【白猫】ディーンの思い出とボイス
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ディーンの思い出とボイス
思い出1
聖地ディルムンで起こった、
世界各国を巻き込んだ戦乱――
それは一時の終息を見、
主人公たちも
本拠地である飛行島へと
帰還していた。
そして、再会の時は、
騒々しく訪れる。
ディーン
やあみんな! 久しぶりだな!
さあ拍手!
キャトラ
……あー、はいはい。
ディーン
なんだよ~少しは褒めてくれよ。
キャトラ
何に対してよ!
ディーン
何でもいいだろ?
アイリス
すごいですね、ディーンさん!
ディーン
アイリス~それだよそれ!!
いや~最高だね~!!
主人公~!
キャトラ
ア、アンタ……飛行島に……
褒めてもらいにきたわけっ!
ディーン
それは理由の九割ほどだな。
全部じゃない。
キャトラ
大部分じゃない!
ディーン
残りの一割は……
なんだと思う?
ディーン
修行だよ、修行~。
キャトラ
剣の修行ってやつ?
ディーン
もっと、自然に褒めて
もらえるようになるための修行だ!
キャトラ
なんか軽く泣けてきたわ……
ディーン
がんばってるだろ、俺……
褒めてくれてもいいぜ?
キャトラ
どんよくね!
でもアンタ……
がつがつしすぎなのよ!
ディーン
甘いぞキャトラ!
人はそんなに褒めてくれないんだ!
キャトラ
あんたがそんなだからよ!
アイリス
がんばってるディーンさん、
すごいです!
ディーン
だろう! そうだよな!
思い出2
主人公と、
ディーンが、討伐から
帰ってきた……!
キャトラ
どうだった、まもののとーばつは?
ディーン
それがよう……誰も……
褒めてくれなくってよ……
アイリス
元気をだしてください、
ディーンさん。
キャトラ
ほーしゅーは出たのよね?
だったらいいでしょ。
ディーン
よくねーよ!
アイリス
ディーンさん、どうしてそんなに
誰かに褒めてほしいんですか?
ディーン
あー、俺、ほっとんど人から
褒められたことが無くてさー。
キャトラ
そんなことないでしょ。
だって、あんたも昔は
ちっちゃかったのよね?
ディーン
そりゃあ、ちっちゃかったぜ。
キャトラ
ちっちゃな子は何をしても、
褒めてもらえるモンよ。
アタシ知ってるもん。
ディーン
いやーそれが全くな。
そういう教育方針でよ。
キャトラ
お父さんにも、お母さんにも?
ぜんぜん?
ディーン
親父にだな。おふくろの顔は、
……見たことなくてよ。
ディーン
おふくろから離されて、
育てられたんだよ。俺は。
ディーン
母親と一緒にいると、誰かに
頼る人間になるから、ってな。
キャトラ
……そんな。
ディーンは、手のひらを広げ、
周囲の神気<ソウル>を動かす
地面の木の葉が舞いあがり、
ディーンの手に落ちた。
ディーン
ガキのころから俺は、神気道の
修行にあけくれてた。
ディーン
その間も俺は、誰にも褒めて
もらえなかった。だから、
褒められるってことが、
良くわからなかった。
ディーン
そんなときだ……修行が嫌になって
ちょっくら家出したとき、
ケガしてる小鳥がいてよ。
ディーン
傷口をふさいで、ソウルで
簡単な治療をしてやった。
ディーン
そうしたら、それを見ていた
女の人が『ぼうや、偉いわね』
っていって頭をなでてくれた。
ディーン
俺は、初めて褒めてもらった。
その時は、なんのこっちゃ
わからなかったが――
ディーン
神気道を学んできたことも、
良かったって思えた。
キャトラ
アンタ……!
ディーン
そーいう人生を歩んできたから、
褒めてほしいって、思うのかもな。
キャトラ
修行――するわよ。
ディーン
修行~?
まさか、褒められるための?
キャトラ
アンタが自然と褒められるように、
アタシがきたえてあげるわ!
思い出3
こうして、ディーンの
修行が始まった!
アイリス
ディーンさん、すごいです。
ディーン
え、そうか~? いやあ照れるな!
キャトラ
にやけてる!!
