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【白猫】お正月版ヴィルフリートの思い出とボイス

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お正月版ヴィルフリートの思い出とボイス

思い出1

ヴィルフリート

新年明けまして

おめでとうございます。


ヴィルフリート

旧年中は格別のご厚情を賜り、

誠にありがとうございました。

本年も何卒宜しくお願い致します。


アイリス

明けましておめでとうございます、

ヴィルフリートさん。こちらこそ

よろしくお願いします♪


キャトラ

アタシもよろしくー♪

にしても、折り目正しい帝王ねぇ?


ヴィルフリート

挨拶は大切だ。位に関わらず、な。


ヴィルフリート

では、見ろ。


ヴィルフリート

おまちなおやおや

おまちなしゃんせぇ、

ドッコイ!


ヴィルフリート

やれめでたやめでたやな~、

ハァドッコイ! ドッコイ!


ヴィルフリート

や~れも才蔵あらずと申せど、

さてもさすがの太夫かな~、

コリャコリャ♪


ヴィルフリート

それシュバルツグラープ

くら~き森とも

ニュクセン似通た宵の島♪


ヴィルフリート

アレ白羽にゃ小枝に

ヒメツルニチニチ、

ごしゃ~ごしゃ~、

咲くまで萬歳♪


ヴィルフリート

祝いこんで~、参る~と、

ハァドッコイ! ドッコイ!


キャトラ

よくわかんないけど、

アンタがやったってことは、

いまのは古典芸能ね?


ヴィルフリート

うむ。

いまのは<まんざい>である。


キャトラ

……アレレ? まんざい?

アタシが知ってるのと違うかも……


キャトラ

まんざいっていうのは、

二人でおしゃべりする

ヤツだと思ってたけど……


キャトラ

なんでやねん! とか、

アンタとはもーやっとれんわ!

とか……


ヴィルフリート

ふむ。それも漫才である。


ヴィルフリート

だが、強いて言えば、

それは<しゃべくり漫才>だ。

後年生み出された、な。


キャトラ

……と、いうことは。

そもそものまんざいってのが、

いまのだったわけ?


ヴィルフリート

……懐かしいな。

遥か昔、我が居城にも、

先程のような演目を披露する

人間が訪れたものだ。


ヴィルフリート

<門付>とも呼ばれる芸だ。

記憶を頼りに演じてみたが、

中々のものだったであろう?


キャトラ

そうね、なんかスゴかったわ。


キャトラ

だけど……笑えるカンジ?

じゃあ、なかったわよ?


ヴィルフリート

ふむ。


アイリス

ですが、とてもおめでたい

気分にはなりました♪


ヴィルフリート

ふむ。


ヴィルフリート

キャトラよ。


キャトラ

なに?


ヴィルフリート

これでも、笑ったのだ。

昔の人間というものは、な……


ヴィルフリート

家々をまわる太夫と才蔵……

その楽しげな音曲は、

人々に笑顔を与えた。


ヴィルフリート

……キャトラよ。


ヴィルフリート

<お笑い>というのは、

近年、飛躍的に

進化したものなのだ。


キャトラ

へえ……そうなのね。


ヴィルフリート

人は、変わらぬ。


ヴィルフリート

人は太古より、笑いを欲していた。

だが……その手段が、

いまほど豊富ではなかった……


ヴィルフリート

先程のような芸で、

皆が笑っていたのだ……


ヴィルフリート

……何か、

考えさせられるとは思わんか?


キャトラ

そうね……変わらない人間と、

近年の爆発的なお笑いの

進化を考えさせられるわね……


キャトラ

てかアンタ、長生きよね?

遥か昔って言ってるけど、

その頃も生きてたんじゃないの?


ヴィルフリート

うむ。


キャトラ

うむでなくて。


ヴィルフリート

温故知新である。

今年は例年にも増して、

古き笑いと新たな笑い、

その両方を突き詰めてゆこうぞ。


ヴィルフリート

……妻も目覚めたことであるしな。

アイリス

えっ!?


ヴィルフリート

礼を言う。汝らにも世話になった。


キャトラ

ちょっとちょっと!

そんなら紹介してよ、

アンタの奥さん!


