ヴィヴィ・思い出

ヴィヴィの思い出とボイス

思い出1

ジングル※番組の節目に挿入される短い音楽などのこと。

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

？？？

ヴィヴィズ・ブレインウェイブ・
ラジオのお時間が
やって参りましたっ！

？？？

この空飛ぶ島に声と音楽で
元気をお届けするのは私、
DJヴィヴィで～す！

アイリス

あの……？

ヴィヴィ

早速、事前に友達の郵便屋さんから
届けてもらったお便り、
紹介していきます！

キャトラ

ちょっと……？

ヴィヴィ

ラジオネーム

＜明日こそナンバー1！＞さん。

『ヴィヴィさんハロー！』ヘロォ！

ヴィヴィ

『最近、学校からの帰り道に
少しだけ回り道をしています。』

ヴィヴィ

『今日は、水平線に沈む夕日が
綺麗に見える丘を見つけました。
私だけの、秘密の場所です！』

キャトラ

ヴィヴィったら、さっきから……

誰に向かって喋ってるの？

アイリス

独り言が大きいタイプなのかも……

ヴィヴィ

なるほど……！　日常に空白を

つくる事が、素敵なサムシングを

見つける秘訣なんですね。

ヴィヴィ

私、調べてみたんですけど

知らない道を歩くのは

心と体のリフレッシュに

非常に効果的らしいんです！

キャトラ

おーい。

ヴィヴィ

知らないジャンルの音楽を

聴くのも良いらしいですよ？

ぜひ役立ててみてください！

ヴィヴィ

それでは次のコーナー、

『アクーア種にイラッとする瞬間』

ランキング！　第10位は……

キャトラ

わーっ！！

ヴィヴィ

ふがっ！

キャトラ

さっきから何してるの？

ひとりで喋りまくって……

ヴィヴィ

い、いまラジオ放送中！

も～！　リスナーが

ビックリしちゃうよ！

キャトラ

……らじお？

アイリス

りすな……？

ヴィヴィ

まさか、みんなラジオ初体験！？

それじゃあラジオについて解説……

あっ、だ、ダメだ、今これ本番中！

ヴィヴィ

えーっと、皆様、大変お聞き苦しい

内容を放送してしまい

たいへん申し訳ありません……！

キャトラ

こんどは何もない空間に

向かって謝り始めた……

ジングル

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

思い出2

ジングル

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

ヴィヴィ

――以上がラジオの解説でした！

ラジオ初心者リスナーの皆様、

理解して頂けましたか？

アイリス

よくわかったような、

あまりわからないような……

キャトラ

う～んと……とにかくヴィヴィは、

遠くにいる大勢の人に向かって

喋ってるわけね。

ヴィヴィ

私の故郷の島では、ラジオは

と～っても人気の娯楽なんですよ！

ヴィヴィ

私はDJの腕前を磨くため、
世界の音楽を収集しながら
ラジオ放送をしているんです！

キャトラ

……にしてもヴィヴィって

いろいろ手を出してるわねぇ。

アイリス

ですくじょっきーでもあり、

らじおぱーそなりてー、だもんね。

ヴィヴィ

さてさて！
それではお便りのコーナー
いってみましょう！　ラジオネーム
＜ポイポイ＞さんから！

ヴィヴィ

『予定していたハイキングが
大雨で中止になっちゃった。
兄弟みんなガッカリしてます！』

ヴィヴィ

なんと……！　せっかくの

旅行が中止だなんて、とても

悲しくなっちゃいますよね……

ヴィヴィ

少しでも遠くに行った
気持ちになれるように、
この曲をお届けしますね！
リッスン！

キャトラ

この曲……

なんだか山道を駆け回ってる

ような気持ちになるわ……

ヴィヴィ

私が旅の中で
＜ルーン内蔵型スピーカー＞に
録音した音楽をお届け
しちゃいます！　カモーン！

アイリス

こんどは、深い森の中を

さまよってるような気がする……

キャトラ

ほんと、あのスピーカーって

