シルバ・思い出
シルバの思い出とボイス
思い出1
???
……すごい……
この島、本当に空を飛んでる……
キャトラ
アラ、見慣れない顔ね。
どなたかしら?
シルバ
あ、すみません。
突然お邪魔してしまって。
僕はシルバといいます。
魔法学園の魔術士です。
アイリス
はじめまして、アイリスです。
こっちはキャトラと
主人公。
シルバ
偶然この島が目に入ったんです。
それで、好奇心を抑えきれず……
キャトラ
構わないわよ。
ゆっくりしておいきなさい。
シルバ
ありがとうございます。
いいところですね、ここは……
キャトラ
普段魔法の研究ばっかしてるから、
お外が気持ちいいのかしら?
シルバ
そうですね。正確には、
魔法ではなく魔術ですが。
キャトラ
それってどう違うんだっけ?
シルバ
魔術とは、ルーンに頼らず、
自然や己のソウルを利用して
効果を得る技術です。
シルバ
発現する効果は
魔法と似たようなものですが、
原理が違いますね。
キャトラ
そうだったそうだった。
黒とか白とかあるヤツよね?
シルバ
はい、そうです。
黒魔術や白魔術といったものが、
代表的な魔術です。
キャトラ
じゃあ他にも色々あるのかしら?
シルバ
どうでしょう?
日々研究されていますから、
そのうち赤魔術というものが
出てきても不思議はありませんね。
キャトラ
それでシルバは、
白魔術士ってわけね。
シルバ
……残念ですが、
今のところ、僕に
白魔術士を名乗る資格は……
キャトラ
そうなの? そんなに白いのに?
シルバ
その理屈だと、キャトラさんも
白魔術士になりません?
キャトラ
なったっていいわよべつに。
とくに使えないけども。
アイリス
キャトラ……
シルバ
……そっか……
そんな自由な考え方も……
キャトラ
? じゃあシルバは、
そんな見た目なのに
黒魔術士なのかしら?
シルバ
それも、『元』、ですね。
今となっては……
キャトラ
どういうこと?
シルバ
足を洗ったんです、黒魔術から。
だけれど、白魔術も
全くと言っていいほど使えない……
シルバ
そんな半端者なんです、
今の僕は……
アイリス
シルバさん……?
思い出2
シルバ
おいで、アディ。
ごはんの時間だよ……
キャトラ
アラ、そのカラスは?
シルバ
あ、みなさん。この子はアディ。
僕の使い魔です。
ほら、ごあいさつは?
アイリス
ふふ、よろしくね、アディちゃん♪
キャトラ
使い魔って?
シルバ
元々、小さい頃から
アディとは一緒だったんですが、
黒魔術をしていたときに
正式に契約しまして。
キャトラ
そっか、足を洗ったってことは、
やってたってことだもんね、
黒魔術。
シルバ
ええ。僕の家は、
代々黒魔術士の家系で。
キャトラ
サラブレッドってやつかしら?
シルバ
……はい。脈々と受け継がれてきた
僕の家の血統は、
黒魔術の素養に特化しました。
シルバ
黒魔術に関しては、
クラスメートの誰よりも、
僕が飛び抜けていました。
アイリス
それなのに、
やめちゃったんですか……?
キャトラ
どうして?
シルバ
…………
キャトラ
……言いづらい理由?
だったらいいわよ、
無理してしゃべらなくても。
シルバ
……いいえ。
過去から目をそむけたって、
意味はありません。
シルバ
聞いていただけますか?
キャトラ
もちろん、いいわよ。
シルバ
半年前、僕は訓練の途中で、
黒魔術の制御を
誤ってしまいました。
シルバ
そして、暴発した術は、
僕の親友を飲み込んだんです。
アイリス
そのお友達は……!?
シルバ
一命はとりとめました。
……ですが、黒魔術の本質は
対象の浸食と破壊です。
シルバ
彼の体の奥まで食い込んだ魔力は、
完全に消え去ることなく、
彼を蝕み続けています……
アイリス
そんな……
キャトラ
腕の立つ白魔術士とかに
治療を頼めないの?
魔法学園なんだから、
先生とかもいるでしょ?
シルバ
……暴発し、複雑化した黒魔術は
未知の魔術です。
シルバ
それに、僕自身の
黒魔術の威力も重なり、
解式は困難を極めます。
シルバ
いまの技術で、彼にかかった術を
完全に解くのは不可能だと……
キャトラ
…………
シルバ
……とはいえ、ある程度回復は
しています。今では、
日常生活は可能なくらいに。
キャトラ
ほっ……
シルバ
だからって許されることじゃない。
もちろん、僕は彼に謝りました。
ですが、彼は言うんです……!
