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ティナ・トピア CV:釘宮理恵
愛情を注がれて育った少女。
保護者の進めで茶熊学園に入学する。 |
メインストーリー
思い出1
みなさん、こんにちはー。
やっほー！ 聞いたわよ、ティナー！
茶熊学園、入学おめでとー！ しかも、新入生代表ですって！
一番の成績だったんだってね。試験勉強がんばったのね♪
がんばったというか、お父さんとお母さんからは、小さい頃から色んなことを教えてもらってたので。
ふふ、ご両親から素敵な教育を受けてたのね♪
あ……はい、ありがとうございます……
相変わらず、身内を褒められるとてれっこてれっこねえ。
なにがー？
なんでもないわよーん。アンタの保護者連中は、入学についてなんか言ってた？
ブラッドおじさんやヴィンセントさんのこと？
そうそう。
すごく応援してくれてるよ。というか、茶熊学園への入学を勧めてくれたの、二人だし。
へー、そうなんだ。
二人とも、まともに学校に通ったことなんかないから、せめて私には、ちゃんとした学校を出て欲しいんだって。
いいヤツラじゃないの。
そうー？ ちょっと保護者のエゴ入ってないー？
これこれ、そんなことを言うものじゃないわよ。大人は子供には戻れないんだから。
そういう期待に応えるのも、親孝行ってもんよ。
親も別にいるんだけどな……
ティナちゃん、学校に通うの気乗りしないの？
ううん！ そんなことありません！ 入学が決まってから、すごく楽しみにしてました！
アラアラ、それじゃあ素直に喜べばいいのよ。
えへへ、そうだよねー。
部活とかはもう決めたの？
私は、生徒会に所属することになりました。
生徒会……あそこは大変よ。サボリ魔とか熱血副会長マンとかアクの強いのがいるから。
ヘーきヘーき。あの学校、どこを向いても個性強い人たちばっかだもん。
そうだったわねぇ。
せっかく入ったんだし、生徒会役員として、学園をもっと良くするために、がんばるよ♪
ふふ♪ 勉強に生徒会に、いい経験が積めるといいね♪
はい♪
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思い出2
――皆。本日は特別な案件はない。平常の作業に務めてくれ。
ｈわかったわ。
校内の巡察へ行ってくる。
頼む。
ｈ…………
…………
……あの、副会長……
ああ、ティナ君。君はまだ日も浅い。まずは生徒会の仕事に慣れるところから始めてくれ。
わかりました。
ふむ、何か、簡単な仕事は……
今日は、生徒会長はいらっしゃらないんですか？
会長は、最低限だけ来る。
え！？
遺憾ではあるがな。これでも進歩した方なのだ。
ｈ今は、会長印が必要な決裁も特にないしね。
疑問はあるかと思うのだが、現在はこの体制でー応の安定をみている。
そして、ゆくゆくは、会長にも常駐してもらうつもりでいる。
だから、今はこらえてくれ。
はぁ……私はいいですけど……？
ｈ副会長、ティナの仕事。
おお、そうだった。では、この書類に目を通してくれ。こちらの帳簿と照らし合わせて、用途と金額が合っているか確認してほしい。
わかりました。
…………
……
……え～と……？こっちが人数分の飛行艇の費用で、ー名キャンセルがあったから……？
あれ……？でも、合計の金額はー緒だ、じゃあ、いいのかな……？
ｈどう？大丈夫？
すいません、多分合ってるんだとは思うんですが……
ｈどれどれ？……あれ。
また水増ししてるじゃない！
え？
ｈ副会長！カムイ学長の、今季の遊説の経費なんですけど！
どうした？
ｈまた飛行艇を二席分ずつ確保してます！ー頭で！
なんだと！？わからぬ人だ！
ｈ熊だけどね！
ええい！言ってくる！
あ、ありがとうございます。すいません、私ー人では見落とすところでした。
ｈ最初はそんなもんだよ。気にしない気にしない。
カムイ学長って、頻繁に色々な島に行ってるんですね。
ｈそうなの。しかも毎回ー人とは限らないし、旅費の計算も結構ややこしいよね。