スゴイわねぇ……

アイリス

これは……？

ヴィヴィ

あ、あれ！？

なんでこの曲が……？

ヴィヴィ

あ、ちょ、えーっと！？

機械の調子が……！

アイリス

ヴィヴィさん……？

アイリス

この煙も、演出……？

キャトラ

……なわけないよね！

ヴィヴィ、大丈夫！？

ジングル

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

思い出3

ジングル

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

ヴィヴィ

皆様こんにちは！
今日もたくさん、頂いたお便りを
読ませていただきますね！

アイリス

キャトラ、どうしたの？

ふらふらだよ……？

キャトラ

『機材修理で時間がないの！』ってヴィヴィに頼まれて一晩中

お便りえらびを手伝ってたの……

キャトラ

大変だったけど、ラジオの構成とか

考えるのって、楽しいのよねぇ！

ヴィヴィ

ラジオネーム

＜十万年に1人の逸材＞さんから

頂いたお便りです。

ヴィヴィ

『ワタシとした事が、重要な任務で
失敗し、いつまでたっても
立ち直れないでいる……』

ヴィヴィ

なるほど……どうしても気持ちを

切り替えられない時、

ありますよね。

ヴィヴィ

私も失敗の度に

すごく落ち込んで……

そんな時、大好きな音楽に

元気をもらうんです。

ヴィヴィ

＜十万年に1人の逸材＞さんも、

自分の大好きなものについて

考えてみるのはどうでしょう？

ヴィヴィ

ふさがった気持ちを切り替える

キッカケになるかもしれませんよ？

アイリス

ヴィヴィさん、

すごく熱心に答えてるね。

キャトラ

お悩み相談は、イチバンお便りの

多いコーナーなのよ～。

ヴィヴィ

…………

ヴィヴィ

……いつまでも立ち直れない事で、

思い出したんですけど……

ヴィヴィ

むかし、三日三晩寝ないで

準備したラジオ番組を友達に

披露したことがあって……

ヴィヴィ

そしたら次の日から私、あだ名が

＜チェケラ＞になって、

友達も距離を置いてきて……

キャトラ

え、なに、この話……？

ヴィヴィ

……それから私、

だんだん外出しなくなって、

部屋の中でずっとラジオ聴いて……

ヴィヴィ

……でも私、いつまでも

こんなじゃダメだって……

ある時、そう思ったの！

ヴィヴィ

いつか私も、憧れのDJみたいに

言葉と音楽でみんなを

元気にしたいって！

キャトラ

な、なんか話題変わってるし

熱はいりすぎだし……

ヴィヴィ

そしたらいつか、

私を無視した人たちだって

私を好きになってくれるでしょ！？

ヴィヴィ

でも私、

退屈な話しかできなくて……

それで世界中の音楽を録音して

放送しようって、旅を初めて(※)……！

※原文ママ。おそらく正しくは「始めて」。

アイリス

ヴィヴィさん、落ち着いて……！

ヴィヴィ

みんな、
私を無視しないでよおっ！？
もっと私の話を聴いてよ！
ねぇってばあぁあ！

キャトラ

ほ、放送中止！
主人公、
ヴィヴィを止めてぇ！

ジングル

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

思い出4

ジングル

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

ヴィヴィ

えー、前回は取り乱してしまい
大変失礼しました！
気を取り直して
お便りをご紹介していきます！

アイリス

この間は、かなり壮絶だったね……

キャトラ

苦情のお便りもちょっと

来てたしね……でも、

悪い事ばっかりじゃないのよ。

アイリス

というと？

キャトラ

この前のラジオが話題になって、

相談のお便りがぐっ～と増えたの！

アイリス

そっか……ヴィヴィさんの熱意、

色んな人に伝わってるのね。

ヴィヴィ

それでは最初のお便り。

ラジオネーム

＜イニシャルG＞さんから。

ヴィヴィ