キャトラ

あーっ! 逃げないでよーっ!


アイリス

……たぶん、照れてるのよ……♪



思い出2


キャトラ

ちょっとヴィルフリートぉ~?

水臭いんじゃないのぉ~?


キャトラ

奥さんさぁ、

目覚めてたんならさぁ、

すぐに教えてよぉ~?


キャトラ

アタシたちの仲じゃないのぉ~?


アイリス

キャトラ……ちょっと

なれなれしいんじゃないかな……?


キャトラ

なにをいってるのよ、

同じ学校にも

通った仲じゃないの~?


キャトラ

それに、ずっと眠り続けてた

アンタの奥さんのこと……

けっこう気になってたし……


キャトラ

もっと早く知らせてくれれば、

すぐさま祝ったわよう!


ヴィルフリート

……そうか。


ヴィルフリート

その気持ちは、

有り難く頂いておこう。


キャトラ

うん、あげるわ!


キャトラ

……で? どうなのよ?

奥さんとは、その後?


ヴィルフリート

そうだな……


アイリス

もう、キャトラ!

すいません、ヴィルフリートさん。


アイリス

プライベートなことですし、

話したくなければ

無理にとは言いませんから……


ヴィルフリート

構わん。我は帝王。

語って恥じるようなことなど

何もしてはおらぬ。

お天道様に誓ってな。


キャトラ

吸血鬼なのにね。


ヴィルフリート

我は太陽とも上手くやっている。

そんなことよりもキャトラよ。

聞きたいのではなかったのか。


キャトラ

教えてくれるの!?

奥さんとのその後のこと!?


ヴィルフリート

うむ。


キャトラ

……ごくり。


アイリス

……!


ヴィルフリート

我ら夫婦は――


ヴィルフリート

――円満だ……!


キャトラ

うひゃー! よかったわねー!

おめでとー!


アイリス

おめでとうございます

ヴィルフリートさん!

私もとっても嬉しいです!


ヴィルフリート

そうか。だが……


キャトラ

まったくもー!

らぶらぶで暮らしてんでしょー!?

ノロケんじゃないわよー!


ヴィルフリート

次なる命題が……


キャトラ

何年だっけ???

にせんねん? さんぜんねん?

久しぶりだものねー!

ひゅーひゅー!


キャトラ

ぎにゃっ!?


ヴィルフリート

なぜ飛ぶ。


キャトラ

なぜって……


キャトラ

……飛べるから……


ヴィルフリート

飛べるからとて限度があろう。


キャトラ

そうね。失礼したわ……

よいしょっと。


キャトラ

で?


ヴィルフリート

……妻がな。

変わったのだ。いや、

変わっておらぬと言うべきか……


ヴィルフリート

眠りにつく前は、

笑うことなどなかったが……


ヴィルフリート

封印されている間に、

お笑い好きが露見した我が妻は……


ヴィルフリート

目覚めた今でも……

笑いに、厳しいのだ……!


思い出3


ヴィルフリートが……

微動だにしない!


まるで……銅像だ……!


キャトラ

アラ、ヴィルフリートじゃない。

そしてすぐ横に

看板があるわね。なになに……


アイリス

『厄払いの足しになろう。

好きにするがよい』……ですって。


キャトラ

そしてさらに脇にあるのは

ハリセンにバケツに

小麦粉に……


キャトラ

理解したわ。じゃあやりましょう!


アイリス

……そうね!


キャトラ

えいやー!


跳び上がったキャトラが、

ヴィルフリートの顔面に

ハリセンを叩き込んだ!?


アイリス

それーっ!


アイリスがバケツの水を

ヴィルフリートにぶっかけた!?


キャトラ

やー!


キャトラが小麦粉を投げつける!


アイリス

たあっ!


アイリスが筆で鼻先をくすぐる!


キャトラ

テンション上がってきたぁ!


キャトラ

やっちゃえー!


キャトラ

……思わず我を忘れちゃったわ……


アイリス

てんやわんやしたね……


ヴィルフリート

……うむ。


キャトラ

あっ、やっとしゃべった。

言われた通り、二人で

ボコボコにしてあげたわよ。


アイリス

これで良かったんですか……?