油断すると、しれっとプライベートのバカンスの分まで紛れ込ませてくるし。目を光らせてないとね。……
生徒会役員じゃないですよね？
ｈそうよ、お手伝い。魔法学園では、風紀委員とかもやってたしね。
風紀委員……でも。こういったお金の書類をやりとりすることがあったんですか？
ｈん？ないわよ？
それにしては、確認、ものすごく早くないですか？
ｈあはは、ここに来てから鍛えられちゃったのかもね～。
……あれ！？そういえば、ハルカさんの机に山積みになっていた書類は？
ｈもう決裁したよ？
めちゃくちゃ早いですね……！
ｈそ～んなことないって、慣れよ、慣れ。
慣れ、ですか……
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思い出3
…………
ｈ…………
……うぅぅぅぅぅ～ん……？
ｈ何をうなってるの、ティナ？
この、レックスキングダムからの援助金が、どうしても桁が合わなくって……
ｈどれどれ？……あ、これか。
次の書類よ。急に増額したから、訂正分の書類が後追いで来てたのよ。
え？……本当だ！次の書類のー番最初に、こんなに大きく書いて……！
ｈごめんごめん、言ってなかったわね。
いいえ……私のほうこそ、ずっと視界には入っていたはずなのに……
ｈ気にしない気にしない。慣れよ、慣れ。
…………
…………
……
……みたいなカンジでさ……
ハルカさんは『慣れ』だって言ってくれてるんだけど……
今のところ、全く成長ナシでさ。毎日みんなの足を引っ張っちゃってるんだ……
ふ～ん……
私、生徒会の仕事、向いてないのかな……？
つーかよ。
？
細かい仕事無理そーだよな。お前。
！？
なんかあったら、その腕で殴っちまえば解決するから、それに慣れちまってたんじゃね？
がーん……！たしかに、それあるかも……！
悪者に四の五の言われても、本気でげんこつ落とせばなんとかなってたし……！
私って……もしかして、ガサツ……！？
――おーい？とした？ガラにもなくショックでも受けたかー？
…………
今のが図星だってことが、とりもなおさず、今のが図星だってことが、とりもなおさず、お前がガサツである証拠――
誰がガサツよー！？
そーゆーとこだろー！？
はッ！？
＜セイヤは星になった。だがその星は、ティナの心に一本のトゲを残していった。＞
私、ダメかも……！このままじゃ……！
もっと、細やかな心配りも出来るようにならなきゃ……！
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思い出4
あら？ティナちゃん？
アイリスさん、お裁縫部の部活、少しだけ体験させてください！
ええ、もちろんいいけど……どうかしたの？
実は……
…………
……
……なるほどねえ。それで、セイヤにガサツって言われたのが悔しいのねえ。
ううん、セイヤは関係ない。
悪いことじゃないわよ。男の子に何か言われてショックを受けるってのも。
何考えてるの？私、セイヤのことなんてなんとも思ってないけど？
悪い子じゃないと思うわよ？
全然。男なら、せめて、ブラッドおじさんを超えるくらいじゃないと。
アラアンタ、ブラッドのことそんなに好きだったの？
なわけないでしょ、家族だよ？でも、ー般的に見たら、そこそこいい男だとは思う。
（そこそこ……！ブラッドさんが聞いたら……！）
だから、おじさんくらいが最低ライン。って、そんな話はいいんだってば。
わかったわ。とにかく、細かい仕事も出来るようになりたいから、お裁縫を体験したいのね。
はい！お願いします！
しかし、意外ねぇ。アンタってば、女子力も結構あるかと思ってたのに……
お料理とかはできるけど、それとは別なんだと思う。
細かい作業をしてると、頭から湯気吹いちゃうの。
アラアラ……
（ティナちゃんが秘めてるっていうすごい力と関係があるのかもしれないね……）
まあいいわ。その心意気やよし！ビシバシ鍛えるから覚悟なさい！
はい！
（キャトラ……！？お裁縫の何をビシバシ……！？）
…………
……
…………
…………
…………
…………
……うー……
うー！うーうーうーうー！
