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白猫プロジェクトwiki【白猫攻略wiki】

魂を裁く不死者の王 Story

最終更新日時 :
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作成者: ゲストユーザー
最終更新者: ゲストユーザー

開催期間:

2015/1/10~1/16


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Story1 漂い来る未練抱きし魂

キャトラ

うぅ~……

な~んか気持ち悪いトコロ~……


ヴィルフリート

当然であろう。

無念のうちに果てた

死者たちの魂たちが、

そこかしこに満ちている。


キャトラ

ヤダぁ~!

ヴィルフリートになんか

ついてくるんじゃなかったぁ~!


ヴィルフリート

ならば帰れ。

死霊の二、三人は

ついてくるだろうがな。


キャトラ

それもヤダぁ~!


アイリス

大人しくしましょ、キャトラ。

ヴィルフリートさんと一緒が

一番安全だわ。


ヴィルフリート

賢明だ。


ヴィルフリート

――我が使命は、

この<執心のルーン>によりて、

恨み深き者を現世に戻すこと。


ヴィルフリート

なれどその未練、正当でなくば

認められぬ。一つ一つ、

入念な審査をせねばならない。


キャトラ

アンタ仕事は真面目よね。


ヴィルフリート

この古城より流れ来る魂、

あまりにも多すぎる。

明らかに不自然だ。


ヴィルフリート

不死者を裁可し、

統べる帝王として。

見極めねばならぬ。


アイリス

あの、ヴィルフリートさん……

正当な未練? を抱いて、

蘇った人って、やっぱり

復讐とかするんですか?


ヴィルフリート

いや。恨みを薄める、

いくばくかの猶予が

与えられるだけ――


ヴィルフリート

我の産む不死者は、

必ずしも悪しくはない。

他者より少し、土に還るに

時がかかっているだけだ。


アイリス

そうなんですね、よかった……


ヴィルフリート

迷える魂をはびこらすは、

我とて本意ではない。


ヴィルフリート

ゆくぞ。


Story2 怨霊の叫び

おぉぉぉ……

よくぞ、よくぞ、不死者の王……

己に、再び、滅びぬ体を……


アイリス

すさまじい怨念……!

これが、未練を抱いた魂……?


ヴィルフリート

汝に罪咎なきこと、

何方が示さんや。


己の潔白、

己が最も知るところ……


ヴィルフリート

力を得てなんとする。


知れたこと……

己を殺めしかの魔獣、

この手で五体を引きちぎらん……


ヴィルフリート

…………



キャトラ

どういうこと?


アイリス

魔獣に殺されて、

恨んでいるみたい……

それで、力が欲しいって……


ヴィルフリート

却下する。


おぉぉぉ……!

なにゆえ、拒むか……!


ヴィルフリート

貴様が何度蘇ろうと、

勝てはせぬからだ。


なん、だとおぉぉぉ……


ヴィルフリート

代わりに我が、貴様の仇を討つ。


おぉぉぉ……


ヴィルフリート

早々に地に還るがいい。

それとも、

振り下ろす相手なき剣を持ち、

永く彷徨うが望みか?


おぉぉぉ……


…………


ヴィルフリート

ゆくぞ。


キャトラ

ど、どーゆーこと?


ヴィルフリート

無闇に命を虐げる魔獣が、

この先にいる。そいつは、

魂の循環の理を曲げている。


ヴィルフリート

際限なく不死者を増やすが、

我が責務ではない。


ヴィルフリート

滅すぞ。


Story3 帝王の審判

ヴィルフリート

……ただの魔獣であったか。


キャトラ

やったねヴィルフリート!


アイリス

これであの魂も

浮かばれますね。


ヴィルフリート

馬鹿な人間どもめ。


アイリス

えっ?


ヴィルフリート

勝ってに挑み、勝手に死んだのだ。

愚か者以外のなんだ。


キャトラ

ちょっと、死んだ人を

悪くいうもんじゃないわ!


ヴィルフリート

討伐隊の人間だろうが、

彼我の実力差も見えず、

命を散らすなど。


ヴィルフリート

無駄なだけだ。


キャトラ

ちょっと!


