ラズィーヤ・思い出
ラズィーヤの思い出とボイス
思い出1
ラズィーヤ
あら……あなた。
薄衣をまとった踊り子が、
妖艶な微笑を向けてくる。
ラズィーヤ
さっきから私のことを見てるのね。
ふふ……私が気になる?
ラズィーヤ
ひらりと細い指先が伸びて、
こちらのアゴを怪しくなでる。
ラズィーヤ
いいわよ?
知りたいなら、教えてあげる。
たくさん……ね?
キャトラ
だめーっ!!
雄叫びを上げて、
キャトラが割り込んだ。
キャトラ
アイリスの前で、
そういうはしたないマネ
しないでくれる?
キャトラ
主人公!
アンタもデレデレしてんじゃない!
ラズィーヤ
あらあら……
かわいらしい猫ちゃんね。
ラズィーヤ
私はラズィーヤ。気になったなら、
また訪ねておいでなさい……坊や。
キャトラ
ふんだ! なんなのよ、あの女~!
アイリス
ずいぶん手馴れてたけど……
アゴをなでるのが趣味の人かしら?
思い出2
ラズィーヤ
あら、あなたたち。また来たのね。
アイリス
こんにちは、
アゴなで師のラズィーヤさん!
ラズィーヤ
……?
ラズィーヤ
ああ、そういうこと。
ふふ―――あなたもかわいい子ね。
アイリス
?
キャトラ
シャーッ! シャーッ!
ラズィーヤ
心配しなくてもいいわ、猫ちゃん。
私、これから仕事で忙しいから。
アイリス
ラズィーヤさんのお仕事って、
どんなお仕事なんですか?
ラズィーヤ
うふふ……
じっくり教えてあげましょうか?
キャトラ
フシャーッ!!
ラズィーヤ
冗談よ、じゃあ、またね。
ラズィーヤ
そうそう……
私、アゴなで師じゃあないわ。
酒場で踊り子をやっているのよ、
お嬢ちゃん。
アイリス
そっか……踊り子さんだったのね。
キャトラ
ふんだ!へたっぴよ、どーせ!
思い出3
ラズィーヤ
……危ないッ!
突然、ラズィーヤがナイフを投じた。
その刃は、
アイリスの頭上に落ちてきた木材を
鋭く弾き飛ばす。
キャトラ
う、うわぁーっ!?
アイリス、大丈夫ぅ!?
アイリス
う、うん……
アイリス
ありがとう、ラズィーヤさん。
おかげで助かりました。
ラズィーヤ
建物の一部がはがれたみたいね。
ふう……大事がなくてよかったわ。
アイリス
すごいナイフさばきでした……
踊りで使うんですか?
ラズィーヤ
ううん、違うわ。これは……
復讐のために磨いた技なのよ。
アイリス
復讐……?
ラズィーヤ
そう……
ラズィーヤは、
ほの暗い笑みを浮かべた。
ラズィーヤ
恋人を殺した男への復讐……
酒場で踊っているのは、
その情報を集めるため……
アイリス
ラズィーヤさん……
ラズィーヤ
怖がらせたのならごめんなさい。
でも、これが真実よ。
ラズィーヤという女のね……
思い出4
アイリス
こんにちは、ラズィーヤさん。
その……見つかりました?
ラズィーヤ
それが、尻尾をつかめないの。どうも、仲間がかくまって
いるようなのよ。
キャトラ
そうなの~?
ラズィーヤ
そいつは義賊を気取って、
富豪の家からお金を盗んでは、
人々に分け与えているから……
アイリス
いい人……じゃ、ないんですか?
ラズィーヤ
民衆はそう言うわ。
彼こそ英雄であり、正義だと……
ラズィーヤ
でも……ヤツは私の恋人を殺した!
確かに見たのよ……
あいつがその手で殺すのを!
ラズィーヤ
彼が、弱者をしいたげる金持ち
だったから殺されたんだ、って、
みんなが言うわ……
ラズィーヤ
みんな彼の優しさを知らないから
……だからそんなことを言うのよ。
あいつに騙されて……
アイリス
ラズィーヤさん―――
ラズィーヤ
許さない……私だけは。
どこまでも追いかけて……殺す!
あいつが彼にしたように……!!
思い出5
ラズィーヤ
……
ラズィーヤが、
虚ろな目で座り込んでいる……
寄る辺もない幼子のように。
アイリス
ラズィーヤさん……あの―――
ラズィーヤ
……女の子がね。
ラズィーヤ
まだ小さな女の子が……言うのよ。
私の恋人が敷いた圧政のせいで、
父が身体を壊し、亡くなったって。
アイリス
……
ラズィーヤ
その子だけじゃない。
抗議した弟を処刑された人もいた。
重税で薬が買えず、
妻を亡くした人も……
ラズィーヤ
みんなが言うのよ……
死んでくれてよかった。
あいつは死んで当然の悪人だった、
って……
キャトラ
…………
ラズィーヤ
でも……だとしても。
掃きだめにいた私を救ってくれた
のは、あの人だけだった……
ラズィーヤ
あの人は、優しかった。
私には優しかったのよ……
ラズィーヤ
ねえ……主人公。
私はどうしたらいいの……?
ラズィーヤ
あの人の仇を討とうとする私も……
みんなにとっては悪人なの……?
思い出6
ラズィーヤ
淡い……光―――
ラズィーヤ
淡くて……だけど、決して消えない
……心の光……
アイリス
ラズィーヤさん、あのっ……!
私……うまく言えないけど……
ラズィーヤ
……大丈夫よ、アイリスちゃん。
アイリスが伸ばした手を握り返して
―――ラズィーヤは淡く微笑んだ。
ラズィーヤ
真実はまだわからない。
あの人が悪人だったのかどうか……
ラズィーヤ
でも、どちらであれ……あの人が
私に優しくしてくれたことだけは、
決して変わらない事実……
ラズィーヤ
私……やっぱり、
あの人を殺した犯人を探すわ。
ラズィーヤ
でも、復讐のためじゃない。
なぜあの人を殺したか―――
それを聞くために!
ラズィーヤ
それまで―――もう少し、
ここにいさせてもらっても
いいかしら……?
アイリス
はい、もちろんです!
キャトラ
しょーがないわねぇ~。
ラズィーヤ
ふふ、ありがとう―――ふたりとも。
それに主人公……
ラズィーヤ
きっと、見つけてみせるわ。
犯人と―――私にとっての真実を!
ボイス
状態 | ボイス |
---|---|
キャラ詳細画面 | |
Lvアップ | |
スキル | |
AS1 | |
AS2 | |
交代時(入) | |
交代時(出) | |
クエスト開始時 | |
クエスト中放置 | |
クエストクリア時 | |
戦闘不能時 | |
タウン1 | |
タウン2 | |
タウン3 | |
タウン4 | |
タウン5 | |
攻撃1 | |
攻撃2 | |
被ダメ1 | |
被ダメ2 | |
被ダメ3 | |
手を振る/お辞儀 | |
バンザイ/ハイタッチ | |
土下座/頭を抱える | |
温泉 |
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