糯米八宝鴨・梅影探踪
本当の花
八宝に紙に何を描いたのかと聞いたら、花と答えが来た。しかし、彼が描いた花はどう見てもおかしい……
◆主人公【女性】の場合◆
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糯米八宝鴨
「……。」
若
「……。」
糯米八宝鴨
「あれ?若?こっちに来て~!」
若
「八宝、こんなとこにひとりでどうしたの……あ、絵を描いているの?」
糯米八宝鴨
「そうだよ。八宝は花を描いてたんだ……若、これ見て!」
若
「これって……どこに花が描いてあるの?」
糯米八宝鴨
「シシシッ!若ってば、おバカさんだな~!」
「よーく見て!ほら、ここに剣を持ってる小さな八宝道長が描かれてるでしょ。すっごい立派でしょ?そしてこっちには、キョンシーが描かれてる――」
「キョンシーが八宝の剣に刺されると、そこからパァッって花が咲くんだよ!」
【選択肢】
・これは花じゃないよ!
・春巻が聞いたら泣くよぉ~
・……
選択肢
これは花じゃないよ!
糯米八宝鴨
「花だよ、どうして花じゃないなんて言うの?」
「これらの花は、八宝がまだ空桑に来ていなかったとき、最もよく見られた花だよ…」
「若、どうして八宝の頭を撫でるの?僕、また何か間違ったこと言った?」
春巻が聞いたら泣くよぉ~
糯米八宝鴨
「若、八宝と話してるときに他の食魂のことは言わないでよ、八宝が泣いちゃうからさ……」
「シシッ!冗談だよ~!」
……
糯米八宝鴨
「えっ?若、顔色が悪いよ。どこか具合でも悪いの?」
若
「大丈夫だよ……」
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「そうだ、若!八宝が描いた花が、本当の花じゃないって言うなら――」
「八宝に、本当の花を描いてよ。」
若
「いいよ、筆を貸して~。」
糯米八宝鴨
「わぁ!若が描いた花は……すっごく綺麗だ!」
若
「柔らかくて温かくて美しく咲き乱れて活き活きしてるでしょ。こういうのが花だと思うよ……。」
「ねぇ、八宝。これから私、あなたを連れて、いろんな花を見に行くよ。うん、絶対にね!」
糯米八宝鴨
「本当?だったら若、僕と指切りしてよ!良い子は嘘をつかないからね~。」
「けど八宝はもう既に、一番花っぽいものを見つけちゃったよ――」
少年は手を伸ばし、そっと私の頬を撫でた。
その手は、温潤で涼やかだった……
糯米八宝鴨
「『柔らかくて温かくて美しく咲き乱れて活き活きしてる』って、それって若の頬のことだよね……」
鵠羹
「若、おかえりなさいませ。アイスクリームと雲片のケーキをテーブルに置いておきましたよ――」
「若、あの……」
「わはは~~」
若
「鵠羹?ど、どうかした?私の顔……何か変かな?」
鵠羹
「若。あの、鏡をご覧ください……」
若
「あっ……!!」
「八宝だ!この腕白少年め、こっそり私の顔料を顔に塗ったな~!」
糯米八宝鴨
「シシッ!八宝は、美しい花をもっと鮮やかな鴨にしたかっただけだよ!うん、本当にそれだけだよ!」
キョンシー夜行
臘八粥に買ったばかりのキョンシー映画の鑑賞に付き合わされた。彼がテレビの中に出て来たキョンシーを怖がっている時に、窓の外から何かが跳んでいる音が聞こえた……
◆主人公【女性】の場合◆
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臘八粥
「拙者は今日、新しいキョンシー映画を持ってきたよ。一緒に見よう!」
若
「……」
臘八粥
「これは拙者がずっと探していた宝物なんだ。貴方と分かち合いたいです。さぁ行こう!」
臘八粥
「わぁっ!キョンシーがこっちへ突進してくるぞ!」
「あーっ!主人公がキョンシーに噛まれたっ!」
若
「しーっ……臘八、もうちょっと静かにして。」
???
「……。」
臘八粥
「わあーっ!」
若
「今度はどうしたの?人を喰らうキョンシーが、あの無眉道士に追い払われた?」
臘八粥
「違うよ。拙者は、拙者は……『若様』、聞いてください。
窓の外で……何か妙な音がする!」
「トントントン……この音は……キョンシーが跳ねている音に聞こえないか……!」
私は耳を澄まして聞き耳を立てる。
確かに臘八の言う通り、窓の外から澄んだリズムのある跳ねる音が聞こえる……
トン、トン、トン、トン、トン、トン――
臘八粥
「あ!キョンシーが跳ねる音だ。映画のワンシーンと同じだ!どうしよう、どうする?キョンシーが本当に来たぞ!!」
その跳ねる音が止まり、小刻みに笑う声が響く。それは、馴染みのある笑い声。
???
