【白猫】アイシャ・思い出
解を求める者 アイシャ・アージェント CV:井上麻里奈 特務機関<狩猟戦旗>に席を置く女性。 ジェリービーンズを手放さない。 |
帝国戦旗
思い出1
「――むぐっ。
ふむ……グリーンアップル味か。出会いの暗示だったな。」
「?」
「ジェリービーンズ占いを知らないのか?
まあそうだろうな。私が勝手にやってる占いだ。結果も適当。」
「改めて自己紹介しよう。アイシャ・アージェント。地質学の研究家だ。
いうまでもなく、ここは……特筆すべき島だ。調査をしてもいいだろうか?」
「♪」
「ありがとう、君に幸あれ。ところで、ジェリービーンズは好きかね?」
「♪」
「それはよかった。では君も試してみるといい。」
<アイシャが、ジェリービーンズを一粒くれた……!>
「これは……ザクロ昧だな。約束の暗示か……
どういう意味かって?そうだな。約束とは絆であり、道しるべでもある。
約束を信じて進むことだ。どんなに道に迷っても、約束が君を導いてくれる。
ああ、もちろん全部適当だ。誰にでも当てはまることを意味ありげに語っただけさ。
でも、少しだけ楽しくなったろ?」
「♪」
「楽しんでくれたのなら、何よりだ。
ほう、占いをする理由を尋ねられるのは、久しぶりだ。
会話を円滑に進めるため。私に興味を持たせるため。
こうやって話をすることで、様々なことを知ることもできる。
警戒することはないさ。それとも君。何か隠しておきたい秘密でもあるのかい?」
「……」
「君はなんというか……顔に出やすいタイプだな。
もっともこの反応が示すのは、秘密の有り無しではなく、君がいい人だということだ。」
思い出2
やっほーアイシャ!帝都で会ったわね!
ああ、君たちにも世話になった。
ジュダとかみんな元気してる?
しているとも。骨をくわえて元気にはねまわってるさ。
ジュダはグルーミングしてあげると喜ぶのよ!
そうらしいな。狼らしい。
アタシもナデナデされるの好き!
なでなで。
ゴロゴロ……
アイシャさん。地質学の……研究家さんなんですよね? どんなことをするんですか?
地面について研究している。
地面……?
土地のたどった歴史を探るのさ。
飛行島についても?
研究すれば、わかることもあるだろう。
……ねえねえアイシャ、あれやって!
いいとも。
<アイシャは、ジェリービーンズを指で弾いた!>
パクン。
<キャトラは見事に口でキャッチ!>
むぐむぐ……
ええっと……なにこの味。あまじょっぱいわ。
ポップコーン味だ。
たまに変なのまざってんのね。
まるで運命のようだろう?アイリスもどうだ?
普通にお願いします……失敗しちゃいそうで。
行儀も悪いしな……さて、君の運勢はいかに。
あっ。ピンク色……
サクランボ味だな。秘められた想いの暗示だ。
アイシャの占い、テキトーよ。
ネタ晴らしはよくないな。
思い出3
<アイシャが、飛行島の土を調べている……?>
ドロンコを調べてどうすんの?
土は様々なものを教えてくれる。
ポエム?
現場に残された土砂を分析すれば、そこに誰がいてどこから来たか、特定できるからな。
ドロンコなんか、みんな同じじゃない?
土にはそれぞれ個性がある。
それを調べるのが、ちしつがく?
土だけではないがね。
迷子探しに使えそうね?
いいアイデアだ。
アラ、きれいな小石があるわ。ジェリービーンズみたい。
<アイシャは、ジェリービーンズを指先で弾く。>
キャッチ!パクン。
これ、バナナ味?
正解。
カニカマ味、無いの?
無いね。
アイシャさん、お昼ご一緒にどうですか?
<アイリスが、ランチボックスをもってきた……>
心遣いありがとう。だが私は結構だ。
普通の食事というのは、いまいち慣れなくてね。
あっ……忘れてました。ごめんなさい……
だが、せっかくの機会だ。そこのサンドウィッチを……
(パンは上部に膨らんだ生地。伝統的な焼き型を使っている。おそらく歴史あるべーカリーだ。
挟んである野菜は購入してから数日食料庫に置かれていた。保存にはルーンを使っている。
モモ肉のハムは面白い。ゼメキア風だがこのスパイスは凪の海域特有の香りだ)
もらおうか。
たくさん食べてくださいね!
思い出4
いくぞ――
<アイシャが、ジェリービーンズを手に取った。
ジェリービーンズが、空高く舞い上がる!>
はむ。
<見事に口でキャッチ!>
パチパチパチ。
お上手ですね♪
小さい頃に覚えた。
パパが教えてくれたの?
