メッセージ・風采瀟洒
空桑総動員
月餅：さっき裏庭にいるとき、若様がうっかり木から落ちたのを見たんだ！
鶏茸金絲筍：？？？○○が木から落ちた？ケガはないか？
鶏茸金絲筍：お前、ヒーローじゃないのか？なんでぼーっと見てるだけで、下で受け止めなかったんだよ？
月餅：ぼーっと見てるわけないだろ！
月餅：オレが駆け付けようとしたら、畢羅兄さんがどっかから飛び出してきて、若様を受け止めたんだ。
鶏茸金絲筍：！！！
月餅：あの時の畢羅兄さんはすごくかっこよかったぜ！
青団子：青も見たんですよ～
青団子：畢羅兄さんが若様を抱きしめながら、優しい声で慰めてたんだ～
青団子：まるで童話に出てくる王子さまだ～
吉利エビ：童話の王子さま？わい～ロマンティックな呼び方だぁ～
桃花粥：君のおかしい脳みそだと、一緒にぶら下がってる2つの干し魚を見ても、ロマンティックだろ！
桃花粥：よく分からん。抱きしめられたのは君たちじゃないのに、何を興奮してるんだ？
鶏茸金絲筍：あいつ！俺様の下僕に手を出すとはいい度胸だ。おとしまいをつけてやる！！
吉利エビ：糸糸、どうした？
吉利エビ：若を受け止める人がいなくても腹が立つけど、若を受け止める人がいても腹が立つんだ～
鶏茸金絲筍：ふん！ほっとけ、俺様は怒ってるのだ！！
桃花粥：そう言えば、畢羅のあの細い腕で若を受け止められるの？
月餅：うん！受け止められたよ！
桃花粥：え？
月餅：受け止めただけでなく、しっかり抱きとめてて、見てるほうも安心したよ！
帯把肘子：ははは！あいつがここまで腕を鍛えるには、かなり苦労したんだぜ！
帯把肘子：毎日俺のところに来て、麗しの雛菊ちゃんを守る力が欲しいって言ってさ
桃花粥：はじめてのツッコミじゃないんだけど……
桃花粥：それでも言うよ。ヤツがそんな風に○○を呼ぶのは本当に気色悪い！！！
帯把肘子：弱そうに見えても、意外と芯が強いんだね。面白い！
―――話終わり―――
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