【白猫】ヒナ(正月)・思い出
おめでピヨ ヒナ・バーディー CV:麻倉もも 鳥に育てられた〈フルーピョ〉の演奏者。 バーバといっしょ。 (CV:河原木志穂) | ||
2017/01/01 |
新春さるとり合戦 2017
思い出1
あけましておめでピヨ。
あけましておめでとう、ヒナちゃん♪
あけおめ、ヒナ!
パパのところに遊びに来たの。
主人公のことはまだパパなんだね……
ピヨ?だって、パパはヒナのパパだよ?ママ。
私がママになってる!?
マーチマーチングバンドしてたら、ママがたくさん増えた。アイリスもヒナのママ。
(どうやら、変な癖がついちやったみたい……)
ねえねえ、アタシはアタシは?
キャトラ。
なんでじゃー!!!
マーチングバンドは順調なの?
うん、今日はお休みなの。
そっちの方もいい感じみたいね。
<さえずりの力>のこともちょっとずつ分かってきた。
バーバ、こっちだよ。
コッコッココココッ。
!!
バーバも『あけましておめでとう』って言ってるの。
ココココ……
あ、そっか。
<ヒナのフルーピョが光った!>
『はじめまして。ヒナちゃんのおぱあちゃんのバーバでございます』
ヒナの<ピヨピヨのルーン>の光を浴びれば、鳥さんともお話ができるようになるの。
『いつもヒナちゃんが、お世話になっております』
あら、ご丁寧にありがとうございます。
『こんなものしかございませんがよろしければ、皆さんで食べてくださいな』
<バーバは主人公にナッツを手渡した。>
ねえ、バーバ。ヒナも食べていい?
『ええ、ヒナちゃんの分もあるからたんとお食べ』
うん、ありがとバーバ。
あ、それじゃあ私、お茶滝れてきますね♪
『あら、お嬢さん。ありがとうね』
ん~。殻が固いの。パパ、とって。
『これヒナちゃん、自分でもできるでしょう?ご迷惑おかけしたらダメですよ』
ううん。ヒナ、パパが剥いたのがいいの。
♪
パパ、ありがと。
『ごめんなさいねえ。ヒナちゃんが甘えてしまって』
う~ん。どうなんたか……
パパ、お茶熟いのフーフーして。
どうなんたかねえ……
『……ハァ』
えへへ、パパ、ママ、ありがと。
思い出2
――――――♪
<ヒナが<フルーピョ>を演奏している。>
ちちち、ちち。ぴぴぴぴぴ。
ちちっ、ちちちち♪
ヒナー、ご飯よ~!
うん、わかった。
―――――♪
うーん。ここの音をもっと高く――
ヒナちゃーん。ヒナちゃーん。ご飯冷めちゃうわよー。
うん、あと少ししたら行く。
――――――♪
ぴっぴぴ~ん。ぴぴ~ん♪
💧
『皆様にご迷惑をかけてごめんなさいねえ……』
うん、わかってる。悪い子じゃないんだけどね。
『バーバが甘やかしすぎたのかねぇ』
よしわかった。ここはキャトラさんが一肌脱ごうじゃないの!
――――――♪
やっほー、ヒナ。
ピヨ?
新年ってのはね、家族新年ってのはね、家族孝行するものなのよ?
家族孝行?
そう、今年もよろしくって気持ちを込めて喜ばれることをするの。
家族孝行したら、バーバ喜ぶ?
もちろんよ。
……ヒナ、家族孝行する。
そのいきよ!
思い出3
バーバ、ヒナ家族孝行しに来た。
『おや、ヒナちゃん、ありがとう。洗濯物を畳むから少しだけ待っててくれないかい』
うん、わかった。
頑張って、ヒナ!
大丈夫かな、ヒナちゃん。
平気よ。バーバもきっと、家族孝行するヒナに安心するわ♪
バーバ、お洗濯終わった?
『ごめんね、ヒナちゃん。バーバはお風呂も沸かしてきますからね』
バーバ、家族孝行。
『もう少し待っていておくれ』
うん。
もう大丈夫?
『ええ。お待たせ、ヒナちゃん』
じゃあ、ヒナバーバのために演奏するね。
『ありがとうヒナちゃん。演奏の前におやつにしましょうかねぇ……』
ありがとう、バーバ。
えへへ、それじゃあ聴いててね♪
『ヒナちゃん、口元のクリーム拭いてあげるわね』
んっ…………
『はい、綺麗になりました』
じゃあ、吹くね♪
――――――♪
『また上手になったねえ。ヒナちゃん偉いですよ』
えへへ♪じゃあ、もっともっと吹くえへへ♪
――――――♪
――――――♪
『いいお歌だったよ、ヒナちゃん』
うんとね、じゃあ次は、マーチングバンドでやっうんとね、じゃあ次は、マーチングバンドでやってた曲を――
ぎにゃー!
!
ストップストップ!アンタたちいつまでやってんのよ!
でも、家族孝行を……
『バーバは、いっぱいお歌聞けてよかったよ』
ヒナもいっぱい演奏できてよかった。
そういうことじゃないでしょ。
思い出4
バーバのお手伝いをする。
シャンとするのよ!
今度こそ家族孝行。
気合い入れていきなさい!
