【黒ウィズ】メインストーリー
●全話
あらすじ
叡智の扉。それは、108の異界を繋ぐ全の円環。
扉は正しき理により解きはなたれ、神秘の力を具現する。
人は力を魔法と名付け、扉の解放者を魔法使いと呼称した。
これは、魔法が日常に寄り添う世界のとある魔法使いの物語――
第01章
港町卜ルリッカ ストーリー
魔法使いの訓練生として港町トリアッカへやってきた”君”は、『四聖賢』の称号を持つ大魔道士ウィズの弟子となる。
ウィズと共に訓練を行っていた”君”は、ある日『零世界』から呼び起こされた魔龍と遭遇する。
魔龍の強大な力に圧倒される”君”とウィズ。かろうじて魔龍を退けるがウィズは反動で猫の姿になってしまう。
平和な港町に突如出現した魔龍と『零世界』。人としての姿と魔力を失ってしまった『四聖賢』――
”君”は零世界の謎を解き明かしウィズの元の姿を取り戻すため、修行と冒険の旅に出る。
第02章
王都ウィリトナ ストーリー
王宮を中心とした華やかな都・ウィリトナで、「君」はギルドマスターのアレクと出会う。
アレクは、「君」にいくつかの依頼をする。広大な砂漠の調査、異国の商人との取引……一見なんの意味があるのか「君」とウィズにはわからない。
王都での生活にも慣れてきた頃、アレクは「君」を天体観測へと誘う。
その日は「混沌の夜」、魔法使いの詠唱なしに叡智の扉が開かれる日。依頼は全て観測のための準備だった。
神秘的な光景を前に、アレクは自分や「君」が異界からの旅人であることを告げる。
「君」がその自覚を持つことに、きっと何か大きな意味があるはずだと……
第03章
森の町ラリドン ストーリー
王国北方の森の村・ラリドンで「君」はギルドマスター・ロレッタと出会う。
依頼をこなし信頼を得た「君」は、ロレッタが「神託の指輪」の護り手であることを知る。
「神託の指輪」――大森林の最深部、聖域に封じられた強大な魔力を持つ魔道具。
代々の巫女により護られてきた封印はしかし、魔道士ギルド・中央本部より遣わされた魔道士の手により解かれてしまう。
中央本部の魔道士が「アナスタシア」の配下と察したウィズと「君」は、指輪を取り戻そうとする。
魔道士は指輪の力を解き放ち「君」たちと戦うが、異界より現れた腐龍に肉体を喰われ、逝く。
幾度倒そうとも蘇る腐龍に「君」たちは苦戦する。
しかし、巫女の力を解放したロレッタの光が腐龍を滅ぼし、大森林は平穏を取り戻す。
戦いで力を使い果たしたロレッタは、「神託の指輪」――スマラグドを「君」に託す。
中央本部の動きに不信感を抱いたウィズと「君」は、水の都アイヴィアスに住む魔道士「ルシェ」へ会いにいくことにする。
第04章
水の都アイヴィアス ストーリー
森の都ラリドンを離れた「君」とウィズが向かった先は、
国北東に位画する湖畔の保香地アイヴィアス。
歴史ある宮殿と広大な湖水、国内外から多くの責族が訪れるリゾートに、君たちの心はうきうきと弾む――
王国随一の保養地、静かなる湖畔の都アイヴィアス。
「君」とウィズは水都を治めるワダツミ家の次期当主にしてギルドのマスターを務めるルシェと出会い、中央本部の動きを探る。
あるとき、ギルドの依頼により失踪した「ゲルニカ」の兄妹――兄・シオンと妹・リアナを捜索す
る。
「ゲルニカ」は13年前、魔道都市サイオーンで禁忌の魔道に手を染め、魔道士ギルドに粛清された異民族だ。
捜索の末、「君」は水龍に化けていた使用人の一人、「リアナ」を発見する。
彼女が化けていた水龍は、ルシェの――ワダツミ家の真名の力だ。
「真名」は、存在を世界に定義付ける正しき答え。
ワダツミの真名が何故、リアナに?
疑念の晴れない中、捜索中のもう一人のゲルニカ・シオンがラリドンで神託の指輪を狙っていた四聖賢・アナスタシアのー派であることかわかる。
しかし、シオンは警備の目をかい潜り脱走してしまう。
数日の後、シオンはルシエを襲撃し、アイヴィアスの湖底に眠る水龍の祠の封印を解く。
水龍の祠には、ワダツミ家の真の力が封じられた神託の指輪【サフィラス】がある。
【サフィラス】の力を解き放ち、真なる水龍の真名を宿したシオン。
死闘の末にシオンを倒し【サフィラス】を取り戻した「君」だったが、リアナの裏切りによって【サフィラス】とラリドンで手に入れた【スマラグド】を奪われてしまう。
リアナの目的は復讐ではなく、神託の指輪を奪うことにあったのだ。
リアナの背後に四聖賢・アナスタシアの影を感じた「君」とウィズは、彼女が潜伏しているという南方のサイオーンを目指すことにする。
第05章
魔道都市サイホーン ストーリー
魔道都市『サイオーン』。
王国南端、高い魔道技術と最先端の施設を擁する異色の魔道都市。
動力トロッコ、明々と燈る道力灯、街の中央に高くそびえ立つ魔道塔(グノスタワー)。
13年前の悲劇の傷跡も癒え、活気を取り戻したこの街で君とウィズの新たな物語は紡がれる。
物語の鍵を握るのは、魔法使いの最高位「四聖賢」の一角にして、魔道士ギルド〈統治派>を総べる女性「アナスタシア」。
淡く光る銀髪、彼方を見通すかのような澄んだ瞳、か細くも威厳ある声音。
ウィズとも因縁浅からぬ彼女の真意は、未だ深い闇の中に隠されていて……
「神託の指輪」を巡る冒険は新たな局面へ。
これまでに無い”新たな力”を身につけた強敵達が君の前に立ちはだかる!
