【白猫】ブラッド(トライドル2)・思い出
2018/07/31
南の島の100億$$$ ストーリー
ブラッド・ガンビーノ CV:鈴村健一 ジョカ島出身のギャング。 真夏の空の下、サーフィンに初挑戦。 |
思い出1
ワイハ島での事件が解決し、少しだけ後のこと……
<真夏の狂犬>が、飛行島を訪れた!
ま、お互い無事で何よりだ。おめーらはリゾート満喫してるか?
しっかし意外と面白ェな、波乗り!
おめーらとも一回やったけど、結構ハマっちまったよ!
『ニューウェーーイブ!』
『マァイ……ブラザーーー!』
『オフゥ……』
ってワケで、おめーらもこれからいっちょどうよ?
主人公はサーフィンうめェから、教わりてェんだよな!
思い出2
<いい感じだ! あとはターンを決めれば……!>
っしゃあ! どうだ!!
♪
ステージがあるから、夕方には戻らないといけないんだけどね。
***
<沖から何か近づいてきている……?>
思い出3
<ビーチが悲鳴に包まれる……!>
ブラッド、この子たちをお願い! 私が引きつけるわ!
<ファルファラは有無を言わさず、沖に向けて泳ぎだした!>
『アイムバック!!
<ブラットを乗せたボードが、猛然と海面を滑り出す!>
「うぉぉおおおおッ!!」
速い……!? 追いつかれるわ!
『ブルブルブルルル……ブルブルブルブルル……』
……あのときのォォオ!!
『アーウチ!!』
<サメがサーフボードに噛みついた!>
危なかった……!
『ブッブルブブルルル……ブルブルブルブルル……』
『ポォォオオーーーイ!!』
『アドホーーーーーーッイ!!』
『ピピカウラァアアアア!!』
***
「ハァ……ハァ……大丈夫か、ファルファラ……」
「ええ、どうにかね……近くに島があって助かったわ。」
「サメもボード追っかけてどっか行っちまったし……ひとまず、しのいだな。」
「でも、この島ってどう見ても――
――無人島よね。」
「とんだバカンスだぜ、ちくしょう。」
思い出4
「食えそうな果物とか、適当に集めてきたぜ。」
「おかえりなさい、ブラッド。火起こし、済んでるわよ。」
「すげエな、なんの道具もねェのに!」
「私はエルフよ? 伊達に長いこと生さてないわ。
……こっちの果物はダメね。食べたら三日は腹痛が続くわよ。」
「おう、マジか……つまみ食いするトコだったぜ。
……にしても、ワイハからはだいぶ離れちまったみてえだな。」
「方角も距離もわからないから、泳いで帰るのも無理そうね。」
「ま、じき主人公やキャトラたちが探しにきてくれんだろ。それまでの辛抱だ。」
「……この分じゃ、今日のステージはキャンセルね。帰ったら謝らないと……くしゅん。」
「結構冷えてきたな。これ着とけよ。」
「ええ……その……ありがとう、ブラット。」
「あー、俺は別に寒くねェしな。」
「そうじゃなくて。……さっき海で、一番に助けに来てくれたこと。」
「ああ。それに関しては、いいてェことがある。」
「え?」
ブラッドは、ファルファラの頭を軽く小突いた。
「……痛いわね。なにするの。」
「いくらなんでも無謀すぎだ。下手したらおめーが喰われてたぜ?
あの場で囮になるのは、明らかに俺の役目たろ。」
「そうかもしれない。でも、とっさに体が動いちゃったのよ。」
「ああ、だろうな。おめーはそういうヤツだしな。
でもよ……――だろうが。」
「? なんて?」
「もし、おめーがいなくなったら……悲しい、つつったんだ。」
「……私が?」
「おめーはもう、家族みてェなもんだろ。
だからこれからも、ずっと一緒にいてェって……俺は、思ってる。」
「…………」
「…………あ!? 俺、今なんつった!?
わ、悪ィ!別に深い意味はねーからな!?」
「あら、本当に?」
「んだよ!? その目は!」
「ふふ、別に? 私だって同じ気持ちだもの。」
「…………おう。」
「流れ星でも見えれば、お願いするんだけど。」
「……何を。」
「みんなで、ずっと一緒にいられますように……ってね♪」
「そうかよ。んじゃ夜空でも見上げながら、気長に助け――
――はぁ!?」
思い出5
「なっ……サメが飛んでる!? 飛ん……いや……あァ!?」
「落ち着いてブラッド! よく見たらあのサメ――」
『サーチアーンド……デストロォーーーイ!!』
「サーフボードに乗ってるわ……!」
「落ち着いても意味わかんねェ!
つーか追ってきたのか!? しつけーぞ!!
魚類の分際で空中遊泳かよ、上等じゃねェか……」
ブラットは流木を拾い上げて構えた!
「かかってこいや。鼻っ柱、ぶん殴ってやる!」
「ちょっと、無茶よブラッド!」
「うぉぉおおおおおお!!!
チッ……!」
流木はたやすく喰いちぎられた!
「危ないでしょう!? まともな武器もないのに!
『デデデデストローーーイ!!』
「だからって、簡単に逃げ切れる相手でもなさそうだ。だって飛んでるんだぜ?」
「飛んでるけど……!」
「野郎ォ……」
サメは闘志に満ちた視線をブラッドに向けた!
「……メンチきりやがった。標的はあくまで、二度も喰いそこねた俺ってワケか。
その執念深さは……ま、嫌いじゃねェけどな。」
「馬鹿なこといってる場合じゃないでしょう!?」
「俺が引きつける。おめーは隠れてろ!」
「素直に聞くと思う!? そんなこと!」
「あーもー! だよな! おめーはそういうヤツだよ!
クソッ、せめてまともな武器がありゃ……!」
***
<ルーンの光が徴かにまたたいている……!>
思い出6 (友情覚醒)
『ハゥウドゥーユードゥー?』
『フィッシュファイッ!!』
『フラーイハァーーイ!!
おじさんが……沈んじゃった!
『デッドヒィ~~ト!
<ブラッドとサメが、並んで海面を滑っている!
ビックウェーブが迫ってきた……!>
――超、ケリつけてやるぜ!
『ショーウダウーン!!!』
<一人と一匹は左右に分かれ、同時に大波に果った!!>
サメのボードが華麗に一回転……! あれは高度なテク――
『スリーシックスティ』だ!
俺は負けるのか……!? サメに!? ウソだろ!?
諦めたらそこで、夏は終わりだ!
俺は今……夏るッ!!
ブラットは波のトップから、見事な『エアリアル』を決めた!
――神業だ!
<サメは勝者を称えるように頷き、海の内こうに去っていった……>
いや、助かったのもアレのおかげなんだけどよ……
ベッドもないし、あたしが温めてあげるわァ~~!
――
<ヴィンセントは星になった。>
みんなでずっと、一緒にいられますように……♪
落陽のデュエリスト ブラッド・ガンビーノ
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