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魚腹蔵羊・誕生祝い

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魚腹蔵羊

「○○、いいとこに来たな」

「新しいレシピ習得したよ。腕比べをしようぜ!」

【選択肢】

・きゅ、急だね!

・いいよ、何の腕比べ?

選択肢

きゅ、急だね!

「ははは。確かに突然だが、美味い料理のアイデアは、不意にひらめくもんさ」

「それに、お前はおれが最も尊敬するライバルだからな。

 どうだ、おれと勝負するか」

いいよ、何の腕比べ?

「はは。お前のその潔さ、好きだぜ」

「今回はスイーツ作りで勝負しよう」

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「んじゃ、さっそく始めるか。制限時間は一時間だ」


一時間後、私の桃酥ができあがった。

魚腹蔵羊が運んできたのは、意外にも手の込んだ大きなケーキだった……

おいしそうなシュヴァルツヴェルダーキルシュトルテに金箔があしらわれ、生クリームの香りがふんわりと漂ってくる。今回彼がこんなに複雑なスイーツを作るなんてちょっと意外だった。彼はすでに私の桃酥を手に取り、味見を始めていた。


「サクサクした食感、濃厚な香り。極普通のお菓子だが、決して簡単じゃない。○○、また料理の腕をあげたな」

「お前に追いつかれないよう、おれのスイーツ作りの腕も磨かないとな。ほら、このケーキは、勝負に勝った景品としてお前にやる」

「誕生日おめでとう、○○!」


そう言いながら、彼は黒炎を出し、ケーキの上のろうそくに火をつけた。

きらめく炎の光の中で、少し緊張しつつも得意げな彼の表情が見えた。


「このケーキ、おれの黒炎で焼き上げたんだ。

 火加減がうまく調整できたかどうか……さあ食べてみてくれ!」

【選択肢】

・喜んでケーキを食べ、彼が心を込めて準備してくれたサプライズに感謝した

・喜んでケーキを食べ、生クリームを彼の顔につけた

選択肢

喜んでケーキを食べ、彼が心を込めて準備してくれたサプライズに感謝した

「おれたちの間に感謝の言葉なんて必要ないさ。お前はおれにとって特別な人なんだから、こんなことは当たり前だ」

「うん、このケーキ気に入ったのか?

 なんなら、これからの旅でも、いろんなケーキの作り方を学び、帰ったらお前に作ってやるよ」

喜んでケーキを食べ、生クリームを彼の顔につけた

「はは。おれもこのケーキを食べろってことか?」

「以前各地を遊歴していた時にも誕生日の宴に参加したことがあったが、その時はお客として参加してたが、誰かとこんな風に遊ぶとは初めてだな」

「今は、まるで帰る場所ができたような気分。お前のようなライバルと友人ができて、本当に良かったぜ」

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「なぜオーブンで焼かないのかって? あれは確かに便利なもんだが、おれは旅の料理人だ。火加減は自分で調整しなくちゃな」

「自分の力をもっとうまく制御できれば、次におれが狂暴化した時でも、お前たちを傷つけることはないだろう」

「この先、この黒炎をもっと上手く制御できるようになって、お前を守ってやる、お前の好きなもんも作ってやるさ」


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