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ヴィルフリート・思い出

最終更新日時 :
不死者の帝王
ヴィルフリート・オルクス CV:
永き刻を生きる吸血鬼。
未練抱く魂に裁可を下す不死者の帝王。


メインストーリー
飛行島の思い出 
友情覚醒画像その他相関図


思い出1



――背筋に悪寒が走る。

冷気を受けたように、肌が粟立つ――!


貴様か。この島の主は。


豪奢な衣装の男の瞳、ただならぬその眼光、

磔にされたように体が動かない!


な……なんなのよアンタ……?

我が名はヴィルフリート。

未練抱く亡者どもを統べる、不死者の帝王――世では<吸血鬼>とも呼ばれている。

きゅっ……!? アイリス、下がって!

怯えるな。ここへ来たのは別件だ。我は彷徨える魂の審判。

恨み募りし死者の陳情を聞き、故、正当であれば蘇らせる。

死んだ人を……生き返らせるの……?

そう――。この<執心のルーン>により、まつろわぬ<不死者>としてな。

こいつ邪悪だ! 主人公!

待って! 主人公! いま斬りかかっては……!

賢明だな、娘。

……もう少し、聞かせてください。

近頃、我との謁見を望む、哀れな魂が増えている。

元凶はおそらく、<>。あの卑俗な一族の仕業だろう。

帝王とて、身は一つ――所在無く惑う魂の全てに、一々付き合ってはおれぬ。

<闇>を滅するのだ。これ以上、恨み抱く亡者を産まれさせぬために。

あれ……? イイヒト、なの……?


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思い出2



ねぇねぇ、ヴィルフリートぉ……?

何用だ。猫よ。

アタシはキャトラよ!

ほう、我に名乗るとは、命がいらぬと見える……

な、なんかあるの?

ククク……何の用だと聞いている。

べつにたいしたことじゃないんだけど……お日様平気なの?

無論だ。他者の血も、必須ではない。我を縛る制約は、我が縁のみ。

えにし? 家族のしがらみ……とか?

ほう、聡いな。そうだ。我が身に宿るは、呪われし父の血。

父は暴君だった。生者も死者も、父には玩具。

戯れに、平凡な村娘だった母に手をかけ、我を産ませた。

お母さんは、人間……?

そうだ。我は母を愛し、母を虐げた父を憎んだ。

そんな、実のお父さんを……

実の父だからこそだ。我は父を討ち滅ぼした。

その際、形なき父の魂が、全て我に染み込んだ。

……いまでは理解も示そう。

帝王となり、知った。支配者は孤独でもあるのだ。

悪逆の限りを尽くした父は、……弱かったのかもしれない。

……他に家族はいないの?

妻がいる。

アラ!

人間ですか?

そうだ。我知らず、母の面影を求めたのかも知れぬ……

おくさんはいまどちら?

眠り続けている。

えっ……!?

冷冷たる水晶の中で、三千年にもなろうか。

――父を取り込み、一時、我も同じく暴帝となった。

見かねた妻は、呪われし秘法で、自ら水晶の中へと沈み込んでいったのだ――


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思い出3



ねえ、ヴィルフリートのおくさん、まだ起きないの……?

……罰なのであろう。たった一人愛する者を、失い続けることが……

なにをしてもだめなんですか?

……僅かだが、予兆は現れている。

え!? 詳しく教えて!
アンタ怖いけど、おくさんのためなら協力するわよ!

ふむ。キャトラに協力してもらわねばはキャドラぬかもしれんしな。

へ!?

あれは我が心身ともに憔悴し、居城で呆然としていたときのこと――


 ***


……見ろ、真円の月だ。

思い出すな。お前と出会った夜も、血塗られたような赤き月だった……


<――ヴィルフリートの視線の先、

冷たい水晶の中に横たわる美女は、

瞳を閉じ、唇を結んだまま、その語りにも身じろぎもしない……>


……なぜ目覚めてくれない。

……我は己の悪行を悔いている。千年もの間、詫び続けている。

……まだ足りぬというのか……?


<懺悔の声は、硬質の水晶に無慈悲に跳ね返される……>


…………………………………………

…………………………………………

………………………………はぁ……

ぼくちゃんもう疲れたじょ。

……ぷっ!

!? いまのは……!?

…………


…………気のせいであったか……

……そうであろうな……いまさらこのようなことで……

……妻の目覚めを待ちながら、石の上にも三年。と言いつつはや三千年。

……ぷぷっ!

聞いたぞ妻よ! 今度は確かに聞いた!

笑ったな? 笑ったろ!

知らんぷりするな! ニコニコ可愛い顔をしおって!

口の端がピクピクしてるぞ! 笑いたいんだろ、なぁ、妻よ!



 ***


――ということがあった。

まだ起きては来ぬが、声は聞こえているのだろう。

あ、アンタ……?

ぼくちゃん……?

ぽっと出たのだ、あの瞬間に。それが吉と転じた。

石の上にも三千年って。

それは追い打ちだ。証拠を掴むため、瞬時にひねり出したギャグだ。

一連が終わり、我は悟った。妻は、お笑い好きなのだ。笑わせれば、起きるかもしれぬ。

以来、居城に戻る度、我は妻へ面白話を語る。

反応が良いときもあれば、静まったままのこともある。妻は、厳しい。

意外と面白夫婦じゃん……

笑い事ではない。妻には、早く目覚めて欲しい。

だが、やればやるほど、妻はこう言ってる気がするのだ。『からの? からの?』と――

恥を忍んで、我は請う。

妻が思わず飛び上がる、最高のネタをくれはしないか!?