シルバ
『さすがシルバだ。
今回は失敗しちゃったけど、
俺のことなら気にするな』
シルバ
『やっぱりお前の術は別格だな。
それでこそ俺の親友だ! いずれ
偉大な黒魔術士になってくれよ!』
って……!
アイリス
……いいお友達じゃないですか。
シルバ
ええ、そうです!
こんな僕にはもったいない、
いいヤツなんです!
シルバ
そんなかけがえのない親友を、
僕は、僕のせいで……!
キャトラ
……シルバ、あんまり
自分を責めちゃダメよ……?
シルバ
責めますよ……!
あいつが責めてくれない分も……!
キャトラ
ううん、それはちが……
シルバ
――だから僕は、捨てたんです。
それまで心血を注いできた、
黒魔術を……
キャトラ
……アンタが黒魔術士を
やめたってこと、その子は
知ってるの?
シルバ
まだ言ってません。
彼にもう一度会えるのは、
白魔術士として
一人前になってから。
シルバ
そう思っています。
キャトラ
……そうかな……
思い出3
キャトラ
シルバが黒魔術士を
やめた経緯はわかったわ。
シルバ
はい。
キャトラ
ということは、今のアンタは
白魔術士を志してるって
ことでいいのよね?
シルバ
破壊するだけの黒魔術では
何も生み出しませんから。
キャトラ
<再生>を生むわ。
アイリス
(キャトラが哲学を……!)
キャトラ
月並みだけどね。
シルバ
…………
シルバ
……たとえそうだとしても、
今の僕の望みは、
白魔術士として力をつける
ことです。
キャトラ
ふーん。だから
真っ白なかっこうなの?
シルバ
魔術には思い込みの力も
作用しますから。
キャトラ
詭弁よ。
シルバ
わかってますよ。
アイリス
ちょっと、キャトラ……
キャトラ
いくら白い服を着たって、
毎日牛脂を飲んだってね。
心が変わらなきゃ
何の意味もないわ。
アイリス
(牛脂……!?
牛乳じゃなくて……!?)
キャトラ
いいえ、心が変わったとて
そう簡単にはいかないわ。
黒魔術士の血統なんでしょ?
シルバ
そんなものくらい、
覆してみせますよ。
キャトラ
ならやってごらんなさい。
今朝がた、カサブタを
はがしてきたの。
シルバ
馬鹿にしないでください。
そんな小さな傷くらい、
さすがに僕にだって。
シルバ
<七の天光 四の霊耀 一の破暁>
<我が身のほむらを炬火となし>
<もって汝に燈し置かん>!
キャトラ
…………
キャトラ
かゆいわ。
シルバ
そ、それは、それこそ、
白魔術で傷が癒えようと
している証で……
キャトラ
いいえ、おしりがよ。
キャトラ
カサブタの方は
ウンともスンともね。
いいえ、スンとはしたかしら?
キャトラ
ともかく治る気配はないわ。
シルバ
っ……!
なら、この薬草を使って……
キャトラ
薬草はナシ。
シルバ
なっ!? 薬草の併用も、
立派な白魔術なんです!
キャトラ
ごまかすんじゃないわよ。
アタシはアンタの適性を見てるの。
キャトラ
ほら、白魔術は?
もう一度やってごらんなさいよ。
シルバ
ぐぐぐ……!
シルバ
<七の天光 四の霊耀 一の破暁>
<我が身のほむらを炬火となし>
<もって汝に燈し置かん>!
キャトラ
ねむいわ。
シルバ
そ、それが、いままさに
治ろうとしている副作用で……!
キャトラ
いいえ、猫だからよ。
シルバ
くぅぅぅっ……!
キャトラ
そう。
キャトラ
猫だからねむいのよ。
シルバ
くっそぉおおおおおー!!!
思い出4
シルバ
…………
アディ
…………
アディ
……カァー、カァー……
シルバ
……うん?
どうしたんだい、アディ?
キャトラ
通訳してあげましょうか?
シルバ
結構です。わかりますよ、
アディの気持ちくらい。
キャトラ
使い魔ならそうでしょうね。
でも、受け取り方次第で、
伝わるものも伝わらないわ。
キャトラ
ひととひとの会話と同じようにね。
アイリス
(キャトラがまた哲学を……!?)
シルバ
わかったようなことを
言わないでください。
僕とアディは一心同体です。
キャトラ
そうかしら? なら、
アディはなんて言ってるの?
シルバ
『ぼーっとしてないで、
魔術の稽古に励んだら?』って。
キャトラ
『なに』魔術かしら?