ラリドンの【スマラグド】、アイヴィアスの【サフィラス】。
強大な力を持つ二つの<神託の指輪>と指輪を奪っていったゲルニカの少女リアナを追い、君とウィズは魔法学術都市・サイオーンヘと足を踏み入れる。
君はギルドマスター・ドゥーガの力を借りながら、指輪と少女の行方を追う。
あるとき、サイオーンの要である魔道塔(グノスタワー)の最高責任者が何者かに拉致される。犯人が黒教旅団であると踏んだドゥーガは、君とウィズに旅団の調査を依頼する。
黒教旅団は13年前、サイオーン周辺の施設で禁術「真名転成」の研究を行っていた組織。
君たちは各研究施設をまわると、ついに旅団のアジトを見つけ出す。
君とウィズは、ドゥーガや魔道士ギルドの部隊と共に、黒教旅団のアジトヘと突入する。黒教旅団を仕切っていたのは指輪を奪っていたあの少女――リアナの一派だ。
激戦の末、ついに拉致されていたルナールを見つけ出す。しかしルナールは「罪は、償われなければならない」と言い残すと、君やドゥーガの救出を断りリアナたちと共に姿を消す。
君はかろうじてリアナを倒すが、開かれた<扉>はその場へと残り続ける。
戦いの終わった空間に、四聖賢・アナスタシアか姿を見せる。
影でリアナを手引きしていた彼女の目的は、<叡智の扉>を開き、先に広がる<零世界>を手に入れること。
君とウィズは零世界へと消えていったアナスタシアを追い、<叡智の扉>の向こう側へと踏み入る。
存在を保つことすら難しいその世界で、君はアナスタシアとの決戦に挑む。
四聖賢――師匠・ウィズと同じ階級を持つ強敵を相手に、君は辛くも勝利を収める。
しかし<神託の指輪>の魔力を操るアナスタシアはすぐに力を回復し、君は絶体絶命の窮地に追い込まれる。
君は死を覚悟したが、そのとき――!
***
戦いを終え、君とウィズは零世界からクエス=アリエスヘと帰還する。
サイオーンでの活躍を伝え聞いたのか、魔道士ギルド・中央本部は君へ招集令状を発する。
ところが君は書状を破り捨て、一介の魔法使いとして生きる道を選択する。
そして――一人と一匹の旅は、まだ、続く。
第06章
城壁の街ロレンツィオ ストーリー
サイオーンでの戦いから半年後――
ウィズと共に旅を続ける君が訪れたのは、活気にあふれた城壁の街「ロレンツィオ」。
君は、その地で柔和な女性や元気な子供たちと出会い――そして古いお伽噺に巡り合う。
封じられた幻想が現実に顕現する時――新たなる物語が動き出す。
第07章
風の郷オゥランディ ストーリー
ロレンツィオで大きな試練を乗り越えた君とウィズ。
ひとつの手がかりを追ってたどり着いたのは、無数の風車に囲まれた風の郷『オウランディ』。
風の神の伝説に守られたこの場所で、巻き起こる波乱と新たなる真実。
運命の嵐に翻弄される君の物語は――
第08章
火口の遺跡アユ・タラ ストーリー
オゥランディでの戦いを終えた君の前に立ちはだかる黒い影。
その正体を求めて、そしてウィズを元の姿に戻す方法を求めて――
君は火口の遺跡「アユ・タラ」を訪れる。
溶岩たぎる大地にそびえる巨大な塔――。
太鼓の叡智を読み解いていくギルドマスター。
やがて物語のミッシングリンクがつながり始める――。
第09章
雪降る町ヴェルタ ストーリー
ウィズが隠し持つ〈神託の指輪〉を手に入れるため、彼女の故郷「ヴェルタ」を訪ねる。
深々と降り続ける雪を、ウィズはつまらなそうに見つめていた。
この町の雪には、呵責と過ちが溶け込んでいる。
ウィズの――過去がこの町にはあった。
幼馴染のギルドマスター。そしてもう一人の幼馴染。
ウィズの心に降る雪は、まだ続いている。
第10章
中央本部ノクトニアポリス ストーリー
ついに「中央本部」へとやって来た君とウィズ。
アナスタシアとクォが牛耳る中央本部では、全ての魔道士たちが、君の敵であった。
ただ、ひとりを除いては――。
そして、君とウィズが決戦へと向かう中、世界に異変が起こりつつあった……。
第2部
第11章
異端の街クルイサ ストーリー
第12章
1 | 港町卜ルリッカ 前編・後編 |
2 | 王都ウィリトナ 1 |
3 | 森の町ラリドン |
4 | 水の都アイヴィアス |
5 | 魔道都市サイホーン |
6 | 城壁の街ロレンツィオ |
7 | 風の郷オゥランディ |
8 | 火口の遺跡アユ・タラ |
9 | 雪降る町ヴェルタ |
10 | 中央本部ノクトニアポリス 1・2・3・4・5 |
11 | 異端の街クルイサ |