ヴィルフリート

先に我に知らせるべきだったのだ。


キャトラ

そ、それは……


ヴィルフリート

無念の魂を裁可する我には、

それを責める権利がある。


キャトラ

そうだけど……


ヴィルフリート

不死者になろうなどと、

本来望むべきではない。


キャトラ

アンタ……


ヴィルフリート

我は帝王。

だが、容易に下れる軍門ではない。


ヴィルフリート

その方が良いのだ。


Story4 手ぶらじゃ家に帰れない

ヴィルフリート

しまった。


キャトラ

ど、どーしたのよヴィルフリート?


ヴィルフリート

このまま帰ったのでは、

妻に土産話が出来ぬ。


アイリス

……たしか、おくさんって……


ヴィルフリート

……そうだ、自らを水晶に封じた、

眠り続ける我が妻だ。


ヴィルフリート

だが、眠りながらも、

声は聞こえている。


ヴィルフリート

笑える話を聞かせれば、

ヒクヒクとまぶたが反応するのだ。


キャトラ

今度は愛妻家ぶりを

発揮する帝王であったの巻。


ヴィルフリート

キャトラよ。

どこかにネタのタネは

落ちていなかったか。


キャトラ

う~ん……

今日はアンタ、

ずっとマジメだったし……


ヴィルフリート

アイリスはどうだ?


アイリス

ヴィルフリートさん、

カッコ良かったですから、

それを話せば……?


ヴィルフリート

駄目だ。我が妻は、

笑い話を好む。

シリアスはピンとこないのだ。


ヴィルフリート

そうだ。主人公。

貴様なら何かあるだろう?


ヴィルフリート

沈黙の仮面の下で、

どんなギャグを

考えていたのだ?


キャトラ

そんなに欲しがっちゃ

ダメよ~?


ヴィルフリート

だが、手ぶらというわけには……


ヴィルフリート

いまのはなんだ?


キャトラ

え?


ヴィルフリート

死者の気配か……?

だが、これは……?


ヴィルフリート

ゆくぞ!


キャトラ

ちょちょ、急に、待ってよぉ~!


最終話 優雅な貴族とシュールの王

ヴィルフリート

き、貴様は……


ベンジャミン

あら。見つかっちゃったわね。


キャトラ

ベンジャミン!?


アイリス

どうしてここに?


ベンジャミン

お・さ・ん・ぽ。


キャトラ

たしかにアンタは幽霊だけど……


ヴィルフリート

宙に浮かぶ面白マスクだと!?

掴みは十分じゃないか……!


ベンジャミン

こちらの方は?


キャトラ

不死者のおーさま、

ヴィルフリート氏。

こう見えてお笑い大好き。


ヴィルフリート

大好きなのは妻だ。

ベンジャミンと言ったな。


ベンジャミン

ええ、ごきげんよう。

あら、どうしたの?

アタシの顔に何かついてる?


ヴィルフリート

顔は見えておらぬ、と、

思わず言いたくなる。

素晴らしき自己紹介よ。


ベンジャミン

お褒めにあずかり光栄よ。


ヴィルフリート

いや、こえーということはない。


ベンジャミン

ダジャレじゃないわよ。

アタシはそんな単純なものより、

こ~んなジョークの方が好き。


ベンジャミン

幽霊の話って、

どれも現実味がないのよねぇ。


ヴィルフリート

地に足が着いていないから。


ベンジャミン

そ~ゆ~こと。


ヴィルフリート

ベンジャミンよ。

ゆっくり話をさせてもらいたい。


ベンジャミン

一年でも十年でもいいわよ。

アタシはこれ以上、

トシを取らないから。


ヴィルフリート

うむ。


キャトラ

……良かったね。

これで土産話には、

困らないでしょうよ。


ヴィルフリート

帰ったぞ妻よ、

ほ~ら、土産話いっぱいだよ~。

ドサンッ!


キャトラ

わかりづらいっ!

コメント (魂を裁く不死者の王 Story)
  • 総コメント数1
  • 最終投稿日時 2015年01月10日 02:18
    • 冒険者さん
    1
    2015年01月10日 02:18 ID:gonafnko

    ドサン(土産)笑

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