シルバ
…………
シルバ
……白魔術ですよ。
決まっているでしょう。
キャトラ
決まっているのは
アンタの中ででしょう?
シルバ
なにが言いたいんですか!!!
キャトラ
アタシが言いたいんじゃないわ。
アディが言いたいのよ。
シルバ
ヘンなこと言わないでください!
アディは誰よりも
僕のことをわかってくれます!
キャトラ
アンタの親友も
アンタをわかってるんじゃない?
シルバ
……っ……!
キャトラ
わかってないのは
アンタだけなんじゃないの。
シルバ
……もう一度言います。
なにが言いたいんですか?
キャトラ
もう一度言うわ。
アディが言いたいのよ。
シルバ
……アディ……?
アディ
…………
アディ
……カァー! カァー!
シルバ
……どうしてっ……!
シルバ
どうしてそんなことを言うんだ!
アディだけはわかってくれてると
思ってたのに!
アディ
カァー!
シルバ
もういい!
(※シルバが走り去る)
アディ
カァ! カァー!
キャトラ
まったく、イコジな子ね……
アイリス
キャトラ?
キャトラ
あ、通訳するわね。ええと……
アイリス
……シルバさんに、黒魔術を
諦めて欲しくないんだね、
アディちゃんは。
キャトラ
そう。みーんなわかってるのに、
シルバだけが
わかってないんだから。
アディ
……カァー……
キャトラ
いいのよ、アンタが代わりに
謝らなくって。
キャトラ
白魔術士を目指すのもさ、
本当に、本気の本気で、
イチからやり直したいんなら
止めたりもしないけど……
アイリス
……そうだね。シルバさんが
けがをさせたお友達も、
そんなことは望んでないと思うわ。
キャトラ
黒魔術自体が悪いわけじゃない。
白魔術だって人を殺せる。
アイリス
えっ!?
キャトラ
要は使い方次第ってことよ。
お薬の飲みすぎだって、
体に害を与えることはあるわ。
アイリス
そ、そうだね……
キャトラ
あの子は言いわけしてるだけよ。
怖くなったってこと、
自信がなくなったってことを。
アディ
カァー……
アイリス
気づいてほしいね。
アディちゃんの、
お友達の気持ちに……
思い出5
キャトラ
ギルドの依頼で、討伐に
来たはいいけれど……
キャトラ
ホントにアイリス抜きで
大丈夫なのかしら?
アンタに任せてホントに平気?
シルバ
心配いりません。
回復は任せてください。
キャトラ
だってアンタの白魔術って……
シルバ
いざとなれば薬草もあります。
今日はナシじゃないでしょう?
キャトラ
まあ、ね……
キャトラ
(しょうがないわねえ。
いざとなったらアタシが
ツバつけてあげるから)
……………………
…………
キャトラ
――ふう、討伐おしまいっと!
主人公、
ついてきて。
(※主人公が不思議そうな顔をする)
キャトラ
いいじゃない、イロイロあるの。
ちょっと外すわよ、シルバ。
シルバ
わかりました。
シルバ
…………
アディ
カァー……
シルバ
いいんだよ、アディ。
あのひとたちは腕も立つし、
わざわざ僕が戦う必要は――
(※突然ミノタウロスが現れる)
シルバ
しまった! こんなときに……!
黒魔術……! いや……!
……時間さえ稼げば……!
アディ
カァー!
ためらうシルバをかばうように、
アディが魔物にとびかかった!
シルバ
アディ! 無茶だ!
シルバ
<禍ツ鎖よ、贄を貪れ>!
アディ
カァ!?
(※アディが地面に落ちる)
シルバ
――!? そんな、まさか――!
(※ミノタウロスが消える)
キャトラ
シルバ!?
いま、魔物の鳴き声が!?
シルバ
たいへんなんです!
アディが……!
キャトラ
どうしたのよ!?
シルバ
そんな、こんなことが……!
僕の、僕の黒魔術が、
また暴走して……!
シルバ
あのときみたいにっ……!
アディ
…………
シルバ
あぁあああああっ!!!
アディ、アディっ!!!
キャトラ
落ち着きなさい!
まだ息はあるわ!
シルバ
僕が、僕が、自分の力を
制御できなかったせいでっ……!
キャトラ
今言うな!
(※キャトラが頬を叩く)
シルバ
!!
キャトラ
制御失敗したのね!?
わかったわ、次は制御しなさい!
キャトラ
何か手はないの!?
主人公、
早くアイリスを――
シルバ
……次は制御を……!
制御……! そうだ……!
シルバ
一つだけ方法があります!
キャトラ
……シルバ?
シルバ
僕の黒魔術で……
アディの体に侵食していく、
僕の黒魔術『だけ』を破壊します!