ほら、もっと自然な表情!
ディーン
し、自然か……
アイリス
その調子です、ディーンさん!
ディーン
お、おう~!!
だめだ、にやけざるをえねえ!
キャトラ
褒められるのに弱すぎ!
キース
ハァ……なにやってんだ、
お前らはよ……
ディーン
どうしたキース従士?
キャトラ
じゅうし?
キース、アンタどうしたの?
キース
うるせーな。聞くなよ。
ディーン
こいつ、剣誓騎士団に
入団したんだよ~。
キャトラ
キース、アンタ……!
アイリス
おめでとうございます、
キースさん!
ディーン
近々正式に騎士として
叙任されるってさ。
キース
わかってねえなあディーンよ。
こいつはお前で儲けるための
第一歩だからな~!
ディーン
恩賞で儲かった……って
聞いてるぜ?
キース
てめ~からは手付金の
10ゴールドしか受け取って
ねえんだが~?
ディーン
そりゃそうだが……
俺でもうけるってどういう?
キース
てめーが素寒貧なのは
知ってるんだよ。だから、
騎士団を俺の金づるに
かえてやるってわけだ。
ディーン
なるほど、納得……
キース
で、この<修行>いつまで
つづけるんだ?
キャトラ
ディーンが自然に人から
褒めてもらえるように
なるまでよ!
キース
そいつは……しばらく
かかりそうだな……
ディーン
いや~。それにしても俺って
修行してばっかりだよな~。
ディーン
神気道の修行も続けてるしな~。
寝る間も惜しんでな~。
アイリス
えらいですねディーンさん。
ディーン
そ、それほどでもあるかな!
キース
一生かかるやつじゃねーか、
大丈夫なのか、総長さん。
キャトラ
そーちょー?
キース
ああ、こいつ、剣誓騎士団の
総長になったんだ。
キャトラ
お父さんの騎士団の総長に?
ディーン
ガラじゃねえっていったんだが、
なんか、お前にしかできないとか
いわれちまうとな~。
キャトラ
またニヤニヤして!
キース
それはそうと……あ。
ディーン
なんだ?
キース
ギャレンの奴からだ――
決着をつけたい、だと。
ディーン
なるほど、わかったぜ……
キース
やるのか?
ディーン
あいつからも、
褒めてもらいたいしな!
思い出4
カレン
総長殿。お話したいことが。
ディーン
おかたいなあ。その呼び名。
カレン
――私は、貴方のことを
誤解していた。
カレン
剣誓騎士団を裏切った男がと。
騎士を捨てた男だと、
私はそう思っていた。
ディーン
間違いじゃねえしな――
勝手に騎士団抜けたしさ。
カレン
貴方は騎士だった。
騎士王を受け継ぐにふさわしい。
ディーン
そ、そうかな~。
い、いや待て俺!
ディーン
ここはいいことをいう流れだ!
……いやまて思いつかん。
カレン
それも貴方らしい。
ディーン
ディーンでいいっての。
カレン
では――ディーン。
一つだけ聞かせてくれないか。
ディーン
なんだよかしこまって。
カレン
どうしてお母様の葬儀に
参加されなかったのだ?
ディーン
あー、その時は修行で
<剣の国>を離れててよ。
カレン
戻ってくれば良かっただろう!
ディーン
離れ小島での修行だぜ~?
ほとんど一人暮らしだし……
カレン
伝えにくるものがいたはずだ。
ディーン
いなかったぜ? おふくろが
死んだらしいってのは、
後から聞いた。
ディーン
まー俺にとっちゃ他人みたいな
もんだったからな~。
カレン
……他人とは何だ。
たった一人の母親だぞ!
ディーン
だって顔も見た事ねえしよー。
カレン
……顔も……? ディーン、君は、
お母様の顔も……
ディーン
いまでも知らん。写真とかも、
のこってねーからなー。
カレン
ファフナー……!
カレンは、己に仕える<影>の
精霊を召喚する。
影は一枚の写真の<幻>を
カレンの手の中に生み出した。
写真には、一人の女性と
幼い少女が写っている。
ディーン
便利だな~!
カレン
――この方が、セリア様。
君のお母様だ。
ディーン
えっ、この――人が、俺の?
