纏花雲夢肉・梅影探踪
お持ち帰り
餐庁を通りかかると、纏花雲夢肉が髪絲百葉と、どちらがテイクアウトをうまく包めるか、勝負をしていた――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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最近の餐庁の業績はすごく好調で、デリバリーの依頼も急増しているので、纏花雲夢肉や髪絲百葉も、デリバリーの商品を包む手伝いに駆り出されている。
若
「さすがのスピードだね!慣れてるだけあるよ!」
髪絲百葉
「明らかに私の方が彼よりも速い。」
纏花雲夢肉
「梱包は速さだけが全てじゃない。全体のクオリティで比べれば、負けるとも限らないよ。」
髪絲百葉
「じゃあ、どうやって勝負する?」
纏花雲夢肉
「ちょうど若様がいるから、勝負の方法を決めてもらいましょう。」
若
「その……」
【選択肢】
・より美しい梱包ができたほうが勝ちというのはどう?
・より料理がこぼれない梱包ができたほうが勝ちというのはどう?
選択肢
より美しい梱包ができたほうが勝ちというのはどう?
髪絲百葉
「簡単だ。梱包用のひもに、花に編み込もう。」
纏花雲夢肉
「ならば私は幻術を使い、デリバリー用の弁当箱を光らせよう。」
若
「やりすぎじゃない?ただのデリバリーの弁当箱だし……」
より料理がこぼれない梱包ができたほうが勝ちというのはどう?
髪絲百葉
「私は何千もの糸を持っている。デリバリー用の弁当箱全体をしっかり梱包できる。」
纏花雲夢肉
「そんな小細工は不要だね。私だってそれを、ひもで1ミリの隙間も無く、きっちり縛れるさ。」
若
「どっちも丈夫だけど……デリバリーを頼む人の気持ちを考えたことはあるかい?」
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若
「君たちの「梱包」技術はトップクラスだけど、こんな風に優劣を競うよりも、互いの長所を取り入れ、短所を補い合い、お互いのテクニックを交換し合う方がいいかもね。」
髪絲百葉
「彼から学ぶことはないと思うがね。」
纏花雲夢肉
「同感だね。私も自分のこだわりがある。他人に影響されたくない。」
纏花雲夢肉
「じゃあ、梱包では勝敗がつかないのなら、どちらが先に料理を、配達先に届けられるかで勝負する?」
髪絲百葉
「わかった。」
競技内容を決めると、2人は梱包し終わったデリバリー品を、均等に二等分した。そして僕は審判として、2人のタイムを計測する係りだ。
若
「では、位置について、用意……スタート!」
纏花雲夢肉
「君も速いだろうけど、私の方がもっと速いね。」
そう言い終わるや否や、纏花雲夢肉は瞬く間に餐庁から姿を消した。
若
「へぇ……この瞬間移動の技、意外とデリバリーに向いているんだね。」
ホラー映画
最近、纏花雲夢肉もホラー映画同好会に入った――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
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糯米八宝鴨
「若様!吸血鬼を題材にしたホラー映画を見ませんか~」
纏花雲夢肉
「吸血鬼って、どんなモンスター?」
若
「吸血鬼を題材にした映画を、まだ見たことがないんでしょ?一緒に見ませんか?」
纏花雲夢肉
「うん、最近ちょうど西洋の怪奇譚を研究しているから、吸血鬼がどんなものか、見せてくれ。」
纏花雲夢肉はあまり映画を観たことがないから、僕と糯米八宝鴨との間の席に彼を座らせ、彼の何か質問がある時に、すぐに答えられるようにした。
纏花雲夢肉はその映画を、とても集中して観ていた。まるで学術報告でも聞いているかのような真剣な表情だった。
纏花雲夢肉
「人間は幻術を使えないが、様々な科学技術を駆使し、生き生きと物語を創作しているな。その点では、私も学ぶべきことがたくさんある。」
「このホラー映画に対して、何かあなたなりの提案はあるかい?」
【選択肢】
・おばけ自体以外の要素も大事にしたほうがいい
・カメラワークに、もっと気を配ったほうがいい
選択肢
おばけ自体以外の要素も大事にしたほうがいい
若
「おばけ自体だけでなく、それを取り巻く環境、主人公たちの生活の細部に対して、鑑賞者は興味を持つものだ。」
