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エレノア・思い出

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エレノアの思い出とボイス

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思い出1

※※※このお話は、
イベントストーリー
『WORLD END』
の後日談となっております※※※


ロイド・イングラムと
魔幻獣をめぐる戦いが終わり、
しばらくしたある日――


少女は、飛行島に降り立った。


エレノア

ここが、アイリス様の故郷……


エレノア

あの方が愛した、本当の飛行島……


アイリス

エレノア。


アイリス

よく来てくれたわね。

待っていたわ。


エレノア

……アイリス様。

それに、みなさん。


キャトラ

動いてる飛行島はどう?

なかなか迫力があるでしょ。


エレノア

はい。

こんなに大きなものが

空を飛ぶなんて。


エレノア

アイリス様からお話は

聞いていましたが、

実際に目の当たりにすると

圧倒されますね。


キャトラ

いま言ったアイリス様って

いうのは、アンタがいた

未来の世界のアイリスよね?


キャトラ

ウ~ム、ややこしいわ……


エレノア。


……ありがとう。


エレノア

え……


今も自分が生きているのは、
君のおかげだ。


エレノア

…………


アイリス

主人公を……

みんなを救ってくれて、

ありがとう。


エレノア

私は……

何も救ってなどいません。


エレノア

救ったのは、あなたと、

未来のアイリス様です。


アイリス

…………


エレノア

お礼をいわなくちゃいけないのは、

私の方なんです。


キャトラ

エレノア……


アイリス

前から思ってたけど……

似てるわね。


エレノア

えっ?


アイリス

私とあなた。


エレノア

そ、そうでしょうか……?


アイリス

……まずは、ゆっくり休んで。


アイリス

あなたの戦いは、

もう終わったのよ。


エレノア

……はい。

ありがとう、ございます。


キャトラ

じゃ、まずはキャトラセラピーね!


エレノア

キャトラセラピー?


キャトラ

ほら、無心でナデナデするのよ!

特別に、にくきゅうも

さわっていいわ!


エレノア

……ああ、もふもふですね!

肉球もやわらかくて……

ぷにぷにが、止まりません!


キャトラ

いやされるでしょ~ン♪


エレノア

はい、とっても!

思い出2

日の出とともに、
エレノアは目を覚ます。


身支度を整え、
他の者を起こさぬように
そっと部屋を出て、散歩に向かう。


晴れ渡った青空を眺めながら、
エレノアは物思いにふける。


エレノア

…………


戦いが終わり、平和が訪れても、
エレノアの心は晴れない。


気がつけばいつも、
一人の女性のことを考えている――


アイリス

おはよう、エレノア。


エレノア

アイリス様。


アイリス

今日も早起きね。


エレノア

早く寝て、早く起きる。

もうずっと、習慣になってて。


アイリス

健康的でいいと思うわ。


エレノア

……この世界は本当に綺麗ですね。

空も、海も、大地も、すべて。


アイリス

……ずっと、悩んでいるわね?


エレノア

どうして、そう思うのですか?


アイリス

目を見ればわかるわ。


エレノア

未来のアイリス様にも、

同じことを言われた

覚えがあります。


アイリス

よかったら、その悩み、

聞かせてくれない?


エレノア

……わからないんです。


アイリス

わからない?


エレノア

この世界で、これから私が、

何をすべきなのか。


エレノア

飛行島に来てから、

ずっと考えているんです。

でも、何も思い浮かばなくて。


エレノア

そして気がつくと、

心が遠くに行ってしまう。


アイリス

……もとの世界に、帰りたいの?


エレノア

あの方を一人には

しておけませんから……


アイリス

…………


アイリス

ねえ、エレノア。

今日、これから時間ある?


エレノア

……?

ありますけど……


アイリス

山菜、採りにいかない?

思い出3

アイリス

あっ!

見て、エレノア。


エレノア

これは……ゼンマイですね。


アイリス

あっちにはコゴミもあるわ!


