デューイ・ストーリー
デューイのストーリーです。
ストーリーはイベント専用のシナリオであり、思い出とは別のものになります。
デューイのストーリー
ヘイ、カウボーイ
デューイ
よう、おまえさん。
久しぶり……ってとこか?
彼の名はデューイ。カウボーイだ。
だが、現在の様子からすると……?
デューイ
そんな目で見るなって。
ま、これも仕事でね。
デューイ
冒険家はセミリタイア……
って言えば嘘になるけどよ。
前線からは少し身を引いてな。
デューイ
クライヴ、知ってんだろ?
あいつと同居しててな。
デューイ
稼ぐのはあいつに任せて、
オレは家事なんかを
やってたんだ。
そうだったのか……
デューイ
で……今回は、
その家事の腕を見込まれて、
呼ばれて来たってわけだな。
主人公
デューイはそれでいいのか?
デューイ
ん?別に、構わねえぜ。
デューイ
オレの夢の一つは、
世界中のカワイコちゃんの
ボーイフレンドになることだ。
デューイ
戦う男も結構だが、
家事が得意ってのも
武器になるからな。
主人公
たしかに……
主人公
……夢の『一つ』?
デューイ
ああ、もう一つは、
みんなを守ってやれる
カウボーイになることさ。
デューイ
ちゃ~んと守ってやるぜ?
おまえらの健康を、食事でな♪
デューイ
オイオイ……疑ってんのか?
そりゃナイぜ。
反応が誤って
伝わってしまったようだ……
デューイ
ま、すぐにわかるだろうよ。
デューイ
料理は一流、そこらのシェフが
裸足で逃げ出すぜ♪
……期待できそうだ……!
愛の伝道師
デューイ
よう、おまえさん。
男は磨いてるかい?
デューイが食材を抱えている。
買い出しをしてきたようだ。
デューイ
腹減ったのか?
ハハ、メシの時間まで
辛抱してな♪
デューイ
にしても……
デューイ
いやな。この島、発展してる割に、
食材がイマイチでなぁ。
デューイ
他の島から仕入れてるんだろうが、
鮮度がイイヤツばっかじゃ
なくってよ。
デューイ
島中の店を回って、
買い出しも楽じゃねぇぜ。
主人公
そうだったのか……
デューイ
オレの故郷、
ローンスター島は
こんなんじゃなかったがね……
デューイ
ま、ないものねだりは男を下げる。
ちゃんと目利きしてるから、
心配はいらないぜ。
主人公
頼もしいかぎりだ……!
デューイ
ん?おまえさんも、
料理に興味があるのかい?
!?
反応がどう伝わったのだろう?
だが、興味はある。
間違ってはいない。
デューイ
そうだな……おまえさんになら、
教えてやれるかもしれないな。
デューイ
……料理に一番必要なもの、
なんだか知ってるかい?
デューイ
ラブ、さ。
デューイ
つまり愛情だ。
食べてくれる人のために
心を込めるのも当然だが……
デューイ
食材の一つ一つにも、
惜しみない愛情を注ぎながら……
デューイ
カワイコちゃんの手を取るとき
みたいに、そっと……
丁寧に扱うのさ♪
主人公
なるほど……!
デューイ
試してやろう。そこのジャガイモ、
むいてみな。
主人公
……よし……!
デューイ
深窓の令嬢が羽織った
極薄のカーディガンを、
そっとつまむように、優しくな。
たとえがなんか……!
デューイだ……!
デューイ
よし、いい手つきだ。
やっぱりおまえさん、
素質があるな。
デューイ
ラブについてもっと知りたいなら、
これからも教えてやるぜ?
……なるほど……!
……料理は愛情か……!
掃除の達人
主人公
――料理は愛情!
デューイ
勢い込んできたとこ悪いが、
料理は作らないぜ。
デューイ
これから掃除をするとこだ。
付き合ってくれるかい?
主人公
掃除も愛情!
デューイ
お、ありがたいね。
じゃあまず、個室を回るぜ。
デューイ
プライバシー?
そんなのは、自室を常に綺麗に
保てる大人だけが言えることさ。
――シャルロットの部屋。
デューイ
……ったく、すぐに
散らかしやがって……
デューイは迷いなく
床に散らばるゴミを集める。
主人公
勝手に捨ててもいいのだろうか……
デューイ
いままで何も言われちゃないさ。
洗濯物くらいたためっての……
さらにデューイは、
シャルロットの服を
テキパキとたたみ始めた!
主人公
勝手に触っていいのだろうか?
デューイ
言ったろ?こんなヤツに
文句を言う権利はねえさ。
デューイは見る間に
シャルロットの部屋を
片づけてしまった……
デューイ
よし、次。
――ルカの部屋。
デューイ
ルカはまあ、マシだな。
じゃ、今度はおまえさんが、
ちゃっちゃと床掃いてくれ。
デューイ
お、わかってるな。九割でいいぞ。
デューイ
掃除は五分で九割。
残りの一割に一時間ってな。
主人公
なるほど……
デューイ
さ、次行くぜ。
――レクトの部屋。
デューイ
むしろ、この部屋に
細心の注意を払えよ。
デューイ
思春期の男の部屋には、
未開の荒野がある……
デューイ
わからないか?たとえば……
デューイ
――間違っても、
ベッドの下なんかは
覗かねえ方が――
レクト
でゅ、デューイさん!