ママの可能性もあるだろう。
こういうのやるの、パパだわ。
気がする、という話だろう?それで話を進めるのは危険だ。
パパね。
この世で最低の男だ。
はんこうき?
事実を述べたまでだよ。
人をバカにすることに、命を賭けていた。
ゲッ……
とことんまで人を追いつめ、いきなり梯子を外しては、憐れな標的を嘲笑う。
私も、何度編されたことか……
ええっと……わるもの?
文字通りの悪者だ。
パパが嫌いなの?
あれを親だと思ったことはない。
(あいつが死んだときいつものゲームだと思った。
ドアを開けると……いつものように、にやにや笑っている。おそらく台詞はこうだ)
『あの世は退屈だったから、帰ってきたよ。
ジェリービーンズはどうかな? 私の怪物』
<アイシャは、ジェリービーンズの瓶を、手に取って中身をつまんだ。>
マシュマロ昧か……
何の暗示かしらね。
ウソつきの暗示だ。
誰が?
さあね。
思い出5
退屈だ……
……たいくつ?
平和が一番です♪
もちろん平和はすばらしい。しかし度し難い退屈は精神の活動を鈍らせる。
よって私は解決すべき問題を求める。
それじゃあ、冒険家ギルドにいってみましょう。
……ギルドか。いいだろう。
***
<ギルドの世話人>
ほぉ~。最近はそうだねえ。ふむ、そういえば風車の島で変わった魔物が出たとか。
マッチョバードの変種だな。デスメタルを聞かせると大人しくなる。
そうなのかい……?じゃあ伝えておこう。
他には?
蜃気楼の海域の調査とかはどうだろうかねえ。
あの海域には何もない。一つだけいっておくと、海そのものが蜃気楼だ。次。
セイクリッド家の御令嬢が、<水晶の花>を探している。
<水晶の花>の話を広めた男は素性が怪しい。デマもしくは詐欺の線が考えられる。次。
もうないよ……
その場で依頼を解決する子、初めて見たわ……!
嘆かわしい。冒険家が聞いてあきれるな。
そんなこといわれてもねえ。
退屈極まるな……度し難い退屈だ……
それじゃあ、自分でどこにでも冒険にいったらいい。
……その通りだ。問題がなければつくればいい。
アイシャ?
***
大変だわ! 伝説の悪魔なぞなぞ大王が復活したって!
クイズに正解しないと、ぶたさんになっちゃうらしいわ!
そんな……!早くこの<パクチーのルーン>を届けないと大変なことになるのに!
どうしたの……?まさか、秘密結社『居眠り団』が動き出したわけ!?
いったいどうなってるのよ!ヘンな依頼が次から次に!
ぎにゃー!!寝る間もないわ!
どうしたんだ、騒がしいじゃないか。主人公。
ジェリービーンズでも食べるか?
――ハハーン。
キャトラ?
主人公!真実を明らかにするのよ!
思い出6 (友情覚醒)
ほう。
それで……これがどうしたんだ?
アンタが犯人でしょーがー!!
何のことをいってる。
問題!!荷馬車がカーブを曲がる時、何かを落としてしまいました!何を落としたでしょう!
出たわぁ!!なぞなぞ大王!
あっ!?
フハハハ!パクチーのルーンはいただいたぞ!
……こいつら寝てないな……グッスリ眠れ!
<謎の男が、不気味なガスを噴射した?>
ガスだと!?……ね、ねむい……
眠く……なって……ぐう……
ぐーぐー……
<ダメだ、眠く……ならない?>
疑問があるようだな。
さあ答えは!
スピード。
正解!
彼は古の魔王の一人だ。見てのとおりクイズが好きでね。
クイズに正解したら魔王が復活するとはさすがに驚いたぞ。
ぐーぐーぐー……
<黒い手袋団>の工作員だ。情報を流したら、すぐに来たな。警吏につきだしたら報酬が出る。
彼は<居眠り団>の団員だ。私は彼らのスポンサーでね。
このあたりの島の人々は<不眠のルーン>の影響で、ほとんど眠れてない。
苦しむ人々を救うために、組織を結成したというわけだ。
ハッ……アタシ寝てた?
……すっきりしたわ。そういえば昨晩あまり眠れなくて……
睡眠不足を解消するガスだ。君はよく寝ていたから効果が無かったな。
何を怪訪な顔をしている。
何してくれてんのよ!
***
<――帝国と呼ばれる国がある。あまたの島を傘下に有する、未曽有の超大国。
その国を、影より守る者達がいた――>
……ふざけた真似をしてくれたようだな。
誰も傷ついてないし、法にも触れてない。
今はどうなんだ? まだ退屈か?
これから、面白くなると期待したいね。
<アイシャは、ジェリービーンズを指で弾いた――>
さて、何が出るかな?
第十戦旗<業火>