うん。
コココココッ!!!
あれがバーバの雑巾がけ!
あんな短い足で器用なもんね……
『ふう、綺麗になりましたね』
ヒナ、まだ布団が出しっぱなしよ!
うんっ!
んしょ……んっ…………重い!
待ってヒナちゃん!その押入れは!
ピヨッ!!!
お布団が押し込められているから開けちゃダメ……
あーあ、遅かったわね。
『あらあら、大丈夫かい。ケガはないかい』
うん。
『ここはバーバがやっておくからヒナちゃんは遊んでおいで』
あっちゃー……これは失敗かなぁ……
コッコッコッコッコ♪
あれがバーバのみじん切り!
『あとは煮えるのを待つだけかね。バーバ特製カレーの出来上がり』
うん、わかった。
何が!!!?
家族孝行。辛味がたりない。
ちょっと、待ってよぉ!
あれ、ヒナちゃんが持ってるのってラーウェイさん特製のデンジャラスソース!!
えい。
ぴよっ!!!!
けほっ、けほっ……目にしみる。
『あらあら、大丈夫かい!』
……バーバ、ごめんなさい。
『いいんだよ、ヒナちゃん。晩御飯ダメになっちゃったね。バーバが買ってくるから、少し待ってておくれ』
ううん。ヒナが買いに行く。家族孝行、する。
『本当かい?ヒナちゃん』
思い出5
じゃあ、行ってくるね、バーバ。
『気をつけて行ってくるんだよ。お財布はちゃんと持ったかえ?』
うん、大丈夫。
隣町に行くだけだし平気でしょ。
メモはお財布に入れたからね♪
ありがと、パパ、ママ、キャトラ♪
『――あら、待っておくれヒナちゃん』
ピヨ?
『メモに書いたのとは別に、鍛冶屋さんからお鍋を受け取ってきておくれ』
うん、わかった!
行ってきます。
よし、それじゃあアタシたちも行くわよ!
?
気づかれないように尾行すんのよ!
おじさん、にんじんと玉ねぎください。
あいよ、新鮮な野菜が入ってるよ!
ありがピヨ♪
一人でおつかいかい?
うん。バーバに家族孝行。
『……ヒナちゃんも大きくなったんだねぇ……』
マーチングバンドの練習も頑張ってますしね。
『バーバは嬉しいよ』
ここで最後。待っててね、バーバ。
いらっしゃい。珍しいお客さんだな。どうかしたのか?
ピヨッ!!
おや?どうした、そんなに震えて。外はまだ寒いのか?
ピ……ピピ…………
ほら、暖かいココアだ。飲んで温まるのだぞ。ほう、ほう、ほう。
ピイィ……
ヒナちゃんの様子がおかしいわ!
どうしちやったのよ!
『ヒナちゃん、あんなに大さな猫を見るのは初めてなものですから、怖がってるんですよ。』
あ、……あの、バーバのおつかいでその……鍋っ、受け取りに来まぴたっ!
ああ、バーバ殿の。少し待っていてくれ。
ピヨォ……
『ヒナちゃん……』
ふむ、いい仕上がりだ。3000Gいただくぞ。
ピ……
『どうしましょう!鍋の分のお金を渡し忘れてしまいました!』
うそっ!
『あぁ、早くお金を渡しに行かないとヒナちゃんが!』
ダメよそんなの!ヒナだってここまで一人で頑張ってきたのに!
主人公、お願い!
!
ピヨォ……
思い出6
『待っておくれ!』
見て!ヒナちゃんが何かしようとしているわ!
そんなに震えてどうしたんだ?
……バーバに喜んでもらう。
どうしたんだ?
お金……ないから。
なんだ、そんなことなら後からバーバ殿に――
それはダメっ!
?
ここでヒナが演奏するから……だから……
『ヒナちゃん……』
……なんだ、そういうことか。
いいだろう。演奏してみてくれ!
ヒナちゃん、よく勇気を出せたわね。
――――――♪――――――――♪
『……ヒナちゃん、強くなったねぇ……』
…………
……
ただいま、バーバ。
『おかえりなさい、ヒナちゃん』
材料と鍋。買ってきた。
『ありがとう、ヒナちゃん。よく頑張ったねぇ』
うん。
バーバ。ヒナ、ちゃんと家族孝行できた?
『ええ。ヒナちゃん、バーバは嬉しいよ』
よく一人で頑張ったわね♪
みんなが、みんなが、ずっと見ててくれたから。
!
え、それって……
『気づいていたのかい?』
うん、出発の時からずっと。
だからね……みんなが見ててくれたからね、ぐずっ……、ヒナ、頑張ったんだよ。
『そうかいそうかい、よく頑張ったね』
それでね……恐くてもね……うえぇ~~ん!!!
『ヒナちゃん、ヒナちゃんはバーバの自慢の孫だよ』
…………
……
『ヒナちゃん、ちり紙持った?寒くないようにするんだよ』
うん。
あら、ヒナちゃんお出かけ?
うん、バロンパパの鍛冶屋に。
あんなに恐がってたのになついちゃってねぇ……
もう平気。バロンパパは優しい。
パパ、みんな。行ってきます。
祝福のさえずり ヒナ・バーディー
その他