アイリス

主人公もタラノメを

見つけたって。


キャトラ

アタシはフキノトウを

見つけたわよ!


アイリス

ふふっ♪

この山は当たりね♪


エレノア

みなさん、よく見つけますね……

達人の域じゃないですか。


キャトラ

アイリスにはかなわないけどね~。


アイリス

芽はいくつか残しておきましょう。

そうすれば、いつかまた採れるから。


エレノア

あ……




アイリス

エレノア、全部採ってはダメ。

新芽や小さいものは

残していくの。


エレノア

はい!

と言っても……

みんな小さいと言いますか……


アイリス

……それでも、可能性はあるから。




アイリス

どうしたの?


エレノア

……未来のアイリス様も、

似たようなことをいっていました。


アイリス

そう……


アイリスは、手際よく
山菜を採っていく。


慣れた手つきにも、
生命への慈しみが満ちている事を、
エレノアは感じ取った。


アイリス

日陰で育つ山菜もあるって、

知ってる?


エレノア

え……?


アイリス

山菜だけじゃない。

暗いところでしか育たない

作物って、結構あるのよ。


エレノア

それは……知らなかったです。


アイリス

生き物だって、そう。

暗闇が大好きな動物もいれば、

日の光がないと弱ってしまう

動物もいる。


アイリス

日が差せば影ができるように――

光と闇は、表裏一体なのよ。


エレノア

…………


アイリス

どっちが欠けても、ダメ。

両方が存在していなければ、

いのちは、芽吹いていかないの。


アイリス

……なのに――


言葉は、そこで途切れる。


その先を、アイリスは
言おうとしなかった。


アイリス

これだけあれば、

お腹いっぱい食べられるわね。


気がつけば、カゴは
山菜で一杯になっている。


アイリス

いのちの恵みよ、エレノア。

光と闇からの贈り物。

昔も今も変わらないわ。


アイリス

そして、未来もきっと。


エレノア

…………


(※エレノアが未来のアイリスを思い浮かべる)


エレノア

(……アイリス様。

やはり、あなたはまだ――)

思い出4

採ってきた山菜が、
その日の夕飯となった。


アイリス

あとは塩とこしょうで、

味をととのえましょう。

エレノア、お願いしていい?


エレノア

はい。

……こんなものでしょうか。


アイリス

主人公、

味見してみて。


――おいしい!


アイリス

うん、これで完成ね!


キャトラ

おいしそうな山菜鍋ね!


エレノア

キャトラちゃん用のは、

こっちですよ。


キャトラ

ありがと、エレノア♪


アイリス

じゃあ、いただきましょうか♪


キャトラ

いっただっきまーす♪


エレノア

いただきます。


キャトラ

はあ……

やっぱり、アイリスのつくる

山菜鍋は絶品ね~。


アイリス

どう? エレノア。


エレノア

ええ……おいしいです。

山菜自体も美味しいですが……


エレノア

鶏肉と山菜って、

やっぱり合いますね。


アイリス

何杯でもいけちゃうでしょ?

……あ、主人公、

さっそくおかわりね?


キャトラ

アタシもアタシもー!


エレノア

…………


本当に――
心の底から、美味しいと思った。


エレノア

(……なのに)


エレノア

(なのにどうして、こんなに)


ひとくち噛みしめるたび、
エレノアの脳裏に、彼女と過ごした
時間がよみがえっていく。


痩せ細った山菜が
わずかばかり入った、
粗末なスープ。


しかし、彼女にとっては、
何よりのご馳走だった。


それだけで、しあわせになれた。
スープだけがそうさせる
のではなかった。


敬愛する人が、その時だけは
ほっとしたような表情を浮かべて――


エレノア

……うぅ……


アイリス

エ、エレノア……?


キャトラ

どーしたの!?

もしかして、すごい苦いのあった?


