葛葉 ツカサ/黒鎖
Illustrator:maimai(スオウ)
名前 | 葛葉ツカサ(くずのは つかさ) |
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年齢 | 17歳 |
職業 | 学生(高等科2年)/言ノ葉使い |
特技 | 周囲を気にせずにひとりでいられる |
苦手 | 感情的な相手、無愛想な奴 |
- 入手方法:2016/07/28~2016/12/14期間中にmaimaiで「言ノ葉コース」を3回クリア。<終了済>
イベントinclude:開催日(maimai連動)
- 所有スキルではないが、「言ノ葉のコトワリ」も装備可能。「コーーーーン!!」と「怒りの遠吠え」は装備できない。
- 言ノ葉Projectマップ9のマップボーナス(+2、キャラカテゴリと合計で+4)に名指しで指定されていた。
「言ノ葉Project 1stシーズン」のストーリーにおける主人公。
各章において「苦手」項目に該当する人物が登場している。難儀な気運の持ち主のようだ……。
チュウニズムには「葛葉 ツカサ」というキャラが複数存在するが、設定上は同一人物。言ノ葉プロジェクトは章ごとに別の名で区別されているため、チュウニズムでもこのように表記しているものと思われる。
葛葉 ツカサ【 カルマ / 遊戯 / 黒鎖 / 空威 / リンネ 】
「黒鎖」は第三章「言ノ葉黒鎖」を意味する。
スキル
RANK | スキル |
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1 | 言の葉のコトダマ |
5 | |
10 | |
15 |
※以降は他キャラクターが所有 | |
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- | 言ノ葉のコトワリ |
- 言の葉のコトダマ [NORMAL] ※葛葉ツカサ専用スキル
- 上昇率をやや削った代わりに、ゲージ上昇効果がなくならないゲージブースト・プラスというところ。ゲージ5本まで可能。所有者が揃っている場合は譜面を選ばないゲージ5本用のスキルとして運用可能。
- 所持者は新規入手不可のため、両方揃っていない場合は別のスキルまでのつなぎと考えた方が良い。その場合、ゲージ上昇率が上回りMISS救済ボーナスもあるイザナギや、ダメージ軽減率が上回る運命探知の魔眼があるのであればそちらの方が良い。
- こちらは「言 "の" 葉」だが、仕様。
GRADE | 効果 |
---|---|
共通 | MISS20回以上の時 MISS時のダメージ軽減(50%) |
初期値 | ゲージ上昇UP(125%) |
+1 | 〃(130%) |
+2 | 〃(135%) |
+3 | 〃(140%) |
+4 | 〃(145%) |
+5 | 〃(150%) |
+6 | 〃(155%) |
+7 | 〃(160%) |
理論値:96000(5本+16000/22k) |
他装備可能キャラ【葛葉 ツカサ(カルマ / 遊戯 / リンネ)】
AIRバージョンで仕様変更はされていないと思われる。所有者は増えた。
PLUS時点ではゲージ4本止まりだった。
初期値 | ゲージ上昇UP(125%) MISS20回以上の時MISS時のダメージ軽減(50%) |
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GRADE UP | ゲージ上昇UP 5%増加(最大140%) |
- 言ノ葉のコトワリ [GUARD] ※葛葉ツカサ専用スキル
- ゲージ増加量UPに加え、一定回数のダメージを無効化する。初心者向けスキルと言えるがダメージ無効は5回限りであり、所有者2人を揃えると実態はゲージブーストに近くなる。育てる手間や汎用性に難があるが、ゲージブースト所有者が揃っていない場合や、マップボーナスで防御系を指定された場合に使えるかもしれない。
GRADE | 効果 |
---|---|
共通 | 一定回数ダメージを無効化 (5回) |
初期値 | ゲージ上昇UP (125%) |
+1 | 〃 (130%) |
+2 | 〃 (135%?) |
+3 | 〃 (140%) |
+4 | 〃 (145%) |
+5 | 〃 (150%) |
+6 | 〃 (155%?) |
+7 | 〃 (160%) |
理論値:96000(5本+16000/22k) |
他装備可能キャラ【葛葉 ツカサ(黒鎖 / 空威 / リンネ)】
AIRバージョンで仕様変更はされていないと思われる。
初期値 | ゲージ上昇UP (125%) 一定回数ダメージを無効化(最大5回) |
---|---|
GRADE UP | ゲージ上昇UP 5%増加(最大160%) |
ランクテーブル
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
スキル | Ep.1 | Ep.2 | Ep.3 | スキル | |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