『――ついに――』

……あれ、これだけ？

？？？

――見つけたぞッ！

キャトラ

あ、アンタは……！？

Gプロデューサー

オレを知らぬ者がこの海域に

いるはずなどないだろうが

あえて名乗ろう――

Gプロデューサー

芸能界の全てを操り、
世間をにぎわす謎の存在
＜Gプロデューサー＞とは……
オレの事だ！

ヴィヴィ

ま、まさか……あなた程の人が、

なぜここに……！？

キャトラ

この星たぬき、ホントに

そんなスゴいヤツなの……？

Gプロデューサー

オレは各地を旅し、スターの資質を

持つ者を探し続けていた。

そしてついに……たどり着いた！

ヴィヴィ

……！

Gプロデューサー

DJヴィヴィ。オマエに人生で最大の

チャンスと試練を与えよう。

Gプロデューサー

数万人を収容できるライブハウスを

押さえた。本番は一ヶ月後……！

Gプロデューサー

そこを、
お前の力で満員にしてみせろ！

ヴィヴィ

そんな！？　い、いきなり――

Gプロデューサー

逃げたかったら逃げろ。

だが、お前の人生でこれ程の

チャンスは二度と巡っては来ない。

……それを忘れるな。

Gプロデューサー

お前の中に眠るスターの

可能性を……見せてみろ！

キャトラ

あのねぇ、アンタさっきから――！

Gプロデューサー

ドロン！

Gプロデューサーは、ものすごい
早さ(※)で走り去ってしまった。

※原文ママ。おそらく正しくは「速さ」。

キャトラ

なんなの、アレ……

ヴィヴィ

まさか、私が……

Gプロデューサーに！？

ヴィヴィ

この大チャンス、
絶対につかまなきゃっ！
ミュージック、スッタァートォ！

キャトラ

あらら、めっちゃ気合い

はいっちゃってまぁ……

ヴィヴィ

この試練……！
私の言葉と音楽の力で、必ず乗り越えてみせるんだから！

ジングル

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

思い出5

ジングル

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

ヴィヴィ

それでは次のお便りです！
ラジオネーム
＜今日も元気に野良仕事！＞さん！

ヴィヴィ

『せーっかくオラが一年かけて
愛情を注いで育てた野菜が、台風が
来て一晩でダメになっちまった！』

ヴィヴィ

なんと……それは大変でしたね。

愛情を注いで育てた野菜が、

台風が来て一晩でダメに

なってしまうだなんて……

ヴィヴィ

そんな時は……

えっと……

ヴィヴィ

あ、明るい音楽を聴いて
忘れちゃいましょう！
この曲をお届けしますね！

ヴィヴィ

……ああっ、しし、失礼しました！
この曲じゃないです！

ヴィヴィ

……今日の放送はここまで。

また明日も聴いてくださいね！

バイバ～イ！

ヴィヴィ

…………

アイリス

ヴィヴィさん、

今日も放送お疲れさまでした。

キャトラ

…………

キャトラ

……ヴィヴィ、あのさ。

ちょっと、言いにくいんだけど……

キャトラ

最近、相談への解答……

なんか適当じゃない？

同じような答えも多いし……

ヴィヴィ

……！

アイリス

！　キャトラ……！

キャトラ

だって、ライブも近いのに

相談のお便りも減ってきてるし、

気になっちゃって……

ヴィヴィ

…………

ヴィヴィ

……最近、自分の中から

言葉が出てこないの……

ヴィヴィ

ラジオを頑張って、ライブハウスに

お客さんを集めないと

いけないのに……

ヴィヴィ

失敗したらどうしようって

考えれば考えるほど、

言葉が出てこなくなって……

ヴィヴィ

私、いままで……

小さなライブハウスだって

満員にできたこと、ないんだよ？

ヴィヴィ

自分のことで頭がイッパイな私が、

リスナーに

何を伝えればいいの……？

アイリス

ヴィヴィさん……

キャトラ

……そ、それならいっそさぁ！
あんなキンキラタヌキの
言った事なんて忘れちゃって――！

ヴィヴィ

