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魯肉飯・誕生祝い

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魯肉飯

「○○、よく来てくれたな。今日は誕生日だからさ、ドライブでも一緒にどうかと思って招待状を送ったんだけど……顔色が悪いな?」

【選択肢】

・果たし状かと思ったから

・別れの挨拶かと思ったから

選択肢

果たし状かと思ったから

「ごめん、書いてるときも、大丈夫か心配だったんだ」

「でも来てくれたってことは、書いたのがおれだって気づいてくれたってことだろ?」

別れの挨拶かと思ったから

「空桑に来たばっかのときにお前の噂を聞いてさ、その勇気に惚れたんだ。おれにとって、お前は特別な女だ。そう簡単には離れないからな!」

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「ほら、乗れよ」

「この道は、おれが毎日通ってる裏道なんだ。こっから見る夕日は綺麗だぞ!」


魯肉飯のバイクで風を切りながら走っていると、少年の服が風と共になびいているのが見える。

夕日を見ながら、魯肉飯は私を海辺へ連れ、砂浜で食事を用意してくれた。

テーブルには手作りだろう、ピンク色のハート形桃ケーキがある。

最近魯肉飯は徹夜で料理研究をしており、エプロンによくピンク色のクリームがついていたがその理由がようやくわかった気がした……。


魯肉飯

「食べてみろよ、うまいか?」

「お前が喜んでくれるならそれでいい」

「おれが作ったんだぜ。お前はすごいな、一瞬で当てるとは」

【選択肢】

・なんでピンクの桃ケーキなの?

・デザートも作れるなんて、すごいよ!

選択肢

なんでピンクの桃ケーキなの?

「ああ、お前にもらったエプロンの色だったからさ。好きな色だと思って」

「どうしてピンクなのかわからなかったけど……

 妙な話なんだけど、あのエプロンをつけてから、店のクレームも減ったんだ!」

デザートも作れるなんて、すごいよ!

「実はおれも作り方をよく知らなくて、楊枝甘露に教えてもらった。何度も作ってみて、ようやくできたケーキだ!」

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「お前が好きなら……また来年も、ケーキ作ってやるよ!」

「ここにも連れてきてやるからさ」

「だから……って、あー! 俺、話すの上手くねーな。とにかくあれだ、誕生日おめでとう、○○!」


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