ヴィルフリート

満足のいくものであった。


アイリス

いったい……なんのために……?


ヴィルフリート

汝らの『厄』は、

我が肩代わりした。


ヴィルフリート

これで今年は、

必ずや実りある一年に

なることであろう。


アイリス

は、はい。

ありがとうございます……?


ヴィルフリート

さらばだ。


キャトラ

……ふむ。


アイリス

キャトラ?


キャトラ

スカっとしたわ!

来年もやりましょコレ!


アイリス

きゃ、キャトラ……


思い出4


なぜかはわからないが、

いつもよりも、圧がすごい……!


キャトラ

ど、どうしたのよ

ヴィルフリート……?


アイリス

ヴィルフリートさん……?


ヴィルフリート

……我はヴィルフリート。

未練抱く魂に裁可を下す、

不死者の帝王である。


キャトラ

そ、そうよね……


ヴィルフリート

――貴様らに――


キャトラ

な、なによ……?


ヴィルフリート

……くれてやる……!


ヴィルフリート

ぬぬぬぬぬ……!


アイリス

ものすごいソウルが

ヴィルフリートさんに……!


ヴィルフリート

うぬぬぬ……! ぐぐぐぐぐ……!


キャトラ

なんだっていうの……!?


ヴィルフリート

――ぬぅぁぁぁああああ!!!


キャトラ

こ、これは……!


キャトラ

玉じゃない……!


ヴィルフリート

これがほんとの、おとしだ――


キャトラ

ぎにゃー! みなまでもーすなー!


キャトラ

ふんとにもう!

おとしだまくらい知ってるわ!

なんなのよ不必要なリキミは!?


ヴィルフリート

これぞ、笑いの本質――


ヴィルフリート

――緊張と……緩和だ!


アイリス

なるほど……


キャトラ

もう!

無駄に疲れたわよ、無駄にね!


ヴィルフリート

では、本物をやろう。


キャトラ

えっ!? くれるの!?


ヴィルフリート

うむ。受け取るがいい。


キャトラ

ワ~イ♪ やった~♪


ヴィルフリート

貴様らの分もある。遠慮するな。


アイリス

ありがとうございます♪

……あっ♪ 星たぬきのポチ袋♪


ヴィルフリート

さて、これでひとまず、

正月の『お約束』は

あらかた済ませたか。


ヴィルフリート

これより――本題に入る。


キャトラ

ほんだい……?


思い出5

ヴィルフリート

主人公。

貴様、鼓は打てるか?


キャトラ

つづみ……? って、

あのポンポン! ってやつ?


ヴィルフリート

そうだ。貴様は、

あらゆる楽器を弾きこなすと

耳にした。


アイリス

えっ!?

主人公、そうなの?


キャトラ

だれにどう聞いたか知らないけど、

尾ヒレがついてると思うわよ?


ヴィルフリート

そうか。だが、貴様ならば

すぐに使いこなせるであろう。


そう言うとヴィルフリートは

鼓を手渡してきた……


ヴィルフリート

よいか。基本のリズムはこうだ。


ヴィルフリート

ポン! ポン!

ポポンっ、ポン!

わかったな?


キャトラ

ちょっとちょっと、

それだけじゃあさすがに

わからないわよ。


ヴィルフリート

貴様ならば出来る。

さあ、我が才蔵となるがよい。


アイリス

さいぞう……というのは?


ヴィルフリート

まんざいを演じる際に、

太夫の相方を務める者の

ことだ。


ヴィルフリート

太夫は我だ、心配はいらぬ。

汝は適切なリズムで

鼓さえ打てばよい。


キャトラ

……つまりアンタは、

最初にやったあのまんざいを、

もう一度やろうってのね?


ヴィルフリート

いかにも。


キャトラ

で、その合いの手役を、

主人公に

お願いしようってことでしょ?


ヴィルフリート

うむ。


キャトラ

なんで主人公なの?

ちゃんとしたプロの人を

雇えばいいじゃない?


