明爐焼響螺・梅影探踪
目次 (明爐焼響螺・梅影探踪)
物語 倒れない旗
海から戻った明爐焼響螺は部屋に閉じこもってしまった。どうしたのか――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
明爐焼響螺の部屋のドアはかたくロクされている。ドキドキしながら、何度もドアを叩いた。
若
「帰った後、すぐに部屋に閉じこもって、食事にもしてないと聞いて……顔色も悪いんでしょ……」
「ちょっと心配なんだけど……大丈夫?」
しばらくし、ようやくドアが開いた。ドアにもたれかかっていた明爐焼響螺の顔は、異常なほど赤かった。
若
「あなたは……」
明爐焼響螺
「シーッ、入れ。」
【選択肢】
・どうしてそんなに顔が赤いの?熱でも?
・どうしてそんなに顔が赤いの?暑い?
選択肢
どうしてそんなに顔が赤いの?熱でも?
明爐焼響螺
「熱?そんなはずはない。俺は病気にかかったことがない。」
つま先で立って、彼の額に触ってみた。
若
「あつっ!熱がないわけない!」
どうしてそんなに顔が赤いの?暑い?
明爐焼響螺
「いや、暑くはない。少し疲れているだけだ。寝れば治るはず。」
つま先で立って、彼の額に触ってみた。
若
「すごく熱い!熱があるじゃないの?」
共通
明爐焼響螺
「俺は食魂だ、しかも炭焼きから生まれた。熱を出すわけがない。」
若
「食魂が病気にならないなんて誰が言ったの!怪我もするし、病気にもなるよ!」
明爐焼響螺
「で、でも……!」
若
「最近、毎日海に出て、商船の護衛に行ったり、海の捜索救助に行ったり、忙しすぎるよ。それにこの前の傷がまだ完全に治らないうち、また今日も出たんでしょう。それが続けば、病気にならない方がおかしいよ!」
彼をベッドに寝かせ、タオルで包んで氷を持ってきて、彼の額に押しつけた。
若
「待ってて、まずはカラダを冷やして。屠蘇師匠を探してくる……」
明爐焼響螺が、こちらの手を引っぱった。手も、恐ろしいほど熱かった。
明爐焼響螺
「ゴホッ、ゴホッ、他の奴を……呼ばないでくれ。」
若
「医者が怖いの?」
明爐焼響螺
「医者が怖いわけじゃない、ただ、病気だなんて診断されるわけにはいかない。」
「旗が倒れる時、それは敗北を意味する。俺はみんなにとっての旗だ。俺が病気になったと知れば、兄弟たちも慌てるだろう。」
若
「あなたが病気になったら、こっちだって慌てちゃうよ……」
明爐焼響螺
「大丈夫だ。お前の前では常に強くある必要はないって分かっている。」
「安心しろ。眠ればよくなるから。今日のことは、俺たちだけの……秘密に……Zzz」
触れ合い ゲームの天才
明爐焼響螺は珍しくヒマだったので、一緒に新しい海賊ゲームをやろうと誘う――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
共通
若
「ほら、面白いよ。」
明爐焼響螺
「ゲームか……子どもしかやらんだろ。」
若
「大人だけが挑戦できるシューティングゲームなんだ。難しいよ!」
明爐焼響螺
「そんなに難しいのか?俺にもやらせろ。」
若
「ボコボコに負けても、怒らないでね!」
「なにしろ、eスポーツの天才だから。」
明爐焼響螺
「話が長いな。早く始めろ。」
体の任意の位置に触れる
触れ合い
頭に触れる(VRゴーグルをつけてあげる)
明爐焼響螺はVRゴーグルを装着すると、最初は驚いていたが、すぐに慣れた。
若
「リアルでしょ?」
明爐焼響螺
「確かに。目の前に海があって、甲板の上に凶悪な鉄がたくさんいる。これが現代の最新技術ってやつか?」
若
「最新の没入型VR技術さ。」
体に触れる(歩行装置をつけてあげる)
明爐焼響螺
「腰に着けてるのは何だ?」
若
「これはフィールドを歩き回るための装置なんだ。その場を歩くだけで、ゲームの中で移動したり、壁を歩く事もできるよ。」
明爐焼響螺
「壁を歩くのにこんな物を使う必要があるのか?」
若
「……」
手に触れる(ゲームのコントローラーを渡す)
若
「ほら、あなたの銃だよ。」