「八宝は、驚かせることができたみたいだね……」
臘八粥
「んっ?これは…?」
糯米八宝鴨
「シシッ!私はキョンシー、暗闇の中で、人を食らう者!
「見るがいい!キョンシーのカミカミ攻撃だ~!」
「ガブガブーッ!!」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる
八宝の頭を軽く叩くと、彼は大げさに声を上げた。
そして、急に硬直し、動かなくなる――
糯米八宝鴨
「わぁっ!小さなキョンシーの額に、パチッと呪符を貼ったな。おかげで、動けなくなったぞ!」
「どうしてかわからないけど、この呪符は温かい。八宝の頭が溶かされてゆく~。」
「す、すごいなぁ……さすが、伝説の『空桑の若』だ!」
体に触れる
八宝の肩を叩いて、もう人を驚かせることもやめさせようとする。
しかし彼は大げさに叫んで、一歩退いた――
糯米八宝鴨
「これが伝説の、キョンシーを服従させる『嶗山掌法』か……やられた!
「す、すごいなぁ……さすが、伝説の『空桑の若』だ!」
手に触れる
私は素早く八宝の手を取った。すると彼は大げさに叫んで、体を捻って私の手を振り払おうとする――
糯米八宝鴨
「しまった!小さなキョンシー・八宝は若に捕まっちゃったぞ~。」
「……。」
「――振り切れない!すごいなぁ……さすが伝説の『空桑の若』だ!
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その後、彼は体を硬直させたまま、私に向かって倒れた――
糯米八宝鴨
「しまった!小さなキョンシー・八宝は若に捕まっちゃったぞ~。」
「僕は降参するよ。これから、若の『小さなキョンシー』になる!今後、貴方からどんな命令を受けても、八宝はおとなしく従うからね~。」
そのあと、キョンシーに扮していた少年が私をギュッと抱きしめ、あざとい笑顔を見せた……。
臘八粥
「なんだよ、大騒ぎして。また人を驚かせてたな、八宝!マジでビックリしたぞ……!でも、映画ほどは怖くなかった!全然怖くなかったぞー!」
糯米八宝鴨
「臘八ったら、若と一緒にキョンシー映画を見てたんだ?八宝も一緒に見たいよ~!」
「って、あれ?臘八がいない?どこ行っちゃったのかなぁ……」
怪談物語
夜回りしている途中、遠くから悲鳴が聞こえてきた。八宝が川くんを追いかけて走って来た……
◆主人公【女性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
若
「よし、この辺のパトロールは終わったかな……」
「白先生、立ったまま寝てないよね?」
開水白菜
「寝る?それはないね。思考の転換をしていて、今、戻ってきた――」
???
「ひゃあーっ!!」
若
「どうしたの?」
???
「八宝はこの世で最も敏捷な、小さいキョンシーだよ。魏川、貴方はもう逃げられない――」
四川火鍋
「きみはどうしていつも、おれに幽霊話をするんだ!」
糯米八宝鴨
「小川くん、あなたが幽霊話を聞くときの表情がすっご~く面白いからだよ!」
「幽霊話を聞いた後の臘八しか、そのような大げさな表情を表せないと思ったよ!」
四川火鍋
「八宝、もう勘弁してくれ!」
糯米八宝鴨
「小川くん、待って!八宝はまだ、九百九十九の幽霊の話をしてないよ~。」
開水白菜
「すごいな、あとふたつ話を追加して語ったら、アラビアンナイトになるぞ。」
若
「……。」
四川火鍋
「〇〇、助けてくれ……せめて花椒と八角だけでも、ここから連れだしてほしい!」
戦闘
VS 糯米八宝鴨
糯米八宝鴨
「興醒めだなぁ……。」
「今宵の月はとても美しい。だからもっと、幽霊の話を語れると思ったのに……。」
四川火鍋
「つ、月が美しいことと、幽霊話を語ることに、どんな関係があるんだよ?」
若
「八宝、小川をこれ以上困らせないの!どうしても幽霊話を語りたいなら、私に語って!」
開水白菜
「さすが私の生徒ですね。」
糯米八宝鴨
「若様は本当に優しいなぁ……」
「よーし、楽しいかどうかで決めちゃうよ!」
「若が八宝の幽霊話を聞いても驚いてくれる保証はないけど、若と一緒に夜を過ごしたらきっと楽しいよね~。」