【白猫】リーゼロッテ(ギャラクティカ)・思い出
リーゼロッテ・フレンディア CV:高橋李依 悪魔のクマロンと契約を結んでいる少女。 お友達が、たくさんできました。 |
メインストーリー
思い出1
み…………な………………ぶり……
ふはははは! また来てやったぞ、人間どもよ!
666億の悪魔を傘下に収める大悪魔、クマロン様と契約者のリーゼロッテだ!
久しぶりね、リーゼロッテにマカロン。
クマロンだ!
あーそれと、666億と言ったが、最近は1OO万ほど増えたから、正確には666億とひゃく――
……………………………うるさい。
うぎゃーーー!! 耳を引っ張るな、リーゼロッテ!
あいかわらず二人はなかよしね。
大勢の友達を作るというリーゼロッテの願いを叶えねば、吾輩は真の姿を取り戻す事は出来んからな。
契約者とは友好的な関係を築かねばならんのだ。
…………!
むきゃーーー!!だからなぜ耳を引っ張るのだー!
私………………………………………………………べる……………………
邪魔……………………………………いで……………………………………
リーゼちゃん。あれから友達増えた?
…………うん。
…………前、はじ…………貴族の………………が………できたの。
貴族のともだちができたのね。よかったじゃない。
勇気を出して晩餐会に出席したのだ。そこで同い年の女の子と仲良くなってな。
へえ……頑張ってるのね。
50億と0万の悪魔を魅了した吾輩の会話術があれば、人間の心などいともたやすく掌握できるからな!ふはははは!
…………………………………………
クマロ…………また…………………………………………よごれ…………
それは貴様がむやみに振り回すからだ。全く……吾輩は大悪魔なのだぞ。少しは敬わんか。
洗濯………………しなきゃ…………
洗濯はこの間したばかりではないか。水を吸って重くなった体の感触……思い出すだけで忌々しい。
……おい待てりーゼロッテ。どこへ連れていくつもりだ!
いっぱい…………洗う…………
お、おい、貴様ら!リーゼロッテを止めてくれ!洗濯だけはっ……!
最近は柔軟剤まで使う始末だ!大悪魔が優しい香りを発するなど笑うに笑えん!頼む、おい――
あああぁぁああぁぁ!!
いつも通りの二人ね~。
思い出2
<リーゼロッテとコヨミが、かくれんぼをして遊んでいる。>
リーゼねーね、みーつけたっ!
また見つかってしまった。何という奴だ。きっと目が3つあるに違いない。
クマロ…………………………………うるさ…………………………から。
ぐわあぁぁ!絞るなあぁぁぁ!
リーゼちゃんとコヨミちゃんは、本当に仲良しね。
うんっ!コヨミ、リーゼねーねのこと、大好きだよっ!
コヨミ…………ちゃ…………………………………………………うふふふ。
こんにちは、みなさん。
あら、プリムラちゃん。こんにちは。
あの、伝言をたのまれて、せんぱいを探しているんです。……見ませんでしたか?
さっき会ったけど、フィールドワークに出かけるとかいってたわよ。
そうなんだ……じゃあ、今日はむりかな……
ところで……み、みなさんは…… ?
はじめまして、コヨミだよ!こっちは弟のタロー!
キャンキャン!
あの、はじめまして、わたしはプリムラっていいます!
…………………………………………
どうしたりーゼロッテ。はやく挨拶をせんか。更なる友達を作るチャンスだぞ。
あの……私……………リーゼ…………………………テ…………です……
プリムラちゃん、この人はね、リーゼロッテねーねだよ!いつもコヨミと遊んでくれる、とっても優しいねーねなんだ!
そうなんですね……あの、よろしくお願いします!
……………………よろしく。
その、よかっ…………だちに……………て………さい……………………
リーゼねーね、プリムラちゃんとお友達になりたいんだって!
あのね、コヨミもお友達になりたいな!
わ、わたしでよければ……仲良くしてください!
また………………ぼうね…………………………………プリムラちゃん。
はい! とっても楽しかったです!では、わたしは学校にもどりますね。
……すぅ、すぅ……
コヨミ……ちゃ………寝ちゃった。
アンタとプリムラ、もうすっかり仲良しね。
……あのプリムラという人間と気が合うのは、きっと……
どこか似てるところがあるから、かしら?
