魚香肉絲・手紙

最終更新日時 : 2023/02/17 20:36

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作成者： hein

最終更新者： sen

半分風雅

主人公名：

　＜封筒に「本気で私を信用してくれる人にしか内容を読めない」と書かれている。＞

　＜表も裏も、虫眼鏡を使っても、日差しに透かしても……一文字も浮かび上がってこなかった。＞

詐欺師

主人公名：

　ベイビー、貴方に尽くすことは、私の人生で最も思いがけない幸せなことだねぇ♪

　「騎士」の象徴であるクラブのジャックに誓おう。私の胸は、忠誠の炎で燃えている。

　私たちはこの炎でどこまでも繋がってるよ～。

　＜クラブのジャックは封筒から落ちた途端、焼き尽くされて灰になった。＞

詐欺師

主人公名：

　子羊ちゃん、私は雀荘でダラダラしてるから、今すぐここに来て、私とゲームをしようよ～。

　もし貴方が負けたら、私の出した要求を受け取ってどうするか考えないとね。もちろん、私が負けたら、貴方の要求を聞き入れよう。

　どっちにしろ、楽しみ甲斐があるね～。安心してほしい、貴方がこの手紙を読み終わるだけで、私は既にある賭けに勝っっているんだ。さぁ、今夜貴方は私だけのものだよ～♪

　＜陸吾：彼と賭けをしたのはワシじゃない！　ワシじゃないにゃ！＞

詐欺師

空桑の若様：

　〇〇、貴方って変な人だな。どうして私にそこまでして本心を吐き出させたいのかな？

　認めたくないことだけれど、確かに私はあなたに負けた……でも、戦利品をあげる前に、何を聞いてもつまらなく思ったり、私を捨てたりしないと約束してくれ。なぜなら私の本心なんて、簡単で素朴なものだから。

　――つまり、貴方に会いたい。

魚香肉絲

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