【恋と深空】イベント「恋々たる新年」

さっきうっかり寝てしまったんだが･･････夢の中であんたに「セイヤ、起きて」って呼び起こされた。

時が過ぎるのは、本当に早いな。

いつの間にか、一緒にたくさんの忘れられない日々を過ごしてきた。

ふっ、そういえば今日、花市場に行ってきたんだ。

家にもっと活気を出そうと思って。

そしたら、元々殺風景だった部屋が、あんたの痕跡でいっぱいになっていることに気づいた。

あんた専用のふわふわのスリッパ、読みかけの詩集、水やりしたスターチス、それに2人で選んだ壁掛けや絵の置物も。

今日は、あんたと一緒に過ごしたい。

2人だけでも、十分賑やかになれる。

何も準備しなくていい。俺が全部用意したから。

熱々のフルーツティーと、お菓子をテーブルに並べておいた。

先に味見してみたが、きっとあんたも気に入ると思う。

あと、ソファに新しいクッションも置いたし、新しいカーペットも敷いたし･･････

ん？まだ何か足りない･･････？

ふっ、ああ、わかった。あとは俺だな。

一緒にテレビを見たり、未来の話をしたり、何をする時も俺はあんたと寄り添っていたい。

そして1番に、あんたに、あけましておめでとうを言いたいんだ。

私だ、レイだ。

仕事が終わって、今スーパーに来ている。

年越しに向けて、簡単に買い出しをしておこうと思ってな。

見たところ、長い列ができているようだ。

皆良い年越しを過ごしたいのだろう。

お前は？年越し料理はもう食べたか？

･･････その笑いは、どちらの意味だ？

もし答えが「食べた」なら･･････お前を散歩に誘いたい。

新年のカウントダウンを、一緒に迎えよう。

「食べていない」なら、改めて私と食事に行かないか？

これは一年の中でも、特別な意味を持つ食事だからな。

どうだ？お前の予定は？

今日一日一緒にいられなかった分は、別途きちんと埋め合わせをするつもりだ。

今はただ、この大事な日を、二人で過ごすことを逃したくない。

ただ純粋に、お前に会いたいんだ

･･････少しストレート過ぎたか？

これは･･････新年を迎える前の、私なりの新たな変化だと思ってくれればいい。

ふっ(笑い声)･･････お前に伝えたいことは他にもたくさんある。

これからの毎日の中で、少しずつ話していくことにしよう。

外は寒いから、しっかり準備をしておいてくれ。

私を待つ間に、新年の願い事を考えておくといい。私が全て叶える。

私の願い事を先に聞きたい？私の願いは･･････

幸せで、充実した新たな一年を･･････お前と共に過ごしていきたい。

親愛なるボディーガードさん、今何をしているんだい？

僕が思うに･･････君はもう今日の任務を終わらせて、他の予定もない。

どう？当たりでしょ？

もちろん、君のスケジュールは把握済みさ。

僕達の日に日に通じ合う心と、共有カレンダーによってね。

暇なんだったら、僕に時間をくれない？

大丈夫、変なことに巻き込んだりしないから。

アートセンターで展覧会が開かれているんだ。行ってみない？

元々は君と一緒に特別なことを体験しに行こうと思っていたんだけど、よく考えたら、君はとっくに僕の毎日、毎時、毎分、毎秒を満たしていることに気づいた。

いつも僕の傍に居てくれる君は、これから先もずっと僕が展覧会に誘える人だ。

つまり、君の存在こそが何よりも特別なことなんだ。

だから･･････

僕の唯一の生活の見届け人、毎日の共有者、そして･･････ロマンの享受者として、改めて君を新年の芸術展に誘わせてほしい。

もし行きたいなら、僕に新年の祝福の言葉を言ってくれる？

そしたら、すぐに迎えに行くから。

カァカァ！！(メフィスト)

俺だ。メフィストがお前に挨拶してる。

準備ができたら教えろ。迎えにいく。

お前を連れていきたい場所がある。今日は特別な日だからな。

そこは別に特別というわけじゃない。多少華やかな飾りがあるだけだ。

お前の武器の出番があるかどうかはわからないが、持ってきてもかまわない。

こんなめでたい日にまで、お前を銃弾の雨の中や危険な場所に連れていくわけないだろう。

俺が花火を打ち上げたり、灯籠を灯したりするのはダメか？

ハッ(笑い声)･･････信じられない？お前達ハンター協会の偵察訓練は、なかなかレベルが高いようだ。

休みが明けたら、一度覗いてみるとしよう。

そうだ。厚手のコートを着てこいよ。あとマフラーやマスクとか、顔を覆えるものもあったほうがいい。

お前に風邪を引いてほしくないだけだ。

もちろん、俺の胸ならキジトラ一匹くらいは温めてやれるがな。

わかった、もったいぶるのはやめる。連れて行きたいのは、新年市だ。

俺がいればどんな平凡なイベントでも最高に刺激的なものにできる。

そしてお前は、俺を燃え上がらせる唯一の元素だ。

そろそろ行けそうか？俺はもう、刺激的な新年をお前と迎えるのが待ちきれない。

長官、こちらマヒル。

電話したのは、年越しの飯は何にしたいか、聞こうと思って。

それはつまり･･････今夜、オレと一緒に年を越すために帰ってきてくれるってことだろ？

フッ(笑い声)･･････いや、なんでもない。年越しが楽しみなだけさ。

本当に戻ってきてよかった。

実は、お前をお年玉で誘いだそうと思って電話したんだけど。

けど今、答えはわかった。

家にはもう、切り絵と福の字の飾りを貼ったぞ。

お前のために、灯籠を吊るす場所も空けてある。

お年賀も、ソファに山積みになってるから、お前が全部食べていい。

準備は万全。あとは、お前が帰ってくるのを待つだけだ。

もちろん、お年玉もお前を待ってるぞ。

そうだ、オレたちのアルバム、覚えてるか？

子供の頃から大人になるまでの写真が入ってる、アレだ。

あいつはオレに、前に進むモチベーションと、勇気を与え続けてくれた。

ずっと大事に持ってたんだ。

無事に、持ち帰ったよ。

新しい一年も、たくさん写真を撮って、一緒に過ごした日々を記録しよう。

お前の全ての瞬間を、オレはもう、見逃したくないんだ。