アタシたち、旅芸人とかじゃないんだけど……


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思い出4



生身だった頃、妻は一切笑わぬ女だった。笑顔は不敬とされていたのだ。

また、夫である我は吸血鬼。みだりに笑っておれば、魔女として引っ立てられただろう。

妻は我慢していたのだ。

その積年の我慢が、いまふんしゅつしちゃってるわけなのね。

ヴィルフリートさんは、既にたくさんのギャグをおくさんに見せたんですよね。

うむ。

どういうジャンルのものが手応えよかったですか?

シュール、あるいはナンセンス……世にそう分類されるものが、妻の好みであるらしい。

じゃあ、『べろべろべろ~』とか、ヘンな顔してもダメってことね~。

我がやれば逆にアリかもしれぬが。

どぅだぁ~い? アイリスだよぉ~? ミステリアスだろぉ~?

なにそれ。

ごめん。

我がやれば逆にアリかもしれぬが。

アンタのオリジナルはないの?

……ふむ。

そうだ。パンツを履かぬというのはどうであろう。

えっ……!?

アンタ、それは……

考えてもみろ。そもそも、我がパンツを履いている保証など、どこにあるというのだ?

大人の男は人前でズボンを脱がぬ。確かめる術などありはしない。

確証なくば、履いているかいないのか、確率は二分。

まさに究極的神秘の命題。深淵なるエニグマ。その空間が、ここにある。

……で?

この一連の説明まで含め、どこかでおかしくなってきて笑いはしないだろうか。

多分ないから、パンツは履いときなさいな。

無念だ。


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思い出5



なんということだっ……! 不死者の帝王たる、この我が……!

怨嗟を叫ぶ死霊とて、これほどの悔悟を抱きはすまい!

ヴィルフリートさん、怒ってる……やっぱり怖いねキャトラ……

ううん、アタシ慣れてきた。

ヴィルフリート! どうしたの? 仕事? 家庭?

家庭だ……!

ほら、怖くない。

我としたことが、失態を犯してしまった……!

事を急くあまり、妻にダジャレ50連発などと……! 我ともあろう者が……!

おもろいおっさんだなぁ。

貴様、我を愚弄するか!

死者たちとの謁見は、日々滞りなく進めている!

妻との対面は刹那に過ぎぬ!

仕事は立派だよ。でも、おくさんに対してはダメダメじゃない。

くっ……! 痛いところを突く猫め……! ツケネコめ……!

ツケネコ……?

……滑っちゃったんですか? ダジャレ50連発。

……そうだ。

途中でやめたらよかったのに。

『次で取り返せるかも』と、食い下がったのが後の祭りよ……!

やればやるほど戻れぬ深みに……!

なんだかなぁ。

わからぬだろうな! 妻のおらぬ数千年の孤独、味わったことのない者に!

……ごめん、そうだよね、寂しいよね……

主人公……何かないのか、何か……?

貴様のような、寡黙なる人物の発する一語こそ、破壊力があったりするのだ……!

あるのだろう!? わかっている!

その仮面の下に隠したギャグを、我に分けてくれぬかっ!


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思い出6



この光は……!?

――息子よ。

え?


<ルーンの光の中に、老いたヴィルフリートを思わせる野生的な紳士が浮かび上がる――>


父か、我の内からわざわざ何用だ。懺悔し、土に還る決心がついたのか。

愚息め。慈悲深くも知恵を授けに来た帝王に、口の利き方を知らぬ奴よ。

あ、親子だなぁ。

知恵だと?

貴様の母を射止めた、とっておきのジョークだ。

『我は吸血鬼、汝の血を――すいません、吸います!』

失せろ。

ぐわあぁぁぁ……!


……なんだったの、いまの面白親子喧嘩は……

………………しかし、なくもない、か……

ないと思うけど!?

そうではない、父だ。思えば物真似は、まだ見せたことがない。

滑稽な義父の真似というのは、嫁心をくすぐるのではないだろうか?

……まあ、やってみれば?

私、思うんですが。

なんだ。


昔のことを反省して、おくさんのために頑張る

ヴィルフリートさんの気持ち、伝わらないわけありません。

待ってらっしゃるんじゃないでしょうか。素直な『起きて』の一言を。

……知った風な口を。これは我と我が妻の問題なのだ。

……すみません。

まあよい。下々の者の進言も、時として的を射るもの。

いざとなれば、試すとしよう――

プライド高いんだから~。

――では、我は居城へ戻る。亡者たちも待っているしな。

死者たち相手にモノマネの練習する気でしょ?

愚かなことを。ネタの安売りなぞせん。

焦ることはない。時をかけ、じっくりと吟味しよう。

新鮮さ。唐突さ。そのエッセンスこそ、笑いには必要不可欠。


昇華されし、珠玉の一言により――

――堪えきれず、笑い声とともに、目覚める我が妻――


目に映るようだぞ! フッハハハハハハハ!







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思い出7


我の力もここまでなのか……いや、まだだ……

あの……ヴィルフリートさん? どうしたんですか?

おおかた、またおくさんの前でダジャレがスベったんでしょ。

見て来たように真実を言い当てるとは、侮れぬ猫よ。

だが我は諦めたわけではない……!

手応えはあったのだ。次のネタで必ずや……わが妻の眠りを覚まさせるのだ!


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思い出8 (神気解放)



……だが……だからこそ、万全を期さねばならん。

ゆえに今はまだ熟成を待つべきだ。主人公よ。

極上の笑いをもって、妻を目覚めさせる――

我の崇高にして珠玉の一言を、いつか貴様にも聞かせてやろう。

楽しみにしてるがいいぞ! フッハハハハハハ!!


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相関図



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