エレノア

ち、違うんです。

……あ、あの、あまりにも

美味しくて、それがうれしくて……


キャトラ

あら、そうだったのね。


エレノア

すみません、ご心配おかけして。

あ、私もおかわり、いいですか?


アイリス

……ええ。


エレノア

今度、グラハムさんにも

作ってあげようかな?


キャトラ

絶対よろこぶと思うわよ!


エレノア

ですよね!


アイリス

…………


…………


……


エレノア

さようなら。お元気で。

思い出5

目が覚めたその時から――
予感はあった。


アイリスは、
エレノアの部屋をノックする。


……しかし、返事はない。


アイリス

……やっぱり。


机の上には、書き置きがあった。


キャトラ

『未来へ戻る方法を探しに行きます。

今まで、ありがとうございました』


キャトラ

……なんで、アタシたちに

何も言わないで!


アイリス

…………


…………


……


エレノア

ご迷惑をおかけしてしまって、

すみません。

……グラハムさん。


グラハム

あなたに迷惑をかけられるのが、

老いぼれの唯一の喜びです。


グラハム

……もとの世界へ戻る方法、

でしたな。


エレノア

はい。


グラハム

難儀なものをお探しになられる。

一筋縄では行きませんぞ。


グラハム

厳しいことを言うようですが……

もし戻れたとしても、

光の王のことは、

どうにもならないかもしれません。


エレノア

……光の王が消えれば、

王に対する記憶も

全て消えるはずなんです。


エレノア

なのに、私はまだ、

あの方を覚えている。

きっと、まだ……


エレノア

荒廃した大地に、アイリス様は、

いまもひとりぼっちで……!


グラハム

…………


エレノア

……長い旅になるかもしれません。


グラハム

ワシの心は、マルグリット様との

約束を果たした時から、

すでに決まっております。


グラハム

あなたが行くというのならば、

最後までつきあいましょう。


エレノア

ありがとうございます。

グラハムさん。


グラハム

しかしできるならば、

このジジイの天命が尽きる前に、

何とかしたいものですな。


エレノア

グラハムさんは、

まだまだ長生きしますよ。

私が保証します。


グラハム

エレノア殿のお墨つきとは

ありがたい。


エレノア

では……行きましょうか。


グラハム

……彼らは、良いのですか?


エレノア

…………


グラハム

ずっと一緒だったのでしょう?


エレノア

……ええ。


グラハム

気持ちのいい若者たちです。

彼らならきっと、何も言わず

手を貸してくれるでしょう。


エレノア

……だからこそです。

ともに過ごして、わかりました。


エレノア

一緒にいても、みなさんには

心配をかけるだけだと。

それに私は耐えられない。


グラハム

想うがゆえ――ですか。


エレノア

彼らを巻き込むわけには

いかないんです……


しかし、どういうわけか、
その言葉とは裏腹に――


主人公たちの顔が、
エレノアの頭に焼きついて
離れない。


エレノア

だからもう、一緒には

いられないって……


(※エレノアの周りが光る)


エレノア

!!


エレノア

この……光は……


(※主人公が何度も光る)


アイリス

お願い……!

応えて、エレノア……!

思い出6

光の中に――
鮮やかな風景が広がっていく。


エレノア

これは……この世界は……!


エレノア

アイリス様――!


声は、
草に、木に、花に――
すべてのいのちに、溶ける。


エレノア

そこに、いるのですね!


すべての光に、溶ける。


エレノア

あなたは……あなたは!


エレノア

あふれるいのちの、

すべてとなって――!


涙が止まらなかった。
凍っていた心が、
溶けていくようだった。


嗚咽をこらえながら、
エレノアは力の限り、叫ぶ。


エレノア

私……会いに行きます。

いつか、必ず……!


エレノア

だから……待っていてください!

アイリス様――!


風が、頬をなでた。


…………


……


キャトラ

あ……いたわ!

おーい!


グラハム

む……?