Ep.4 | Ep.5 | Ep.6 | Ep.7 | スキル | |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | |
Ep.8 | Ep.9 | Ep.10 | Ep.11 | スキル | |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | |
スキル | |||||
~50 | |||||
スキル | |||||
~100 | |||||
スキル |
STORY
転入生。クールで不良めいた雰囲気を持ち、いつもあまり他者に関心を見せず、そっけなく振る舞う。
彼には、その意思に関わらず他人の言葉や感情を介してバケモノを具現化させてしまう厄介な力がある。
(このバケモノのことを『タテマエ』という)
しかし一方、同じ他人から『ホンネ』妖怪を引き出して自ら操り、敵と戦う陰陽の術も使いこなす。
「力を奮いたいわけじゃない。見過ごせないだけだ」
タテマエとホンネ、そしてそれを扱う技術や能力を含めて、『言ノ葉』と彼は称する。
他人の隠されたホンネを引き出し、抱え込んだタテマエを打ち破ること……それが彼の責務だった。
とある放課後。薄曇りの空の下。
俺は知らない犬に導かれ、町の裏側へと向かう。
新調したばかりのマフラー。その端を、いきなりやってきた黒い野良犬に咥えられ、強引に引かれていた。
よせ。そいつを持って行かれると困る。
俺が自分の力を安定制御するには、ヘッドフォンとマフラーがあわせて必要なんだ……
転ばないように地面ばかりを見て進んでいくと、
「うおん!」
やがて犬は目的地に着き、満足げな表情(?)で俺を解放した。見上げれば、バーガー屋の裏口だった。
犬を待ち構えていたのか、誰かが立っている。
同じ歳くらいの女で、アルバイトの学生だろう。
……誰だ? しかし……
「いらっしゃいませご注文は、用がないなら消えて」
まるで愛想のない愛想笑いを浮かべながらそいつが言い、そして言うが早いか背を向け、店内へと去る。
「まあ、用はないな……お互いに」
別に誰でもいい。俺には関係がない。
だったら俺も帰るだけだ。
犬だけが、不思議そうに俺と相手を見比べていた。
バーガー屋の裏口のことは、俺はすぐに忘れてしまった。例の野良犬はしばらく学園付近をうろついていたようだが、あれから数週間が過ぎ、もう姿を見かけない。
「おはよー葛葉」「おう」「眠そうだね」「お前もな」
ただぼんやりと、平穏な日常が続いていく。
俺の周囲は、以前と比べて随分と賑やかだ。日々さまざまな連中が訪れては、雑多な言葉を交わしている。
「ツカサツカサツカサ、一緒におやつを食べよう」
「いいけど、虫歯には気をつけろよ。油断大敵」
フツウの学生生活に、俺が馴染んだんだろうか?
過敏で厄介な力を持つ俺だが、周りの言霊の悪影響を警戒する機会も、最近は減少している。
良い傾向だ。
四六時中どうでもいいコトを気にして、神経をすり減らす必要はないわけだからな……
だが、そうした気持ちが俺の不覚を呼んだか。
「いい加減にしてよ! 邪魔だと思ってんでしょ! で
もそっちも邪魔なんだよ! どうせ誰も! お前も!」
突然、狗谷愛が立ち上がって叫ぶ。
そして俺が狗谷を軽くなだめた、その途端。
バケモノの気配が俺の身体を通じ、膨らんで爆ぜた。
思い出した。あのバーガー屋の裏口で、作り笑いを練習していたのは、あいつだ……狗谷愛だ。
そして現れたバケモノ。
鉄条網が、有刺鉄線が、狗谷を囲み、周りを阻む。
どうして気がつかなかったんだ、俺は?
あれが狗谷だったということも。
タテマエのバケモノが身近に潜んでいたことにも。
……勘が鈍ったのか?
「いや、考えるな。敵が現れたなら、戦うだけだ」
バケモノは俺の敵であり、倒すべき存在だ。
奴の放つ毒気によって、学生たちが次々に倒れていく……俺が奴を、止めなければならない。
だが、狗谷がバケモノへと手を差し伸べた。
「鬼カベ、やっと来てくれたね」
彼女はバケモノの放つ痛々しい鉄線を自ら招き入れ、なすがまま、その身を囚われていく。
何故だ。わからない。
どうしてそんなことをするのか、俺には理解不能だ。
「ねえ……愛を助けたい。でもぼく、どうしたら?」
どうにか狗谷から呼び出したホンネの妖怪さえも、途方に暮れている。
敵であるタテマエ・鬼カベの放つ有刺鉄線は、びっしりと教室を覆い、さらに拡大の様相を見せている。
敵は狗谷の身体を捕らえることが主目的だったようだが、危険な鉄線での被害は周辺学生にも及んでいく。
「とにかく、ぼくは……やれることを、やってみる」
狗谷の潜在的な想念から生まれたホンネ妖怪・狗呂は非力ながらも懸命に、鉄線の除去に取り組んでいた。
幼い手でニッパを使い、ぱちんぱちんと、線を切る。
「ああ、頼むぞ。クロ少年」
鬼カベの毒気に苦しみつつも、俺は狗呂を操る。
ホンネが活動的であるなら、狗谷愛本人も本当はこの状況から逃れたがっているわけだ……
ホンネの行動が、由来者を偽ることはない。
それは言ノ葉の術の法則だ。決して、間違いない。
それなのに。狗谷はいよいよ毒と棘とに蝕まれ、鬼カベによる浸食はまるで衰えず、止まる気配がない。
何故だ。どうしてなんだ。このままでは――
間に合わない。誰も救えない。『あの時』と同じ。
……? なんだ? 『あの時』っていつのことだ?
