帯把肘子・梅影探踪

日々鍛錬

◆主人公【男性】の場合◆

（逆の場合の差分は募集中）

若

「帯把肘子、また鍛えてるの？　もう一時間近くやってるみたいだけど……」

帯把肘子

「うむ、さっきのは「五禽戯」という拳法でな。次は君がくれた……ダンベル？　これを使うつもりだ。ハハハハハ！　これはなかなか良い。少なくとも煉瓦よりはマシだ！　石製だとなお良いがな！」

「昔住んでた家の庭にな、とても重い石製の錠があってよぉ。毎日何度も何度も持ち上げてたんだ！」

「うぅ……」

「その細い体じゃ……正義を託してもいいようには見えないぞ！　どうやら俺と一緒に鍛える必要がありそうだな、共に英雄を目指して頑張ろうじゃないか！」

若

「……えっと、英雄になるなんて一言も言ってないよ」

帯把肘子

「一人前の空桑の若様になるって言ってたよな？　強靭な体と、揺るぎない精神があるからこそ、守るべき人を守れるんだ！」

「そろそろ君に鍛錬のメニューを作ってやらないといけないようだな……」

「――こういうのはどうだ？軽い勝負して、どこから鍛えるべきか見るんだ！」

若

「待って、さっきなんか言った？なんでいきなり戦闘態勢になるの！」

帯把肘子

「心配するな、全力は出さない、それじゃ君にあまりにも不公平だからな、俺はそんな不正はしない――君も早く構えるんだ、実力を見せてみろ！」

若

「はぁ……はぁ……疲れた……あなた、なんで息切れしないの……」

帯把肘子

「ハハハハハ、悪くない、保身の力はまだ残ってるようだな、普段敵に遭遇した場合もそうでなくては！」

「しかし、問題はまだまだある、まずはその体力の無さだな……」

「この勝負で、君の状況は大体把握した！　訓練メニューを立てたら、また一緒に鍛錬しようぜ！」

▷ページトップへ

迷子

◆主人公【男性】の場合◆

（逆の場合の差分は募集中）

共通

子供

「うわわーー！！！！」

若

「帯把肘子、何をしているの？この子は？」

帯把肘子

「ここにいたのか！この子は両親がどこにいるか分からないんだ、放送に頼んできて誰も来ない。ずっと泣きっぱなしだから、なだめてみたが、ちっとも泣き止まないんだ……」

子供

「うぅ……」

帯把肘子

「よしよし！泣くな泣くな！はぁ……困ったな……」

選択肢

私がやる！

若

「ほら、お兄さんがだっこしてあげようか、いい子だな～」

子供

「わぎゃ……わぎゃ……」

帯把肘子

「君がだっこすると泣かないなんてどうなってるんだ？俺の腕の方が丈夫なのに、なぜだかだっこすると、わあわあ泣くんだよ」

「それもそうか！ダンベルは硬いから自由に扱っても大丈夫、けど子供の体は柔らかいから、おまけにふらふらして、抱きにくい……」

子供

「スー……スー……」

帯把肘子

「少しあやしただけで眠ったぞ、若、やるな！」

若

「し！静かにして、また起きちゃう――

　寝ている間に、両親を探そう！」

帯把肘子は子供は好き？

帯把肘子

「もちろんだ、子供とは最も無邪気で、そして俺の正義の道において最も守らねばならない存在だ！」

「健全な子供時代を過ごせば、将来いい大人に育つってもんだ。そしてまた正義の味方も一人増えるだろう」

「だから、俺は子供たちを穢れから守りたいんだ――それも正義の道のひと……何のにおいだ？」

若

「オエー、どうやら既に穢されているみたいだよ……この子、おしっこ漏らしちゃった！」

帯把肘子

「俺のズボンが！！！」

子供

「むあむあ……へへ……」

帯把肘子

「……」

「ハハハハハ、大目に見てやるぜ！すべては正義のためだ！　小童よ、慌てるな、今から君を穢れから救ってやる、それ！」

「そういえば、おしめってどうやって取り替えるんだ？」

若

「……えっと、やはり得意な人を呼んでこよう――鵠羹！」

「寝静まったら、この子の両親を探そう！」

あなたを怖がってるみたい……

帯把肘子

「なに？若、怖気付いちゃダメだ！もっと勇ましく振る舞うんだ――じゃないと正義を守る英雄にはなれないだろう？」

若

「えっと……その子、本当にあなたの言葉がわかるの？」

子供

「わぎゃ……わぎゃ……」

帯把肘子

「ほら、すぐに泣き止んだろう？きっと俺の言葉が分かったからだ！」

子供

「うわわわーー！！！！」

若

「えっと、やはり得意な人を呼んでこよう――鵠羹！」

「寝静まったら、この子の両親を探そう！」

▷ページトップへ

▷帯把肘子へ戻る

▷一覧へ戻る