ヴィルフリート

……昔は『才蔵市』というものが

あったそうなのだがな。

現在は、見当たらぬ。


ヴィルフリート

才蔵を見つけることが

容易ではなくなったのだ……


キャトラ

なるほど……古典芸能の、

悲しい衰退ってわけね……


ヴィルフリート

うむ……


アイリス

……主人公。

力を貸してあげましょう。

いつもお世話になってるし。


ヴィルフリート

おお。恩に着る。


キャトラ

で、そのまんざいをさ、

奥さんに見せてあげるんでしょ?


ヴィルフリート

うむ。我が妻は、

重厚なる演芸を、より好む。


キャトラ

もっとイマフーのお笑いでも

いいと思うんだけどね?


ヴィルフリート

流行の笑いを評価しない

わけではない。だが、まあ、

時節にも合うしな。


ヴィルフリート

新年一発目は、

古典まんざいで勝負である。


キャトラ

……わかったわ。

じゃあ、行ってらっしゃいな!


キャトラ

必ずや奥さんを、

クスりとさせてくるのよ!


ヴィルフリート

無論だ……!


思い出6


ヴィルフリート

そう緊張するな。楽にするが良い。


ヴィルフリート

ふむ。そういうときは、

『人』という字を三度、

てのひらに書いて呑むのだ。


ヴィルフリート

水が無いと呑めないだと?

馬鹿なことを言うでない。




何も言ってないのだが……


……一人の美女が目の前に現れた!


……!


???

いらっしゃいませ。

どうぞ、お楽に。


ヴィルフリート

見てもらいたいものがある。

よいか?


???

ええ、もちろん。


ヴィルフリート

では――参る。


ヴィルフリート

おまちなおやおや

おまちなしゃんせぇ、

ドッコイ!




これは、あのときと同じ――


ヴィルフリート

やれめでたやめでたやな~、

ハァドッコイ! ドッコイ!




そうか、このために、

一度見せてくれていたのだ……!


ヴィルフリート

や~れも才蔵は赤髪剣士、

太夫~さまはヴァンパイア~♪


ヴィルフリート

のアンパイア!

それドッコイ! ドッコイ!


ヴィルフリート

それシュバルツグラープ

くら~き森とも

ニュクセン似通た宵の島♪


ヴィルフリート

アレ白羽にゃ小枝に

ヒメツルニチニチ、

ごしゃ~ごしゃ~、

咲くまで萬歳♪


ヴィルフリート

祝いこんで~、参る~と、

ハァドッコイ! ドッコイ!


――新年のめでたい気持ちが

全身を駆け巡る――!


ヴィルフリート

……改めまして。

新年、明けまして

おめでとうございます。


???

とっても晴れやかな気持ちに

なりました。


???

ありがとうございます。

……あなた。

……ふふっ……♪


ヴィルフリート

……そうか……!


ヴィルフリート

礼を言うぞ。

主人公。


???

ねえ、あなた?


ヴィルフリート

うむ。


ヴィルフリート

晩餐の席を、ともにせよ。


ヴィルフリート

遠慮はいらぬ。


???

賑やかな方が、

私たちも楽しいですから♪


こうして、帝王の居城で

ごちそうになった。


――今年も一年、

がんばろう――


???

……いい若者でしたね。


ヴィルフリート

うむ。


ボイス

状態ボイス
キャラ詳細画面汝らに、祝福を
Lvアップ愛あればこそだ!
スキル失せろ
AS1よいやさ!
AS2永遠に、彷徨え!
交代時(入)終わらせてくれる
交代時(出)死ぬなよ
クエスト開始時身の程をわきまえぬ者共が
クエスト中放置見るのも稽古のうちだ
クエストクリア時フッ…判りきっていた結末だ
戦闘不能時無駄なあがきを…!
タウン1うむ。
タウン2む、このネタは使えるか…?
タウン3ハァドッコイ!
タウン4芸の道に終わりは無い
タウン5以前に増して、多忙でな
攻撃1ふん
攻撃2んん!
被ダメ1ちっ
被ダメ2ぐっ!
被ダメ3おのれ!
手を振る/お辞儀うむ。
バンザイ/ハイタッチめでたいな!
土下座/頭を抱えるすまぬ
温泉なかなかによい気分だ

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