身に覚えのない記憶が突然蘇り、俺は少し混乱する。
だが咄嗟に俺は自ら、鉄線へと掴みかかっていた。
なりふり構ってなどいられなかった。
とにかく、時間との戦いだ。
もしも由来者がタテマエのバケモノに完全に取り込まれれば、そいつは己の自由意志と言語を失い、二度とこちら側の世界に戻ってくることはない。
「何をやってんだよ、俺は……いったい!」
恐らく俺は、狗谷個人を助けたいわけではなかった、と思う……けれど彼女を見捨てることも、放っておくこともできない。何故なら、俺は言ノ葉使いだ。
俺に手立てがあるならば、それを尽くすだけだ。
たとえ、無駄や徒労と思われようとも。
狗呂少年も「やれることをやってみる」と言った。
その狗呂は自ら、青年姿へと成長進化を遂げた。
のちに名を『黒鉄(クロガネ)そうく』と名乗った彼は、タテマエ・鬼カベを一瞬にして片付ける。
すごいぞ、やるじゃないか黒鉄……!
しかしそれでもまだ、周囲への有刺鉄線の蔓延は止まらない。タテマエのバケモノを滅しても、その効果が続いている……通常ならば、あり得ないことだった。
「来ないで。これ以上、傷つくのは……嫌だから」
拒絶を繰り返す狗谷だが、表情は弱り切っていた。
ようやく、俺にはわかった。鬼カベを倒しても、狗谷のタテマエを駆逐できたわけではなかったんだ。
「面倒なことはやめて!」
「ああ、本当にめんどくさいな、こいつは」
俺の厄介な体質を通じ、狗谷の持つ恐怖や悲しみが、絶え間なく、棘や茨の形となって現れ、壊れた気持ちを守りたいと思えば思うほど、防備は強固になる……
「やめてって、言ってるのに」
「あきらめろ、狗谷。ただ、俺は――」
すべてを取り除くことなど不可能だ。
だが俺の手で退けられるなら、少しでも退けてやる。
「――俺は、ここにいたかっただけだ」
鉄の棘を鷲掴みにしながら、俺は言った。
狗谷は、抵抗をやめた。
鉄線が消えていき、俺の中から負の感情が遠ざかる。
「ごめんな、驚かせて」
もう一度、狗谷へと声を掛けた。そして手を伸ばす。
「もう、いいから。これ以上、びっくりさせないで」
観念したように俺の手を取り、狗谷は頷いた。
学園は、日常へと復帰した。鬼カベのもたらした被害は嘘のように消え失せ、そして皆の記憶からも消えた。
誰も皆、事件のことを忘れてしまった。
狗谷も無事に、有刺鉄線に囚われた異界から現実へと戻ってきたが……
一部始終を覚えているのは、どうやら俺だけだ。
「葛葉、何? 私のこと、見てるの?」
「気のせいだ狗谷。なんでもない。ただ、ちょっとな」
何故、狗谷までが鬼カベの存在を忘れたんだろう?
由来者は普通、タテマエとホンネに対して自覚的だ。
事件のショックが大きくて、思い出せないのか……?