明爐焼響螺
「銃?こんな形のやつが?」
若
「これはゲームのコントローラー。ゲーム内ではあなたの銃になるよ。ここを押すと発砲。ここを押せば、リロード……」
明爐焼響螺
「分かった、覚えた。ゲームを始めよう。」
共通
ゲームがスタートした。装備を身につけ、ゲーム内キャラクターを操作し、海賊たちに向かっていく。明爐焼響螺のヤラクターは動かず、その場でただボケっとしているように見える。
若
「見て、カッコイイでしょ!あまり遅れを取らないでね~」
明爐焼響螺
「確かに難しいな。」
若
「当然だよ、こっちだって何度もやって、ようやく今のレベルになったんだから。」
明爐焼響螺
「だが、このゲーム、どうやったら勝ちなんだ?」
若
「海賊を退治するんだ。攻撃をかわしつつ急いで船に向かっていって、旗を落とせば勝ちだよ。」
説明も終わらないうちに突然、銃声がした。遠くの小さな黒い点のような船の旗が、突然落とされた。目の前にいた悪そうな海賊たちは急にその場にフリーズし、チカチカ点滅したかと思うと消失した。
茫然として振り返ると、明爐焼響螺のキャラクターの銃口から煙が上がっていた。
明爐焼響螺
「それなら、なんで海賊を倒す必要がある?旗から落とせばいいじゃないか。」
若
「……」
ゲームに勝ったことを知らせる音が鳴り響き、そのままゲームからログアウトした。明爐焼響螺はVRゴーグルを外し、髪を振った。
明爐焼響螺
「簡単すぎて、面白くないな。俺と海の冒険に出て、本物の海賊と戦ってみるのはどうだ?」
若
「あ……はは……その、分かったよ……」
ステージ 部屋の魚
明爐焼響螺と一緒に部屋に戻ると、彼は自分の部屋に誰かが隠れていることに気がつく――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
明爐焼響螺
「今回の船出はうまくいったぜ。お前の帆を操る腕も、かなり上達したな。」
若
「まぁ、才能あるから。」
明爐焼響螺
「じゃあ次は、海図の研究を始めよう。俺の部屋にあるから、一緒に取りに行くぞ。」
おしゃべりしながら、明爐焼響螺の部屋の前までさしかかった時、彼はふと立ち止まって眉をひそめた。
明爐焼響螺
「シッ……」
「部屋に、誰かいる。」
慌てて口をふさいだ。明爐焼響螺が刀の柄を握り、ゆっくりと抜く……
人影がベッドの下から飛び出し、窓に向かっていくのが見えた。
明爐焼響螺
「逃がすか!」
戦闘
VS 鬼城麻辣鶏
若
「あれ、あなたは!?」
鬼城麻辣鶏
「俺だよ!びっくりしたか?ちょっと覗きに来たんだ!」
若
「……って、彼の部屋を覗きに?もしかしてあなた……」
鬼城麻辣鶏
「ちがうよ、俺は人魚を見に来たんだ!」
若
「人魚!?」
鬼城麻辣鶏
「カ仔煎が言ってたんだ。こいつが昨日、海から人魚を連れて帰ったって!その後、こっそり部屋に隠したってな!」
「人魚だぞ!男の夢だぞ!絶対に自分の目で確かめたいだろ!」
明爐焼響螺
「お前が言ってるのは、コレのことか?」
明爐焼響螺は部屋の隅に行き、カーテンを開く。すると巨大な水がめが姿を現した。中には、どことなく優雅な雰囲気の影がぼんやりと浮かんでいた。
若
「……!?本当に人魚!?」
鬼城麻辣鶏
「よこせ!俺様は、欲しいものは必ず手に入れる!」
明爐焼響螺が部屋の明かりをつけ、水がめに光が指す。水がめの中から、ジュゴンが1匹顔を出し、ヒレでこちらに手を振って、お腹を掻いた。
若
「ククククッ……どうだ、気持ちは収まったか?」
明爐焼響螺
「この前、海に出ている時だ。こいつ、シャチに追われてて、慌てて俺のボートに逃げ込んで来たんだ。尾びれにも怪我があってな。それで連れて帰って、ここで飼ってるわけだ。傷が治ったら海に戻そうってな。」
「そう言えば確かに、ジュゴンは人魚と間違われることが多い。もし見たいなら、思う存分見るといい。今度は直接言ってくれよ。こんなコソコソしないで。」
鬼城麻辣鶏
「……」
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