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玉麟香腰・伝記

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好感度ボイス

デフォルト

好き嫌い私は心が純粋な人が好きです。何故なら、動物たちもそうだからです。私を安心させてくれます。
世間話・
其の一
この笛についている玉佩ですか? これは……私と縁のある方に捧げたいと思っています。
賛美あなたは時に優しく、時に勇ましい。毎日、あなたから様々な驚きと喜びを頂いています。
世間話・
其の二
『彭公与梅姑)』の物語は物悲しいですね……私は……絶対に同じ轍を踏みません!
甘えあなたを抱き締めてもいいですか? あなたは雪兎のように、柔らかくて可憐ですから。
告白この玉佩の半分を、あなたに捧げたいです……受け取ってもらえますか?

衣装「衣装名」

衣装

その他のボイスはキャラページに記載しています。

伝記

追憶

  玉麟香腰が化霊したのは清の時代。時の名臣であった͡彭玉麟家の料理人により作り出された。化霊後、その卓越した才能により「雪師」と呼ばれていた彭玉麟に弟子として迎え入れられ、師のもとで水軍として名をあげたこともある。彭玉麟が亡くなると、玉麟香腰はその供養のため、崑崙の雪山に師匠が好きだった梅の花を摘みに行くが、偶然にも陸吾と雪麒麟に出会い、彼らと友達になった。

  陸吾が伊摯と共に空桑に行ったあと、生まれ育った地にはなんの未練もなくなった玉麟香腰は、雪麒麟が自分を慕ってくれていたことから、崑崙に移り住むことを決意。

  その日から、雪が舞う中、麒麟とたたずむ青年の姿がしばしば見かけられるようになった。彼の奏でる玉笛のやわらかく連なる音色には、無数の珍獣が魅了され、こうして崑崙の新たな主が誕生したのだ…


容姿

  彭玉麟の「雪師」の名を受け継ぎ、崑崙の守護者となった玉麟香腰は、服も髪も白くて、まるでその身に崑崙の千年雪をまとっているかのような姿をしているが、その面持ちは反対に、とてもやわらかく優しい。笑みをこぼすだけで、寒々しい雪もまたたくまに春の日差しがさしたかのように溶けていく。彭玉麟はかつて、梅を愛し素晴らしい梅花の絵を描くことで有名だったが、そんな師の影響を受け、玉麟香腰も梅の花が大好きだった。身につけている真紅の飾りは、あの凛々しく咲く雪中の紅梅なのだ。

  彼のそばにはいつも、「寒英」という雪のように白い麒麟がついていた。幸せをもたらす神獣だという伝説もある。崑崙に住んでいたころの友人であり、その角からは少しだけ紅梅が生えている。友である玉麟香腰に合わせるために、生やしたらしい。


技能

  玉麟香腰は生まれたときから風や雪を呼び出す力を持っていた。崑崙の主になってからは魂力が強まったためか、さらに力をうまく使いこなせるようになり、戦闘中は「騎獣モード」と「幻霊モード」という2つの姿に変化できる。麒麟の「寒英」も戦闘時には欠かせない大切な相棒だ。いざというときには、いつも彼の力になってくれた。

  「騎獣モード」では、玉麟香腰の攻撃力が上がり、HPの上限が下がる。笛の音で霜雪を召喚し、氷霜効果を付与すると同時に、防御を無視するダメージを与える。また、自身は神獣の守護を受け、崑崙の主としての威厳により、味方全体の攻撃力を上げる。

  「幻霊モード」では、魂に変化した寒英が傍に留まり、玉麟香腰のHPの上限が上がり、攻撃力が下がる。また、氷霜で敵を凍らせる同時に、自分のHPを回復し、笛の音で百獣に命じ、神獣の守護の力で味方全体を守る。


  湖南の伝統的な料理である玉麟香腰は清の名臣であった彭玉麟家の料理人が作りだし、料理名もここから由来している。

  少し手間のかかる料理であり、豚マメ、里芋、シログワイ、豚肉、豚の脂身、ケツギョなど、豊富な食材を使う。魚肉団子や、とり団子、鍋焼き団子など、数多くのち方名物料理をの一皿にまとめた一品だ。出来上がった料理は、何層にも重なったような姿をしているため、まるで玲瓏宝塔のように見え、その味は多彩。ビーフンと骨付きバラ肉を混ぜ合わせるとき、油をすこし加えると、さらに口あたりがなめらかになる。


天性の才

  玉麟香腰は腕の立つ水軍の司令官だが、他人に与える印象は、無邪気で優しい人柄だった。命あるすべてのものを慈しみ、麒麟の「寒英」は気心知れた親友。笛の音に誘われてやってきた動物たちとも親しい友人関係を築いている。

  梅の花も好きで、その絵を描くことにも長けていたが、これには、もっと深い理由がある。玉麟香腰の師であった彭玉麟は、青少年時代に別れを強いられていたかつての恋人、梅姑を想いながら梅の花を無数に描いていた。その光景を目にしてきたため、梅の花は玉麟香腰の目にも、変わらぬ愛の象徴として映るようになったのだ。そして、いつか自分にも恋人ができたら、そのときは永遠に離れず、二度と彭玉麟と梅姑の悲劇を繰り返さないことを願った。玉麟香腰の愛する人を傷つける者は、彼が呼び出した吹雪にのまれ、「崑崙の主」の冷酷な一面を見ることになるだろう。


  「こうしてみると、空桑の動物は、実に色鮮やかですね。真っ赤な子豚に、漆黒と白雪のような雛どり、そして青いかえる…このかわいらしい妖精たちが、笛の音に吸い寄せられたときは、全身が虹に包まれるような不思議な気分でした!

  ……

  しかし、一番美しく輝く虹はやっぱり、あの人の瞳の中にありますね…」


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