「違うんじゃないかな。鬼カベはきっと、愛の態度や記憶を含めて、操ってたんだ」
狗谷愛を由来に持つホンネ青年・黒鉄そうくは、何故か言ノ葉の術に詳しく(妖怪とはそもそもそういうものだ、と言っていたが)、俺は事後の相談に、黒鉄の知識を少々借りたりもした。
「ふたりで内緒話すんなよ」
やや不機嫌に、狗谷は黒鉄と俺の間に割って入る。
けれど、その表情は事件以前と違う。
ほんのわずかな、口元の笑顔。
仕方ないな、と思いつつ、俺も少しだけ笑った。
「よく覚えてないけど、なんかあったんだよね?」
ある放課後、唐突に狗谷が言い出した。
彼女がバイト先に向かう道すがら、俺は聞いてやる。
「何か、学園に大変な事件があって、私が首謀者かもしれなくて、なのに誰も何も覚えてない……でしょ」
「ん? ……そうかもな」
「それとも、葛葉がなんかやったの?」
「いや、俺は知らないが」
「嘘。全部は思い出せないけど、わかるんだ。葛葉は、私を泣かした……わるーい奴。女の敵だ」
「そうかもな」
「モテモテで憎たらしい! たらし! すけべ!」
「おいおい」
「そして血まみれの傷だらけで私に微笑む変態」
「お前なあ」
「……ありがと。助けてくれて」
「え」俺は耳を疑った。「狗谷、なんて言った?」
「うっさい。バーガークーポン券やるって、5円引き」
「せこいな」
差し出されたクーポンがヨレヨレで、俺は吹き出す。
狗谷も照れ笑いを浮かべていた。
……なんだ、普通に笑えるじゃないか。
よくよく考えてみれば、俺には解せない。
あの時の、俺自身の振る舞いが。
俺は咄嗟に自分を顧みず、他人を救おうとした。
あり得ない。本当になんなんだ?
「何がそこまで、俺を行動させたって言うんだ……」
少なくとも鬼カベ出現以前、俺と狗谷とは親しくもなんともなかった。互いに何の義理も恩もない。
「ある意味、似た者同士だからね。ツカサと愛は」
黒鉄そうくはそう言うが、いまひとつ納得いかない。
だって、俺とあいつのどこが似ている?
「もっとよく考えてごらんよ。だいたいツカサ、君は普段、家でどう過ごしているんだい?」
待て……黒鉄、妙なことを訊くな。
何しろ俺の家は……家は……
「特にすることもない。休みの日は、寝て過ごしてる」
家庭の話は、別にいいだろう。
俺はともかく狗谷は事情を抱えていそうだが、そこまで立ち入ったことを訊くのも、憚られる。
あの時は、ただ単純に。
俺はタテマエによる浸食を看過できなかった。
だから狗谷を救い出した。それでいいじゃないか。
「君の孤独な時間が長いとすれば、そこが君と彼女の共鳴するところ。共通する接点、だね……」
また黒鉄が言う。しかし、的外れだろう。
俺はただ他人と喋らないだけであって、普段から孤独に暮らしているわけじゃない。あいつとは、違う。
違うんだから、俺は同情や傷の舐め合いなどしない。
あいつだってそんなことは望まないだろ?
特殊性ゆえ、あまり人に話すようなものではないが。
葛葉家は、言ノ葉を受け継ぐ陰陽の家だ。
言ノ葉の術に習熟する必要がある俺は、不特定のタテマエを探し出して戦う訓練を、外部の学園で行う。
しかし今の学園は、屋敷からでは遠い。俺は通学のため、本家から離れ、独りでアパートに住んでいる。
時折、じいやが訪れ、俺の身辺の面倒を見てくれる。
だから、さしたる不便も寂しさもない。
けれど。思い返してみると、確かに妙だ。
俺はいつから、家族と別居している?
今まであまり気に留めたこともなかったが……
何故か思い出せない。
俺の家族は、どういうものだったんだ?
……その疑問の答えの一片が、サッカーボールと共に空から降ってくるのは、このしばらく後の話だ。
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チュウニズムな名無し
137年まえ ID:ivio5n9mコトダマの+6は155%アップでした。
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チュウニズムな名無し
128年まえ ID:ljfdg5j7え! 言ノ葉コースが終了したらもうゲット出来ないってこと!?
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チュウニズムな名無し
118年まえ ID:ao6r9ypd言の葉のコトダマ スキル分類NORMALです
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チュウニズムな名無し
108年まえ ID:et9ow0xt最近ツカサを使う人がたくさんいて嬉しい。
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チュウニズムな名無し
98年まえ ID:kp7t96ms初期値
ゲージ上昇率125% ミス20回以上でダメージ軽減50%
変更はないようです。
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チュウニズムな名無し
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チュウニズムな名無し
78年まえ ID:mmq3slzvミス20回以上から軽減がつくようになる、って効果なんですね。切り替わるのだったらゲジブプラスと同じになっちゃうから、微妙に変化つけたんでしょうかね。
でもこのスキルの書き方だとゲジブプラスと同じなのかと思ってしまいますよね……。
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チュウニズムな名無し
68年まえ ID:mmq3slzvツカサの専用スキル二種についてですが、黒鎖にもコトワリはセット可能でした。
逆に、カルマと遊戯のツカサにもコトダマをセットすることが可能です。
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チュウニズムな名無し
58年まえ ID:msrfus54よく見るとゲージブーストの部分はMISS20回超えても切れないのね
4本狙いではゲージブースト・プラスの下位互換とは言い難いか
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たぬきマン