太極芋泥・誕生祝い
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キャラ名:太極芋泥
〇〇、今日はあなたの誕生日だと聞いたが。この二冊の本を贈ってあげよーー
【選択肢】
・選択肢1 『孫子兵法』
・選択肢2 『三国志演義』
選択肢
選択肢1
昔はあなたに言ったように、「智者は考えてから行動する」。大業を成就するには、兵法は身につけなければならないものだ。
あなたはきっと私の言うことを忘れたと知っている。だから注意しにきた。
選択肢2
世の中は碁盤の如し、私もその駒の一つである。
本を読んでいても、その中に書かれている文字はこの世界の鏡だとは気付かないかもしれない。
空桑と宴仙壇、人間界と九重天、各勢力の間は複雑な関係を保っている。
まさに後漢末年の乱世ではないか?
空想を守るには、その目で時機と情勢をはっきり見通すのは不可欠な一歩だ。
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どうしてその本を贈るかって?
わざわざ今日という日を選んで、恥をかかせに来るわけがないだろう。
鷹のヒナは、最初樹木を頼って飛ぶしかなかった。
でも大きくなったら、何もを頼らずに高く飛んでいける。それは若の目標であって、策士であるこの私の願いでもある。
【選択肢】
・選択肢1 なら策士だけではなく……
・選択肢2 もしそのヒナが飛べないのなら……
選択肢
選択肢1
な、なにを言っている……ほう、それ、あなたの策か?
人心を籠絡するのが上手だ。空桑の若様、成長したな。
選択肢2
ではこの私は、これからあなたの樹木になり、あなただけ入れ知恵して空桑を守る。
そしてあなたが一人前の食神になったら、私も安心して引退できる。
成長したくないなんて、子供みたいだ。策士ばかりをずっと頼るつもりか?
策士は、主に有利な策だけを出すものだ。現実を逃避してずっと成長しないのは、あなたにとって決して有利ではない。
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『三国志演義』の中に、私が一番気に入った話はどれなのか知っているか?
草船借箭の計?連環計?
いいえ、策のことではない……三顧の礼だ。
老込んだ諸葛亮は6回も祁山から出て、北へ向かって全力戦ったのは、劉備が庵を訪れたことに対する恩返しだ……
その話を読んで、私は考え始めた……
それは劉備があっての諸葛亮か、それとも諸葛亮があっての劉備だったのか。
そして今、ようやく理解できた。あなたみたいな主に出会ったら……いいえ、ただ策士であっても、時々ぼうとする時もある。
ぼうとしていても、何かの策を考えているかもしれない。
私が今どんな策を考えているか知りたい?
答えは……来年の誕生日の時に教えてあげるよ。