キャトラ
……自信は?
シルバ
ありませんよ、
さっきの魔術の制御よりも、
よっぽど難しいっ……!
シルバ
だけど、一刻を争う……!
いまここでアディを救えるのは、
僕しかいないんです!
シルバ
何がなんでも、制御するしか
ないじゃないですか!?
キャトラ
……わかったわ。落ち着きなさい。
深呼吸。
シルバ
……す~~~っ……!
……ふ~~~っ……!
キャトラ
心を研ぎ澄ませなさい。
威力に怯えるんじゃないわ。
キャトラ
アンタの血に流れる、
黒魔術の力はその程度?
いいえ、違うわ。
キャトラ
そこはアンタのフィールドよ。
黒魔術をねじふせなさい……!
シルバ
ねじふせる……!
思い出6
シルバ
<黒衣の六 破蝕の四 黄昏の一>
<我が身のほむらを炬火となし>
シルバ
(……駄目だ!
この構成じゃアディまで……!)
シルバ
(どうすれば、アディの体の
魔力だけを……!)
(※主人公が光る)
シルバ
――!! そうか――!
シルバ
<黒衣の六 破蝕の四 黄昏の一>
<我が身のほむらを炬火となし>
<異なる螺旋を取り払わん>
シルバ
(――どうだ!?)
(※シルバの視界がかすむ)
キャトラ
やったわ! アディ……!
……って、シルバ? シルバ!?
シルバ
(……あれ……?)
アディ
カァー!?
……………………
…………
シルバ
ただいま戻りました、みなさん。
アディ
カァー♪
アイリス
ふふ、おかえりなさい、
シルバさん、アディちゃん♪
キャトラ
ずいぶん遅かったじゃないの?
シルバ
ええ、僕自身は、一日で
回復したんですが……
シルバ
会わなければならない人が、
いたもので。
キャトラ
……で? うまくいったの?
シルバ
……はい……それが……
シルバ
大成功です!
彼の体を蝕んでいた魔力を、
完全に取り除くことが
出来たんです!
アイリス
……本当に……!
よかったですね……!
シルバ
はい……!
みなさんのおかげです……!
ありがとうございました!
アディ
カァー♪
キャトラ
なに言ってんの。アタシたちは
ちょっと背中を押しただけ。
成長したのはアンタ自身よ。
シルバ
……本当は、頭の隅では
気づいていたのかもしれません。
シルバ
あいつを蝕んでいた魔力を
取り除くには、術者の自分が
もう一度干渉するのが
一番効果的なんだってこと。
シルバ
だけど僕は……
また制御を誤るのが怖くて、
見て見ぬフリをしてしまいました。
シルバ
果ては、自分に全く適性のない、
白魔術に望みを託した
フリまでして……
キャトラ
そうね。カサブタ一つ治せない、
まったくの才能ナシだったのにね。
シルバ
はは……忘れてください、
というのは、ムシがいいですね……
キャトラ
じゃあシルバは、黒魔術に
戻ってきたのね。
シルバ
ええ。親友にも
期待されてますしね。
<偉大な黒魔術士>を。
アイリス
私たちも期待してますね♪
シルバ
ですが、正確には、
ただの黒魔術士とは
別な魔術士になろうと思います。
キャトラ
? ただの黒魔術士とは
別な魔術士って?
シルバ
今回、無効化できた
二つの黒魔術は、
どちらも僕がかけたものです。
シルバ
別の黒魔術士がかけた
黒魔術では、こうはいきません。
まだまだ研究が必要です。
キャトラ
ふむふむ?
シルバ
ですので、僕は、
黒魔術を解く魔術師――
シルバ
――<黒魔術の白魔術士>を、
目指そうと思ってます!
キャトラ
ヘンなのー。
シルバ
そう言わないでください。
魔術はまだまだ発展途上ですから。
シルバ
いいじゃないですか。
一人くらいそんなのがいたって。
アディ
カァー♪
ボイス
状態 | ボイス |
---|---|
キャラ詳細画面 | |
Lvアップ | |
スキル | |
AS1 | |
AS2 | |
交代時(入) | |
交代時(出) | |
クエスト開始時 | |
クエスト中放置 | |
クエストクリア時 | |
戦闘不能時 | |
タウン1 | |
タウン2 | |
タウン3 | |
タウン4 | |
タウン5 | |
攻撃1 | |
攻撃2 | |
被ダメ1 | |
被ダメ2 | |
被ダメ3 | |
手を振る/お辞儀 | |
バンザイ/ハイタッチ | |
土下座/頭を抱える | |
温泉 |
同時期登場キャラ
フォースター☆PJ アルティメテオ レボリューション2018
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