【恋と深空】イベント「心に響く誓い」

今日は俺にとって一番重要で、一番幸せな日だ。

あんたの答えを待つ間、俺たちが出会った場所に行ったんだ。

あの時･･･俺はワンダラーを倒したばっかりで、ただあそこにもたれて休憩したかっただけなんだが。

まさか、通りすがりの善良なハンターに起こされてしまうなんて。

考えたことがあるんだ。

もしあんたに拾ってもらえなかったら、どうなってたんだろうって。

多分、廃基地を出たときとか、他のワンダラーを追跡してるときとかに、やっぱり、あんたと出会ってたはずだ。

俺たちはただすれ違うだけじゃなくて、どこかで交わる可能性も持ってる。

結局のところ･･･

俺はただ、あんたの人生を通りすぎるだけじゃ、嫌なんだ。

どうしても、あんたに向かって進んでしまう。

俺たちは、運命に導かれて、時空の中で交わる。

永遠に離れることはない。

今、俺はすごくあんたに会いたい。

あんたは？

唯一、ずっと変わらず俺のそばに居てくれたあんた。

今日、臨空で会おう。

とても大事な事をもう一度聞きたいんだ。

あんたの答えが･･･

イエスだといいな。

私は今、私たちが再会したレストランにいる。

今日はとても重要な日だからな。

お前の答えを待つ時間も、とても幸せだ。

馴染み深い窓際の席に座ると、真夏の日光と草木の匂いを感じた。

そして･･･

お前を思い出したんだ。

過去の歳月の中で、私は医学部に進学し、実験室と手術台を行き来し続けた。

決まった毎日を過ごし、困難にぶつかるたび･･･

私はいつも小さな雪だるまを作り、隣に寄り添わせた。

進み続ければ、私たちは必ずまた出会えると、自分に言い聞かせたんだ。

お前はどうだ？

あの歳月の中で、お前も私との再会を期待したか？

急いで答える必要はない。

あとで臨空で会おう。

答えはその時、ゆっくり聞かせてもらう。

ここのところ、私はたくさん考えていた。

今日は直接、真摯に、あの質問をしたいんだ。

お前の答えを待ちきれない。

イエスだといいのだが。

聞こえた？

これは海が想いを伝える音だ。

今日は僕にとって、とても重要で幸せな日になる。

いつもつい、考えてしまうんだ。

君の答えは、僕が期待するものだろうかって。

いつからだろう？

一人で絵画展に行ったり、一人で海辺を散歩することに、驚くほど違和感を覚えるようになったのは。

どこかの都市に行くたび、ついご当地の面白いものを探して、君に共有してしまう。

例えば･･･

さっき宝石のような巻貝を見かけた。

きっと海を超えて、浜辺に流れ着いたんだろう。

太陽の光を浴びて、キラキラ耀いていたよ。

僕は、海の波の音と君への想いを、この巻貝の中に入れた。

君がまた遠くへ行くとき、これを持って行けるようにね。

どこへ行っても、僕が君に寄り添っているみたいになるでしょ？

今日、臨空に帰ってくるんだよね？

とても大事な質問を、君に直接したい。

詳細は･･･いったん秘密。

君のイエスが聞けることを･･･

願っているよ。

俺は、特定の一日に意味を持たせることは滅多にない。

だが、今日は違う。

その重要性は、どんな取り引きや交渉よりもずっと高い。

メフィストが朝から大興奮してて、俺の銃を何丁も突いて壊した。

原因はお前にあるから…

お前に責任を取って貰おう。

もちろん･･･

お前に会いたいと思っているのは、メフィストだけじゃない。

この世界において、俺の武器庫のパスを知ってて、俺の全ての隠れ家に行ったことがあり、自由にＮ109区を出入り出来ること。

メフィストと喧嘩するのが好きで、俺にちょっかい掛けたり怒ったりする勇気があること。

これらを同時に満たしているのは、一人しかいない。

こんな特別な存在を、俺がわざわざ明確に示す必要があるのか？

あぁ、そうだ。

俺はお前に会いたい。

俺は、とてもお前に会いたい。

何か問題でもあるか？

出会ってから今まで、別れを経験するたびに、俺の忍耐が試されてきた。

だがお前だから、お前だけが、俺を待つ気にさせられたんだ。

今晩、臨空で会おう。

とても大事な話を、直接お前にしたい。

お前は、きっと喜ぶだろう。

そして、お前の答えが･･･

イエスであることを信じてる。

今日はオレにとって、すごく重要な日だ。

ずっとお前のことを考えてた。

ちゃんと飯は食ったか、任務で怪我してないかって。

けど、オレが知りたいのは、それ以上のことだ。

人って、やっぱりどんどん、欲張りになってくもんだな。

永遠に満足を知らないみたいだ。

離れてた時は、ただ一緒に居られるだけでいいって思ってた。

でも一旦、物理的な距離が縮まったら、心理的な距離も早く縮まることを、期待し始めちまった。

まるで一滴の雨水が、渇いた地面に落ちるように･･･

お前と近づけば近づくほど、お前を渇望する。

今は帰航中だ。

計器盤の上で、目的地をマークした赤い点がずっと光ってる。

その距離の数値は、どんどん小さくなってる。

十秒後、艦が空間転移をするから、しばらく電波が途切れる。

想いを伝える時間は、もうあんまり残されてないみたいだ。

けど大丈夫。

ずっと前から準備してた、大事な質問があるんだ。

それを直接、お前に聞きたい。

その時、教えてくれ。

イエスか、ノーか。

臨空で会おう。