魚香肉絲・誕生祝い
魚香肉絲
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魚香肉絲
「あらら~若、誕生日おめでとう!
豪勢な料理の他に、何か面白いことを見てみないかい?例えば__わけのわからないところからプレゼントがドーンと出てくるとかさ?」
魚香肉絲が指をパチンと鳴らすと、食卓に3つのプレゼント箱がいきなり現れた。
彼は、笑顔を浮かべながらこちらを見た__
魚香肉絲
「ここで問題~あなたが欲しいのは、この金の箱?それともこの銀の箱?はたまたこの木の箱?」
【選択肢】
・帽子に隠しているアレが欲しい!
・選ぶなんて子どものやること、全部欲しい!
選択肢
帽子に隠しているアレが欲しい!
魚香肉絲
「あらら、○○が一つ年を取って頭も少し良くなってるじゃないか~
ではでは、そこの賢いお嬢さん、アタ~リ~おめでとう!」
選ぶなんて子どものやること、全部欲しい!
魚香肉絲
「ちょっと、台本にないぞそれ?
残念、3つとも空っぽ~というわけで、今年の誕生日プレゼントはなしで……
あらら~いきなり帽子を取らないで……もしかしてバレた?
はいはい、そこの賢いお嬢さん、アタリで~す
本物の箱は__私の帽子の中にありま~す!」
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魚香肉絲
「へへっ、早く開けて、私が何を用意したのか知りたくないの?」
【選択肢】
・躊躇する
・開ける
選択肢
躊躇する
魚香肉絲
「お魚ちゃんが引っかからないな?しょうがない、釣り師自ら開けよっと。」
魚香肉絲が私の前で箱を開けた。中からちょっと滑稽な道化がぴょんと飛び出して、ずっと頭を左右に揺らしている。
魚香肉絲
「はははっ、びっくりした?」
開ける
魚香肉絲
「うんうん、道化に驚かされた貴方の顔、実に可愛いですね。
おっとっと、お魚ちゃんまだ行かないで、落とし物だよ……って本当は信じてないな?」
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魚香肉絲
「ははは、そうカッカしないでよ。
見て~道化をどかすと、その下に隠れていたのは……じゃ~ん、キラキラの真珠で~す!
さて、このことから分かる事は何かな?
始めの見た目に騙されてちゃ、下に隠れている本当の宝には気付くことができないよ~
普段からもう少し私のことを見ててくれたら、これまで気付かなかった「美」に気付くかもしれないよ?
冗談だよ、冗談~魚香肉絲を百年見つめても魚なんか出てこないからね!
それより来年はどういう形で誕生日を祝ってあげるか考える方が……そうだ、カード引きはどう?」