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【白猫】リアム・思い出

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん
ワルモテ騎士
リアム・マクラレン cv.梅原裕一郎
己の腕だけで騎士の座を手にした少年。
伝説をめざし我流の剣技を磨く。
2015/03/16


思い出1



とうとうこのリアム様が飛行島にやってきたぜ!

くたばる前に、俺の姿をよおくその目に焼き付けな!

さあどっからでも……

かかってきやがれ!

よろしくお願いします、リアムさん。

うるさいのが来たわね。

オイオイ、クールな反応だな?

本当はビビってんだろう?白毛玉よう?

白毛玉ァー!? 飛行島から叩きだすわよ!

やれるもんならやってみろこのおしゃべり小動物!

リアムさん、キャトラ、ケンカはダメですよ?

そんなこと、だれが決めたんだ?

強いものが勝つ!これが真理だろ?

テメエもなに震えてんだ赤髪ィ!!お前からやるかぁ!?

いいわよ、アタシがやってやるわ。後悔しないことね。

へぇーテメエからか。白毛玉。

いいぜ、テメエの毛皮でエリマキをつくってやらあ!


 ***


ぐおっ!?こ、この俺がっ……

この俺が……負ける!?


フフーン、猫だと思って甘く見たわね!

……四つまでマルが並んだのに……なんで俺が負けるんだよ!

キャトラ、五目並べ強いのね。

くそがあああ!!もう一回だぁ!!

次負けたら、とりあえず丸坊主になってもらうわ。いやなら土下座。

上等だ白毛玉! ほえ面かかしてやらあ!


 ***


土下座。

……ナマいって、スンマセンした。

声が小さい!


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思い出2



俺はわかったぜ、物事には順序ってぇもんがある……

あのクソネコをぶっとばす前に、まずはザコを始末しなきゃな!

さあ勝負だ! かかってきやがれェ!


 ***


……く、くそっ……なんだ、あの指の動きは……

この俺が……二回も負ける……だと……!?

主人公、指相撲強いのね。

ホントね。意外な特技だわ。

っていうかコイツが弱いだけ?

クソッ、覚えてろよ!

っていうかアンタ、五目並べも指相撲もやったことないワケ?

ないぜ?

っていうか……コレ、意外とメジャーな決着方法なのか?

っていうか遊びね。世間知らずな奴だわ。

そりゃそうかもな?

確かに俺はあんまり世間を知らんかもしれん。

だが俺には関係ねえ。世間なんか知ったことか。

この俺がルールだ。

でもルールを知らないと遊びもできないわよ。

遊びだったら、楽しけりゃいいじゃねえか。

ルールを守らないで勝っても、勝ったつもりになってるのと同じじゃない。

ウッ……なんて口のうまいネコだ。

だがお前のいうこと、わからんでもない。

この世で一番ダセえのは、勝ったつもりでイイ気になるこった。

リアムさん、素直なんですね?

ダッセェことに、我慢ができねえだけだ。

フーン。カッコつけ方は間違ってないかもね?


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思い出3



<リアムが何か本を読んでいる。?>


……クソカッコいいな、さすがは白銀の堕天使だぜ。

ヴァランガのマークファイブ、シブイなぁ。ちょっとフンパツすっか……

アァ? 知らねーの?

なんだよお前メンズナイツ読んだことないのかよ。

……えーっとこれは……

騎士の人たちが読むファッション雑誌ね。

そうよ。着こなしの参考にしてんだ。鎧のな。

こういう本って、どこで売ってるんですか?

本を作って輸出してる島があんだよ。

メンズナイツならけっこういろんな島で見るぜ?

なんか知識に偏りがあるわね。

アンタいったいどうゆう人生歩んできたの?

俺は、ずっと戦場で育ったからな。

でも……子供のころから戦ってたワケじゃないでしょ?

ガキの兵隊なんざ、最近じゃめずらしくもねえよ。

戦えないガキでも、伝令や配送みたいな仕事がある。もっときたねえ仕事もな。

そういう風に戦場で傭兵団にくっついて生きるガキもいるんだよ。

ef(50x50/1500215076.jpg,20)リアムさん、そんな暮らしを……

アワレんでんじゃねー。

傭兵団暮らしは意外と悪くないんだぜ?

俺の昔のツレなんか、スラムでネズミ食ってたからな。アイツよりはマシだ。

アンタって友達いたのね?

ただの腐れ縁だぜ。付き合いは長いがな……

あ、そういやアイツに金貸したまんまじゃねえか。

アンタからお金借りたの!?なんて無謀な奴!