……無理だよ。

ヴィヴィ

芸能や音楽業界で生きてくなら、

Gプロデューサーの決定は絶対。

ヴィヴィ

私はライブを成功させるか……

引退するしかないの。

アイリス

引退だなんて、

そんな極端な話……！

ヴィヴィ

私だってそう思うよ。でもね、

彼の試練を乗り越えられなかった

人はみんな必ず同じように――

ヴィヴィ

なんとなく、ふっと、気がついたら

この業界から姿を消してるの。

キャトラ

そ、そんな……！

ヴィヴィ

主人公……

私、どうなっちゃうんだろ……？

思い出6

ヴィヴィ

この、ミラーボールみたいに

キラキラした光――

ヴィヴィ

主人公、

私なんかに、もったいないよ……

キャトラ

ヴィヴィ、
山ほどお便り来てるわよ！
あんまり量が多すぎて
配達が遅れたんだって！

ヴィヴィ

えっ！？　そんな――

キャトラ

問答無用！　ラジオ再開よ！
ピンチはチャーンスッ！

キャトラはヴィヴィの腕に
飛びかかり、ムリヤリ
放送開始のスイッチを押した！

ジングル

ヴィヴィズ
　　　　ブレインウェイブ
　　　　　　　　　　　レイディオ！

キャトラ

はい、このお便り読んで！
アンタの想いをダイレクトで
リスナーに届けるのっ！

ヴィヴィ

あ、ちょ……！

キャトラ

キュー！！

ヴィヴィ

……り、リスナーの皆様！

突然ですがここで

お便りのコーナーです！

ヴィヴィ

ラジオネーム

＜2000億回・愛羅武勇＞さん。

！　この人、いつも

お便りくれてた……

ヴィヴィ

『ヴィヴィさん、初ライブの開催、
おめでとうございます！　私は
駆け出し中のアイドルです。』

ヴィヴィ

『不安な時、落ち込んだ時、
いつもヴィヴィさんのラジオから
元気をもらっていました。』

ヴィヴィ

『ライブが近づいて不安な気持ち、
痛いくらいわかります。
そんな時こそどうか、
いつものヴィヴィさん
らしさを忘れないでください。』

ヴィヴィ

『もしよかったら、私もその
ライブに参加させてくれませんか？
私のファンも喜ぶはずだから……』

……これは……！

キャトラ

ハイ次はこのお便り！
どんどんいくわよ～っ！

ヴィヴィ

は、＜弾むハーモニー＞さんから！

『いつも元気一杯のヴィヴィさんの
放送を毎日、勉強のため
拝聴させて頂いております。』

ヴィヴィ

『僕は作曲家をしています。
もしヴィヴィさんがよろしければ、
僕の新曲をDJとしてライブで
演奏して頂きたく……』……！

ヴィヴィ

……他にも、

＜森のるるらら＞さんや

＜†暗黒†修道女＞さんなどから

合同ライブの提案がたくさん……！

ヴィヴィ

……こんな私なんかの、ために……

キャトラ

ヴィヴィ、黙っちゃダメ！

ヴィヴィ

キャトラ……！？

アイリス

ヴィヴィさん、何があっても

喋り続けて……音楽を繋いで！

ヴィヴィ

アイリス、

主人公……！

ヴィヴィ

……リスナーのみんな……！

ヴィヴィ

……超絶・破滅・冥府級的に
感動しちゃうお便りを
サンキューでーす！

ヴィヴィ

こうなったら、
今度のライブは
参加したい人全員オッケー！
世界中の音楽を一カ所に
集めちゃいましょう！

ヴィヴィ

私だけじゃムリでも……
このラジオみたいに、
みんながいれば
最ッ高のライブになるはずです！

ヴィヴィ

すべての音楽を
私が繋げてみせます！
見逃した人は一ッ生後悔する
伝説の一夜にしちゃいます！

キャトラ

あらら。

まーた調子に乗っちゃって……

アイリス

ふふっ。

いつもの元気なヴィヴィさんに

戻ったみたいね。

ヴィヴィ

それじゃあ、今日の一曲目は
最高に走り出したくなる
このナンバーからお届けします！
アー　ユー　レディ！？

Gプロデューサー

……そうだ、もっと輝きを放て、

可愛いオレのダイヤモンド……！

Gプロデューサー

お前なら必ず、限界のその先へ
行けるはずだ――！

ボイス

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