サマー版ノア・思い出

サマー版ノアの思い出とボイス

思い出1

巨大なクラゲが発生した島を
調査してほしい――

ギルドからそのような依頼を受けた
主人公たちは、
とある島を訪れていた。

アイリス

目撃情報は、確かこのあたりね。

キャトラ

でかクラゲ……

攻撃的じゃないとイイけど。

――と、沖の方からふわふわと、
巨大な何かが近づいてきた。

キャトラ

き……きたわ！

ノア

ゆらり……

アイリス

ノアさん！？

ノア

みなさんでしたか。

こんにちは、なのです。

キャトラ

でかクラゲって……

ノアの乗ってるソイツね……

ノア

航海中に見つけたのです。

ノア

とても大人しくて、

かわいいクラゲなのです。

いまではすっかり仲良しなのです。

キャトラ

そうなんだ。

じゃあ、なにも問題はないわね！

アイリス

その服装も、

涼しげでいいですね。

ノア

ありがとうなのです、アイリス。

いめーじちぇんじなのです。

キャトラ

ノア、なんだかうれしそうね。

ノア

はい、嬉しいのです。

ノア

クラゲに乗って、

ゆらりと侵略するのです。

ノアはクラゲの上で
ぽんぽんと跳ねた。

ノア

とび跳ねると楽しいのです。

キャトラ

あ！　なにそれ楽しそう！

アタシもやるーー！

キャトラ

ぎにゃー♪

ぎにゃー♪

アイリス

ふ、二人とも、あんまり高く

跳ねると危ないよ……？

キャトラ

だいじょうぶだいじょうぶー♪

ノア

だいじょぶなのですー。

……あっ……！

キャトラ

ぎにゃっ！？

ノア

きゃっ！

アイリス

大丈夫ですか！？

ノア

……おしりが痛いのです。

調子に乗ってしまったのです。

キャトラ

イタイ！

でも、楽しい！

もう一回よ、ノア！

ノア

わかったのです。

アイリス

き、気を付けて……！

思い出2

キャトラ

さて、調査も終わったことだし……

キャトラ

アタシたちは帰るけど、

ノア、アンタはどうする？

アイリス

よければ、一緒に来ませんか。

ノア

いいですね。久しぶりに、

飛行島を侵略するのです。

…………

……

――その道中で、
＜事件＞は起きた。

キャトラ

……の、ぴりりとくる

辛さが、ね！

タマランのよ！

ノア

それはぜひ、一度

食べてみたいのです。

アイリス

こんにちは。

島民

こんにちは。

いいお天気ですねえ。

アイリス

ええ、とっても。

島民

みなさんは観光で……

…………！

ふ、ふおおお……！？

島民

……オオクラゲに乗った少女……

……島の、伝承のぉ……

島民

…………神様じゃあ…………

ノア

はい？

島民

島の神様が降臨
なされたぞおおおおおおおっ！

キャトラ

……は？

…………

……

興奮する老人に半ば強引に導かれ、
主人公たちは
近くの村へとやったきた。

島民

皆の者ーーーーー！！
神様じゃあーーーーー！！
神の降臨じゃあーーーーー！！

島民

きゃああああああ！！！！！

島民

神様あああああああ！！！！！

ノア

えっと、その……

島民

かみさまーーーーー！！

島民

こっち向いてーーーーー！！

ノア

あ、はいなのです。

島民

わあああああっ！！！！！

キャトラ

なにこれ！！
ちょっとなにこれ！！

アイリス

ノアさん、一瞬にして

囲まれちゃった……

ノア

……ノアは祭り上げられて

しまったのです。

島民

今年はわっしょいが
盛り上がるぞおおおおっ！！

島民

わっしょい！！　わっしょい！！

島民

わっしょい！！　わっしょい！！

キャトラ

……………………

キャトラ

ぎにゃーーー！！！

思い出3

クラゲに乗ったノアを、
大勢の島民が囲んでいる。

島民

皆のもの！　準備はよいか！！

島民

うおおおおおおおっ！！！！！

島民

……神様。

いざ、参りましょう。

ノア

参るのです。

……えっと、確認なのですが、

何を始めるのです？

島民

わっしょいパレードです。

ノア

わかったのです。

わっしょいするのです。

キャトラ

わかったんかい。

アイリス

ええと、私たちも参加

ということでいいですか？

島民

ええ。わっしょいは

多い方がいいわ。

島民

では、わっしょい開始じゃ！！

島民

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

キャトラ

わ……わっしょい！

わっしょい！

アイリス

わっしょい！　わっしょい！

……あ、なんか楽しくなってきた♪

島民

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

島民

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

ノア

わっしょい。わっしょい。

島民

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

アイリス

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

島民

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

キャトラ

らっしゃい！！ 　らっしゃい！！

アマタ

わっしょいといえば
俺だろおおおお！！！

アイリス

わっしょ……アマタさん！

キャトラ

絶対くると思ってたわ！
いまちょっと手が足りないの！
はやく輪に入って！

アマタ

任せろ！！！！！
わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

ノア

アマタも参加してくれて

嬉しいのです。

ノア

わっしょい。わっしょい。

キャトラ

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