カレン
そうだ――
ディーン
あの時……俺を、
褒めてくれた人だ……!
カレン
――君は。
ディーン
あの人は、俺の……
おふくろだったのか……!
カレン
……私は……だったら、
なんという、ことを……
カレン
君は私のことを、恨んですら――
いなかったのか――!
ディーン
どういう、ことだ……
カレン
セリア様が死んだのは――
私のせいだ――
思い出5
幼いころ、カレンは、剣誓騎士団の
拠点、ローエングリン城に
預けられていた。
理由はガランド王国を二分した
王位継承戦争である。
カレン
君の母親、セリア様は……
お優しい方だった。
カレン
甘えることを知らなかった私が、
初めて甘えることができた人だ。
カレンの母は、幼い娘を置いて
自分の母国である<峰の国>に
帰っていた。
ガランド王家の継承権をもつ
娘を連れていくということは、
峰の国に争いを持ち込む
ということでもある。
カレン
私は、セリア様が難しい立場に
おられることも知らずに……
セリア様を連れ出した。
カレン
ローエングリン城の外に。
カレン
そのせいで、セリア様は――
奴らの手に――!
ガランド王国の前王は、征服王と
仇名される男である。
セリアの父は、王国の宰相。
王国の汚れ役を一手に
引き受けた男だった。
それゆえに、恨まれていた。
その恨みは、宰相の一族にも
及んでいた。
ディーン
ああ、そうだったのか。
カレン、そんなのを抱えてたのか。
ディーン
辛かった……よな。
カレン
私を気づかうことはない。
全ては――私の甘さが
招いた……ことだ……
ディーン
強いなカレンは。俺だったら
とっくに潰れてるぜ。
ディーン
ありがとうな……
教えてくれて……
…………
……
(主人公)たちは、
ディーンが修行していたという
森に立ち寄った。
ディーン
いやーすまねーな。
……なんか、急に会いたく
なっちまったんだよ。
キャトラ
ちびっこだった時に、
この森で一人で暮らしてたの?
ディーン
そーだぜ、なかなかスゴイだろ?
アイリス
がんばったんですね。ディーンさん。
ディーン
そーがんばったんだよ~。
って今の、褒められたくて
いってるんじゃねえから!
キャトラ
もっと自然にイケたわ……!
ディーン
むずかしいもんだな。
おっと、ここだここだ。
ディーンの目の前には、
巨木がある。
ディーン
いやー久しぶりだなあ。
アイリス
立派な木ですね……
キャトラ
アンタ、この木に会いたかったの?
ディーン
その通りさ。この木は俺の師匠だ。
キャトラ
どーいうこと?
ディーン
この島、一年の半分は大風が
吹くんだが、この木だけは
風に吹かれてもビクともしない。
キャトラ
どうして?
ディーン
根っこが深いのさ。
他の木よりも、深いとこまで
根を下ろしたんだろうな。
木の幹を、リスが駆け上った。
木の枝には何羽もの小鳥が
とまっている。
ディーン
この木、いろんな動物が来るんだ。
いろんな生き物に頼られてんだ。
ディーン
修行で苦しいときや、
辛いときに、俺はいつも
この木に励まされてきた。
ディーン
そして俺はこの木の下で、
ついに見出した。
キャトラ
ひっさつわざっぽいやつ!?
ディーン
そう必殺技……
<自画自賛>を!!
キャトラ
じが……じさん……!?
ディーン
誰も褒めてくれないなら、
自分で自分を褒めれば
いいってことに気づいたんだ!
ディーン
どーした(主人公)。
キャトラ
えっと……アンタに
渡すものがあるって。
思い出6
ディーン
おお……これはー!!
俺、なんかしらんが、
褒められてる!!
ディーン
まったく新しい褒められ方だ!
キャトラ
……あんたはずっと……
ほんとに誰にも、褒めて
もらえなかったのね。
アイリス
ディーンさん、いままでずっと……
がんばってきたんですね。
ディーン
おお、また褒められてる!
キャトラ
……アンタのこと、
褒めてあげるわ……!
