい!
ねえ、エレノア。次は一緒に作らない?
エレノアが学んだこと、私にも教えてほしいな。
私なんかでよければ、ぜひ!
とはいっても、まだまだ練習申なので未熟ですけど……
ううん。よろしくね、先輩♪
はい! ではさっそく――
ちょいとまちなさい。
おうちでクッキングもいいけどさ。せっかくエレノア、素敵なお洋服買ったんだし…
…お外に出て、冬の遊ぴも満喫しておさましょーよ!
冬の遊ひ、ですか?
今の時期にしかできない遊び、たくさんあるんだから!
そうだね。せっかくだし、お出かけしましょうか。
はい、ぜひ!
決まりね! 他のみんなも誘ってみましょ!
燃えてきたわ! ウヤッホーーー!
(うやっほー……!?)
ほら、エレノアも! ウヤッホー!
う、うやっほー……!
思い出3
わ、わ、わ……勝手に足が開いちゃう……
これ、ど、どうすれば……っ!?
スキー板をこう、ハの字にするのさ。ボーゲンってんだ。
こ、こうですか……!?
ちょらっさー!まんぱわー! まんぱわーで踏ん張るー!
シェ、シェリルちゃん……力んだら余計に滑って……!
そういうアイリスさんも、どんどん体勢が……
きゃっ!?
ヒュー! いい転びっぷりだ!
ま、慣れさ。今日中にはきっと滑れるようになるぜ!
エディさんは、スキーじゃなくてスノーボード?なんですね。
へへっ、おニューのボードさ! イカすだろ?
みんな苦戦してるみたいねぇ~。
キャトラちゃんはソリなんですね。
猫のちえよ♪
ナイス滑りじゃねーのブラザー! スノボ、マジで今日が初めてかよ!?
主人公はさすが、波乗り上級者なだけあるわね。
燃えてきた! ゴメンみんな! 一回だけ滑ってくる! すぐ戻るから!
いってらー!
ねーねーエディ! ソリ引っ張ってー!
お安い御用だぜ! Fuuuuuu♪
おー! 気持ちよさそー!
すごいスピードですね。怖くないんでしょうか。
私もあんなふうにすべりたいなー!
私たちは、もっと練習してからだね。
はい。まず基礎を身に着けないと。一緒にかんばりましょう。
はーい!はちころびななおさ、って誰かが言うてた!
……一回たりない!? ま、いいか!
私たちも早く滑れるように、がんばりましょう♪
……あら?
これ、止まらな――
<アイリスが後ろ向きのまま滑り出した……!>
アイリスさん! 今助けるよー!!
っとわー!?
アイリスさん……!
つかまってっ!
エレノア! ありがとう……!
よかったです……!
…………
ところでこれ、どうやって止まれば……!
……わ、わかりません……!
お、おーい!? 大丈夫かよ!?
ハデに転んだわねぇ……
ふぅ……やっと止まれましたね。怪我はありませんか?
大丈夫。巻き込んでごめんね、エレノア。
鼻に雪がついてるわ。とってあげる。
アイリスさんも全身真っ白で、雪だるまみたいです。
――くすっ。
ふふふ……!
思い出4
す、すごい人混みですね。
ここが<バーゲン>……ですか?
そう。冬の醍醐味……バーゲンセール会場よ。
季節や年の変わり目に、お店か値段を下げて在庫を売り切る催しなの。
それでこんなにたくさんの人が……
すごい熱気ね……!
ここは戦場だもの。みんな、準備は大丈夫?
アイリスさん、すごい気迫ですね……!
ええ、お得にお買い物ができる貴重な機会だもの。
食料に衣類に日用品に……買うべき物は山ほどあるわ。
ちょっとそれ返してよ! アタシのよ!
ハァ!? アンタ一回戻したでしょ!
押さないでよ! もー、ジャマー!
<客はみんな必死だ……!>
……!
さあ、いきましょうみんな。はぐれないようにね。
***
ねえ、この帽子、エレノアに似合うと思わない?
ええ!? そんな可愛いの、私には……
そんなことないわ。じっとしてて……ほらね♪
うう、でも……
いい感じじゃない♪ とられる前に買っちゃいましょ!
こっちのリボンは、キャトラに似合いそうね。
あ、とっても可愛いと思います!
ありがと♪ なら、これも買いね!
あっ、アイリスさん! このマフラー、素敵だと思いませんか?
すごくいいと思うわ。掘り出し物ね、エレノア♪
じゃあこれは、アイリスさんの分ですね!
……いいの? ふふ、ありがとう。
ねえエレノア。グラハムにもなにか買ってってあげたら?
はい、そのつもりでした。でも、なにを贈れば喜んでもらえるんでしょうね……
食器とかはどうかな?
あ、いいかもしれません!
グラハムさんが好きなアオイの島の郷土料理に合うお皿を探してたんです。
それじゃ、見にいきましょ!
選び終わったら、食料品も見にいさましょうか。
そうですね。お買い得なときに、しっかり買い込んでおかないと!
<まだまだ先は長そうだ……!>
思い出5
すっかり真っ暗ね。
ごめんね、みんな。つい時間を忘れちゃって……
いいじゃない。食べ物もたくさん買い込めたし♪
エレノアは楽しかった?
エレノア?
あ……すみません。少しぼーっとしていて……
人混みで疲れちゃったかしら?
ごめんね、エレノア。無理させちゃって……
そんなことありませんよ。
本当に、すごく楽しかったです。
それなら、よかった。
どっかで少し休みましょっか。お腹もペコペコだし。
道、混んでるわねえ。
エレノア、はぐれないように気をつけてね。
……エレノア?
<――いつの間にか、エレノアの姿がない。>
人混みではぐれちゃったみたいね……!
手分けしてさがしましょう!
<人が多くて、見つからない……
もっと見通しのいい場所へ行ってみよう。>
…………
思い出6 (友情覚醒)
<エレノア!>
あ、主人公さん!
すみません、人波に流されてはぐれてしまって……
闇雲に動き回るよりはと思って、見通しのいい場所からみなさんを探そうと……
ご迷惑をかけてしまって、すみませんでした。
<迷惑ではないが……大丈夫か?>
なにがでしょうか?
<さっき、様子がおかしかったから。
もし疲れているのなら――>
あ、すみません。違うんです。そうじゃなくて……
楽しい時間を過ごしていると、時おり、ふと思ってしまうんです。
アイリス様を未来の世界に残したまま、私だけが穏やかな時を遇ごしていいのだろうか、って。
<それは――>
そんなに心配そうな顔をしないでください。
私の本来の世界――未来に、いつか帰ること。
……でもやっぱり、私は今の世界も大好きです。
この世界で出会ったみんなと、グラハムさんと、アイリスさんと、キャトラちゃんと……
主人公さんと共に過ごす時間が、大好きです。
だから今は、こちらの世界も私の大切な居場所だって、胸を張って言えますから。
この世界で私か体験した、つらかったこと、楽しかったこと、嬉しかったこと――
いつの日か、アイリス様にお話してあげられたら、って思います。
<――>
ルーンの光……アイリス様が愛した、生命と絆の輝き……
とても、温かいですね。
この光……さてはこっちね!……
エレノア!
アイリスさん、キャトラちゃん……
ふたりとも、エレノアを心配していた。
……はい。
――あの、みなさん。
あらためて、これからもよろしくお願いしますね。
覚醒絵・覚醒画像
見習いケーキ屋さん
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