【白猫】アイシャ(温泉)・思い出
アイシャ・アージェント cv.井上麻里奈 帝国地質学研究所に席を置く地質学者。 各地をフィールドワークしている。 |
2019/10/31
白猫温泉物語3
思い出1
……邪魔をするよ。
君たちには縁があるな。
縁というのは大事なものだ。
ところで、温泉ジェリービーンズというものを買ったのだが……
味見をしてもらってもいいかな?
イエスの顔だな。さすがだ。君の冒険心を讃えよう。
では……
<主人公は、瓶からジェリービーンズをつまんだ……!
シェリービーンズを口に入れる……>
何だって?卵の昧がする?
温泉卵味だ!……アタリだな……
何の暗示か気になるかい?
……温泉卵というものは、実に興味深いものだ。
温泉に含まれる硫黄は、破壊的な力の象徴。
一方で卵が象徴するのは、誕生と創造だ。
つまり温泉卵が意味するところは、破壊と創造。いわく混沌だよ……
私もやるのか。
<アイシャは、ジェリービーンズを取り出した……>
これは……この昧は……!?
黒糖だな……ふむ…………これは!!
黒糖を使った菓子-そして温泉ジェリービーンズの一粒ということは!
温泉まんじゅう昧……!!
なかなかいけるな。
思い出2
アイシャ!いつものやって!!
承知した。いくぞ。
<アイシャは、ジェリービーンズを弾いた!>
パクリ。さわやかな甘さね。ちょっとシュワッとしてる。
ラムネ昧。奇妙な出会いの暗示だ。
なにそれ……
アイリスも試し給え。
はい!
<アイリスはジェリービーンズを口にした。>
あ、フルーツ……牛乳昧……でしょうか?
美容と健康の暗示だ。
……素敵です!
……アイシャ。
なんだい?
温泉、気にいったのね……!
あれは心が安らぐ。
アンタも安らぎを求めてたのっ!?
私が求めているのは問題だ。ちちぶの島にも、興味深い問題があった。
<アイシャは、なにかの入った瓶を、主人公に見せた。>
これなに?
砂だよ。
アンタそういうのを研究してるっていってたわね。
地質学さ。砂を拡大した写真がこれだ。
すごくきれいですね……まるで宝石みたいです。
ちっちゃなヒトデがあるわ。こっちは貝殻?
面白いだろう?砂を見ていると、時間がいくらあっても足りない。
ちちぶの島を調べてるんですか?
フィールドワークさ。よかったら一緒に行くかい?
思い出3
見たまえ、あの見事な岩山を。心が踊らないか?
……フツーの岩山よね。
石灰岩の岩山だ。
石灰岩ですか?
遥かな昔、この一帯は海だった。その証拠があの岩山だ。
エッ!?どういうこと!?
石灰岩は主に海の生物の殻が堆積して作られたものだ。
でも、どうして陸地に……!?
答えは唯一つ、地面そのものが動いた。
!?
本当ですか……!?
学説の一学説の一つだがね。しかし私は、様々な地形がそのことを裏付けていると考えているよ。
…………
……
次に見たい場所ってここ?なんか……斜めってる?
実に素晴らしい露頭だ。
地層が斜めになってますね……
アラ?途中から垂直に地層が重なってるわ。
不整合さ。
なにそれ?
不連続な地層の堆積だ。これも地面が動いた証拠の一つだよ。
地質を知るということは、世界の成り立ちを知るということだ。
どうしてこの世界は、海と島だけで構成されているのか。
どうしてグレイスルーンは島に一つしかないのか。
様々なことがね……
…………
……
いい旅館ね!
今日はここに泊まりましょう。
温泉が有名らしいな。
それより舟盛りよ!お座敷よ!テンション上がってきた!それより舟盛りよ!お座敷よ!テンション上がってきた!
ふふ。はしゃいでいるな。
上がりすぎて疲れた!
思い出4
ここがアタシらの部屋ね……
そのようだな。
アタシ女将やるわ!
キャトラ?
受けて立つぞ。
何が始まるの?
当旅館にようこそ!さあ、お泊まりなさい!