掃除は自分でやりますから!
デューイ
おっと。
レクトに叩き出されてしまった……
デューイ
こういうことさ。わかったかい?
デューイ
ま……野暮はよすか。
以上で、個室は終わりだ。
デューイ
じゃ、リビングをざっと片すぜ。
――デューイと二人で行う掃除は、
たいして時間もかからず終わった。
綺麗になると気持ちがいい!
プロ調達師
主人公
――料理は愛情!掃除も愛情!
デューイ
てなわけで、
買い出しに付き合ってくれよ?
主人公
買い出しも愛情!
デューイ
ま、それはまさしく、
その通りなんだぜ?
デューイ
ついてくりゃわかるさ。
…………
デューイ
さて、まずはそこの魚屋で――
魚屋のおばちゃん
アラ、デューイちゃん!
待ってたわよ~!
デューイ
オレも寂しくって仕方なかったぜ。
夜なんて誰が作ったんだろうなあ。
デューイ
新鮮なエビがあると
ありがたいんだが……
魚屋のおばちゃん
ついてるわねぇ、
水揚げされたばっかりのが
さっき届いたのよ~!
デューイ
そりゃあいいな!
お、見事な赤色だなぁ。その上
貴女の肌のようにプリプリだぜ♪
魚屋のおばちゃん
アハハハ、な~に言ってんのよ!
デューイ
カゴ一杯くれるかい?
魚屋のおばちゃん
オマケしちゃう!
デューイ
ありがとな~♪また来るぜ~♪
……なるほど……!
デューイ
次はそっちの八百屋で――
八百屋のおじちゃん
お!オメーか!
毎日ご苦労なこったな!
デューイ
二日分食いだめ出来りゃ
いいんだろうがな。
そうもいかないだろ?
八百屋のおじちゃん
がははは!違ぇねぇ!
おい、こいつがオススメだぜ!
デューイ
ニンニクか……
ウチは女子が多いからなぁ……
八百屋のおじちゃん
だからこそなんだよ!
コイツは全くにおわねぇ
新しい品種でよ!
八百屋のおじちゃん
栄養もフツーのより
何倍もありやがる!
こりゃ買いだろ!?
デューイ
けどお値段は何倍なんだ?
八百屋のおじちゃん
がははは!
バカヤロウ!
誰がテメーみてーな
貧乏人から稼ごうと思うかよ!
デューイ
口の減らねえオヤジだぜ。
わかった、買ったぜ!
八百屋のおじちゃん
まいど!ウマかったら
みんなに言いふらせよ!
デューイ
わかったっつーの!
デューイは完全に
この島の商店街に
顔が利いている……!
主人公
たった数日で……!
デューイ
ん?どうした?
オレが有名なのが不思議かい?
主人公
不思議だ……!
いったいどんな手を……?
デューイ
ちっちっち……
デューイ
――ラブ、さ♪
説得力が
あるようなないような……!
ともかく、デューイの
コミュニケーション能力の
高さを思い知った……!
デューイズ・キッチン
主人公
――全ては愛情!愛情が全て!
デューイ
……フッ……
デューイ
ようやく達したかい。そうさ。
デューイ
日常生活の全てに
感謝と愛情を注いだとき――
デューイ
――人は、ようやく。
料理を作る資格を得る。
デューイ
てのは、言い過ぎだがな。
よし、じゃあお待ちかねの、
料理教室を始めるか♪
デューイ
――まずは下ごしらえだ。
エビは殻つきのまま。
背ワタを慎重に取り除く。
デューイ
ニンニクには隠れてもらおう。
みじん切りだ。
そして、オイルをひいた鍋に――
デューイ
行ってきな……!
鷹の爪、ニンニク、
そして塩……!
ジュワっという音が
耳を喜ばせる……!
デューイ
軽く炒めた頃合いで……!
エビを泳がせる……!
デューイ
しばらく煮るぜ!
そしてそのあいだに!
デューイ
ありったけの愛情を注ぐっ!
デューイ
いいぞ!仕上げにシェリー酒だ!
食欲をそそるこうばしい香りが
あたりに広がる――!
…………
……
デューイは、アヒージョの他にも
サラダなどを数品
いつの間にか作っていた……
デューイ
付け合わせのサラダだ。
オイルは控え目にな。
デューイ
味見してみるか?
これは……!
一つ一つではただの野菜なのに、
オイルをまとうことで――
デューイ
ははは、美味いかい?
そりゃあよかった。
デューイ
どうだ?勉強になったか?
主人公
とてもタメになった!
主人公
しかし、いつの間にか
他にも作っていた
手際の方を学びたかったのだが……
デューイ
残念だが、そいつは
企業秘密でな。
デューイ
男ってのは、全てを晒しちゃ
価値が下がるモンさ。
主人公
なるほど……
デューイ
ただ、これだけは言える。
デューイ
愛の裏にあるのも……
また、愛なのさ……
主人公
深い……のか……!
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