確かにな……アイツ、意外とスゲェやつなのかもしれん。

アンタは誰かにお金借りてないでしょうね!?

誰にも借りてねーよ。

俺はそのへんシッカリしてんだ。

(意外と細かいのね……)


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思い出4



<主人公は油断なく剣を構えた。

対するリアムは……剣を構えた手をだらりと下げ、身をかがめている。>


ずいぶんヘンな構えね?

さあ、来な。

<リアムは上体をそらして攻撃をかわした!>

そおらよっ!

<リアムは、軽快にステップを踏んだ!>

踊りながら攻撃!? な、なんてデタラメな……

踊りだけじゃネエぜ?

ほらよっ!

<リアムが軽く剣を降ると、衝撃波で地面が穿たれた!>

あんな軽い一撃なのに、なんて威力なの……

……驚いたぜ、今のをかわすとは、よ。

ウソ、いま当てるつもりだったの!?

あたってもシビレるだけだ。安心しな。

安心じゃないわよ!

リアムさんの技、ルーンを使ってない……ルーンなしで、魔法を?

じゃあ、リアムって魔術士なワケ?

魔術なんかつかえねーよ。自分がもっているソウルを使ったのさ。

俺だけの専売特許でもねえ。いっぱしの剣士だったら、使えてもおかしくないぜ。

この技、誰にならったの?

見様見真似……ってやつだ。俺の剣は我流だからな。

スゴイじゃない。ちょっとだけ見直したわ。

まぁ俺はこの程度じゃ満足はしてねえけどな!

……俺はもっと、先にいける。そのはずなんだ。


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思い出5



はぁ……クッソぅ……

<リアムの全身は、傷だらけだ……>

大丈夫ですか、リアムさん……

討伐で無理したって聞いたけど……

こんなの、いつものことだ。ほっときゃ治る。

でも、体を休めないと。

フン、俺の伝説に休憩はねえんだよ。とっとと起き上がらにゃ……

自分を追い込んでもイイことないわよ。

俺は、強くならなきゃならんのよ。アイツよりもな……

アイツ?

……俺が、傭兵になる前の話だ。

俺が生まれた島は、<司教>っていう男に支されていた。

島の連中は<司教>に率いられて、略奪をおこない、ガキどもをさらっていた。

さらわれたガキどもは、島を守る戦士として育てられる。俺のようにな。

そんな、酷いことが……!

現実さ。だが俺は、他の現実を知らなかった。

俺は信じていた。司教様が世界を救ってくださることを。

誇りに思っていた。司教様のために戦えること。

だが……その現実は終わった。

アイツが……たった一人、島に現れたアイツが、終わらせたんだ。

何があったの?

一撃だった。圧倒的なソウルをこめた一撃……

それが、司教と信奉者を地獄に送った。

子供たちやアンタはどうなったの?

後からきたアイツの仲間に保護されたよ。家に帰れたヤツもいたらしい。

俺はそのあと、預けられた教会から逃げちまったがな。

アンタはその強い人に憧れているのね。

憧れてる?イカレてるのさ。……この俺はな。

あの強さ……誰にも屈しない<強さ>によ!


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思い出6 (友情覚醒)



……まぶしいぜ。なんだこの光はよ。

主人公!てめえ、こいつはどういう芸当だ!?

<突如……リアムの目の前に、男の姿が現れた。>

お前……お前は!

<男は、武器を構える。凄まじいまでのソウルが武器に集中する。>

うおおおおお!!

うわーっ!?なにいきなり攻撃しているの!?

主人公!リアムさん!

<リアムの剣は、男の体に振りかざされる――>

……リアム、大丈夫?

…………俺は、何を……

ルーンの光が、リアムさんの心を映し出したんです。

つまりあれは、俺の憧れが形になったもの……ってことか。

リアムさん、何を見たんですか?

アイツの姿が見えたのよ。

……ひさしぶりに思い出したぜ、アイツの強さ。

ふん、俺ともあろう男がひよってたぜ。

俺が求めるのは強さだけ。憧れなんてものは余計なお荷物だ。

そんなもの、ここで捨ててやるさ。

なんだか間違った方向にいっちゃったような……

大丈夫よ。リアムさんは勝ったつもりで満足できない人でしょ?

それもそうね。

男の背中に憧れるのは、ガキのすることだ。

主人公、面白い見世物だったぜ。

礼といっちゃあなんだが、これから特等席で拝ませてやるぜこの俺の伝説をよ!





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