孟婆湯・梅影探踪
赤い彼岸花
どこにも孟婆湯が見つからなくて、最後に山中にある彼岸花の群れにようやく彼の姿を見つけた――
◆主人公【男性】の場合◆
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孟婆湯:……。
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる(彼の目を覆う)
孟婆湯:○○、君のせいだ。冥蝶が驚いて逃げてしまった。
若:えっ? どうして僕のせいになるの?
孟婆湯:第一に、私の冥蝶は以前から、君が来るときはそのことを教えてくれていた。
孟婆湯:第二に、私は君の足音を聞いた。
孟婆湯:君はいつもこうした悪ふざけをするな。私は、並みの人間なら同じことを繰り返したら飽きるだろうと思っていた。だが、今更だが、君は例外のようだな。
体に触れる(彼の肩を軽く叩く)
孟婆湯:○○、君のせいだ。冥蝶が驚いて逃げてしまった。
若:どうしてあなたは驚かすことができなかったんだろう?
孟婆湯:これまで、私がどこで暮らしていたか知っているだろう?
孟婆湯:まぁ、それ以前に冥蝶たちが教えてくれていたんだ。『君がそろそろここに来る』という情報を、な。
手に触れる(彼の手を引く)
孟婆湯:○○、手をつなぐという行為に、いったい何の意味がある?
若:愛しみと親しみを表わしているんだよ。
孟婆湯:君と手を繋いでいるとき、なぜか…自分が変だと感じるんだ。
若:それは、自分に聞いてみて。
孟婆湯:……。
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彼が彼岸花を好きだと知って、裏山で少し植えた。今や、見渡せば山一面に眩しい赤い色が広がり、まるで燃え盛る炎のようだ。
若:また花を見に来たの?
孟婆湯:うむ。
若:幽冥司が恋しい?一緒に帰って荘主に会いに行こうか?
孟婆湯:……。
若:よし、すぐに荷物をまとめよう。
若:なにぽかーんとしてるの?早く行こう。
孟婆湯:どうもありがとうございます。
孟婆湯:ああ、かつて聞いたことがあるな。人間界では、妻が姑を訪ねるとき、いまの君のようになると……
若:…なにその変なたとえ、どこで聞いたの?
孟婆湯:吉利エビという食魂が……
朝の約束
日が既に中天に昇ったのに、孟婆湯はまだ姿を現していない。もしかして寝坊した?一緒に花見に行くと約束したのに!
◆主人公【男性】の場合◆
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若:情、まだ起きていないのかな?今日の朝、一緒に花を見に行く約束したはずなのに。
彼の部屋の前に来て、ドアを開けてみると…やっぱりまだ布団の中にいた。
若:情、起きて!
孟婆湯:……。
孟婆湯:うーん…起きたくない……
普段は不愛想な人だけど、寝ぼけていると意外と甘えるような言動を見せる。思わずくすっと笑い、手を伸ばして、寝ぐせがついている彼の長い髪を撫でた――
【選択肢】
・しょうがないな、寝てていいよ~
・くぐすっちゃうぞ~
・じゃあ、私一人で花を見にいっちゃうよ~
選択肢
しょうがないな、寝てていいよ~
孟婆湯:○○…待ってくれ…!
孟婆湯:すぐ起きる。
彼は急に僕を呼び止め、すぐに起き上がった。まだぼんやりしているようだけど、目は覚めたみたいだ。
若:えっ?なんでまた…?
孟婆湯:昨日、君と一緒に花を見に行く約束をしたからな。
くぐすっちゃうぞ~
孟婆湯:う、させない……
くすぐるふりをしてみたけど、彼はすぐさま布団で体をがっちり包んだ――
若:毛虫のものまね?なんかたぬき寝入りしているみたい!
若:もういいよ。今日は早起きしなきゃいけない理由なんてないし、ゆっくり休んでくれ……
孟婆湯:早起きしなきゃいけない…理由……
孟婆湯:○○、待ってくれ。
若:えっ?なんでまた…?
孟婆湯:早起きしなきゃいけない理由、あるんだ。
孟婆湯:昨日、君と一緒に花を見に行く約束をした。
じゃあ、私一人で花を見にいっちゃうよ~
孟婆湯:うぅ……
若:ゆっくり休んでくれ、もう行くから。
孟婆湯:○○…待ってくれ…!
彼は急に僕を呼び止め、すぐに起き上がった。まだぼんやりしているようだけど、目は覚めたみたいだ。
孟婆湯:待ってくれ、すぐ起きる。
孟婆湯:昨日、朝一緒に花を見に行くと約束したじゃないか。
若:なかなか起きないから、もう忘れたかと思った。
孟婆湯:いや、けして忘れるわけない。
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孟婆湯:君はスープを作ってくれるとも言った。
若:もう作ってあるよ。まだ起きないと、スープが冷めるよ…
若:やれやれ、花を見に行くために起きたのか、それともスープが飲みたいからか…
孟婆湯:…両方だ。
孟婆湯:だが、君が一緒にいないとだめだ。
砂嵐の中
食材を集めるために、孟婆湯は青団子と一緒に山中に入った。バッタを追いかけてる青団子は何かを見つけたようだ――
◆主人公【男性】の場合◆
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孟婆湯:○○、一品鍋が君に食材探しを依頼したと、冥蝶が教えてくれた。あの食材はこの近くにある。
若:ありがとう、情。あなたがいてくれたおかげで、道のりも随分楽になったよ。
青団子:あっ、あっちにバッタがいる!青団、あっちに行ってみた~い!
若:青団子、あまり遠くに行っちゃだめだよ!
孟婆湯:……。
若:今日は普段よりも無口だね。何か悩み事でも?
孟婆湯:ないぞ。
孟婆湯:あなたは歩くとき、必ず誰かとおしゃべりしないといけない癖でもあるのか?
若:そんなおかしな癖、あるわけはない――
青団子:あーっ!小旦那さま、情兄ちゃん!あ、あそこ、食魘がいる!
余腥蟹:……!
若:……!?
孟婆湯:○○、早く避けろ!
青団子:小旦那さま、情兄ちゃん!気を付けてー!石、石が落ちてくるよ――
激しい戦いの中、山の石が崩れ次々と転がり落ちてくる。僕は無意識にそばにいる青団子を庇い、道のほとりへと走った。
だが、あの人の必死な叫び声は、山の石が崩れ落ちる音よりも遥かに大きく聞こえた。
朦朧としている中、飛んできた落石を食い止める孟婆湯の姿が目に映った……
若:ゲホッゲホッ……青団子、大丈夫か?
青団子:青団は大丈夫だよ!さ、さっき、情兄ちゃんが急にすっごい大きな声を出してたから…青団びっくりしちゃったよ!
青団子:いつも落ち着いた感じで話してるから、こんな大声出せるなんて思わなかったよ…
若:情、大丈夫?怪我はない?
孟婆湯:大丈夫だ。さっき、私は……
若:さっき、あなたは――
若:……やっぱり、先に言って!
孟婆湯:さっきの私は、どこかおかしかったようだ。胸が…まるで燃えているように熱かった。
若:情?
孟婆湯:……
孟婆湯:まあいい。
孟婆湯:さきに帰ろう。
孟婆湯:服が……汚れてしまったからな。