ディーン
ありがとなーキャトラ師匠。
でも、褒めるのは、ちょっと
あとにしてくれねーか。
キャトラ
いつもだったら、
がつがつしてくるのに。
ディーン
決着……つけねーとなんだよ。
楽しみはそのあとにとっとくぜ。
…………
……
剣誓騎士団領<剣の国>。
ローエングリン城。
そこに、剣誓騎士団の団員が
集っていた。
ギャレン
待っていたぞ。ディーン。
ディーン
ほんとにやんのか?
ギャレン。
ギャレン
騎士団総長の座は、
弱者にはふさわしくない。
ヘクトル
両者、構えよ――
その剣で己の証をたてるがいい。
ディーン
じゃー全力でいくぜ。
お前に褒めてもらう為にな。
ディーンは腰の位置で構えた。
剣先はギャレンの目に向ける。
ギャレン
お前は許しを選んだ。
ならばその許しの、正しさを問う。
ギャレンは剣を頭の高さまで
持ち上げ、切っ先をディーンの目に
つきつける。
ギャレン
はあああっ!!
ディーン
はーっ!!
二人の剣が激突する。
ぶつかりあい、舞い踊り、
火花が散る――!
凄まじいまでのソウルが、
練武場を震わせる――!
ヘクトル
おおっ……!!
キース
何だっ……この圧は!!
カレン
嵐が――ソウルの激突が、
嵐となって!
ギャレンは、己のソウルを――
ソウルをもって<高める>。
ソウルに、ソウルという燃料が
投じられ、爆発的に増加する!
ギャレン
天を征し、神を討つ――
ディーンは、己のソウルを――
ソウルをもって<封じる>。
ソウルがソウルによって圧され、
極限まで<縮む>!
ディーン
魔を征し、邪を討つ!
お互いの剣が、激突した――!
極限まで<高まった>
ギャレンのソウルが、
極限まで<縮んだ>
ディーンのソウルが――
解放され、激突する!
ギャレン
征天討神剣――!
ディーン
征魔討邪剣――!
…………
……
ヘクトル
知っておろうが、お主のソウルは
常人の半分以下。
故に、厳しい訓練が必要と
カイデン殿は認識されていた。
ヘクトル
みな、命じられていたのだ。
ディーン、お主のことを
絶対に褒めるなと。
ディーン
そう……だったのか……
ヘクトル
お主を、セリア様に一切
会わせなかったのも、
そういうことだ……
ギャレン
お前は総長にふさわしい。
ディーン
行くのか、ギャレン。
ギャレン
俺の弱さが総長を殺した。
キース
早まるんじゃねえぞ。
ギャレン
殉ずるは、騎士王の理想だ。
もう一度己を鍛え直す。
…………
……
カレン
――総長。いや、ディーン。
ディーン
何だい?
カレン
君にいっておくことがある。
ディーン
お前と決闘はカンベンしてくれ。
カレン
君は本当に……よくがんばったな。
それだけ、いいたかった。
ディーン
だろ~!?
俺もそう思ってたぜ!
ボイス
状態 | ボイス |
---|---|
キャラ詳細画面 | やったぜ!俺を褒めてくれ! |
Lvアップ | やったな、俺! |
スキル | 見てくれよな |
AS1 | 炎誓剣! |
AS2 | 征魔討邪剣! |
交代時(入) | ここで俺登場! |
交代時(出) | 後は任せるぜ |
クエスト開始時 | 褒められたくてやってるんだ |
クエスト中放置 | とりあえず褒めてくれ |
クエストクリア時 | 拍手で迎えてくれよな! |
戦闘不能時 | 褒められたもんじゃねぇ… |
タウン1 | 褒めてくれいいぜ |
タウン2 | 褒めれば伸びる! |
タウン3 | だ~れか褒めてくれ~! |
タウン4 | 照れるなぁ~ |
タウン5 | 褒めてくれよ! |
攻撃1 | てぇいっ! |
攻撃2 | ふっ! |
被ダメ1 | うっ! |
被ダメ2 | ぐうっ! |
被ダメ3 | わっ |
手を振る/お辞儀 | 褒めてくれよ! |
バンザイ/ハイタッチ | 褒められたぜ! |
土下座/頭を抱える | 慰めてくれ~ |
温泉 | はぁ~風呂でも褒められてぇ~ |
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