「深夜の着信、何も映らないテレビ、故障したエレベーター……そして何が出てくるかわからないベッドの下!」
糯米八宝鴨
「あとは鏡とかね。真夜中に鏡に向かってリンゴの皮をむいてはいけない!」
纏花雲夢肉
「なるほど、怖い雰囲気を際立たせるための演出や、心理状態を暗示する表現だね。どういったものは、具体的な恐怖映像以上に怖いものがある。」
カメラワークに、もっと気を配ったほうがいい
若
「映画という幻想世界では、カメラのレンズが、僕たちの目の代わりとなる。人は慌てると、無意識に周囲をすばやく、見まわしてしまうが、もしカメラで同じことをすると、観客が映像に集中できない。」
「映画では、日常とは逆に、監督は、怖いシーンこそ、できるだけゆっくりカメラを動かして、クローズアップしていく。」
糯米八宝鴨
「そう、そう!カメラが静止した状態で、ゾンビなんかが急に、フレームインしてくるのが最高だよね!」
纏花雲夢肉
「なるほど、ホラー映画におけるカメラワークの大切さが、少しわかった気がする。」
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若
「僕たちはアマチュアだけど、映画を沢山見れば、そのテクニックは理解できる。」
纏花雲夢肉
「映画は本当に、自分の考え方を、変えたり、広げたりするのに役立つね。もっとたくさん、映画の良さを勉強して、映画の手法も理解できれば、幻境を創り出す際にも応用できそうだね。」
「まだ時間が早いから、もう一本見ない?この『呪怨』もおもしろそう。今回は映画を観つつ、ホラーの雰囲気を、幻境で真似して作ってみようかと思う。」
若
「僕はここで失礼します!!!」
糯米八宝鴨
「あれっ?すごく面白そうなのに!若様、なんで急に帰っちゃうの?待ってよ――」
纏花雲夢肉
「空桑の若様でも逃げ出すくらいの映画だ。それだけ勉強する価値があるってことだね。」
美肌パック
纏花雲夢肉の部屋に入ると、ぶきみなドロドロした物体をかき混ぜていた――
◆主人公【男性】の場合◆
(逆の場合の差分は募集中)
纏花雲夢肉
「ちょうどいいところに来てくれた。私の特製のスキンケアパックを試してみませんか?」
若
「スキンケアパック?あの怪しげなペーストはパックだったんですね。」
纏花雲夢肉
「荀草の美顔の秘方が、あのパックには詰まっています。効果は抜群ですよ。」
「『山海経』にも、この不思議な植物が登場します。荀草の花は黄色で、実は赤く、菅のような形状で、煎じて飲むと美顔効果があります。」
纏花雲夢肉の紹介を聞いて、思わずこの「三無パック」に俄然、興味が湧いた。
纏花雲夢肉
「見た目はよくないが、驚くべき効果があるんです。やってみませんか?」
結局、僕は纏花雲夢肉と一緒に、この不思議なスキンケアパックを使ってみた。
纏花雲夢肉
「どう?」
若
「ひんやりして、気持ちいい。」
小鶏燉蘑菇
「若様はいますか……」
「きゃあ!何をしている!不審者が空桑に紛れ込んでいる!」
戦闘
VS 小鶏燉蘑菇
若
「ちょっと、ちょっと!僕たちだよ!」
小鶏燉蘑菇
「〇〇?」
「どうして顔にそんなものを?顔が泥の中に落ちたとか?」
若
「ゴホンッ、いま、スキンケアパック中なんだ。」
小鶏燉蘑菇
「スキンケアパック?何の作用が?」
纏花雲夢肉
「保湿美白、シミ除去、美容効果ある。」
小鶏燉蘑菇
「そんなにすごいの?」
纏花雲夢肉
「荀草に限らず、多くの漢方薬には美容効果がある。例えば、三七、川芎、丹参などの漢方薬を一定の割合で混ぜると、傷跡を消す軟膏を調合することもできる。」
小鶏燉蘑菇
「そ、それなら、私にもやってくれる?私の顔の傷はどう?消えそう?」
纏花雲夢肉
「肌ケアのポイントは、美白や、肌の自己修復力を向上させること。あなたのこの傷跡は、随分大きいけど、薬をしばらく塗り続ければ、完全には消せなくとも、見えにくくすることはできる。」
泥だらけの顔が、もう1人増えた。
小鶏燉蘑菇
「へぇ、この泥、いやこのパックを顔に塗ると、本当に気持ちがいいね。」
「これまで使ったことがなかったけど、こんなに効果的だとはね。後でもっとちゃんと研究してみないと。」
纏花雲夢肉
「分からないことがあったら、何でも私に聞いて。」
小鶏燉蘑菇
「さすが!先生から色々教わりたいです!」
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