太白鴨・梅影探踪
叶わぬ願い
太白鴨は李太白の生涯を記録した書物を読んでいる、あの偉大な詩人のことは本当に気になっているのね――
◆主人公【女性】の場合◆
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若
「太白鴨、何読んで――えっ?全部李白がらみの本?」
太白鴨
「これらの本に書いてある李白の生涯は、どれが偽りでどれが真実なのか、分からないようなものばかりだ」
「彼がどこから来たのか、また、どこへ帰ったのかについて、統一的な見解もない。彼は隴西の青蓮郷あるいは葉城の出身かもしれない。飲み過ぎでなくなったのかもしれない。川に飛び降りて月を追っていたのかもしれない。」
「は、李太白よ李太白、あなたはもしかして天から降りてきた仙人だったのでは?」
「『尋李白』?これは、現代詩だな――」
「「お酒を飲んだら、その七分が月光を醸造する。
残りの三分が剣気になり、口を開くと大唐全土が沈黙する」…」
「……」
「「行方不明は、天才に相応しい最後だ」……よく言ったもんだ、まさか俺にこんな噂だけで彼の行方を追えというのか?」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる
太白鴨
「――!!」
「それは慰めのつもりか?
はは!それは勘違いというものだ。俺は落ち込んだりはしていないぞ。」
「ただ彼と知り合い、共に剣を舞いながら詩を詠むことが出来ないのが、少し残念なだけだ……」
体に触れる
太白鴨
「はは!それは慰めのつもりか?
それは勘違いというものだ。俺は落ち込んだりはしていないぞ。」
「ただ彼と知り合い、共に剣を舞いながら詩を詠むことが出来ないのが少し残念なだけだ……」
手に触れる
太白鴨
「ん?一体……どこに連れて行くつもりだ?」
若
「それはもちろん、一緒に探しに行ってあげる――
万象陣の力を借りて、本物の李白を!」
「そうすれば、彼と一緒に剣を舞いながら詩を詠む願いが叶うことでしょう!」
太白鴨
「……。」
「……はーっはははは!」
若
「ど、どうした?行きたくないの?」
太白鴨
「願いが叶うのは俺だというのに、
君の方がわくわくしてどうする?」
「行くさ、もちろん行くとも!ただ今はもっとやりたいことがある――」
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太白鴨
「そうだ。○○、俺、いい場所を見つけたよ。一緒にそこに行って遊びに行かない?」
美酒入手
太白鴨がひと壺の美酒を入手した、鍋包肉からの贈り物だそうだが……
◆主人公【女性】の場合◆
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太白鴨
「○○、いいところに来た。一杯飲まないか?
今日の酒は郭さんの奢りだ。」
若
「そうか、鍋包肉の奢り――」
「え?鍋包肉の奢りだって?
酒に関してはドケチの彼が酒を奢るなんて……」
太白鴨
「はーっはははは!本当だ。この酒は確かに郭さんの奢りだ!」
「……だが、彼自身に奢った記憶が残ってるかはわからないけどな。」
太白鴨
「郭さん、その酒、なかなかいい匂いがしてるじゃないか!
そのいい酒を、一杯奢ってはくれないか?」
鍋包肉
「貴方はいつも招かれずともいらしてるではありませんか。私が奢ろうと奢らなかろうと、大して変わらないのでは?」
若
「ええっと……つまり、この酒は勝手に盗んできたってこと?」
太白鴨
「盗む?奢るも奢らないも大して変わらないって言ってたし、だったらこっちが遠慮する必要もないだろ?」
「実に良い香りだ!早速一杯いただこう――」
【選択肢】
・やっぱり慎重に?
・確かにいい香りだね……
・……
選択肢
やっぱり慎重に?
太白鴨
「おや?この酒は「盗んで」きたものだから、遠慮してるのか?」
若
「そうではないけど、鍋包肉があなたの行為を許したこと自体が怪しいんだよ。
何かヤバいものが入ってるかも……」
太白鴨
「プッ……はーっはははは!これほどの美酒、たとえ猛毒が入っていようと構わない!」
確かにいい香りだね……
太白鴨
「うん?なにニヤニヤしているの?もしかしてお前も酒を飲みたいの?
フッ、先はまだこの酒が俺が「盗んだ」と言ってそれを嫌がっているのによ。」
若
「ふん、鍋包肉は普段酒棚に一向に近寄らせてくれないんだから……」
太白鴨
「ハハハハ!つまり……俺はいいことをしたってか?」
……
太白鴨
「この酒は「盗んで」きたものだから、遠慮してるのか?」
「はは、だったらそこで俺が美味い酒を飲んでいるところを見てるがいい!」
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太白鴨
「……」
「――!!」
「コホコホ――!この酒は――」
若「どうしたの?顔色が悪い。まさか本当に毒が?」
太白鴨
「コホン!毒は入ってないが、この酒は……とにかく不味い!
今まで飲んできた酒の中で一番不味いと言っても過言ではないぞ……」
「長年世間を渡り歩いてきて、こんな妙なことには遭ったことがない。郭の野郎はいったい何を入れたんだ。
香りだけならとてつもなく素晴らしいが、いざ飲んでみたらとんでもなく酸っぱくて不味い……」
「俺は不味い酒が苦手でな、これは一本取られたな……コホコホ!」
「もう駄目だ。
○○、肩を貸してくれないか……部屋に帰って横になりたいんだ……」
白い月
眠れない夜に、上着を羽織って庭に出ると、水のように白い月明かりが目に入って、白い花の木から、兵器が空気を切り裂く音が耳に入る……
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
若
「……。」
「……」
「うーん、眠れないな……」
上着を羽織って外に出る。
庭に降り注ぐ月明かりは雪のように白く、それから白い花が咲く木々の後ろから、兵器が空気を切り裂くような音が微かに聞こえてくる……
若
「太白鴨、どうして――」
太白鴨
「おや?○○だったか。」
「なぜまだ起きてるのかって?
そう聞いてる君こそ……まだ起きてるじゃないか?」
若
「昼間に猫耳朶とおしゃべりしてたら、ついコーヒーを何杯も飲んじゃって、そのせいで……」
太白鴨
「清らかな水に映る月影を見て、俺はつい散歩したくなったんだ。
昔の人はロウソクの灯りを頼りに夜を旅していた。俺が月光を浴びながら剣の稽古をするのも一興だろ?」
「……。」
「君もまだまだ眠れなさそうだな。
どうだ?この美しい夜に、一丁手合わせ願えるか?」
戦闘
VS 太白鴨
太白鴨
「はーっはははは!
なかなか痛快だったぞ。今宵の美しい月に恥じぬ稽古ができて嬉しいものだ!」
???
「……おや?そこにいるのはどなたです?」
若
「まずい!
この声は鍋包肉のだ。私がまだ起きてるとバレたら――」
太白鴨
「お静かに。」
太白鴨がいきなり私を抱き抱え、軽やかな身のこなしで茂みに隠れた。
何の音も立てずに――
太白鴨
「それなら、今夜のことは二人だけの秘密にするとしよう。」
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