そのために来たのだがな。
くつろぎなさい!そのためにあるのよ!旅館なんてね!
命令形で自虐か。
メンバーを紹介するわ!
独特な接待スタイル!
仲居!!主人公!!
若女将!!アイリス!!
そして女将キャトラでお送りするわ!!
バンドか!
まずはこのナンバーから!!温泉よ!!
ナンバー!?
泉質は!!若女将!!
えっ!?
効能は!?
えっえっ!?
無茶振りすぎる!
とにかくアンチエイジングよ!!
横文字でまとめたつもりか!
今日は泊まりに来てくれてありがとう!
さっきも聞いた!!
最後にこれだけはいっておくわ!!
何だ!
どうぞごゆっくり!!!
もういいだろう。
このやりとりは何!?
思い出5
キャトラにつきあって、疲れた……リラックスしてみるとするか。
何も考えないというのも……たまにはいい……
とはいえ考えるのは、私の性分だ。なにより……
問題の方が、私を放っておいてくれない……
うぬぅ!?ここは温泉ではないか!
無意識に歩いていたら、温泉にたどり着くとは……ともかく!!
一番風呂、いただきましたぁ!
やれやれ。
拒絶の概念など効かん!!
<アイシャは手桶を投げた!>
ぎゃふん。
ぎゃぶわっ!?
アイシャ、問題が発生した。
そうらしいね。
!!!
話が早いな。それでこそファミリーだ。
私から言わせてもらえば……君こそが問題だがね。
ブルーが何かを掴んだ。ここに何かがあるらしい。
!!!
なるほどね……とりあえずだが……
何だ?
女湯から出ていけ。
…………
……
女湯で事件があったらしいわ!
知っている。
犯人はわかったの!?
犯人はブルーだ。それはいいが……
お、お客様!?大型のペットはご遠慮を!?
野生動物だ。
ファミリーだ。
まだ興奮しているな。……
ふふ。可愛いわね、ブルーちゃん。
!!!
考えたくはないが……なにかの前触れとも考えられる。ファミリーの危機だ。
楽しくなってきたよ。退屈してたところだ。
ハッ!?もうすぐご飯の時間よ!
このまま面倒なことになったら、せっかくのお座敷が!!
いつものアレやって!
思い出6
君のこの力を目の当たりにするのは、これで何度目だったか……
この光はたしか、私の心が輝かせているものだったな……?
はい、そうです。
そこについては疑わしいね。
私の心はこんなに美しいものではない。
違う?
否定もするつもりはないが、美しいものというのは、もっとシンプルなものさ。
だが美しいのは理想だけだ。私は泥に塗れた答えを選ぶ。
俺に解るのは、お前もファミリーだっていうことくらいだ。
断じて違う。
<パレオパラドキシアはキャトラをなめた!>
ぎにゃー!!ちょっとー!!
忘れていた。この件を解決するか。
…………
……
<一行は、女湯を調べ始めた……>
!!!
湯船そのものを気にしているな。仲居さん、この温泉の源泉は?
あっちですよ。
ふむ、いってみよう。おいでブルー。
!!!
何かわかったのかしら、アイシャ。
ファミリーを信じるんだ。
…………
……
<源泉にやってきた……>
なるほど、こういうことか。
!!!
<アイシャは、拒絶の概念で、崖を穿つ……>
アラ?何か埋まってるわ?
!!!
見ろ、この束柱目特有の独特な形状の臼歯を。
これは、パレオパラドキシアの化石……!
匂いを感じたのか。それとも気配を感じたのか……
<ブルーは、切なそうな表情で、化石を見ている……>
哀悼か、それとも憧憬か。……いずれにせよ。過去の思い出にすぎない。
安心しろブルー。俺達はファミリーだ。
……!!!
<コングは、パレオパラドキシアにまたがった!>
行くぞ、ブルー!!
<コングとパレオパラドキシア明日へと駆けていった……!>
行ったか……
ぎにゃー!!お座敷ー!!
今からご用意しますよ。
やったわ!!
確かに混沌だったな。占いが当たったようだ。
💧
覚醒絵・覚醒画像
紅の戯れ アイシャ・アージェント
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