なんでこんな、細い針と、細い糸で、こんな……！
細か――――いよ――――！
ティナ……アンタ……
細かい仕事ホントに苦手なのね……
そう言ってるでしょ――――ッ！？あー！針折れたー！もー！
ダメだこりゃ……
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思い出5
――なるほど、忍耐力、ね。それを養うために、挑戦したい、と？
セツナさんに聞きました。麻雀には、忍耐力が不可欠だって。だから……お願いします！
ふっ……麻雀をやる動機としては不純だけど、その眼差し、気に人ったわ。
入って。丁度ワンカケしたところだったのよ。
ありがとうございます！
＊＊＊
…………
…………
…………
っ……！いっちゃえー！
ロン。
高めだ。そっちだと符がハネて、２６００点……
まくりだ。うわぁ――――――ー！
くっくっく……！お前、背中に煤ちょっとついてるぜ……
なんでだよ。
あ、さっき家庭科部で、盛大にフランベ失敗したときのだ……
心当たりあんのかよ。
もう半荘お願いします！
いいぜ……？
あんた……楽しそうね……
…………
……
……で、結果は？
むこうーヶ月問、二人分の掃除やら雑用やらを肩代わり……
ずいぶん盛大にやられたわねぇ。
まあ、仕方ないよ？ティナちゃんはまだ、麻雀初心者だものね。
ううん、お父さんたちと、小さい頃やったことあるんです。
あ、そ、そうだったんだ……
なんか、自信失くしちゃうなー……もう、細かいことが苦手なのはそのままでもいいかなー……
もっと自分に向いてるものをがんばれば、それでいいかなー……
甘やかされて育ったのねぇ。
ん！？
アンタは愛情をたっぷりと注がれて育ったのね。それはとてもいいことだわ。
でも、不得意なことからそんな簡単に逃げるのは、決していいとは言えないわね。
でも、苦手だし……
『苦手なことは無理してやらなくていい』
アンタの親御さんは、アンタのことをそう育てたのね。
それは違うよ！
でも、外から見たらそう見えちゃうわ？
うぅぅぅぅ……！
じゃーどーしろっていうのー！？
ティナちゃんの力が、暴走しかけてるッ！？
まったく……お子ちゃまなんだから。
まずは落ち着きなさい。主人公。
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思い出6 (友情覚醒)
甘えてるのよ、アンタは。
違うもん！
違わないわ。お聞きなさい。
苦手なことってのはね。そう簡単に直せないから苦手なことなのよ。
……あっ……
すぐに成果を求めちゃうこと。それも甘えの一種なのよ。
……そっか……
わかってくれたかしら？
うん、そうだよね……その通りだと思う。
ちょっとがんばっただけで直るんだったら、最初っから苦手じゃないよね。
私、焦ってたみたい。ごめんなさい。
ううん、謝ることじゃないわ。
そうよ。それさえわかれば、気も楽になるでしょう？
アンタはまだ子供なんだから。ゆっくり苦手を克服していけばいいのよ。
……うん！
…………
……
ロン。
相変わらず、容赦ないわねぇ……
いや。一発で出るかと思っていたんだが、それはかわされたようだ。
ちったぁ成長したか？
…………
……
ｈどう？ 大丈夫？
あー、これはちょっと疑しいヤツだね。副会長～。
ｓ今おっさんいないけど。
ｈあ、じゃあ会長。これ訂正するから、ハンコちょうだい。
ｓ『じゃあ』って……あたし、会長なんだけど？……別にいいけど。
…………
……
……ふぅ～……今日も一日、くたびれたぁ～……
無理すんなって。ティナにゃあ向いてねーぞ多分。
ちょっと結諭早くない？
へ？
ま、細かい仕事は、まだ全然できてないけどさ。
いつか、急に化ける可能性もあるじゃん。
……たしかに。それまで足手まといだったヤツが、土壇場で覚醒するってのもめっちゃ熱い展開だな。
お前、わかってんじゃねーか！
誰が足手まといだー！
いま褒めだろー！？
ふふ、わかってるよ。ありがとう♪
なら殴るなよなー……
＜セイヤはまた星になった――＞
覚醒絵・覚醒画像
生徒会の星 ティナ・トピア
TOP↑
その他