お前たち、どうしてここに?


アイリス

主人公の

ルーンの光に、エレノアが

応えてくれたんです。


グラハム

先ほどのまばゆい光か。

……何とも、不思議な力よ。


アイリス

エレノア……


エレノア

……アイリス様。


アイリス

あなたは、本当に私に似てる。

――かつての、私に。


キャトラ

…………


アイリス

黙って行ってしまうなんて、

寂しいじゃない。


エレノア

……ごめんなさい。


アイリス

もしあなたが、

本当に私たちを必要としないなら、

それでも構わないわ。


アイリス

けれど、飛行島を去ったあとで、

ほんの少しでも、私たちを

思い出してくれていたなら――


アイリス

私たちは、いくらあなたが

イヤだと言っても、

あなたを助ける。


キャトラ

その代わり、

アタシたちが困ったら――


自分たちを、助けてほしい。


アイリス

それが……

友というものでしょう?


エレノア

……はい。


グラハム

エレノア殿。

あなたはやはり、

良き友を得ましたな。


グラハム

この縁は、命がけで大切に

しなければならんものですぞ。


エレノア

はい……!


…………


……


エレノア

主人公さんの

光の中に……

私は、確かに見ました。


エレノア

アイリス様と、

あの方が救った世界を。


キャトラ

アンタがいた、

未来の世界……よね。


エレノア

とても綺麗な世界でした。

そこには、いのちが満ちていた。


エレノア

そして、あの方は決して、

ひとりじゃなかった……


アイリス

……そう。


キャトラ

今でも、もとの世界へ

戻りたいって、思ってる?


エレノア

もともと、私はこの世界の

住人じゃありませんしね。


キャトラ

もー、またそんな風に……


エレノア

ふふ、ごめんなさい。

でも、それは本当のことだから。


エレノア

それに、私はあのまばゆい世界を、

実際にこの目で見てみたいんです。


エレノア

時間はかかるかもしれない。

でも、それが私の使命なんだって、

今ではちゃんと思えます。


アイリス

『ちゃんと』――ね。


アイリス

もう、大丈夫そうね。


エレノア

……みなさん。

改めて、お願いします。


エレノア

もとの世界に戻るために、

私を助けてくれませんか?


キャトラ

もちろんよ!


エレノア

ありがとうございます!


アイリス

一緒に頑張りましょう、エレノア。


エレノア

はい!

これからも、よろしくお願いします。


エレノア

……アイリス、さん。

ボイス

状態ボイス
キャラ詳細画面約束しました。この世界を救うと
Lvアップ光が…
スキルこの世界のために!
AS1始祖の力をここに!
AS2ルーンよ、力を貸して
交代時(入)任せてください
交代時(出)お任せします
クエスト開始時約束したの。だから、やります!
クエスト中放置約束ですから…
クエストクリア時アイリス様!私、やりました!
戦闘不能時未来が…私のせいで…
タウン1よろしくお願いします
タウン2山菜を採りに行きましょう
タウン3グラハムさんのお土産、大好きです
タウン4アイリス様のこと、絶対に忘れません
タウン5エマさんと、また釣りに行きたいですね
攻撃1はっ
攻撃2やぁっ
被ダメ1うっ
被ダメ2ぐっ
被ダメ3きゃあっ
手を振る/お辞儀よろしくお願いします
バンザイ/ハイタッチいいですね!
土下座/頭を抱えるごめんなさい…
温泉ふぅ~…温かいお風呂は気が休まりますね

同時期登場キャラ

ワールドエンド


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ゲーム情報
タイトル 白猫プロジェクト
対応OS
    • iOS
    • リリース日:2014年07月25日
    • Android
    • リリース日:2014年07月13日
カテゴリ
  • カテゴリー
  • RPG(ロールプレイング)
ゲーム概要 11/8より『吉田沙保里』コラボが開催!白猫世界に霊長類最強女子現る!!

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