うむ。ただ、あやつはそんな自分を変えようと懸命に努力しているように見受けられた。
…………………………………………
リーゼロッテ。貴様は頑張ってはいるか。まだまだ学ぶべき事も多い。あの小さき人間を見習わねばならんぞ。
……………………………………………………………………
……………………………………………………………………………えい。
ぐぎゃーーー!!頬をグリグリするなーー!!
いうことが……………………………悪魔…………ない……………………
むぅ……確かにそうかもしれぬな。
それに……私は……………………………ってる…………つもり………!
わかった!わかったから振り回すなー!
思い出3
……クマロンアタック。
これで討伐はかんりょーね。じゃ、ちゃっちゃと帰るわよ。
……リーゼロッテ。何度も言っておるが、吾輩は武器ではないのだぞ。
…………ぶき、よ…………
あっ! まだ残ってるわよ! 主人公!
待って! 待ってくれ!俺はそういうんじゃない!
聞き覚えのある声を追いかけてきたんだ。……おい、そこのぬいぐるみ。
お前……スポポザマスだろう!?
スポポ…………ザマス?
き、貴様、どうして吾輩の本当の名を……!?
俺だよ俺。昔、マロバ村の件でちょっとだけ一緒だったじゃないか。
……うーむ。よく覚えておらんが、吾輩の名を知っているという事は、きっと知り合いなのだろう。
(……って、ちょっと待て。という事は……)
ねえ。クマロンの本名って…… ?
……知らなかったのか?まあ、長すぎて覚えづらいしな。こいつの名は――
スポポザマス・ゴルゴンソーラ=ダイクマ・ロンギヌス四世だ。
ながっ。
たいそうな名前だが、悪魔としては俺と同じ――
や、やめろ!それだけは言うな!!
下っ端も下っ端なんだよ。笑えるだろー。
(……終わった……)
……クマロンの…………名前………スポポザマス……ゴルゴン……………………ダイク………………………
…………ながすぎ。
(……バレてしまった。とうとう、バレてしまった……)
…………クマロン?
(見よ、この蔑むような目を…………当然だ。今までこやつは、吾輩を大悪魔だと信じきっていたのだからな……
そう……!吾輩を……信じて……!)
しゃべんなくなっちゃったわね。スポポ……なんたら。
***
…………すう…………すう…………
(……吾輩を気遣ってか、リーゼロッテの態度に変化はない。……しかし、それがまた辛い……
こんな事なら最初から…………いや、考えても無駄だな)
……よう。
き、貴様は、昼間の……!
……実はな、今日会ったのは偶然じゃないんだ。
何だと……?
今、デカい仕事を計画してるんだ。人手が足りなくてな。お前に白羽の矢が立った。
下っ端とはいえ、かつて<災厄の大悪魔>と手を組んでいたお前の力は是非とも欲しい。
断る。吾輩はこの娘と契約を交わしておるのでな。……そもそも、今は封印されていて力が出せない。
その封印だって解いてやるさ。……なぁおい、よく考えろよ。スポポザマス……
――このガキ、今ここで殺したっていいんだぜ。
!!
………すぅ…………スポポ………………………ゾーラ…………なが……
……わかった。わかったから、絶対に手を出すな。……頼む……
それでいい。
思い出4
「はあ、はあ、はあ……」
「<災厄の大悪魔>はアドレニア家の者が封じ込めた。……次はお前だ!」
(くそっ……まさかアイツが負けるなんて!)
大昔の事だ。吾輩は、人間から逃げていた。
悪魔的な悪事を働きすぎて、目を付けられてしまったのだ。
追い詰められ、無我夢中で駆け込んだのは、吾輩を追う人間が住んでいる屋敷だった……
「そこまでだ、悪魔!貴様を封印する!」
「……や、やめろ……!ああああああっ!!」
吾輩の肉体と魂は、側にあったぬいぐるみに封じられた。
「……お前を封じた<フレンディア>の名を、よく覚えておけ……!」
吾輩は永い時を狭く苦しい箱の中で過ごした。光のない世界で、何年、何十年、何百年。
渦巻いていた人間への憎しみもいつしか消え、代わりに思うようになった事と言えば……
「一人称は僕じゃなくて吾輩だな。……口調も尊大にしてみるか。そうだな――
――吾輩こそ、666億の悪魔を統べる大悪魔、スポポザマス様だ!人間よ、ひれ伏すがいい!