…………

……

島民

今日のわっしょいパレードは

以上で終了じゃ。

アマタ

おっしゃあああ！！
じゃあなお前ら！！
この季節は忙しくてしゃーねーぜ！

キャトラ

う、うう……

ノドも体もボロボロ……

島民

神様、本当に

ありがとうございました……！

ノア

ノアも楽しかったのです。

にぎやかなのはいいことなのです。

キャトラ

アタシたち……

一生分のわっしょいしたわね。

アイリス

そうね……

わっしょい、したわね……

思い出4

キャトラ

……ふう～。食べた食べた。

ノア、ありがとね♪

アイリス

ドーナッツ、

とても美味しかったです。

ノア

どういたしまして、なのです。

ノアのおすすめドーナッツ、

気に入ってくれてよかったのです。

キャトラ

……にしても、さ。

こないだのパレード、

ホントすごかったわよね……

アイリス

うん。キャトラ、途中から

やけくそだったもんね。

ノア

たくさんわっしょいしたのです。

キャトラ

その単語聞くだけで

疲れてくるわあ。

キャトラ

ふう。

…………

アイリス

…………

ノア

…………

キャトラ

……………………

キャトラ

なんか……

キャトラ

……わっしょいしたく

なってきたわ……

キャトラ

……わっしょい？

アイリス

……わっしょい。

ノア

わっしょい……わっしょい。

ノア

わっしょい。わっしょい。

わっしょい。わっしょい。

アイリス

わっしょい！！　わっしょい！！

キャトラ

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

キャトラ

なによこれ！！！！！！！

キャトラ

クセになるじゃない！！！！！！！

思い出5

――頭の隅にこびりついて
離れない、あの＜言葉＞――

――己のすべてをさらけ出して
叫びたい、あの＜言葉＞――

……気が付けば、
主人公たちは
わっしょいした島を
再び訪れていた。

キャトラ

きちゃったわね。

……なんとなく。

ノア

…………！

待ってください。みなさんの

様子がおかしいのです。

島民

ああ……！　か、神様……！

また降臨してくださった

のですね……

島民

こんにちは、神様……

島民

ありがたやー……

キャトラ

ど、どうしたの？

みんな、元気ないじゃない。

島民

…………

……＜わっしょい・しんどろぉむ＞

じゃ……

ノア

……なんなのです、それは。

島民

わっしょいする元気がなくなって

しまう、この島特有の病気です。

治療法は確率されておらず――

島民

いくつかの対症療法が

あるのみで、完治は不可能……！

島民

……わしらは、やり過ぎた……！

わっしょいを……

やり過ぎたのです……！

アイリス

そ、そんな……

ノア

なんとか……

ならないのです……？

島民

無理ですよお……！

俺は、この病気にかかった

奴を何人も知ってる！

島民

俺の友達も……

最後は……あんな姿に……！

ノア

…………

島民

せっかく、神様が再び

降臨なされたのに……

島民

わっしょいをなくしたわしらは、

もはやわっしょいできない……

……もう、終わりじゃ……

ノア

主人公……

……私は、どうしたら

よいのです……

ノア

……ノアは、とても

悔しいのです……

ノア

……何もできない無力な自分が、

悔しくて、たまらないのです……！

キャトラ

…………

あのさあ……

この人たちさあ……

キャトラ

ただ疲れてるだけ
だと思うんだけど！！！！！！

キャトラ

主人公、

とっととわっしょいしちゃって。

キャトラ

アタシ、もうひと

わっしょいしたいから。

思い出6

ルーンの光が、巨大な
クラゲを覆ってゆく……

ノア

この光は……！

ノアがクラゲに触れた瞬間、
光は無数の粒子となって
島民達に降り注いだ！

島民

なんと、暖かい光……

島民

心の底から、元気が
わいてくるようだ！

島民は、次々と立ち上がる。
その目に＜わっしょい＞
を宿して――

島民

うおおおおおおおっ！！！！！

ノア

おお……

元気になったのです！

キャトラ

さあ！　みんな、いくわよ！
ノアを囲んで！

島民

神様……！

島民

かみさまーーーーー！！！

島民

せーのっ！！

島民

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

アイリス

わっしょい！！　わっしょい！！
わっしょい！！　わっしょい！！

ノア

わっしょい。わっしょい。

わっしょい。わっしょい。

…………

……

ノア

みなさんにわっしょいが

戻ってよかったのです。

島民

神様がいてくださらなかったら

どうなっていたことやら……

本当に、ありがとうございます！

ノア

私の力ではないのです。

主人公の

おかげなのです。

ノア

……ところで、みなさんに

言いたいことがあるのです。

島民

なんでしょう、神様。

ノア

実は私……神様ではないのです。

島民

……………………

島民

マジで？

…………

……

ノア

私、気になるのです。

ノア

どうして、人はわっしょいを

したくなるのです？

キャトラ

それはね、ノア……

アマタ

夏だからだ！！！！！

アイリス

アマタさん！？

いつの間に！？

アマタ

言いそびれたことがあってな。

……お前ら……

アマタ

……いいわっしょいだったぜ。

アマタ

じゃあな！！

キャトラ

それだけいいにきたんかい。

ノア

夏だから……ですか。

ノア

……ふふ。

いい思い出が、できたのです。

ボイス

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