……ふははははっ!何だか楽しくなってきたぞっ!」
光のない世界で、吾輩は自分だけの世界を作った。
――それからまた、幾年もの時が過ぎた。
「…………!」
吾輩を見つけたのは、華奢で寡黙な少女だった。
「ふははははっ!よくぞ、よーくぞ吾輩をこの陰気な独房から救ってくれた!感謝するぞ人間!
ふははっ!我が救世主よ。吾輩と契約を結べ。代わりに一つだけ願いを叶えてやるぞ。」
「ほんと……?」
少女はいつしか……吾輩の、かけがえのない友となっていった……
……そして再び箱の中、か。
…………
リーゼロッテ……
思い出5
…………………………………………
……………………………クマロン?
***
クマロンがいないって……アイツ、一人じゃ動けないでしょ?
でも……どこ…………いの…………
犬がくわえて持ってっちゃったとか…… ?
……とにかく、てあたり次第さがしてみましょ。
…………うん…………
***
…………あの…………ませ…………………クマ………………ぐるみ……
ん? 何か用か?
……………う…………
あの、この辺でクマのぬいぐるみを見ませんでしたか?
見てねーなあ。
そうですか……
………………あ…………ぅ…………
そこのおにーさん。クマのぬいぐるみとか拾ったりしてない?
拾ってないけど……
…………
お役に立てなくてごめんなさいね。
うーん……もうこの街にはいないのかしら。
…………………………………………
…………あ、あのっ…………
はい?
えっと、そ……………の……………
クマのぬいぐるみを探してるんですけど……
ぬいぐるみ? 見てないなあ。
……リーゼロッテ、無理しなくていいわよ?
………………ダメ…………………
ダメ! クマロンはっ……!私がっ…………!見つけてあげないとダメなのっ!
あう、あの、あのっ!!クマのぬいぐるみ、見ませんでしたか?
クマの? ……見てないわねえ。
あ、ありがとうございました……
……あ!す、すいません、あの――
リーゼちゃん……
***
クマロ…………どこ…………
……リーゼちゃん、もう夜になってしまうわ。……今日は、もう……
…………クマロ……ン…………
……クマロン……!クマロン……クマロン……!
思い出6 (友情覚醒)
…………………………………………
ありが……とう……主人公……
……もうちょっとだけ、頑張ってみよっか。
ええ、そうね。
二人……も……ありが……とう……
ともだち、だからね~。
…………うん!
***
街からずいぶんと離れたところまで来てみたけど……
………………声が……聞こえる……
封印を解くための条件は全てそろった。……はじめるぞ、スポポザマス。
(リーゼロッテ……すまん……)
!!
クマロンっ!
リ……リーゼロッテ!?
アンタはこの前の……!
クソ、もう少しだってのに!
主人公!とりあえず、とっちめてやんなさい!
…………ロンを…………
クマロンを返してっ!!
お、おい、近づくな――
邪魔っ!!
リーゼロッテ……
な……なんなんだよ、お前!
――クマロンアタック
ぎゃあああああ!!
その……なんだ。助けてくれて、礼を言う。……だが……
…………クマロン?
吾輩は……貴様に、ずっと嘘をついていた。……貴様を、ずっと騙して――
気にして……ない。
え?
だって……バレバレ……だったから……
……しかし、そうなると……余計に恥ずかしくなってきたぞ……
だいじょ……ぶ……
クマロンは……クマロン…………だか……ら……
…………ぶじで………………よかった…………
……リーゼロッテ……
……貴様が、あんなに大きな声を出せるとは知らなかったぞ。
…………ふふ…………
おお、そうだリーゼロッテ!その笑顔があれば、もっと大勢の友達を――
…………100…………万人……つくる……ことに……した……
うむ、ひゃくま……100万!?なんと強欲な……悪魔よりも悪魔的ではないか……
ふたりの願いが叶うのは、どうやらもっともっと先のことになりそーねー。
ふふ、そうだね。
しょうがない奴だ!この大悪魔クマロンの力、これからも貴様に貸してやろう!ふはははは!
大悪魔クマロンの親友 リーゼロッテ・フレンディア
その他